3月8日(木)理不尽さに磨きがかかってきたママの頭のレベル。
今日はケアマネージャーの松岡さんが4時半に来てくれる。
どうも介護保健法が4月より改正されるらしいが、そんなことは、これっぽっちもテレビのニュースでは放送されてなかったぞ。
というか、私が無知であるだけか…。
改正ということは、利用者にとってはたぶん悪い方に動いたことである。
利用者負担額が若干値上がりするのはよしとして、介護ポイントの単位数が増えてしまい、月に2〜3回のデーをお休みを月4回のお休み確実となる。
4月から丸々ママデーが4日もあるということである。
しかし、そんな大きな改正を、いつのまにか知らん間に、まだちゃんと決まってないけど、たぶん4月からやりますね、という感じらしい。
急に言われてもぉ〜で、困る利用者さんが多いだろう。
さて、ママのお戻りの電話があり、松岡さんと一緒にお迎えするが、顔をポカンとしている。
案の定、皆さんと別れた後で、「ほんなら帰るわ。さいなら」と歩いて行こうとするのを、「ジェフとお別れしてからにしなさい」と、部屋に連れて帰る。
♪ご〜はんだごはんだ〜、さぁ食べよう♪と唄いながら、「もうすぐ出来るからねぇ、コタツで待っててなぁ。ジェフと遊んどいてなぁ」と座らせて、大急ぎで夕食を作る。
エビとさやえんどうのトマトソースの炒めもの、豆乳と豆腐のトロトロスープを10分で作り、「さっ、食べようぅ、食べようぅ、おいいしいよぉ」と、もう幼稚園児をなだめる感じで接していたら、「あんた、アホの子みたいなしゃべり方、やめときなさい」。
「あんた、私の家はどこにあるのぉ。ない、って、あるやん。あんたの言うことは信用できへんわっ。母さんの家、ここをず〜と真っすぐ行ったとこにあるなぁ。え〜、ないのっ」。
で、ママの親は門司の墓の中、大阪の家はここだけと説明していたら、「あ〜、これがイヤやねん。なんであんたにガミガミ言われなあかんのよっ。あ〜、うるさいっ、出て行きますっ」。
静かにテレビを見ている私に、なんやかんやでちょっかい出して、どうにかしゃべらすのはママである。
それでも黙っていると、「ふんっ。あんたは黙りかいっ。そんなに私としゃべりたくないんやなっ。私と口がききたくなかったら、呼ばんといたらよかんたんやっ」と、ケンカを売ってくるのもママである。
いつもの理不尽な流れで、どっちにしても出て行くので、「はいはい。バイバイ」で、出て行ってもらう。
が、平野町交番から電話があり連れて帰るが、またすぐに出て行く。
もう、一緒に食後の散歩でも行こうかという気分にもならない。
たぶん、タクシーに乗って此花に行ったような気がするので、タクシーで迎えに行って、バスで大阪駅に行って、ヨドバシカメラでプリンターのインクを買って歩いて帰ろう、とその後の計画をたてていた7時33分にケータイが鳴る。
履歴の表示は、てんまけいさつ。
やった〜、近い、近所だ。で、大江橋交番からだ。めちゃ近所だ。自転車10分だ。ラッキーだ。
おぉぉ〜ほっほっほっほぉぉ〜と笑いながら、自転車をかっ飛ばす。
ママはちょっとトイレに行ってるそうで、帰って来て私の顔を見ると「あっこちゃ〜ん。迷子になって〜ん。ウェ〜ン」とべそ。
シュンとして、哀れで可哀想な♪迷子の迷子のおばあちゃんを演じる。
年配の担当のお巡りさんは、真面目にゆっくりと書類に記入していく。
ママを放置した負い目のある私、私の横着を見抜かれたような気がして神妙にしていたら、「うちの母は、最初はお風呂が沸かせなくなったんです。それからやったな。103歳で亡くなったけど…」。
103歳…。
日本女性の平均寿命を15年以上オーバーしたこの100歳超えという現実味のない年齢を、目の前のお巡りさんのお母さんが生きたという現実。
「うちの母も、足腰が丈夫なので長生きすると思います」
「そんな感じですね」。
暗示的な短い会話。
ヨドバシカメラでプリンターのインクを買いに行くどころではない、もっともっと大きな時間の想定外の未来を考えておいた方がいいような、気がした。
お〜、ブルブル。
で、交番を出たところで、「あんたは自転車でピュ〜と行き。私は車で帰るわ」と、言い出したママをなだめなだめ歩いて帰る。
「もう、しんどい。私はお巡りさんとこに泊めてもらわ」と引き返したり、「もう歩かれへんわ。ここにおる」と座り込んだり、「私、こっちの道に行くわ」と遠回りするママに、微妙な距離を取りながら8時過ぎに家につく。
すぐにバタンキューで寝たママリン、朝まで爆睡。
しかし、疲れが溜まってきたようで、明日もごねるだろう。
近い未来は、なんとなく想定内。
本日の評価:
本日の家出:2回(平野町交番、大江橋交番)
どうも介護保健法が4月より改正されるらしいが、そんなことは、これっぽっちもテレビのニュースでは放送されてなかったぞ。
というか、私が無知であるだけか…。
改正ということは、利用者にとってはたぶん悪い方に動いたことである。
利用者負担額が若干値上がりするのはよしとして、介護ポイントの単位数が増えてしまい、月に2〜3回のデーをお休みを月4回のお休み確実となる。
4月から丸々ママデーが4日もあるということである。
しかし、そんな大きな改正を、いつのまにか知らん間に、まだちゃんと決まってないけど、たぶん4月からやりますね、という感じらしい。
急に言われてもぉ〜で、困る利用者さんが多いだろう。
さて、ママのお戻りの電話があり、松岡さんと一緒にお迎えするが、顔をポカンとしている。
案の定、皆さんと別れた後で、「ほんなら帰るわ。さいなら」と歩いて行こうとするのを、「ジェフとお別れしてからにしなさい」と、部屋に連れて帰る。
♪ご〜はんだごはんだ〜、さぁ食べよう♪と唄いながら、「もうすぐ出来るからねぇ、コタツで待っててなぁ。ジェフと遊んどいてなぁ」と座らせて、大急ぎで夕食を作る。
エビとさやえんどうのトマトソースの炒めもの、豆乳と豆腐のトロトロスープを10分で作り、「さっ、食べようぅ、食べようぅ、おいいしいよぉ」と、もう幼稚園児をなだめる感じで接していたら、「あんた、アホの子みたいなしゃべり方、やめときなさい」。
「あんた、私の家はどこにあるのぉ。ない、って、あるやん。あんたの言うことは信用できへんわっ。母さんの家、ここをず〜と真っすぐ行ったとこにあるなぁ。え〜、ないのっ」。
で、ママの親は門司の墓の中、大阪の家はここだけと説明していたら、「あ〜、これがイヤやねん。なんであんたにガミガミ言われなあかんのよっ。あ〜、うるさいっ、出て行きますっ」。
静かにテレビを見ている私に、なんやかんやでちょっかい出して、どうにかしゃべらすのはママである。
それでも黙っていると、「ふんっ。あんたは黙りかいっ。そんなに私としゃべりたくないんやなっ。私と口がききたくなかったら、呼ばんといたらよかんたんやっ」と、ケンカを売ってくるのもママである。
いつもの理不尽な流れで、どっちにしても出て行くので、「はいはい。バイバイ」で、出て行ってもらう。
が、平野町交番から電話があり連れて帰るが、またすぐに出て行く。
もう、一緒に食後の散歩でも行こうかという気分にもならない。
たぶん、タクシーに乗って此花に行ったような気がするので、タクシーで迎えに行って、バスで大阪駅に行って、ヨドバシカメラでプリンターのインクを買って歩いて帰ろう、とその後の計画をたてていた7時33分にケータイが鳴る。
履歴の表示は、てんまけいさつ。
やった〜、近い、近所だ。で、大江橋交番からだ。めちゃ近所だ。自転車10分だ。ラッキーだ。
おぉぉ〜ほっほっほっほぉぉ〜と笑いながら、自転車をかっ飛ばす。
ママはちょっとトイレに行ってるそうで、帰って来て私の顔を見ると「あっこちゃ〜ん。迷子になって〜ん。ウェ〜ン」とべそ。
シュンとして、哀れで可哀想な♪迷子の迷子のおばあちゃんを演じる。
年配の担当のお巡りさんは、真面目にゆっくりと書類に記入していく。
ママを放置した負い目のある私、私の横着を見抜かれたような気がして神妙にしていたら、「うちの母は、最初はお風呂が沸かせなくなったんです。それからやったな。103歳で亡くなったけど…」。
103歳…。
日本女性の平均寿命を15年以上オーバーしたこの100歳超えという現実味のない年齢を、目の前のお巡りさんのお母さんが生きたという現実。
「うちの母も、足腰が丈夫なので長生きすると思います」
「そんな感じですね」。
暗示的な短い会話。
ヨドバシカメラでプリンターのインクを買いに行くどころではない、もっともっと大きな時間の想定外の未来を考えておいた方がいいような、気がした。
お〜、ブルブル。
で、交番を出たところで、「あんたは自転車でピュ〜と行き。私は車で帰るわ」と、言い出したママをなだめなだめ歩いて帰る。
「もう、しんどい。私はお巡りさんとこに泊めてもらわ」と引き返したり、「もう歩かれへんわ。ここにおる」と座り込んだり、「私、こっちの道に行くわ」と遠回りするママに、微妙な距離を取りながら8時過ぎに家につく。
すぐにバタンキューで寝たママリン、朝まで爆睡。
しかし、疲れが溜まってきたようで、明日もごねるだろう。
近い未来は、なんとなく想定内。
本日の評価:
本日の家出:2回(平野町交番、大江橋交番)
by asayosan
| 2012-03-09 11:08
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