2月21日(月)ママは前科持ちやったんかぁ。
昨晩3時に起きて、食パンをそのまま食べていたママ。
お腹がすいたら、味などどうでもよくて、ただお腹に入ればいいのだろう。
よって、朝ごはんはいらないそうだ。
下で迎えのバスを待っている間、♪春よこい 早くこい♪と唄ってるママ。
「あんたがちっちゃい頃は、♪春よこい♪ が言えなくて、♪あぶくこい♪ って、唄ってたわ。ちっちゃい頃は、可愛かったんやけどなぁ〜」
「そんな、ずっとちっっちゃいままでいるの、私はイヤやわ」
「そらそうやけどな」。
で、今日も元気にデーサービスに出発する。
5時半頃、帰って来たママ。
「あ〜、ここが一番いいわ。はぁ〜、落ち着く。なんか空気まできれいやなぁ」
「よく分かったやん。今日は1日窓あけて、空気を入れ替えてん」
「あんたは、そんなとこが、しっかりしてんな」
と、ご機嫌。その流れで、鮭とカブの葉たっぷりの卵焼き、豆腐とネギのみそ汁の夕飯。
いつものように食べてる時はご機嫌で、洗いもんもしてくれて、その後がいつもの魔のタイムゾーンとなる。
「私、ここにおっていいの。いや、おったらあかんわ。私、前科持ちやから、あんたの迷惑になるわ。前科持ちってのは、警察によく行く人のことをそう言うねんよ。私、今日も監獄に入ってたし…。係に人の許可がとれたら、門司に帰るわ。大阪のことは夢のまた夢や。亀ちゃんしか、私の身内いないし、あの子と一緒に暮らすわ。あこ姉ちゃんとこいると、あの子は被害に合うばかりや。向こうで、ちゃんとします。とうとう私たちの時代が来たな、亀ちゃん。大阪の連中は怖いわ」
と、全く意味不明。
私が、修正を言わなければ、好き放題の妄想の世界だ。
「まっ、ママが生きてると思ってるんやったら、生きてるんやろ。私は死んでると聞いているけど、探偵でも雇って探してもらったら」
「あんたが、死んでるって言うなら、死んでるかもしれんわ。あんた、本当のこと教えてぇな」
「私が死んでるって言っても、信じないやん。ママの信じる道を行ったらいいやん」
に、しばらく考え中。その後、「ちょっと頭、冷やしてくるわ」で出て行く。
15分で帰って来たが、「あんた、私のお金、誰が持ってるの。あんたやの。あ〜、よかった。お金があればどうにかなるわ。明日、帰るわね」に、「はい。どうぞ」。
で、また出て行って、15分で帰って来る。
「なぁ、あんたは私がどうしたらいいと思う。あんたの意見を聞かせてよ」
「ここにおったらいいやん」
「でも、ここにいたら、あんたの迷惑になるやろぁ」
「いてくれるのは迷惑やないけどえ、ママの話すことが死んだ人や、門司に帰るとか、ここはイヤやとか、面白ないんよ。パンダが来たとか、温泉行きたいなとか、猫の話とか、普通の話がでるんやったら、別にいてくれていいよ」
「そんな、普通の話する余裕なんかないもん」
「余裕やなくて、未練なんよ。もぉ、みんな死んでるんやから、身内はいないんやから、スパっと割り切って、今ある目の前のことを楽しんだらいいのに。なんぼ考えても、どうにもならんことは、あきらめ」
「はぁ〜ぁ、私の身内はもうおらんのかぁ。もぉ、死んだ方がマシや」
「その、死にたいとか、そんな陰気は話を、毎日毎日聞かされてる私の気分も考えたらぁ」
「そんなこと言うても、あんたしか話す人、おらへんもん」
「それは、ママの問題やろ。私を巻き込まんといてよ。自分のことは自分で考えて、自分で決めたらいいやん」
「わかりました。明日、帰りますから、通帳と印鑑、返して!」
「いいよ。返します。もぉ、寝なさい」
「寝ます!」で、パジャマに着替えて7時に布団に入る。
布団の中で、明日からの生活プランを述べているママ。
「そやっ。明日、帰ろ。やっぱり門司がええわ。家があるし…。亀ちゃんと一緒にお店でもしたらええわ。母さんも手伝いたいって言うなら、大阪から引き取ってきたらいいわ。そや、かずえ姉さんもおるやん。みんなで暮らして、当番制にしたらいいんや。私はおでんの店より、モダン焼き屋をしたいわ。いらっしゃいませって、みんなで言うねん。評判になるわ。うちの母さんは亀ちゃんのこと嫌いやからなぁ。あの子は、反抗ばっかりするから…。あっこと一緒や。あっこは人の金を盗るほどワルやないけど、亀ちゃんは、人のお金でもそ知らん顔で使うやろな。あの子に預けたらあかんわ。ツギオちゃんも、ムダ使いばかりして、ゆきさんにこずかいもらってたし…。まぁええわ。私が母さんの世話をしてあげてらええんやから。正夫さんに半分返して、あとの半分は母さんにあげるわ」。
で、もそっと起きたママ。
「あんたに、ひとつだけ質問していい? うちの母さん、どこにおるの?」
「死んでる」
「えっ、そんなことないわ。あんた、間違ってるわ。ジェフ、ジェフ君、寝るよぉ〜」
と、籐椅子で寝ていたジェフ君、ママに抱っこされて、無理矢理一緒に寝かされる。
ジェフに子守唄を唄って、8時に寝はる。
9時頃、ジェフがいないと起きてきたママ。
こっそり布団ら抜け出して、籐椅子で寝ていたのに、ママに抱っこされて来た。
抱っこされたジェフ君、お尻が上で頭が下になっているぞ。思わずプッと吹き出す。
本日の評価:
本日の家出:2回
お腹がすいたら、味などどうでもよくて、ただお腹に入ればいいのだろう。
よって、朝ごはんはいらないそうだ。
下で迎えのバスを待っている間、♪春よこい 早くこい♪と唄ってるママ。
「あんたがちっちゃい頃は、♪春よこい♪ が言えなくて、♪あぶくこい♪ って、唄ってたわ。ちっちゃい頃は、可愛かったんやけどなぁ〜」
「そんな、ずっとちっっちゃいままでいるの、私はイヤやわ」
「そらそうやけどな」。
で、今日も元気にデーサービスに出発する。
5時半頃、帰って来たママ。
「あ〜、ここが一番いいわ。はぁ〜、落ち着く。なんか空気まできれいやなぁ」
「よく分かったやん。今日は1日窓あけて、空気を入れ替えてん」
「あんたは、そんなとこが、しっかりしてんな」
と、ご機嫌。その流れで、鮭とカブの葉たっぷりの卵焼き、豆腐とネギのみそ汁の夕飯。
いつものように食べてる時はご機嫌で、洗いもんもしてくれて、その後がいつもの魔のタイムゾーンとなる。
「私、ここにおっていいの。いや、おったらあかんわ。私、前科持ちやから、あんたの迷惑になるわ。前科持ちってのは、警察によく行く人のことをそう言うねんよ。私、今日も監獄に入ってたし…。係に人の許可がとれたら、門司に帰るわ。大阪のことは夢のまた夢や。亀ちゃんしか、私の身内いないし、あの子と一緒に暮らすわ。あこ姉ちゃんとこいると、あの子は被害に合うばかりや。向こうで、ちゃんとします。とうとう私たちの時代が来たな、亀ちゃん。大阪の連中は怖いわ」
と、全く意味不明。
私が、修正を言わなければ、好き放題の妄想の世界だ。
「まっ、ママが生きてると思ってるんやったら、生きてるんやろ。私は死んでると聞いているけど、探偵でも雇って探してもらったら」
「あんたが、死んでるって言うなら、死んでるかもしれんわ。あんた、本当のこと教えてぇな」
「私が死んでるって言っても、信じないやん。ママの信じる道を行ったらいいやん」
に、しばらく考え中。その後、「ちょっと頭、冷やしてくるわ」で出て行く。
15分で帰って来たが、「あんた、私のお金、誰が持ってるの。あんたやの。あ〜、よかった。お金があればどうにかなるわ。明日、帰るわね」に、「はい。どうぞ」。
で、また出て行って、15分で帰って来る。
「なぁ、あんたは私がどうしたらいいと思う。あんたの意見を聞かせてよ」
「ここにおったらいいやん」
「でも、ここにいたら、あんたの迷惑になるやろぁ」
「いてくれるのは迷惑やないけどえ、ママの話すことが死んだ人や、門司に帰るとか、ここはイヤやとか、面白ないんよ。パンダが来たとか、温泉行きたいなとか、猫の話とか、普通の話がでるんやったら、別にいてくれていいよ」
「そんな、普通の話する余裕なんかないもん」
「余裕やなくて、未練なんよ。もぉ、みんな死んでるんやから、身内はいないんやから、スパっと割り切って、今ある目の前のことを楽しんだらいいのに。なんぼ考えても、どうにもならんことは、あきらめ」
「はぁ〜ぁ、私の身内はもうおらんのかぁ。もぉ、死んだ方がマシや」
「その、死にたいとか、そんな陰気は話を、毎日毎日聞かされてる私の気分も考えたらぁ」
「そんなこと言うても、あんたしか話す人、おらへんもん」
「それは、ママの問題やろ。私を巻き込まんといてよ。自分のことは自分で考えて、自分で決めたらいいやん」
「わかりました。明日、帰りますから、通帳と印鑑、返して!」
「いいよ。返します。もぉ、寝なさい」
「寝ます!」で、パジャマに着替えて7時に布団に入る。
布団の中で、明日からの生活プランを述べているママ。
「そやっ。明日、帰ろ。やっぱり門司がええわ。家があるし…。亀ちゃんと一緒にお店でもしたらええわ。母さんも手伝いたいって言うなら、大阪から引き取ってきたらいいわ。そや、かずえ姉さんもおるやん。みんなで暮らして、当番制にしたらいいんや。私はおでんの店より、モダン焼き屋をしたいわ。いらっしゃいませって、みんなで言うねん。評判になるわ。うちの母さんは亀ちゃんのこと嫌いやからなぁ。あの子は、反抗ばっかりするから…。あっこと一緒や。あっこは人の金を盗るほどワルやないけど、亀ちゃんは、人のお金でもそ知らん顔で使うやろな。あの子に預けたらあかんわ。ツギオちゃんも、ムダ使いばかりして、ゆきさんにこずかいもらってたし…。まぁええわ。私が母さんの世話をしてあげてらええんやから。正夫さんに半分返して、あとの半分は母さんにあげるわ」。
で、もそっと起きたママ。
「あんたに、ひとつだけ質問していい? うちの母さん、どこにおるの?」
「死んでる」
「えっ、そんなことないわ。あんた、間違ってるわ。ジェフ、ジェフ君、寝るよぉ〜」
と、籐椅子で寝ていたジェフ君、ママに抱っこされて、無理矢理一緒に寝かされる。
ジェフに子守唄を唄って、8時に寝はる。
9時頃、ジェフがいないと起きてきたママ。
こっそり布団ら抜け出して、籐椅子で寝ていたのに、ママに抱っこされて来た。
抱っこされたジェフ君、お尻が上で頭が下になっているぞ。思わずプッと吹き出す。
本日の評価:
本日の家出:2回
by asayosan
| 2011-02-21 11:37
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