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ボケリン・ママリンの観察日記

2月20日(月)♪夏を愛する人が分からずに、生徒のマネするママリン。

2月20日(月)♪夏を愛する人が分からずに、生徒のマネするママリン。_e0200261_1433515.jpg月曜日。
お泊まり明けから、いつもの規則正しい日常に戻る。

ママはいつもの朝の準備をすると、「下で待ってるわ」。
マンション前で、和歌山のおばちゃんとハグハグの朝のあいさつをしているママ。
理事長は、国立病院に行く和歌山のおばちゃんを「ちょっと、ついでに送ってやってくれへんか」とそよ風さんに交渉するが、これは却下。
で、みんなに見送られて元気に出発。

平野町ストーリートの9時台は、出社出勤、おでかけの人たちの「おはようございます」の挨拶が飛び交う。
朝のこんな普通の風景、いい街である。

2月20日(月)♪夏を愛する人が分からずに、生徒のマネするママリン。_e0200261_14171271.jpg2月20日(月)♪夏を愛する人が分からずに、生徒のマネするママリン。_e0200261_14173530.jpg夕飯は、昨日香里園からもらってきたお土産づくしである。
まりちゃん手作りのひじきや切り干し大根やきのこやホタテが入った煮物、巨大なしろなとちょびっとの豚肉のショウガ炒め、明太マヨネーズで和えた大根サラダで、オール野菜づくしである。

ママは野菜がメインだと、「お野菜たくさんで、うれしいわぁ。あんた、私の身体のことを考えてくれているんやなぁ」と喜ぶが、「いえいえ、私が食べたいもんを作りました」と軽く流して、ママの浪花節突入を避ける。

しかし、素材がいいと本当に美味しいぞ。
私も飲むのを忘れて、ご飯をガツガツ食べてしまう。

ママは洗いもんをしてくてれ、コタツに入って、生姜湯なんか飲んで、いい感じだったのに、電話をかけてくるわと7時17分に出て行くが10分後に、自分で帰って来る。

「もう寝たらぁ」に、「まだ寝られへん」で、また死んだ人の消息を訊ねられ、「知らん。知りません。会ったことないわ。もう死んでるんちゃう」と答えていたが、「ちょっとお巡りさんとこで聞いてくるわ」と7時51分に出て行く。

すぐに平野町交番から電話があり、迎えに行くとパトカーが…。
ママが保護されたわけでなく、たまたまだったようで、大げさなことになってなくてよかったぞ。

すぐに家に帰ってくれたが、パジャマに着替えるのを「じゃまくさい」と拒否、そのまま寝てしまう。
が、布団の中で歌を歌い出したぞ。

♪春を愛する人はぁ、心清き人♪ フニャ〜フニャ〜フ〜フ〜、僕の恋人♪
♪夏を愛する人はぁ、♪?@〜<〜?@=#?*?〜♪

「すみませ〜ん。夏を愛する人は、どんな人だったでしようかぁ。はい、次の人。答えてください。えっ、分からないんですか。誰か、夏を愛する人が分かる人はいませんかぁ。はい。あなたっ。答えてください。えっ、知りません。あれ、みんな分からないんですかぁ。はい、先生。みんな分からないようです」
と、一人で自作自演の先生ごっこをしている。

「ジェフ、ジェフ君、寝ようなぁ。あんたは起きる時間を気にせんでもいからなぁ。ここの先生が起こしてくれるからぁなぁ。私も寝んねするからなぁ。起こされたら、起きたらいいねん」。
で、寝はる。

その後、『ドライビング ミス デイジー』を見る。
人の交流とは、暮らしの中で普通にさりげなく長く死ぬまで続く日常のことかもしれない。
今は三船敏郎の『無法末の一生』を見ているのだが、これもまた長い人生の話である。

長く正直に寡黙に関わって生きる人たちかぁ…。

ここのマンションの人たちと平野町界隈の人たちとは、これからも長くつき合う人たちになるだろう。
そんな、当たり前のことを、若輩な年齢で気づいたことに感謝。

本日の評価:035.gif018.gif018.gif015.gif019.gif039.gif014.gif
本日の家出:2回(平野町交番1回)



by asayosan | 2012-02-21 14:51 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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