11月2日(火)里芋を食べられて、機嫌が悪い私。
今日もご機嫌でそよ風さんに行き、ご機嫌で帰ってきたママリン。
エレベータの中で「ここは誰の家やのん」「あっこちゃんとこ」「あっこちゃんって、あんたやろ」「そう、スーパー、ウルトラ、スペシャルあっこちゃんです」。
で、もぉ、寒いので、早めのご飯にする。
里芋の皮むきはじゃまくさいので、ママリンにさせようと思ったが、昼ごはんを食べ損ね、お腹がベコベコだったので、私が里芋の皮を剥く。が、まなちゃんとこからもらった家庭菜園の土だらけの里芋、見た目は頑固そうだが、金タワシでこするだけで、ツルリと皮がむけるとっても素直な子ではないか。
で、里芋はオイスターソースと少量の鶏肉で炒り煮にして、これももらったゴーヤも入ってる野菜チャンプルとエノキのスープと、あまりもんの切り干し大根入りきんぴらごぼう、玄米ご飯の夕飯。
で、この里芋がねっとりと濃厚で、味もよく、素晴らしい。が、どんぶり1杯分も作ったのに、ママリンがポコポコと口に放り込み、すぐなくなってしまう。
「あんた料理、本当に上手いなぁ。もったいないなぁ」
「せっかくの里芋を、ちゃんと味あわないで食べて、そっちの方がもったいないわ」
「こんなけ料理が上手いのに、なんで別れたんやろ。あの人、アホやなぁ」
「料理の上手さより、私の我がままが勝っていたの」
「なんでよ、料理のうまい人は、絶対結婚できるから、あんたも大丈夫やわ」
「もぉ50過ぎてるのに、ムリムリ。クーちゃんがいるからいいの」
「50過ぎても結婚してる人、いるやん。あんたも、がんばりなさい」
「なんで、がんばらなあかんのよ。私は一人で自由でいるのが好きやの」
「そしてら、私がいるのは、ジャマやのん」。やばい、マイナーコードを弾いてしまった。
「別にジャマやないけど、食事中は、美味しいものをちゃんと味わいましょう」
「そんなこと言うても、お金もないし、父さんも死んだし、楽しい話なんかできへんわ」
「食事中に、心配事の話をすると、せっかくのお口の幸せが半減するでしょ。ご飯が終わったら、その心配事を聞いてあげるわ。さっ、もう1本、ビール、飲もっと」
「あんたはいいね。お酒が飲めて」
「ママも飲んだらいいやん」
「いいや。飲まへん」
「そんなら、洗いもんしてよ。今日はしたくないの?」
「いいや、させてもらいます。ただ、もう少ししてから、洗おうって思っててん」
「まっ、いつでもいいよ」
で、自分の器の洗いもんをして、パジャマに着替えて、寝てくれると思ったら、ソファにドカンと座り、
「あっこちゃんはどこやの」
「私です」
「あんたと違って、気のキツイあっこがいたやん」
「そんなあっこは知りません。私は、スーパー、ウルトラ、スペシャルあっこちゃんです」
「家に電話してもいい?」
「いいけど、奈良やったら、電話、止めてるよ」
「たぶん、誰かがいると思うねん。その子が、電話つけてるわ」
「誰かって、誰よ?」
「亀ちゃんが、たぶん住んでるわ」
「亀ちゃんは、戦争中に肺病で死んでます。で、かずえ姉さんは、満州で頭を打たれて死んでます。ゆきさんと万吉さんは、ずっと昔に葬式あげました。父さんは十三回忌がすみました。以上」
「なんや、みんな、死んでるんかぁ。なんで、死んだん?」
「それぞれの寿命を全うし、あの世で楽しく暮らしています」
「私も、そろそろお迎え、来るなぁ」
「そら、酒井家、菅家の中で一番の最長老やから、次は、たぶんママやね」
「電話していい?」
「いいよ」で、電話をかけてあげ、「現在、使われておりません」のアナウンスを聞かせる。
で、ママリン、7時に「ちょと散歩に行ってくるわ」で出て行った。
7時51分、警察から電話。「今日は、ちょっと遠くて…、中大江公園交番なんです」。
ちょっと遠くの一言で、南警察を想像した私だが、谷四の中大江公園交番なら、ママリンにしたらプーである。で、自転車で、迎えに行く。
で、平野町交番時代にお世話になってたお巡りさんがいて「今日は、よう、歩いてますね。平野町まで歩いて帰るんでしょ」と心配されるが「足腰は丈夫なんで、この距離は大丈夫です」「そうですよね。よく歩いてますもんね」。
帰り道、
「あんた、すぐ迎えに来てくれたんやね。ありがとう。こんな時は、あんたがいて、よかったなと思うわ。行方不明にならんといてね」
「行方不明になるのは、あなたでしょ」
「なんでよ。あんたを探しに行ってたんよ」
「私は、家にいました。クーちゃん、チーちゃん、ジェフ君が怒ってるわ」
「猫も、出ていったん?」
「いいえ、家にいます。夜に私が家にいないと、機嫌、悪いのぉ」
「ジェフって犬やろ?」。めんどくさくなり、ワンワンッ、と吠える。
※私が小学校の頃、ジェフというコリー犬を飼っていた。ママリンは、猫にもジェフという名前をつけたので、時々、犬と猫を混乱してややこしくなる。
8時半に家につき、あっと言う間に寝てしまったママリン。
本日の評価:
本日の歩行距離:
エレベータの中で「ここは誰の家やのん」「あっこちゃんとこ」「あっこちゃんって、あんたやろ」「そう、スーパー、ウルトラ、スペシャルあっこちゃんです」。
で、もぉ、寒いので、早めのご飯にする。
里芋の皮むきはじゃまくさいので、ママリンにさせようと思ったが、昼ごはんを食べ損ね、お腹がベコベコだったので、私が里芋の皮を剥く。が、まなちゃんとこからもらった家庭菜園の土だらけの里芋、見た目は頑固そうだが、金タワシでこするだけで、ツルリと皮がむけるとっても素直な子ではないか。
で、里芋はオイスターソースと少量の鶏肉で炒り煮にして、これももらったゴーヤも入ってる野菜チャンプルとエノキのスープと、あまりもんの切り干し大根入りきんぴらごぼう、玄米ご飯の夕飯。
で、この里芋がねっとりと濃厚で、味もよく、素晴らしい。が、どんぶり1杯分も作ったのに、ママリンがポコポコと口に放り込み、すぐなくなってしまう。
「あんた料理、本当に上手いなぁ。もったいないなぁ」
「せっかくの里芋を、ちゃんと味あわないで食べて、そっちの方がもったいないわ」
「こんなけ料理が上手いのに、なんで別れたんやろ。あの人、アホやなぁ」
「料理の上手さより、私の我がままが勝っていたの」
「なんでよ、料理のうまい人は、絶対結婚できるから、あんたも大丈夫やわ」
「もぉ50過ぎてるのに、ムリムリ。クーちゃんがいるからいいの」
「50過ぎても結婚してる人、いるやん。あんたも、がんばりなさい」
「なんで、がんばらなあかんのよ。私は一人で自由でいるのが好きやの」
「そしてら、私がいるのは、ジャマやのん」。やばい、マイナーコードを弾いてしまった。
「別にジャマやないけど、食事中は、美味しいものをちゃんと味わいましょう」
「そんなこと言うても、お金もないし、父さんも死んだし、楽しい話なんかできへんわ」
「食事中に、心配事の話をすると、せっかくのお口の幸せが半減するでしょ。ご飯が終わったら、その心配事を聞いてあげるわ。さっ、もう1本、ビール、飲もっと」
「あんたはいいね。お酒が飲めて」
「ママも飲んだらいいやん」
「いいや。飲まへん」
「そんなら、洗いもんしてよ。今日はしたくないの?」
「いいや、させてもらいます。ただ、もう少ししてから、洗おうって思っててん」
「まっ、いつでもいいよ」
で、自分の器の洗いもんをして、パジャマに着替えて、寝てくれると思ったら、ソファにドカンと座り、
「あっこちゃんはどこやの」
「私です」
「あんたと違って、気のキツイあっこがいたやん」
「そんなあっこは知りません。私は、スーパー、ウルトラ、スペシャルあっこちゃんです」
「家に電話してもいい?」
「いいけど、奈良やったら、電話、止めてるよ」
「たぶん、誰かがいると思うねん。その子が、電話つけてるわ」
「誰かって、誰よ?」
「亀ちゃんが、たぶん住んでるわ」
「亀ちゃんは、戦争中に肺病で死んでます。で、かずえ姉さんは、満州で頭を打たれて死んでます。ゆきさんと万吉さんは、ずっと昔に葬式あげました。父さんは十三回忌がすみました。以上」
「なんや、みんな、死んでるんかぁ。なんで、死んだん?」
「それぞれの寿命を全うし、あの世で楽しく暮らしています」
「私も、そろそろお迎え、来るなぁ」
「そら、酒井家、菅家の中で一番の最長老やから、次は、たぶんママやね」
「電話していい?」
「いいよ」で、電話をかけてあげ、「現在、使われておりません」のアナウンスを聞かせる。
で、ママリン、7時に「ちょと散歩に行ってくるわ」で出て行った。
7時51分、警察から電話。「今日は、ちょっと遠くて…、中大江公園交番なんです」。
ちょっと遠くの一言で、南警察を想像した私だが、谷四の中大江公園交番なら、ママリンにしたらプーである。で、自転車で、迎えに行く。
で、平野町交番時代にお世話になってたお巡りさんがいて「今日は、よう、歩いてますね。平野町まで歩いて帰るんでしょ」と心配されるが「足腰は丈夫なんで、この距離は大丈夫です」「そうですよね。よく歩いてますもんね」。
帰り道、
「あんた、すぐ迎えに来てくれたんやね。ありがとう。こんな時は、あんたがいて、よかったなと思うわ。行方不明にならんといてね」
「行方不明になるのは、あなたでしょ」
「なんでよ。あんたを探しに行ってたんよ」
「私は、家にいました。クーちゃん、チーちゃん、ジェフ君が怒ってるわ」
「猫も、出ていったん?」
「いいえ、家にいます。夜に私が家にいないと、機嫌、悪いのぉ」
「ジェフって犬やろ?」。めんどくさくなり、ワンワンッ、と吠える。
※私が小学校の頃、ジェフというコリー犬を飼っていた。ママリンは、猫にもジェフという名前をつけたので、時々、犬と猫を混乱してややこしくなる。
8時半に家につき、あっと言う間に寝てしまったママリン。
本日の評価:
本日の歩行距離:
by asayosan
| 2010-11-02 21:54
| 今日のママリン
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