8月14日(火)大阪駅交番、天満橋交番のダブルでお世話になりました。
今朝はノロノロと起きて、ノロノロと着替えて、年相応のスローモーな動作。
「なぁ、今日はどこに行くんやったけっ。社会事業の家やなぁ」。
ママはデーサービスのお金の心配をするので、介護保険法で賄われてる国の事業で、利用者は1割負担でいいの、といつも説明してるので、社会事業の家、となったのだろう。
「なぁ。向こうで本名を言っていいのぉ。いいんやね。菅アサヨって言ったらいいんやね」
「菅やなくて、酒井でしょ」
「いや、正夫さんとは離婚したから旧姓を言うんやろっ」
「いいえ、酒井でいいです。それが本名です」
「なぁ、あんたと私はどんな関係やのぉ」
「親子やん」
「そんなはずはないわっ。あんたとは半分しか血がつながってないもん」
「いいえ、戸籍上は親子になっているから、親子で間違いないわっ」
「そうかなぁ。書類上はそうかもしれんけど、ほんまのとこはどうやのぉ」。
もうじゃまくさいので、「そんな手続きのことは心配せんでいいから、遊んでおいで」と話を打ち切る。
道で待っていたら、浅井さんと会う。
ボケ〜としてるママに、「道で合ったらわからへんなぁ。管理室で会ったら覚えてるんやけどなぁ」。
で、そよ風さんのバンが来て、ボケ〜顔から意気揚々と車に乗り込むママ。
ママは、お巡りさんの次に、車が大好きでなのである。
で、今日の戻りは5時15分。早い。
この15分、30分の差が、その後の行動を大きく左右する。
夕食には早いのでアンパンとアイスコーヒーを出すが、「あんたとこに世話になってばかりやと申し訳ないわぁ。大雨降るのぉ。かまへん、かまへん。着いたら迎えに来てくれるから…。なぁ、船代って4000円ぐらいやなぁ。知らんの。まっ、どうにかなるわっ。明日も今日も、帰るのは一緒やから…。傘はいらんっ…。迎えに来てくれるから…。ほんではお世話になりました」。
で、滞在時間わずか10分で、5時26分に出て行く。
で、6時33分、曾根崎警察署の大阪駅交番から電話。
「あっこさんですかぁ。おばあちゃん、来てはりますよ」。
たぶん、ママが交番であっこちゃんを連発しているのだろう。
20分で行くと伝え、地下鉄で行くことにしたが25分で行ける。
もう大阪駅交番のお巡りさんと顔なじみになっているママ、ご機嫌でおしゃべりしている。
「あっ、迎えに来ましたわ。お話できて、楽しかったですわぁ。また来ますから、この顔、覚えといてくださいねぇ。それではお世話になりましたぁ。また、お会いいたしましょうねぇ」に、お巡りさんたち複雑な笑い。
今日は自分から交番に来たそうで、一般人でも分かりにくい場所にある大阪駅交番。どのようにしてたどり着いたのか、ママの記憶の不思議である。
「歩いて帰る? 地下鉄に乗る?」と尋ねると、「歩いて帰ろか」。
で、阪神百貨店を通り抜け、雑貨屋に寄り、曾根崎を抜け、ピンク街の太融寺を抜け、西天満を抜け、北浜に帰る。
私の後を、ペンギンみたいに付いてくるママは可愛い。
どんなにゆっくり歩いても、ちょっと先を歩いてしまう私、後ろを振り向くと、「大丈夫」の合図のつもりなのか敬礼する。
8時前に家に着いて、ママにはシャワーを浴びてもらい、手抜きの夕食。
スーパーの唐揚げに、エリンギとズッキーニと人参のオリーブオイル炒め、こないだ収穫したバジルで作ったペースト添え、亜子ちゃんが送ってくれたタコ明太。
私の食事が終わるのを待って、洗いもんを全部してくれて、ラッキーと思っていたのに、「さっ、帰ろうかなっ」。
2時間歩いて、シャワー浴びて、寝間着に着替えて、夕食食べて、9時になっているのに、「寝よか」ではなく「帰ろか」となるかぁぁぁ! その発想がわからない。
ビールを飲んで完全にリラックスモードになっている私には、もう一度出かけるなんていうモチベーションなど持ち合わせていない。
寝間着を服に着替えて、カバンと黄色い寝間着を手に提げて9時6分に出て行く。
たぶん疲れているので、タクシーに乗るだろう。
でも、もう、いいやっ、である。此花でも奈良でも門司にでも、どうぞご自由に…。
ママの貯金が、ムダなタクシー代で減るだけである。私はもう知らんっ。
で、10時23分、天満橋交番から電話。
近くてよかった。気分がパッと晴れる。
結局は、私はタクシー代が惜しいだけか…。
いや、交通費としてのタクシー代ならいい。しかし、北浜で乗って此花警察経由、北浜に戻ってくるその不毛な出費がイヤなのである。
って、立て替えたタクシー代は、ママ貯金からしっかり取っているのだが…。
自転車で15分で迎えに行く。
自分で交番に来たそうで、ここでもお巡りさんは「何回か、おばあちゃんとは会っていますよぉ」。
ママはもう、交番に貼られている“おい、小池!”の指名手配の容疑者より、顔を知られているかもしれない。
で、ママは服の上から黄色いパジャマを着ていたので、それは脱いでもらい、ライフで猫のエサを買って家に帰る。
ママのおかげで、美味しいカリカリが食べられて、猫たちはラッキー。
本日の評価:
本日の家出:2回(大阪駅交番、天満橋交番)
「なぁ、今日はどこに行くんやったけっ。社会事業の家やなぁ」。
ママはデーサービスのお金の心配をするので、介護保険法で賄われてる国の事業で、利用者は1割負担でいいの、といつも説明してるので、社会事業の家、となったのだろう。
「なぁ。向こうで本名を言っていいのぉ。いいんやね。菅アサヨって言ったらいいんやね」
「菅やなくて、酒井でしょ」
「いや、正夫さんとは離婚したから旧姓を言うんやろっ」
「いいえ、酒井でいいです。それが本名です」
「なぁ、あんたと私はどんな関係やのぉ」
「親子やん」
「そんなはずはないわっ。あんたとは半分しか血がつながってないもん」
「いいえ、戸籍上は親子になっているから、親子で間違いないわっ」
「そうかなぁ。書類上はそうかもしれんけど、ほんまのとこはどうやのぉ」。
もうじゃまくさいので、「そんな手続きのことは心配せんでいいから、遊んでおいで」と話を打ち切る。
道で待っていたら、浅井さんと会う。
ボケ〜としてるママに、「道で合ったらわからへんなぁ。管理室で会ったら覚えてるんやけどなぁ」。
で、そよ風さんのバンが来て、ボケ〜顔から意気揚々と車に乗り込むママ。
ママは、お巡りさんの次に、車が大好きでなのである。
で、今日の戻りは5時15分。早い。
この15分、30分の差が、その後の行動を大きく左右する。
夕食には早いのでアンパンとアイスコーヒーを出すが、「あんたとこに世話になってばかりやと申し訳ないわぁ。大雨降るのぉ。かまへん、かまへん。着いたら迎えに来てくれるから…。なぁ、船代って4000円ぐらいやなぁ。知らんの。まっ、どうにかなるわっ。明日も今日も、帰るのは一緒やから…。傘はいらんっ…。迎えに来てくれるから…。ほんではお世話になりました」。
で、滞在時間わずか10分で、5時26分に出て行く。
で、6時33分、曾根崎警察署の大阪駅交番から電話。
「あっこさんですかぁ。おばあちゃん、来てはりますよ」。
たぶん、ママが交番であっこちゃんを連発しているのだろう。
20分で行くと伝え、地下鉄で行くことにしたが25分で行ける。
もう大阪駅交番のお巡りさんと顔なじみになっているママ、ご機嫌でおしゃべりしている。
「あっ、迎えに来ましたわ。お話できて、楽しかったですわぁ。また来ますから、この顔、覚えといてくださいねぇ。それではお世話になりましたぁ。また、お会いいたしましょうねぇ」に、お巡りさんたち複雑な笑い。
今日は自分から交番に来たそうで、一般人でも分かりにくい場所にある大阪駅交番。どのようにしてたどり着いたのか、ママの記憶の不思議である。
「歩いて帰る? 地下鉄に乗る?」と尋ねると、「歩いて帰ろか」。
で、阪神百貨店を通り抜け、雑貨屋に寄り、曾根崎を抜け、ピンク街の太融寺を抜け、西天満を抜け、北浜に帰る。
私の後を、ペンギンみたいに付いてくるママは可愛い。
どんなにゆっくり歩いても、ちょっと先を歩いてしまう私、後ろを振り向くと、「大丈夫」の合図のつもりなのか敬礼する。
8時前に家に着いて、ママにはシャワーを浴びてもらい、手抜きの夕食。
スーパーの唐揚げに、エリンギとズッキーニと人参のオリーブオイル炒め、こないだ収穫したバジルで作ったペースト添え、亜子ちゃんが送ってくれたタコ明太。
私の食事が終わるのを待って、洗いもんを全部してくれて、ラッキーと思っていたのに、「さっ、帰ろうかなっ」。
2時間歩いて、シャワー浴びて、寝間着に着替えて、夕食食べて、9時になっているのに、「寝よか」ではなく「帰ろか」となるかぁぁぁ! その発想がわからない。
ビールを飲んで完全にリラックスモードになっている私には、もう一度出かけるなんていうモチベーションなど持ち合わせていない。
寝間着を服に着替えて、カバンと黄色い寝間着を手に提げて9時6分に出て行く。
たぶん疲れているので、タクシーに乗るだろう。
でも、もう、いいやっ、である。此花でも奈良でも門司にでも、どうぞご自由に…。
ママの貯金が、ムダなタクシー代で減るだけである。私はもう知らんっ。
で、10時23分、天満橋交番から電話。
近くてよかった。気分がパッと晴れる。
結局は、私はタクシー代が惜しいだけか…。
いや、交通費としてのタクシー代ならいい。しかし、北浜で乗って此花警察経由、北浜に戻ってくるその不毛な出費がイヤなのである。
って、立て替えたタクシー代は、ママ貯金からしっかり取っているのだが…。
自転車で15分で迎えに行く。
自分で交番に来たそうで、ここでもお巡りさんは「何回か、おばあちゃんとは会っていますよぉ」。
ママはもう、交番に貼られている“おい、小池!”の指名手配の容疑者より、顔を知られているかもしれない。
で、ママは服の上から黄色いパジャマを着ていたので、それは脱いでもらい、ライフで猫のエサを買って家に帰る。
ママのおかげで、美味しいカリカリが食べられて、猫たちはラッキー。
本日の評価:
本日の家出:2回(大阪駅交番、天満橋交番)
by asayosan
| 2012-08-14 12:56
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