ボケリン・ママリンの観察日記

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12月30日(木)いい感じだったのに、最後の爆発だぁ。

e0200261_1218611.jpgクーちゃんチチちゃんに囲まれて幸せなモーニングである。肝心のママの猫のジェフはコタツの中で朝寝。
今日は、天満に買い物の予定だが、やはり背中がパンパンで、指もうまく動かない。ママに背中をもんでもらう。
包丁も紙袋をむくのもうまくできなくて、コップも落としそうになるので、手仕事は放棄。

で、昼から天神橋に地下鉄で向かい、お好み焼を食べに行く。
お好み焼は、焼いてあげたり、切ってあげたり、取り分けてあげたりと、自分がちょっと優しい人になった感じがするので、好きなメニューだ。
私がトイレに行ってる間、隣の席のおばちゃんとしゃべっているママリン、「おいくつですか?」に「65歳です」と答えていたぞ。
「やっぱり女の子は、いいですよねぇ。うちは男ばっかり3人なんで、寂しいもんです」と話していたが、正確には、独身一人暮らしの女の子がいることが、ママのラッキーなとこなのだ。
正月用の買い物をして、歩いて帰りたいとママが言うので、ボチボチと師走気分を味わいながら帰って来る。

e0200261_19233124.jpge0200261_19234737.jpgそれにしても、やっぱり疲れている私。
ちょっとウトウトしてしまうが、ママがお腹がすいたというので、焼き鳥とサラダ、白菜の漬け物の夕食。切ったのは、ネギだけだ。
明日は、春日大社の大祓の儀式に参加なので、朝起きできるかが、ちょい不安。
天気は大荒れの模様だが、雪でもうっすら積もってくれると、浄化の効果がさらにアップしそうだ。
よって、本日は早く寝たいのに、用事をしている私にゴチャゴチャと話かけてうるさく「ちょっと静かにしてちょうだい」と言うと、「ちょっと警察で相談してきます」で出て行った。

平野町交番から電話があり、迎えに行くと、完全な興奮状態で「私は、この子にだまされて、だまされて、全然連れてかえってくれないんです。うちの母も言ってました。この子は悪賢いんで注意しときやって、ほんまに狡いんです。私は九州に帰りたいんです。九州には母も父も兄もいるのに、会わせてくれないんです。お金も通帳も全部取り上げて、あんな家に閉じ込められてるんです」
「そんなら、毎日のご飯はどうしてるんですか?」
「それは、この子が作ってくれてますけど、ほんの少ししか作ってくれません。いや、私は、この子の作ったのは食べないんです。毒が入ってますから」
「ほ〜、毒が入ってるから、食べないんやね。でも、元気そうやん」
「はい。私は元気なんです。一人でなんでも出来るんです。この子は、大嫌いなんです。殺したいほど憎いんです。左のお乳の下を包丁で刺したいです」って、自害か。
で、どんどん自分の言葉に酔ってエスカレートしてきたぞ。
「まあ、今は年末で、新幹線もホテルも予約をとるのは大変なんで、明日、明かるい時においで。明るいお昼に、相談のるわ」で、どうにか家に帰る。

8時には、家に帰ったが、ずっと暴言を一人で吐いている。こいういう時は、相手にしないでいると、一人で疲れて寝てくれる。
で、8時15分にお布団に入る。私も、さっさと寝よ。

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by asayosan | 2010-12-30 12:21 | 今日のママリン

12月29日(水)餅つき大会で、ママリン大喜び。

年末恒例の餅ちき大会。素晴らしい快晴だ。
出かける時に管理人さんに会い「どこ行くの?」に「あの〜。あれ、ペッタン、ペッタンしに行くんです」「あっ、餅つきやな」「はい。そうそう。それです」。

香里園からタクシーに乗ると、外の景色を「綺麗やわぁ。目の保養になるわぁ」とママリン。別にどこの街でもありそうな国道道なのに、「冥土の土産やわぁ」に、運転手さんも私も吹き出す。
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ママは今年で3回目の参加で、広いお庭を散歩しては「空気がきれいやわぁ。緑が多いのできれいやわぁ。これ、種を拾ったんよ。家に植えてみるわ」とご機嫌。
一番臼の出来立ての餅をきな粉やらあんこなどつけて5つは食べたママ。食欲も旺盛。
大好物の子供たちもいるので、さらにご機嫌。
午前の部は人数がまだ少なかったので、私はちょこっとワインだけ飲んで、つき手を頑張るが、なまくらの体に、背中がすぐパンパン、手の握力はへなちょこ。
20臼もつくので、体力温存のため、意地を張らずに、疲れたらすぐ交代してもらうのが今回の作戦、うまくいく。
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e0200261_1148294.jpge0200261_11483098.jpge0200261_11492336.jpge0200261_1149557.jpg
ママリン、ひと臼つき終わるたびに、餅をほおばり「ママ、ちょっと食べ過ぎやよ」と言うと、「何言うてるのん。私、まだ、ひとつも食べてないよ」と、認知症らしいボケをかます。
大根と鶏を炊いたのや、けんちん汁や、煮蓋のごちそうもあり、ママリン遠慮なしにパクパク。次々やってくるお客さんが、ワインやら大吟醸やらを持って来るので、私は本格的に飲み出して、昼頃のは顔が真っ赤っかになる。あとは、飲んだ勢いの突き突きである。

8歳のミナミちゃんが、いっちょまえに臼を洗ったり、つき手の介添えをしたり、その大人のマネが可愛らしくて、今回の餅つき番長となる。

前回の餅つきでは、すぐ飽きて「帰ろ。帰ろ」と落ち着きのなかったママリンだったが、今回はリラックスして、お庭を散歩したり、顔見知りの人にご挨拶したり、可愛いおばあちゃんぶりを発揮しているので、私も安心して飲めるぞ。
「あこちゃん、私、このお庭、来たことあるわ。こちらの方も、知ってるわ」と、ホネちゃんにもご挨拶。記憶の方も絶好調である。

りえちゃんが来ると「まぁ、お会いできて、うれしいわぁ。よう、来てくれはりました」と、涙ぐんでいたが、これは自分の親戚の誰かと間違えているのだろう。で、まぁ、害のないボケである。
りえちゃんも、ママをハグしてくれて、これは私にはできない対応であるので、人の温もりを感じてママ、大喜び。

夕方からは、飲み助軍団がたき火の周りに集まってのおしゃべりも、ママもちゃんとおつきあいして、餅つき終了後も、永峰さんに家でお茶を飲んでる時も、ニコニコしてる。
よほど、楽しかったのだろう。

で、りえちゃん、みさちゃん、松浦君と一緒に帰った香里園の繁華街で、飲み足らないと居酒屋に飛び込んでしまった私たち。そこでも、ママリン、ごねることなくおつきあいしてくれる。
で、いったい何時に帰ってきたのか分からないが、バタンキューで、母娘で寝る。
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香里園の居酒屋で一杯飲んで、ベロベロで京阪電車で帰ってる時の写真が、みさちゃんから送られてきたので、アップ。
いい調子である。
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by asayosan | 2010-12-30 11:52 | 今日のママリン

12月28日(火)夏目雅子伝記で、問題発言連発のママリン。

今日もえらく早起きしたママリン、玄関のドアをガチャガチャしたり、上に上がってギャラリーのドアをチャカチャカしている。
「今日、どこ行くの? そよ風さん。えっ、着替えておくのね。わかった」と、自分で着替えにかかるが、一人では何をどの順番で着たらいいかわからないママ、苦戦してる。
その間、私は、通常通り7時半まで寝ていることにする。
で、ママの着こなしを見てみれが、パジャマの上にセーターを着て、もうオーバーを羽織ったり、靴下を2枚履いてたりしてるので、「寒いんやったら、分厚い服と靴下、出すけど」と聞くと「かまへん、かまへん。寒ないから」で、普通のコーディネートに直してもらう。
朝起きしてくれたので、いつもの卵トーストサンドにソーセージのおまけをつけてあげる。
なんやかんやで8時半になり、「下で待ってるわ」と出て行くので「寒いから、電話あるまで待ってたら」に「下で、いろんな人を見てるの面白いねん。みんな、挨拶してくれるので楽しいから、下にいるわ」で、「いってきま〜す」。
今日は今年最後のデーサービス。理事長にもお見送りされて、今日も1日、楽しんできてもらおう。

で、今年最後のそよ風さんからご帰還したママ、「いいお年を」の挨拶が師走気分を盛り上げる。
e0200261_1921363.jpge0200261_1915512.jpg本日も冷蔵庫の整理のメニュー。厚揚げとキノコの煮物とカブのスープとソーセージ。
ママリン、毎日写真を撮るのに慣れてきたのか、真面目くさった顔である。

で、明日は恒例の餅つき大会である。
「ママ、明日は早起きしてな。餅つき大会やから、9時半、出発よ」
「え〜。私も行っていいの。えっ、今年で3回も私、行ってるの。みんなも、私のこと、知ってるの。でも、私、杵は使われへんよ。ええの。あんたがつくの。こねるぐらいやったら、できそうやけど。まっ、あんた、適当に指示して。できることはするわ。えっ、出来立てのお餅、食べられるの。きな粉と、あんこと、大根おろしで食べるの。私は、大根おろしが一番好きやわ。へ〜、楽しみやなぁ」。

年末の私らの計画は、明日が餅つき大会、30日は天神橋6丁目の温泉ランドに行って御清めの儀式をして、その後、天満市場でお買い物(元気なら阪神にも行きたいが)、31日は、なおちゃんと磯田夫婦と一緒に春日大社での大祓の儀に参加。
美しすぎる計画である。御祓に重点をおいたところが、今までにないワクワク感がある。

で、テレビで『昭和を代表する女優たち』を見る。
でも、餅つき大会が気になるのか「私は、なんも、手伝いできへんよ。それでも、ええの? ええの。夏目雅子って綺麗やなぁ。父さんも連れていこか? あっ、位牌やねんな。位牌なら、いいわ」。
って、死んだ人間には興味がないのか。あんなけ大好きな正夫さんだったのに…。
そういえば、正夫さんの位牌を拝みもしない。時々「父さんは?」と聞くので、「ここ」と位牌を指すと「なんや、もういいわ」。

「餅つきって、そんないいお家に、私、行っていいの? えっ、10回は行ってるの。そやったらいいんやけど、こんなん連れて行って、あんたの名前にかかわるかなって思って。大丈夫やの。みんな知ってるの。うっとこの猫たち、ここに置いといていい? いいの。夏目雅子って、死んだん?」
「ちょうど夏目雅子が死んだ時に、私も入院してたやん」
「そやったっけ。あんないい子が、死んだんやねぇ。お母さん、たまらんやろうに。あんた、うちは餅も買ってないわ。どうしよう? えっ、明日が餅つき大会か。あんたとこはもらえても、私んとこのがないやん。夏目雅子って、死んだんやて。可哀想に。そんな死んだ子のもの、置いときなやぁ。思い出すやん」。
って、死んだ子のものは処分するのか。けっこうクールなママである。父さんのものは、何一つ捨てていないのは、単なる処分がじゃまくさいだけだったのか。

「あんた、夏目雅子が一番やて。えっ、夏間雅子って、こんな顔やったっけ(ママ、それは再現フィルムの別の女優さんやて)。ジェフ、ジェフ、ジェフがおらんわぁ。え〜、この人が一位か。明日、早いんやね。もぉ、寝るわ。ジェフ、ジェフ。ジェフがおらんわ。明日は、米つきいくの? そんなん、私、上手やないでぇ。大丈夫やの。ほんなら、寝ますわ」。
で、7時48分にお布団に入る。
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by asayosan | 2010-12-28 19:55 | 今日のママリン

12月27日(月)ギャラリーと認知症介護がリンクしたわい。

今日は8時前に起きたママリンだけど「ここ、どこ? 大阪。あかんわ。子供のご飯作らな」と、フリーズを着て帰ろうとするので、ちょうどパンを切らしていたので、一緒にエレベーターで降りる。
1階では、管理人室で笑い声がしていて、ママはそこに引き寄せられて遊びに行き、私はパンを買って戻ってみると、浅井さん、理事長、和歌山のおばちゃんたちと談笑中のママ。
「朝ご飯作るから、帰ろ」と言うと「ウソ、作ってくれるの。食べる。食べたい」とついて来る。

朝ご飯を食べても8時半で、下で待つと降りていくが、本日はお迎えが遅めで、9時15分に電話があり降りてみると、マンションの階段でポツンと座っているママリン。
管理人室にいるとばかり思っていたが、そのまま表に出てきたのだろうが「寒い、遅い」とものすごく機嫌が悪い。

今日は、ギャラリーの1月の催しの打ち合わせを狩集 広洋さんと、ベルリン在住のアーティスト田口行弘さんとする。
会期が決まり、オープン時間で、今回は制作過程を見せるインスタレーションなので「6時までぐらいでいいんちゃう」で、狩集さんも両親を介護してる身なので「昼は、昼ご飯作ってから出て、晩はご飯作りに夕方には帰りたいんやけど」で、私も「早く終わるのは助かるわ」で1時から6時に決まる。こんな決め方もあり、か。

クラブシーンやら、インスタレーションのアイデアやら、アートな話の中に、「介護支援はなんぼもろてるの?」とか、うちのママを知ってる狩集さんは、「おばあちゃん、子供みたいにメッチャ可愛いやん。ギャラリーのマスコットになるでぇ」とか、そんな話も普通に話したりして、認知症という病気も、どんどんバリアフリーというかボーダレスになってきたなぁと思う。

e0200261_2232934.jpge0200261_22311076.jpge0200261_22313749.jpgで、今日の晩ご飯は、ママの好物の鶏の足のローストとカブのスープ。カブのスープは、人力でつぶしてトロトロにしたので、ものすごく美味である。
テレビは、警察の密着ドキュメントをやっていて、
「ママ、ママ、見てみぃ。お巡りさんはこんなけ忙しいんよ。悪いことしてる人の捜査に大変やねんから、ママも交番にばっかり行ったらあかんよ」
「なんで、私は何も悪いことしてないもん。お話しに、行ってるだけやん」
「それが、迷惑やと言ってるの。お巡りさんは、ママの話相手とちゃうねんから」
「そ〜かな。いつも優しくしてくれるよ。優しいから、私、お巡りさん、大好きや」
「だからぁ〜、優しいからっていって、遊びにいったらあかんの」
「いつでも、遊びに来ていいって、言ってたよ」
「まぁね。そうは言ってくれても、本当はお仕事のじゃまをしてるの」
「ふ〜ん」。
子供に説教してるようなもんなので、もう話はやめて、テレビに専念する。
で、テレビが面白かったのか8時まで見て寝はる。

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by asayosan | 2010-12-27 22:50 | 今日のママリン

12月26日(日)親子断絶は、どこにでもあったんや。

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今日は日曜日で、ずっとママリンにつき合わなければならない日なのに、ノープランな私。
まぁ、でたとこ勝負で、ラディカルに対応してみようという余裕、あり、な日である。寝てると思って見てみると、目を開けているママ。いったいなにを考えているのやら、危険である。

e0200261_11275918.jpgで、12時まで寝ていたママ、これだけでラッキーである。
「お腹がすいたわぁ。なんかある」というママに、卵トーストと、鍋の残りの鶏スープを出す。
「あんた、ほんまにサンドイッッチ作るの上手いなぁ。スープも美味しいわぁ。今日はどこ行くの? 寒いからどこも行かないの。私も、ここにおっていい? ゆっくり休んでたらいいの。あ〜よかった。昨日からあっちやこっちい行かされて、疲れてててん。よその家は気、使うわ。やっぱりあんたの家が気兼ねなくていいわ」で、ごはんを食べたら、また寝はる。
トイレに起きては「あっ、あっとちゃん、いてくれるの。やっぱり親子やなぁ。寝てていいの。ほんなら、もぉ少し、寝かせてもらうわ。あ〜、安心した」てな感じで、とっても穏やかな休息の日曜日だったのに、2時頃起きてきたママリン、別人。

「なんで、こんなとこにおらなあかんの。帰らせてもらうわ」で、パジャマの上にコートを羽織り、カバンを下げて出て行く。
30分後に帰ってきて「帰ってきました。私の家、ここでええんよね。よかった。自分で帰ってこれたわ。あれっ、ここ、さっきまでいたと家やん。ここは、あかんわ」で、また家出。
平野町交番から電話があり、お迎えに行くと、「あれっ? あっこちゃん、迎えにきてくれたの。あんたの家に、行っていい?」で、「いいよ、いいよ」で、お巡りさんも「よかったなぁ」で、素直に、一緒に帰ってくれる。

e0200261_11585520.jpge0200261_11591385.jpge0200261_1159319.jpgお腹がすいたというので、またトーストサンドとおせんべいを食べて、ご機嫌だったのに。また出て行って、6回も出たり入ったりしている。
今日は寒いので、10分もしないうちに帰ってくるのはよかったが…。

で、私も退屈なので、4時すぎに夕食のイベントにする。今日も、冷蔵庫の整理で、鶏鍋。寒かったので、ママにも大変好評。
「私、飲むから、ゆっくり食べてね。あっ、写真撮るから、ちょっと待って。オーケー。食べていいよ」
「あんた、写真ばっかり撮ってるんやね。こんなばあちゃん撮っても、面白ないやろぉ。私の遺影の写真でも、撮ってるんやろ」
「たくさん撮ってるから、一番可愛いのを遺影に使ってあげるわ」
「ほんま、あんたは、面白いことするなぁ」
と、ご機嫌だったが、機嫌がいいのは食べてる時だけ。さっさと食べ終わると、本日7回目の家出である。

が、隣の理事長の部屋をピンポン鳴らしたみたいで、理事長に付き添われて帰ってくる。
「よかったら、鍋してますので」で、理事長も入ってもらい、鍋の続きをする。
理事長も、数年前まで、お母さんの介護で実家で寝泊まりしていたそうで、「夜、飲みに行きたいから、ドアや窓をガムテープで貼って、出られようにしてから出かけてたんやけど、ツメでかきむしって出て行ってたわ」と男らしいエピソードを披露。
で、京大まで出たのにミュージシャンになるため東京に行った息子さんとは、ずっと音信不通らしく、去年、結婚したとのハガキが1枚届いただけらしい。
私も、大学入学と同時に家出して、約10年、親と音信不通をして、その後も、そんなに仲のいい親子ではなかった。
で、有名ミュージシャンになってる息子さん、来年は城ホールでコンサートがあり、行きつけのスナックの姉ちゃんが、一緒に行ってあげるから、楽屋にたずねましょうよと言ってくれてるのだが、お互い男、お互い九州男児の意地の張り合いで、「たぶん、死ぬまで会わんやろうなぁ」。
「でも、息子さんの為に、会うべきですよ。このまま会わず終いになると、息子さんの方に負い目というか、トラウマを作ってしまいますよ」。
ちょうどテレビでは、ボブ・ディランのドキュメントをやっていて、息子さんと同じ世代の私たちの考え方と、うちの父も含めての高度成長期の親の考え方の違いなどを議論する。
「いい大学出て、いい会社入って、いい結婚して、いい家庭を作れって、強制したんでしょう」に「そうや」。
うちの親と同じだ。が、たぶんあの当時の親は、みんなそれが一番の幸せだと信じていたのだ。それを自信を持って言えたのだ。それは、しかたないと思えるのも、私らが歳をとったおかげでもある。
たぶん、息子さんも、分かっていると思う。
そんな、こんなで、ベロベロに飲んでしまった私、生意気なことを言ったと反省。

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本日の家出:7回
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by asayosan | 2010-12-26 19:21 | 今日のママリン

12月25日(土)カップルの中にまみれた母娘でしたとさ。

土曜日のデーサービスの陽だまりさんは、10時のお迎えなのだが、ギリギリの9時半まで爆睡していたが、「そろそろ、お迎えやから、起きてね」と起こすと、「あっ、そうやの。起きるわ」とすぐ起きる。この違いは、何なんだろう。
でも、朝ご飯はいらないというので、骨粗鬆症の薬(これを飲むと30分はご飯を食べれない)を飲む日なので、丁度いい。
本日は、8階の隣のおっちゃんとエレベーターで一緒になり、そのままママのお見送りをしてくれる。

e0200261_20423715.jpge0200261_2042522.jpg5時前に帰ってきて、今日はクリスマスっぽく、鶏の足のグリルと赤黄青の付け合わせ。ちょっと焦がしたが…。
これに猛烈な反応を示したママリン「写真を撮るから、食べるの待ってね」と言っても、よだれタラタラでかぶりつくのを待っている。
で、私がほとんど食べてないのに、ママはあっという間に完食で、身のない骨をムシャムシャしゃぶること犬のごとし。
「そないに足が好きなら、明日もしてあげるわ。あと2本、残っているから」
「うっそ〜。ほんまに。これ大好きやねん。明日もしてくれるの。うれしいわぁ」
で、クリスマスのごちそうに興奮すること、子供のごとくで、やっぱり、こういう分かりやすい料理の方が、ママにはウケがいい。

食後は、ネオンアート作家の阿彦さんの個展に行く。
歩いてすぐのところだが、天満橋を渡るので、風が冷たいぞ。
ちょうど、『光のルネッサンス』をしていて、天満橋はカップルだらけ。迷子になりそうなので、手を組んで個展会場まで行く。
ママが退屈そうにし出したので、おいとまして、近所のプロップバーの行って、ママはお気に入りのカルアミルク、私はジントニックを1杯づつ飲んで、また寒風の『光のルネッサンス』を通り抜けして8時に帰る。

帰ってママは、熱いお茶を飲み、私は焼酎のお湯割りを飲み、暖まったところで、靴下をはいてママリン、お布団に入り、すぐ寝息をたてている。
とっても穏やかななクリスマスである。

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by asayosan | 2010-12-25 20:58 | 今日のママリン

12月24日(金)ご近所付き合いは、宝である。

朝、そよ風さんの出迎えに行くと、サンタの格好の横田君。
お見送りにつき合ってくれた理事長に「今日は、クリスマスですよね。うちで鍋でもしますけど、ご都合、いかがですか?」と聞くと「4階の和歌山のおばちゃんにも、誘われてるねん」。
では、合同でうちで宴会しましょうということで、6時集合。
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e0200261_2122533.jpg私は、クリスマスらしく、阪神地下で骨付きぶち切りの鶏肉と骨なしもも肉を購入し、骨付きをコツコツ炊いていいスープを作る。
和歌山のおばちゃんは、上等な牛肉をホットプレート持参で来てくれて、理事長はめったに手に入らない珍しいキノコを持参、それはすごいごちそうとなる。

ママは、いつもの管理人室常連の皆様がいるので、上機嫌でおしゃべりして、料理の味など二の次。
で、和歌山のお母さんは、実はダンナさんが認知症で、だからうちのことが、人ごとではなかったらしい。
「うちも、はじめは自宅でみていたけど、徘徊とホラ話が激しくて、いろんな施設にも入ったけど、徘徊が激しい人は、受け入れてくれないんよ。和歌山で徘徊されると大変なんで、今はやっとグループホームを見つけて、入居者は8人やけど、ヘルパーさんは10人いるんよ。娘と二人、このマンションに移転して、お父さんの面倒をみてるのよ」。
だから、私が戦ってるのが、手にとるように分かるらしく、「合わせましょうよ。うまく話を合わせてあげるの」と、それは見事に母の機嫌をうまく操ってくれる。
でもなぁ、まだまだ血気盛んな私、ママに合わせるだけの介護はしたくない。
いや、介護してるなんて思いたくないのだ。
これは、母と娘の、対等な同居である。
認知症でなくても、ややこしい母、ややこしい娘、ややこしい親子関係もある。
私は、ママのことをその場、その瞬間でもいいから、私とケンカもしてもいいし、いい感じで過ごしてもいいし、とにかくリアルなライブ感を共有したいのだ。
だから、ママの徘徊も怒りも不機嫌も、その時間でのママのリアルとして認めているのだ。
よって、ママにウソは言わない、真実じゃないことに話を合わさない、の方針をしばらくは続けてきよう。

でも、和歌山のおばちゃんからすごい話を聞いた。
和歌山で行方不明になった、あるおじいちゃん、山探しで、警察、消防、地域の人たちが3日間、探したそうだが見つからず、3年後、家のほん先の線路の脇で白骨死体で見つかったそうだ。
その、おじいちゃん、地元では地域の名士で、手さえあげたら、どこでも電車が停まったらしい。
たぶん、手さえあげたら、どこにでも行けると思って、線路脇で手をあげ続けていたのだろう、ということである。切ない話である。

でも、ここは都会だ。
ママが行方不明になれば、約30分で、どこかの警察が保護してくれる。
だからこそ、徘徊が激しいお父さんのために、和歌山から、ここ大阪、うちのマンションに母娘で移転してきたそうだ。田舎では、徘徊の激しい認知症患者は面倒を見てくれないらしい。
そんなに、和歌山のおばちゃんとはしゃべったことはなかったが、うちのママを見て、なんか、自分たちの境遇と似ているので、ママを見ていると切なくなるそうで、亀ちゃんのことや、かずえ姉さんのことなど、朝の管理人室ミーティグで、全てご存知のお二人。私も、なんか気楽に、いつものように、ママの言うことに突っ込みを入れてられて楽である。
私のやり方を見て欲しいという気分でもある。まだまだ、初心者かもしれないが、それはしかたがない私のリアルである。
たぶん、認知症介護の和歌山のおばちゃんにしたら、まだまだ甘いなぁってこともあるのかもしれないが、これは、私のやり方である。
私は、別に認知症介護のプロにはなる気はないのだ。ただ、ママの老後のサポターでありたいと思っているだけだ。

で、和歌山のおばちゃんも、その娘さんも、お父さんの認知症日記のblogをしているらしい。
でも、絶対にそれは教えたくないそうだ。それは、ドロドロした愚痴を吐き出していて、人に読ませるような内容ではないそうだ。それを読まれた時点で、こんな屈託ない付き合いはできなくなるそうだ。夜中に起きて、急に不安になる感情を文章にして吐き出しているだけだそうだ。

そう言えば、私も、極めて近しい人にしか、このblogを教えていない。
が、別に隠してるわけでもなく、興味がない人に、興味本位で読まれたくないという気分である。
猫好きの人のためのblog『ギャラリー猫の憂鬱』が、別に猫嫌いの人にまで読んでもらいたくないという感覚と同じだ。
私とママの生活の中で、誰かが、何かの役にたって頂けたら、それでいいなと思う。
だけど、それを猫blogのように、あっけらかんとオープンにできるほど、楽しい情報ではないことは確かである。
ただ、ママが今日も、まぁまぁ、幸せだったことを、証拠に残したいだけである。
これは、たぶん、私のエゴである。

今は、朝8時から、管理人室で『てっぱん』をみんなで見るのが習慣になってるそうで、うちのママもぜひどうぞと誘われたが、最近寝ぼ助のママリン、8時集合はちょっとムリだなぁ。

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「ここだけの話、理事長、代わりましたよね。昔は、私、いつも怒られていて、実は苦手なおっちゃんやったんですよ」と理事長に告白すると「そうや。昔の俺は、嫌われもんやったと思うわ。それは、自分でもわかってるんや。あんたのことも、女一人で大きな部屋に住んで、何者やねんって思っていたわ」。
お互い様だったのか。

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by asayosan | 2010-12-24 21:21 | 今日のママリン

12月23日(木)今日より明日は、もっと楽しい。

今日は、ご機嫌でもなく、不機嫌でもなく、デーサービスに出発したママリン。
まぁ、世間のほとんどの人が、可もなく、不可もない朝を迎えているのだから、たぶん、こんな日が普通の朝なのだろう。

e0200261_2023268.jpge0200261_2024869.jpg5時すぎに帰って来たママリン、私はお腹がペコペコなので、すぐ鍋の準備をする。
今日は、天満市場まで買い物に行ったのだが、別に誰かが来る予定はないのに、雰囲気でクリスマスチックな骨付きのチキンを買ってしまう。
本当は、年末までに、冷蔵庫を空っぽにして、新年用の新鮮な食材を買いたいのだが、よく考えると、大晦日までまだ1週間もある。
そないに、新年にこだわるのは、まだ早いかと思うが、ちょっと前に阪神の地下に行き、魚類がとてつもなく新鮮で安いので、なんか、師走気分に飲まれている私。あせりは禁物である。

で、今日は鍋。先日『ためしてガッテン』で酒粕の特集をしていて、ちょい、酒粕を隠味にした鍋をしてみる。
素晴らしい出汁なので、理事長も誘ってみるが、留守だった。
すごく旨いのである。加茂鶴が進むのである。

テレビでは、カーペンターズの特集、引き続き『サウンド オブ ミュージック』の家族たちのその後をやっていて、可愛らしいおっばちゃんになっていた二女のマリアのインタビューを見て「こんな、子供みたいな目をしたおばあちゃんやったら可愛いのになぁ」と私。
こういうことには妙なライバル意識を燃やすママリン、自分もいかに、可愛いおばあちゃんかをアピールするが、テレビで、マリアの生徒だった修道尼の人も、可愛らしい笑顔。
「なぁ、ママ。マリアもこの人も、独身やそうやよ。やっぱり、独身の人は、子供時代の好奇心とか無邪気さをそのまま持ちながら、一人で生きる強さと孤独が加わるから、こんな童女のような笑顔になれるんやわぁ。ママみたいに、母さんはどこ? かずえ姉さんと亀ちゃんと住みたい、とか、いつも誰かを頼ってないもんなぁ。ちょっと、ちゃんと、見てみなさい」
「私も、苦労したもん。一人でも大丈夫やもん」
「いやぁ違うわ。一人で生きてきた人の崇高さ、達観さは、ママにはないわ。一人になるとオロオロする、甘ったれのおばあちゃんの顔してる。やっぱり独身の方が、人生、楽しいかもね」
「あんたは強いから、いいやん。私は、一人はイヤや」
と、素直に意見を言うママリン。

で、6時半には、「もぉ、眠たいわ。寝かせてもらいます」で、パジャマに着替えてる。
「ママも、今日より明日の方がもっと楽しい、って思って寝たら、いい夢、見られるよ」
「そんなん、分かってるやん。明日もそよ風さん、迎えに来てくれるんやろ。あそこ、楽しいもん」
「そうそう、今日よりもっと、明日は、楽しいのよ」
「そやね。もぉ、寝るわ」
で、6時45分に、お布団に入る。私の話は、ほとんど聞いていない。

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by asayosan | 2010-12-23 20:07 | 今日のママリン

12月22日(水)いろんなタイミングってのがあるもんだ。

今朝は、さわやかにお目覚めになり、「どれ、着たらいいの?」とご用意した服を順番に着てくれて、卵トーストとコーヒーを飲んで、さっさと下に降りて行く。
さくらさんのお迎え電話で下に行くと、涙ボロボロで管理人室から出てきたママリン。
心に染みるいい話を、浅井さんと理事長からしてもらって、感無量なんだろう。
「なに、泣いてるんよ。いい話、してもらってたん?」と聞くと「泣いてなんかないもん。ゴミが目に入っただけやの」と、青春ドラマのラグビー部員みたいなことを言う。
“涙は心の汗”とは言うが、朝からうれし泣きとか感涙ができて、ママは幸せもんである。
今日も、理事長と私にお見送りされて、元気に出発。

e0200261_20571284.jpge0200261_20573449.jpge0200261_20575772.jpg4時半に帰ってきたママリン、まだ晩ご飯という気分ではないようで、コーヒーとおやつをご所望。
「明日も、迎えにきてくれるの?ええなぁ。お金は大丈夫やの?」のいつもの質問になるので、
「民主党が、介護保険を5000円に上げるって、言ってるの。ママはずっと払っているので、9割、国の負担やねんから、払った分の元はとりなさい。ママはデーサービスやけど、寝たきりの人は弁当サービスとかお風呂サービスとか、いろいろメニューがあるの。ママは元気やから、みんなで遊んで楽しいんやろ?そんなら、行きなさい。元、取りなさい」と、介護保険制度のあらましを説明。
「あんたは、なんでも、よぅ知ってるんやなぁ」
「知らない老人も多いのよ。一人でどうしたら、分からん老人も多いんやから。私が調べても、なかなか難しいんやから、日本国民としての老後の権利を、知らないで苦労してる一人暮らしの老人もいっぱいいるんよ。ママはラッキーやの」
「ほんま、あんたが、いろいろ調べてくれて、よかったわぁ」
「ほんまに、そうやねんよ。私らが老後を迎えた時、この国がどうなってるのか、たぶん、ママみたいな保護はないわ」。

で、晩ご飯は、今日も冷蔵庫の残飯整理で、キノコとソーセージのパスタと大根サラダ。
ちょうど、テレビでは元恋人に殺された女子の理不尽な殺人事件や、大阪市の川の清掃の落とし物不正取得事件や、芸能人のツィッターの暴露事件をやっていて、ママもなんのこっちゃ分からんなりに興味を示す。
が、私もなんのこっちゃわからん事件である。で、あまり興味もない。

が、ご飯を食べて、洗いもんをしてくれた7時前、出て行く。
ちょうど、クーが私の足の上で寝ていたので、「ちょっと、出て行くわ」と言うママに「クーが寝てるから、カギを開けられないんんで、自分で開けてみて」と言ったら「猫と私の、どっちが大事やの。猫ぐらい、起こしてもいいやんか!」と怒り出し、まぁ、出ていったわけですよ。

で、今回は久しぶりの東警察から電話。ちょうど晩ごはんを食べてた時に、ニュースで、東警察の恫喝に対しての処分をやっていたが、いつもとてもお世話になってるので、「ママ、ママ、いつもママが行ってる東警察が写っているよ」と楽しい話題となり、なんか身びいきして、「この弁護士、正義の味方の気になってるつもりとちゃう」と、警察側につく。
が、最近、まなちゃんから借りた柴田よしきの『RIKOシリーズ』に夢中で、取り締まる側の、目的優先から来る不幸の話を読んでいたので、いろいろ微妙。
「ここ最近、また徘徊がはじまっているので、またご迷惑かけるかもしれませんが、よろしくお願いします」と言うと、「かまへん。かまへん。来たら電話するから」と優しいお巡りさんたち。
ママが南警察に保護された時は、やっぱりヤクザなり売春なり麻薬なりケンカなりの荒っぽい事件が多い繁華街という場所柄、お巡りさんたちも、どこか荒っぽい感じがあったが、それはそれで、ワルをこらしめるのも警察で、一般市民の小さなトラブルを解決してくれるのも警察で、私としては大いなる信頼を寄せたのである。
で、今日も、東警察のお巡りさんたちは、優しかった。

で、ちょっと飲み足らなかった私、ママを連れて、久々に近所の海底バーに行く。
「私はビール、ママには、なんか甘いカクテルみないなもので」と注文すると、「いや、私もビールがいい」とママリン。
「この子がこんなけ酔っぱらいなんですから、その親の私も、いける口ですから。わかるでしょ」と、生意気なことを言う。が、珊瑚やレコードやガラクタ類をインテリアにした狭い店で、ママ、ずっとビックリ顔してるが、結局、ビールより、おつまみの柿ピーが気にいったようで、これをおかわりしてポリポリ食べている。辛いおつまみ系も、いける口やったんかぁ。
で、私は店主と、ちょい商売の話なんかもしていると「もぉ眠たいわぁ。帰ろやぁ。あんたの家、遠いの? 歩いて5分やの。帰ったら、すぐ寝ていい?」とうるさいので、9時に帰る。

今日は、東警察のお世話になってしまったが、その帰りに、ちょっと話がしたかった海底バーに行けたので、まっ、いいかっの感じの夜である。
素晴らしい満月を見て、家に帰れたのもラッキーである。

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ここ最近、タイミングというのがテーマとなっていたのだが、トイレの取り替え(マンションの配水管の取り替え工事をしてくれた業者さんがついでに格安でしてくれることに)、たいしたことない投資(証券マンが言うところ、うまくいってるらしい)、来年は使えなくなるらしい携帯電話(なんやかんやで、ゼロ円で買い替えできる)、本格的な歯の治療(今まで伸ばし伸ばしにしていたが意を決して治療、痛い、怖い)、ギャラリーの企画(海底バーで、今時のヤングについて軽いヒヤリング)と、いろいろなタイミングが動いた今日。不思議な日である。
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by asayosan | 2010-12-22 10:26 | 今日のママリン

12月21日(火)食べてる時が、一番幸せかもね。

今朝も、朝「寝てたい。起きない。休む」とぐづついたママリン。
今日は10時半には出かける用事がある私、「お客様、そろそろチェックアウトのお時間でございますが…」と半場、強制的に起こす。
e0200261_19532557.jpgが、ご用意した、ママの好物のアンパン、クリームパンと果物と薬のモーニングサービスを「食べたくありません」と無視して、さっさと着替えて出て行く。
※写真は、食べれなかった可哀想な朝食。

そよ風さんのお迎えの電話があり、下に降りると理事長とニコニコ出て来たママリン、「機嫌、悪かったでしょ?」と聞くと「そんなことなかったでぇ」。
まぁ、間に合ってよかった、である。

今日は、ケアマネージャーの松岡さんの訪問日で、約束した5時に少し遅刻して家に到着、このblogを読んでくれてる松岡さん、ママの転けた事件を「大変だったんですねぇ」と心配してくれるが、もう、薄いアザぐらいになってるママの顔、その復帰力に驚かれる。
「顔、痛いとこ、ないんですかぁ」に「全然、大丈夫ですよ」と答えるので「ここが、痛いやろ」とオデコを押す私、「痛い!痛い!やめて!」で、ママリン、自分のケガをちょっと自覚。

今回は、いつもの、デーサービスで自分がいかに人気もんかの自画自賛ではなく、「ほんと、いい人ばかりで、私みたいな他所もんにも、みんな優しくしてくれるんです。一人でいても、誰かが、声をかけてくれて、お仲間に入れてくれるから、楽しいですよ。たぶん、田舎の人が多いんでしょうね、大阪弁を使う人も少なくて、言葉もみんな丁寧で優しいんです。あきまへん、とか言う人はいないですよぉ」
「ママ、みんな大阪弁、使ってるよ。ただ、あきまへんなんて大阪弁は、浪速の商売人しか使わへんよ。ねぇ、松岡さん」
「いや、酒井さんみたいに、田舎に暮らしていた親御さんを引き取ってる方も多いので、田舎の方も多いかもしれませんよぉ」
「そうでしょ。いろんな言葉使いがあって、面白いんですよ」
自分以外の人、他者の観察もできるようになって、自分中心の発言から、親切にして頂いた人への感謝の言葉が出て来たママ、相当な進歩だ。
今日は、マシンガントークではなく、人の話も聞いて、対応している。

「酒井さん。くれぐれも、ケガだけはしないようにしてくださいよ。一番心配なのは、お体のことなんですから。夜は出ていかないようにしてくださいね」の、松岡さんの切なる説得に
「はい。ありがとうございます」と、嬉し笑いで照れてるママリン。
私が、「階段は手すりを持つ」「下を見て歩いて段差に注意」と、事務的な注意事項しか言わないので、心のこもった心配されてる言葉に、弱いのだ。
で、「今年もお世話になりました、来年もよろしくお願いします」で、ママの大阪暮らしのサポート3年目のおつきあいとなる。感謝。

e0200261_20214930.jpge0200261_2022750.jpge0200261_20222372.jpg「あまりお腹がすいてない」というママなので、今日はあまりもんで、厚揚げ焼きとキノコのポン酢、手羽先の甘酢焼き、残りもんのグラタン。
たいしたおかずではないのに、料理を目の前にしたら、パクパク食べ出して、手羽先の骨までしゃぶり「あんた、料理うまいから、お店しなさい。私、手伝ってあげるから」。
「だからぁ〜、大阪で店するなんて、こんな料理ぐらいではムリだって、何回も言ってるやん。ママ、こないだ食べた、お好み焼きを美味しいって言ってたけど、悪いけど、あれは上、中、下の下の味やよ。あれを美味しいって言ってるママの口は当てにならんわ」
「そうかなぁ。美味しかったよ。昔、門司でも汚い店やのに、お客でいっぱいのお好み屋さん、あったわ。流行っていたよぉ?」
「美味しいから、流行っていたの。大阪のお好み屋さんで、今もやってるのは、20年、30年も続いてるとこばかりやの。美味しかったら、店が汚くても繁盛するの」
「そうかなぁ。大阪で商売するの、難しいんやなぁ」
「そうよ。流行らなかったら、あっという間に借金よ」
「さすが、食い道楽やねんなぁ」
「やっと、わかったの。そう、大阪人は、食べ物に、命、賭けてるの」。

で、洗いもんをしてくれたママリン、「早く寝ないと、また、明日、朝がつらいよ」で、8時に寝はる。

実は私、出先でビールとワインをちょっと飲んで帰ってきたので、厚揚げをアテに日本酒をチビリチビリやっていたので、テーブルの上をきれいに片付けてもらい、実はとっても助かる。

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今日、感じたことは「ママの記憶(今)は、どんどん失っていくが、ママと暮らすことで私の記憶(子供の頃)が蘇ってくる。まっ、記憶は二人で、ひとつを共有したらいいか。
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by asayosan | 2010-12-21 20:36 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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