ボケリン・ママリンの観察日記

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2月28日(月)バカ子供&バカ親論争で、ママ撃沈。

早朝5時頃、ママ、ガバッと起きて、
「母さん、どこに行くの。まだ夜やないの。え〜、どこに行くの。こんな夜に出かけるのやめてぇな」と、見えない母さんを追いかけて、玄関の方まで行っている。
「お願いやから、どこに行くか、言って。納得できる場所やったら、私も一緒に行くから…。でも、夜やでぇ。こんな暗いのに、出かけるのは、やめてよ。お願い、どこに行くのか言ってよ」
と、必死で、見えない母さんを引き止めている。まるで、本当に母さんがいるみたいな真に迫った説得が続いている。
どうなるか、聞き耳をたてていたら、
「あれっ? おらへんわ。夢、見たんかなぁ。寝よ。アホらし」
と、あっさり素に戻り、トイレに行って寝はる。でも、自分で夢と気がついて偉い。
でもこのセリフ、私がいつもママに言ってるのと同じだ。
ある意味、ママの記憶の欠片を増やしているのは、私との会話なのだろう。

で、朝はケロリと目覚めて、ママレードトーストとコーヒーの朝食を食べ、「下で遊んでくるわ」と管理人室に行って、敬礼して、元気にデーサービスに出発。
バスに乗ると、「わぁ〜ぃ、今日もよろしくお願いします。それでは、極楽に行ってきまぁ〜す」。

5時半に帰ってきて、「今日、そよ風さん、楽しかったん?」と聞くと、「楽しかったわぁ〜。あそこ、大好きや。慣れてきたから、心安い人もできてん」とご機嫌。
「すぐご飯にするのと、おやつと、どっちがいい?」と聞くと「おやつ!」。
で、アンパンとコーヒーを出す。子供かぁ。

e0200261_21323796.jpge0200261_2133852.jpge0200261_2133316.jpgでも、私は昼抜きで、お腹ペコペコなので、6時から夕飯にする。
ママは、冷凍した残りもんのカレー、私はカレイの干物と、卵焼きやら煮物やらの残りモンと、香里園菜園のおいしいほうれん草とラデッシュとわかめのサラダをチャチャと用意して、日本酒でチビリチビリはじめる。

冷蔵庫を新しいのに買い替えて、レコピン効果とやれで、生野菜や残りモノの持ちよくなったのには驚く。あまりに持ちが良すぎて、つい油断してしまうのが玉に傷だが…。そういえば、トイレも快適すぎて、外のトイレで冷たい便座を不快と感じるようになってしまった。
何ごとも、便利に慣れてしまうのは怖い。

やっぱりというか、たった1個のアンパンではあるが、ハラペコ状態ではないので、ママ、カレーを残し、私が食べてしまう。空腹こそが最高のごちそうである。

ママは、さっさと食事を終え、私は、まだチビリチビリやってるのに、横で質問攻めにされて、「なぁママリン、私はまだ食べてるやん。噛んでるから、口にものが入ってるから、質問はやめてくれるぅ。消化に悪いわ。しゃべってもいいから、質問はやめて」と、苦言を言う。
「はい。わかりました。でも、こんな時にしか、あんたとしゃべられへんやん。私も、これからのこと考えなあかんし、あんたにばかり世話になられへんので…。亀ちゃんが住んでるんで、うちの家に帰って、門司の連中を呼んで、暮らすわ。かずえ姉さんも呼んだら、来てくれるわ。お金はあるの? あるの。私は、神崎先生とこに働きに行くけど、ジェフはどうしよ?」と、うるさい、うるさい。

「ママ。もぉ、死んでる人を死んでるって言うの、やめるわ。ママが生きてると思うなら、それでいいわ。そう思う方が、幸せなんやろぉ。生きてることを糧にしいぃ。私は亀ちゃんもかずえ姉さんも会ったことないけど、その人たちを探すことを、ママのこれからの人生の目標にしぃ」
「あんた、何言うてるの。亀ちゃんもかずえ姉さんも死んでるやん」。
ダハァ〜。あ〜言えば、こ〜言う、ばあちゃんである。

「ほんなら、とりあえず、食事が終わるまで黙ってて。私、全然、噛むヒマもないわ」
「それはそれは、悪うぅございました。お邪魔でしねぇ。ちょっと、散歩に行ってきます」
で、7時半頃に出て行く。
15分後、帰ってきて、
「あんた子供たち、どこ、行ったん? いないって、さっきまでここにいたやん」
「悪いけど、こんな夜に、黙ってどこかに行く子供は、ろくでもないわ。そんな子供の親も、ろくでもないわ。そんな親子に関わると、ろくでもないので、悪いけど、私は関わりたくないわ。昔、父さんがよう言うてたやん。教育のない奴は、ろくでもないもんになるって…。その、ママが探してる子も、しつけも礼儀もなってないわ。末は不良かヤクザやわ。悪いけど、私とは関係ないんで、ママだけのおつきあいにしといて…。私を巻き込まんといて…」。

で、私の新しい講釈を黙って聞いていたママ、黙ってまた出かける。
で、すぐ、帰ってきました。
「あんた子供たち、どこ、行ったん? まだ、帰ってきてへんの。どうしよぉ〜」
「だから、子供の世話は、親がするもんやろぉ。こんな夜に子供をほったらかしにしているのは、バカ親やわ。ママとその子供はどんな関係かしらんけど、そんなバカ子供と、バカ親に関わらんほうがいいよ。世話してあげても、恩を仇で返されるだけやよ。やめとき、やめとき」
で、また、黙って聞いていたママ、黙ってまた出かける。

7時半から8時半まで、出たり帰ったりしていたが、私の新しい、バカ子供&バカ親論争に、そのバカな子供が私たちで、バカな親が自分であるということを認めていいのか悪いのかの混乱に陥ったママ、「あんたは、偉いから、そんな下司の親子とはつき合わないんでしょうね。あ〜あ、わかりました。私は教育がないから、こんな偉い人の家には住めませんわ。明日は出ていきますので、今日は泊めてもらいます。それでは、寝かせていただきます」と、寝はる。
すぐに、グーグーのイビキが聞こえ、今日は、「ジェフ、ジェフ」とも言わなかった。

10時頃、寝言。
「あっ、ツギオちゃんは、どこ言ったん? 死んでるの。そんなら、いいけど、布団、敷いたらなあかんなぁと思ったんやけど、夢、見てたんやなぁ。そんなら、いいわ」で、また寝はる。

11時頃、ガバッと起きて、「子供が出ていったわ。早よう、見つけんと。今、出ていったばかりやん」で、パジャマのまま出て行ったが、すぐ「寒いわぁ」と帰って来る。
「あかん。おらへんわ。あきらめるわ」で、すぐ布団に入ったママに、
「子供が行方不明やのに、そんな、すぐにあきらめるの」
「だって、寒いんやもん。しかたないやん」
「そんな問題やないやろぉ。でも、夜の11時に抜け出すような子は不良やわ。ゲームセンターかカラオケで遊んでるわ。ひょっとしたら、援助交際してるかもしれんわ。いったい、そんな不良娘、誰の子やのん」
「そんなん、知らんわ。寒いのに、凍えてるかもしれんわ」
「そしたら、捜しに行ってあげたらいいやん」
「寒いから、もぉイヤや。あんたが探したらいいやん」
「なんで、私がそんな不良を捜しに行かなあかんの。ママも、もぉ寝るんやったらあきらめ。心配やったら、捜しに行き」
「いいわ。寝る」で、すぐ寝はる。

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本日の家出:5回
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by asayosan | 2011-02-28 10:27 | 今日のママリン

2月27日(日)窓辺のテーブル席で、子供ウォッチングに大喜びのママ。

お昼の1時まで寝ていた日曜日。
とはえい、9時頃からトイレに1時間おきに起きてきて「あれ、うちの子供たちは?」。
「ママ、子供の夢みたんやわ。寝ぼけてるわ。もう少し、寝とき」に、「はい、わかりました」で、また寝て、たっぷり睡眠。
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2時すぎより出かけて、近所の1000円散髪屋さんで、髪をカット。
理容師の兄ちゃんに、「私は、ずっと大阪に住んでたんですが、やっと大阪に帰ってきたんです。娘の家にいるんですけど、やっぱり高松はいいですねぇ」と、意味不明なことを10分間、しゃべりっぱなしで、兄ちゃん、返事に困ってる。

で、天神橋の橋の上で、「天六まで、川沿いを歩くのと、商店街を歩くのと、どっちがいい?」と聞くと、「そら、商店街がいいわ」。こんな天気がいい日は、川沿いの方が気持ちいいのに、ガックリ。

e0200261_2075087.jpg本当は、天神橋六丁目まで歩いて、寿司かお好み焼きを食べる予定だったが、途中のかねてより気になっていた魚屋さんのイタリアンバルに入ってみる。
ママはエビのトマトクリームパスタ、私はワインのアテに、オイルサーデン、さよりの塩焼き、カレイの唐揚げ。
店から商店街が見え、ママ、子供が通るたびに、「可愛いわぁ。あんた見てごらんよ」と、うるさいうるさい。
「お父さんが、ちっちい子供の手をつないでるのは、可愛いなぁ。お母さんは、そ知らん顔してるわ。年寄りでも、アベックの人が多いなぁ。あれ、見てごらんよ。手、つないでるわ。私なんか、父さんと手をつないだことないわ。道、歩いていても、私の3メートル先を歩いていて、肩を並べて歩いたこともないわ。あの人、いいカッコしぃやったから、美人としか歩かへんかったわ。
あんた、一人でこれからどうするの? 一人で歩いてる人なんか、おらへんやん。一人は寂しいでぇ」
「ええの。今日は日曜日やから、アベックが多いの。私はクーがいるから大丈夫」
「クーって、猫やん。あんな、ちっちゃい子供、欲しいとは思わへんの」
「思わない。可愛いのは、ほんの一瞬で、小学校をあがったら、憎たらしい生意気な子供になって、すぐに色気づいて、後はおっさん、おばはんになるの」
「そんなことないわ。あんたも子供の頃は可愛かったで。♪春よこい♪が唄われへんと♪あぶくこい♪って唄ってて、みんなそれを可愛いぃ、って言ってたわ」
「でも、子供はどこから生まれるの? 拷問ってなに? 阿片ってなに?って、質問ばっかりしていたやろ」
「そんな、質問ばかりしてる子供やなっかったけどなぁ」
「そうかなぁ。子供の頃は、なんでもすぐ、百科事典で調べていたのを、覚えているわ」
「あんたは、物怖じせんかったから、大人の中にもまじっていたわ」。
と、春風を感じながら、のどかな普通の会話である。
外の景色というか人通りが眺められて、楽しいのだろう。

e0200261_20235958.jpge0200261_20242311.jpge0200261_20244365.jpg帰り、天満宮に寄って梅見をして、ブラブラ帰る。
ついでに、繁盛亭の書き割りにママをはめ込み、桂春団治をしてもらう。

もう1軒、飲みたい私、次の店を考えながらブラブラしていたが、「もうええやん。飲むんやったら、家で飲み。もぉ、帰ろうなぁ。ジェフが心配してるわ。しんどいわぁ」と、断固抵抗する。
GOZOの前で、「ママ、シュークリームあるでぇ。ママはそれを食べや。私はワイン飲むわ」の、甘いもんの魅力的な提案も、「いらん。お腹いっぱいや。はよ帰ろ」と拒否。で、家に帰る。

5時半頃に家について、「ジェフ、ジェフ、帰ったきたよぉ」と、せっかく籐椅子で寝ていたジェフを起こして、無理矢理抱っこ。
ママのジェフへの対応を見ていると、本当にジェフの身になって愛しているのか疑問である。自分の気分だけで、「ジェフ、ジェフ。なんで私に挨拶しにこないの。もぉ、ジェフ、こっち来なさい」と、怒っている。
時々、クーと間違えてるしぃ…。

で、6時にはジェフを連れ、お布団に入ったママ。
「明日、私、どこ行くの? そよ風さん。はい。わかった。私あそこ好きやねん」。
で、本日はゾンビトークもない。

しばらくして、ジェフが脱走すると、また起きてきて「ジェフがいなくなったわ」。
「だ〜か〜らぁ〜。ジェフはまだ眠くないの。ママ一人で寝なさいよ」
「あかん。ジェフは一緒に寝るねん」
「ごはん、食べてるやん」
「ほんまや。ジェフはお腹すいてたんやなぁ。はよ、お食べ。待っといたるからなぁ」
で、ご飯を食べたジェフを、また無理矢理抱いて、お布団の中に入れる。
「寝んねちょうなぁ。寝んねちょうなぁ。ジェフ君は寝んねちょうなぁ。♪ねんねこちゃっちゃりまぁせ〜♪ ねた子のかわいさよぉ〜♪ ジェフ君、寝たかぁ。♪起きて泣く子の つら憎さぁ♪ねんねする子は、賢いぞぉ♪」。

で、ず〜〜〜っと、ジェフに、ヘんな替え歌の子守唄を唄っている。
ジェフ君、寝られへんだろう。

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by asayosan | 2011-02-27 20:44 | 今日のママリン

2月26日(土)韓流タレントに興奮のママリン。

ママ、とってもご機嫌で帰ったきました。
朝は、超機嫌が悪く、パジャマを着替えることも拒否。まっ、いいかで9時に管理人室に行ったママ。シマシマの囚人服で陽だまりさんに行く。
土曜日の陽だまりさんは10時のお迎えなので、1時間も浅井さんと理事長におつきあいしていただいたようだ。
お迎えの電話があり、下に行ってみると、
「今日は、丹波篠山の家に行くらしいわ。でも、あっこには黙っていてなと頼まれたわ」
「う〜ん、丹波篠山ですかぁ。これは、はじめての地名ですね」
「俺たちも、そうやわぁ」。

e0200261_21342078.jpg4時半に帰ってきたママ、「あの人は、ほんといい人や。いつも親切で優しいねん。裏表がないねん。あんた、お酒を贈っておいて。私、世話になってるねんから…」
「はい。わかりました」で、ご機嫌で帰ってくる。

西日の当たる明るいテーブルで、コーヒーとアンパンのおやつ。
「あんた、この家はいいわぁ。若い人の家に見えて、年寄りにも落ち着くし、あんた、センスいいわ。ツギオちゃんも、大きな家やったけど、センスがなったわ。私は、貧乏やったけど、お金持ちの家を見てたから、掛け軸のいいの、集めていたもん」
「そうそう。家は人生を楽しくしてくれるの。ちょっとしたことでも、あれこれ考えて工夫するのが、楽しいの」
で、ここにいると、とても幸せなんだそうだ。都会なのに静かなのがいいそうだ。ジェフもママが帰ってから、ずっと後をついていて、律儀やなぁと思う。

e0200261_19492080.jpgテレビで『皇女シシー』をやっていて、シシーが療養している南仏らしい風景に、
「これが、生きるに値する風景やなぁ。窓からの眺めが美しかったら、それだけで、人生がお得やもんなぁ」
「あんた、こんなとこで暮したいの? 私は、ここでも十分幸せやわ。静かやし、空気がきれいやわ」
「でも、海が見えないやん。外の風景がビルばかりやから、つまらん」
「そうかなぁ。あんたは、贅沢やねん」

e0200261_21561387.jpge0200261_2156558.jpg夕飯は、鶏とネギの焼き鳥と厚揚げに野菜たっぷりのアンをかけたもの。すんごく、おいしいそうだ。

テレビでは、K-popのドキュメントをやっていて、ママが「この子たち、カッコいいねぇ」と夢中で見ているのには驚いた。
世に言う、韓流の男の男らしいカッコよさというのは、83歳のばあちゃんでも分かるようだ。

「この子ら、男前やなぁ。昔の朝鮮人は、朝鮮顔してたけど、日本人みたいな顔してるやん。背も高いし、カッコいいわ。うちの兄貴は、沖流ししてて、朝鮮の人をヨボ、ヨボ言うてバカにしていたわ。その時の朝鮮人と全然違うんやなぁ。ほらほら、この子なんて、日本人やん。顔もちっちゃいなぁ」と、出てくる男の子たちをみんなカッコいいとベタ褒めする。
私も、草食系の男子より、ガタイがしっかりした肉体派である。
だが、昔話をはじめたら、差別用語満載なので割愛。昭和の言葉だ。

それから、私が韓国に行った時の話(ソウルオリンピック前に10回は行っている)や、海外旅行に行った話をしていたら、
「私も、外国に行きたいけど、もぉ歳やからあかんなぁ」と、言うので、「今、海外に行ってるのは年寄りばかりやで。安くなってるし、連れていってもいいけど、猫がいるから2泊が限界やわ」
「そんな、猫なんていいやん。連れてってぇや」
「前に5泊で旅行した時があって、友達や康子姉ちゃんにシフト組んでもらって、猫の世話を頼んだけど、康子姉ちゃんが来てくれた時、人見知りのチチも出てきて、康子姉ちゃんの顔を見て、“チ〜チ〜、ママはどこなのぉ、チ〜”って、泣くんやて。それが不憫で不憫で、“あんた、猫が可哀想やから、もぉ、旅行は行きな”って言われたわ」
「ほんまぉ〜、チーちゃん、チ〜チ〜泣いてたのぉ。グスン。可哀想そうにぃなぁ。寂しかったんやなぁ。そら、留守にしたらあかんわぁ」と、ウルウルと涙ぐむ。
さっきまでは、猫なんかいいやん、と言っていたのに、情にはもろいママである。

日本酒をチビチビ飲んで、チューハイを買いにいってついでに、ママにはプリンとココナッツサブレを買って帰る。
プリンをパクリと食べた後、いつのまにかコナッツサブレも完食。
まっ、たまには、甘いもんをたっぷり味わうのもいいか。

で、10時頃まで、ペチャクチャしゃべって寝はる。普通の会話だったのが奇跡。

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by asayosan | 2011-02-26 22:28 | 今日のママリン

2月25日(金)あっこが二人いるというママの現実。

朝は、目覚め良く起きて、アンパンとコーヒーを飲んで、元気に出発。
管理人室で浅井さんと“ちょっといい話”をしていたのか、涙ぐんでいる。朝から約10分間の感涙劇場をしてるわけで、ママの感情も極めて元気。

e0200261_1850498.jpge0200261_1851156.jpge0200261_18503463.jpg5時半に帰ってきて、お腹ペコペコなので、すぐに晩ご飯にする。
キノコたっぷり、肉少量のリングイネのパスタとほうれん草とカブに豆腐とワカメをトッピングしたサラダ。
いつものように、食べてる時はご機嫌である。

テレビのニュースを見たいと言うので、ニュージーランドの地震のニュースを見ていたら、すぐに飽きて「亀ちゃんは、どこやの?」
「今から60年前に、恋もせんと、結婚もせんと、歳をとることもなく、若くして死にました」
「そうや。亀ちゃん、肺病で死んだんや。あれはうちの母さんが悪い。身体が悪くなってるのを気づかへんかったんや。好きな人がいたのに、結婚も許さなかったんや。かわいそうにぃ」
と、肝心なことを思い出してきたようだ。

「かずえ姉さんも死んだし…。私がおばあちゃんになってるのに、うちの母さんが生きてるわけないわなぁ」。
おっと、日頃の洗脳が効いてきたのか、事実を自分から述べるではないか。すごいぞママリン。
「いっぺん、墓参りした方がいいかもね。長い間、お参りしてへんやろ」
「何言うてんの。私、こないだも墓参りしてます。和布刈神社の上の方にあるとこに行ってます」
「はいはい、墓参りしてたら、よかったわ」
「あんた、お金、貸して。ちょっと母のとこ、行ってくるわ」
「墓参り行くなら、新幹線でないと行けないよ」
「なんでよ。すぐそこに母の家があるやん。電車道をずっと歩いたとこにあるわ。あれっ?財布がないわ。あっこが盗ったんやわ。あいつ、私の通帳も印鑑も盗ってるんや」
「カバンの中に財布があるから、探してみいや」
「ないっ。ないんや。ちょっと、お巡りさんのとこに行ってきます」。
せっかくいい感じで真実のルートを歩み出したのに、すぐ脱線。記憶をたどる美しき流れを邪魔するのは、“母さんに会いたい”と思う感情だ。

で、ドアを開けた時にクーも出て行って、私がクーを探す方に真剣になったので、ママ、エレベーターの前ウズウズして、かまってもらいたい素振りだったが、クーをとった私。
で、ママ、後ろ髪引かれながら、エレベーターに乗る。

で、20分で帰ってきました。
「あ〜、ここがいいわ。やっと、あっこの家から逃げてきてん。ここに寝かせて。もし、あっこから電話がかかってきたら、おらん、って言ってな。あの子は怖いわ。やっぱりあこ姉ちゃんとこがいいわ。あ〜よかった」って言っていたが、「あっこもあこ姉ちゃんも同一人物やの」と教えると、
「そんなことない。このへんで私の身内は誰がおるのん。康子ちゃん?あかん、行かれへん。久子さん?あかんわ。正彦? あいつはあかん」で、また出て行く。

7時に出て行き、30分後に帰って来る。
「あ〜、あっこちゃん。今晩、ここに泊めて。もぉ、しんどいわ。えっ、もぉ寝ていいの。ありがとう。寝るわ」で、パジャマに着替えて寝はる。
が、起きてきました。
「トイレ行くの、忘れてたわ………。あんたとこのトイレ,きれいやなぁ。すごいわ。トイレ行くの、楽しみやわ」で、クーをジェフと間違えて、無理矢理抱っこして寝はる。
が、クーが逃げると、「なんで逃げるの。一緒に寝ような」と起きて追いかけて、また無理矢理だっこされて布団に押し込められるクー。
ちょっと、我慢しとき、クー。

9時半ごろ、寝言で誰かとしゃべっている。
「うちの母さんも病気で死んだし…。亀ちゃんはダンナさんと一緒に、大阪のど真ん中で暮らしているわ。私は、なんか手伝ってほしいという所へ、あっちやこっちや行ってるんで、どこが家かわからへん。自分の家はあるんやけど、そこには帰ってないねん」。

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本日の家出:2回
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by asayosan | 2011-02-25 19:53 | 今日のママリン

2月24日(木)ママよ、自由に生きなはれ。

朝7時頃に起きてきて、「あんた、疲れてるやろぉ。私の家に来て、ゆっくり休みぃな」。
最近私がバタバタしてるので、親心が湧き出たか…。
「いやいや、今日も仕事あるから、ママはそよ風さんに行ってきぃや。まだ、寝てていいよ」で、二度寝しはる。

8時40分に起きて、服をソファーに並べておいたのに、ジャケットの上にセーターを着てる。
「ちょいちょい、着こなしがへんやわ。順番が違うわ」
「ええねん。これでいいねん」
「そんなん、アンポンタンな子みたいやけど…。ママがいいならいいけど…」
に、“アンポンタンな子”に反応したママ、自分で着替え、朝ご飯を食べずに、管理人室に出かけた。で、この“アンポンタン”は、ママの常套句。昭和の言葉だ。

管理人室に迎えに行くと「これはこれは、お嬢様。お迎えがきたんですか?」で、浅井さんに敬礼して、ご機嫌で出発。

e0200261_19231348.jpge0200261_1942499.jpg5時すぎに帰ってきて、私がお腹ペコペコだったので、すぐに夕食。
香里園菜園からもらった、たぶん小松菜とアゲ他の煮物、豆腐とエノキとネギのみそ汁、メインは肉厚なカレイの一夜干し。よって、本日は日本酒で…。
で、魚をメインにすると、骨のすみをほじくったりして、食事時間が長くなることに気がついた。
カレイを骨までしゃぶって約2時間、食事に専念している。
よしよし、これからも骨あり魚料理をメインにしよう。

で、食事が終わり、洗いもんをしてもらうと、死者を呼び起こすゾンビトークの魔の時間。
今日は作戦を変えてみる。
「ママリン、亀ちゃんでも、かずえ姉さんで、ゆきさんでも、万吉さんでも、昔の思い出話をしてくれるんやったら聞くわ。私も興味あるから…。でも、死んだん?だけの質問なら、話にならんやん。だって死んでるやもん。だから、昔の思いで話をしてよ」と、提案してみたが、「フフフッ。そんな思い出なんかないわ。話すことなんか、ないんやけどな」。
え〜っっっっ、あんなけ、会いたい、会いたいと言い、寝言でいろいろ悪口を言っているのに、真面目に真摯に話を聞くと言えば、なにもないと言う。
やっぱり、認知症の頭というのは特殊だ。
ママが覚えているのは、思い出でもないのだ。
ただ、感情というもののはけ口でしかない。そのわき上がる感情にピッタリ会うパズルを探しているだけなのだ。そのパズルのピースは、健常者にとって、まずハマることはない。

で、テレビでは動物の可愛い映像をやっていて、二人で「可愛いぃぃ〜」と盛り上がっていたが、
「私は、もし地震があったら、逃げないでここにいるわ。クーとチチとジェフのそばにいる。3匹を連れて逃げるのは大変やから、もぉ、ここにいて、こいつらと運命を共にするねん」
「なんでぇな。この子らはどうにか生きてるわ。逃げたらいいやん」
「でも、地震で怖い思いしてるんやから、そばにいてあげたいわ。怖い、怖いで、震えてる子らをおいては行かれへん。もし、亡くなったりしたら、その後の人生は、辛いだけやもん。一緒に死んだ方がマシやわ」
「良心の呵責って奴やね。あんたがそんなこと言うとは思わへんかったわ」
「良心の呵責って、一般的なそんな単純なもんやないの。悪いけどね。私はママより、猫の方が可愛いわ。ママは、私、私、私の話ばかりしてるから要望を伝えられるけど、猫は言葉もしゃべられへんし、こっちが想像してあげなあかんの。これが分かるのは、世界広しといえ、私だけやの。ママは、しゃべりやから、ここやなくても、自分の要望を話せるから、どうにか生きていけるわ。でも、猫たちは、私やないとアカンの」
「ジェフ、ジェフ。私もジェフのことは可愛がってるやん。ジェフ君、おいでぇ〜」
「だ〜か〜ら〜ぁ。思いついたようにジェフ、ジェフって言ってるけど、ジェフは籐椅子で寝てるし、チチはコタツの中やし、クーはそこにいるし、みんなのことを把握してないやん。ママは気分でジェフのことを可愛がってるだけやん。それなのに、ママのこと大好きなジェフが不憫やわぁ」
「あんたは偉いから、猫のことも全部、分かるんやわ。私はアホやから、そこまで分からへん」
「アホとか偉いの問題とちゃうの。どんなけ他者のことを想像できるかという話やの」

e0200261_2030914.jpgで、日本酒は飽きて、タバコを買うついでに、チューハイを買いに行く。
自分のものだけ買うのは悪いので、ママにはプリンを買って帰る。プリンに大喜びである。
私は、絶対的な自由主義者であり、平等主義者なのである。

私は、認知症という記憶の忘却(理念)というアリ地獄の真ん中に、ママがいるということは分かっていても、“認知症であっても人は自由である”という信念(理念)の元に、行動しているのである。
たぶん、幕末に生きていたら、志士であるし、フランス革命、アメリカ独立運動の地に生きていても志士であろう。ただ、今の日本に生きていて、私の正義は自由の謳歌であり、それをママに押し付けるのである。認知症なのに…。
って、酔っぱらいの観念論であるが、そんなことをママにしゃべりまくる。
酒を飲んだら、こっちの勝ちである。

そんなことをしゃべっていて、9時頃に寝るというママ。
「今日より、明日はもっと楽しいから、安心しておやすみ」と言うと、
「いやっ。今日はあんたのことを考えて寝るわ。いいこと言ってるみたいやけど、ちゃんと考えてみるわ」で、寝はる。
なんか、自分がヒートしたことが、妙に冷める。
だが、これだけは言える。
認知症のママでも、ママの老後の人生については尊重しているのである。
ママよ、自由に生きなはれ。

で、あいこちゃんから電話があり、ぐだぐだとしゃべる。
「あんた、酔っぱらってるやろ」と、バレバレである。
電話を切ると、通話時間が1時間以上。あっと言う間な感じだったのだが…。
不思議の時間感覚

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by asayosan | 2011-02-24 09:22 | 今日のママリン

2月23日(水)お医者さんに、サービス病状告白するママ。

e0200261_19161715.jpg今朝は起こすと「今日は休むぅ。しんどいぃ」。
「しんどいならさくらさんに行きいなぁ。あそこは看護士さんがいるから安心やから」
「休むって言ってるやん」
「いや、今日は私、忙しいし、さくらさんに行っときって…」
「忙しいのはあんたの都合やろ。私はジェフと寝てる」
「そんな、ジェフみたいに大人しくしてるわけないやん。車で迎えに来てくれるから、行っとき」
で、起きてはくれたが機嫌悪し。
が、大好きなアンパンとコーヒーを用意すると、パクパクっと食べて、出かける。
迎えのバスが来た頃には、機嫌がなおって「今日も、ここ、帰ってきていい?」。

4時半に帰ってきて、そのまま医者周り。
内藤整形外科で、3月分の薬をもらい、今泉内科に行くが、ここでママが爆弾宣言。
ママの血圧や薬の相談をしていたのを聞いて、なにか病状を言いたくなったのか、
「最近、吐き気がして、黄色いものを吐くんです。ご飯粒も吐くことがあります」と、突然言い出す。
「え〜、そんな吐いてるの、見たことがないけどなぁ」
「あんたに言うと怒られると思ったので、気を使ってしゃべってなかっんです」
「いつ頃から、吐き気がするんですか?」と先生。
「ここ最近というか、昨日もそうで、今もそうです。朝も、夕方もです」
「そんなことあったら、ママは黙ってるタイプではないんですけどねぇ」
「あんたがいない時に吐いてるねん」
「娘さんに、気を使ってたんやな。今度そんなことあったら、ちゃんと言うんやで」と先生。
で、ママの病状が事実かどうか、しばらく観察することになる。
が、私は、今泉先生が優しくて親切なので、気を使って、なんか病状を言ってみたい気分になったような気がする。
要は、お医者さんへのサービストークである。ママは元看護士なので、それぐらいの病状ねつ造は、オチャノコサイサイである。が、真実ならえらいことなので、要観察である。

途中、串焼きの店があり、1本100円なので、ちょっと試しに入ってしまう。
食べてる時はご機嫌で、お店の人に愛想も振りまいていだが、お腹がいっぱいになると、また、ゾンビトークになる。
「亀ちゃんは、戦争中に肺病で死んだやん。もぉ60年も前の話やで。大昔に死んだ人やん。今は平成23年で、昭和は遠くになりにけりやの。明日、そよ風さんで楽しむことを考えよぉや」と、優しく説明。
「そよ風さんで、何するの?」
「私は、知らんやん。ママがもぉ2年は行ってるんやから、知ってるやろ」
「そんなとこ、行ったことないわ」
「明日、行ったらわかるわ。ママ、そよ風さん行くの、大好きやん」
「そぉかなぁ」。
で、生ビールを3杯飲んでしまった私。私はご機嫌である。

7時に帰ってきて、パジャマに着替えて寝てくれたが、康子姉ちゃんから電話があり、ママの近況やらお互いの健康などを話して、電話を切ったら起きてきた。
「あんた、誰と何の話してたん? 私の悪口、言ってたんやろ」
「全然。康子姉ちゃんは、最近、腰が痛くて、歩くのしんどいんやてぇ。久子さんも、医者にかかっても、全然よくならないから、病院変えようかって…。で、私が近所の病院をネットで探してあげるねん」
「へ〜。まだ若いのに、歩くの辛いの。なんで、歩かれへんの」
「だ〜か〜らぁ〜。骨がうまく噛み合ってないみたいよ。ママは足腰が元気やから、それだけで幸せやわ」
「うちの子供たちはどこ行ったん?」
「うちに子供なんていないやん。みんな大人、大きくなった社会人やの」
「さっきまでいたやん。どうしよぉ〜。家についたんかなぁ?」
「心配やったら、探してきぃな。そんな子供はいないと思うけど、ママにだけしか見えないんやから、ママしか探せないやん」。
で、探しに出かけるが、5分で帰ってくる。
「あんた、子供、帰ってきた? いないの。はぁあ、どうしよう。まっ、たぶん自分の家に、帰ってるわ」と、あっさりあきらめ、「ジェフ、ジェフ、寝るよ」と、8時に布団に入る。

本日の評価:
本日の家出:1回
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by asayosan | 2011-02-23 22:45 | 今日のママリン

2月22日(火)ママの身内は、みんなお亡くなりになりました。

e0200261_9523629.jpge0200261_9521760.jpg朝は、起きてから約20分でお出かけ完了になり、ラクチンにた。

5時過ぎに、そよ風さんから帰ってきたママ、本日もフェーシャルエステをしてもらったそうで、私の肌よりスベスベである。
本日は、ギャラリー業務が忙しかったので、外食にする。
6時前に出かける予定で、ママの前でパソコン仕事をして生返事をしてたら、すぐに疎外感を感じたみたいで「ちよっと散歩に行ってくるわ」。
「あと少しで、ご飯に行くから、待っててな」と、言ってもダメである。
1回目は帰ってきたが、2回目は平野町交番から電話があり、そのまま、居酒屋とく兵衛に行く。
ワカサギの天ぷら、オコゼの唐揚げ、きずし、カレイの塩焼き、鉄火巻き、ピザを頼み、私は生ビールを4杯飲み、酔っぱらう。

「あんたにかかれば、私の身内はみんな死人やねんな。ほんま、怖いわ」
「死んだ人は、死んだって言うしかないやん。生きてるってウソ言うほうがいいなら、ウソついてもいいけど…」
「ウソ、言われるんはイヤやけど、もう少し、優しく言われへんの」
「優しく言うって意味がわからへんけど、まっ、優しく言ってみるわ」
で、話がまとまる。
その後の「うちの父さんは?」「亀ちゃんは?」「母さんは?」の質問に、「お亡くなりになりました」と、丁寧に対応したが、結果は同じである。
「死んだ人を死んだって言って、まるで私が殺したみたいに言われるのは理不尽やわ。亀ちゃんとかかずえ姉さんは、私,会ったこともないし、若いときに死んでるんやから、しかたないやん。身内が死んで寂しいという感情の問題やろぉ。ママが寂しいと思うのは勝手やけど、私と一緒にいてるんやから、ないものねだりするのはやめて、今を楽しみ」
「そんなこと言っても、身内がいないのは、寂しいねん」
「死んだ人を生き返らすことはできないんで、そしたら寂しいなぁ〜と、一人でしみじみして」
「あんたは、キツイなぁ」
「キツイんやなくて、本当のことを言ってるの」
「その本当のことも、もう少し、優しく言って欲しいねん」
「ほんなら、明日はさくらさんに行って、お友達としゃべって、家に帰ってご飯食べて、私とジェフと遊んで、朝起きてご飯食べて、理事長らとしゃべって、またデーサービス行って…。この生活のどこが不満やの?」
「不満なんかないよ。幸せやなぁと思ってるよ」
「ほんなら、それでええやん」
で、7時過ぎに家に帰る。

すぐ、パジャマに着替えて寝てくれたので、お風呂に入っていたら、ドアをノックする音が…。
バスローブを着て出てみれば、脱走したママを理事長が連れてきてくれた。
その隙にクーもドアから脱走して、濡れた髪で、今度はクーを追いかける。そしたらまたママが、エレベーターに乗って、クーとママのダブルの捜索。
9時頃、捜索終了。人も猫も無事帰還。

寝たら寝たで、布団の中で、亀ちゃんとツギオちゃんの悪口を口汚く延々に言っているママ。
「ママ、そんな人の悪口ばっかり言うの、見苦しいで。自分は良くて、人が全部悪いなんて、若いアンポンタンな女の子の、私、私、私は悪くなぁ〜い!って言ってるのと同じやん。歳とったら、人間として成長するかと思っていたけど、ママはアカンわ」
「私は、本当のことを言ってるだけです。亀ちゃんとツギオは、どんなけ母さんの金を盗って、泣かせていたか…。万吉さんも、手を焼いていたわ」
「でも、もぉ死んでるんやから、死者を冒涜することはやめとき。ママの値打ちを下げるよ」
「死んでないって。さっきまで、そこにいたやん」
「私は、本当のことを言います。二人共、お亡くなりになりました」
「そやけど、ツギオちゃんはゆきさんの本当の子やないのに、そ知らん顔でこづかいをむしっていたんや」
「そんな昔のことの悪口ばっかり言ってたら、ママもツギオちゃんと同じ穴の狢やで。ゲスの勘ぐりやで」
で、この一言で黙ったママ。そのまま寝はる。
なにか琴線に触れたのだろう。

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本日の家出:4回
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by asayosan | 2011-02-23 10:30 | 今日のママリン

2月21日(月)ママは前科持ちやったんかぁ。

昨晩3時に起きて、食パンをそのまま食べていたママ。
お腹がすいたら、味などどうでもよくて、ただお腹に入ればいいのだろう。
よって、朝ごはんはいらないそうだ。

下で迎えのバスを待っている間、♪春よこい 早くこい♪と唄ってるママ。
「あんたがちっちゃい頃は、♪春よこい♪ が言えなくて、♪あぶくこい♪ って、唄ってたわ。ちっちゃい頃は、可愛かったんやけどなぁ〜」
「そんな、ずっとちっっちゃいままでいるの、私はイヤやわ」
「そらそうやけどな」。
で、今日も元気にデーサービスに出発する。

e0200261_19184756.jpge0200261_19211147.jpg5時半頃、帰って来たママ。
「あ〜、ここが一番いいわ。はぁ〜、落ち着く。なんか空気まできれいやなぁ」
「よく分かったやん。今日は1日窓あけて、空気を入れ替えてん」
「あんたは、そんなとこが、しっかりしてんな」
と、ご機嫌。その流れで、鮭とカブの葉たっぷりの卵焼き、豆腐とネギのみそ汁の夕飯。
いつものように食べてる時はご機嫌で、洗いもんもしてくれて、その後がいつもの魔のタイムゾーンとなる。

「私、ここにおっていいの。いや、おったらあかんわ。私、前科持ちやから、あんたの迷惑になるわ。前科持ちってのは、警察によく行く人のことをそう言うねんよ。私、今日も監獄に入ってたし…。係に人の許可がとれたら、門司に帰るわ。大阪のことは夢のまた夢や。亀ちゃんしか、私の身内いないし、あの子と一緒に暮らすわ。あこ姉ちゃんとこいると、あの子は被害に合うばかりや。向こうで、ちゃんとします。とうとう私たちの時代が来たな、亀ちゃん。大阪の連中は怖いわ」
と、全く意味不明。
私が、修正を言わなければ、好き放題の妄想の世界だ。

「まっ、ママが生きてると思ってるんやったら、生きてるんやろ。私は死んでると聞いているけど、探偵でも雇って探してもらったら」
「あんたが、死んでるって言うなら、死んでるかもしれんわ。あんた、本当のこと教えてぇな」
「私が死んでるって言っても、信じないやん。ママの信じる道を行ったらいいやん」
に、しばらく考え中。その後、「ちょっと頭、冷やしてくるわ」で出て行く。
15分で帰って来たが、「あんた、私のお金、誰が持ってるの。あんたやの。あ〜、よかった。お金があればどうにかなるわ。明日、帰るわね」に、「はい。どうぞ」。
で、また出て行って、15分で帰って来る。

「なぁ、あんたは私がどうしたらいいと思う。あんたの意見を聞かせてよ」
「ここにおったらいいやん」
「でも、ここにいたら、あんたの迷惑になるやろぁ」
「いてくれるのは迷惑やないけどえ、ママの話すことが死んだ人や、門司に帰るとか、ここはイヤやとか、面白ないんよ。パンダが来たとか、温泉行きたいなとか、猫の話とか、普通の話がでるんやったら、別にいてくれていいよ」
「そんな、普通の話する余裕なんかないもん」
「余裕やなくて、未練なんよ。もぉ、みんな死んでるんやから、身内はいないんやから、スパっと割り切って、今ある目の前のことを楽しんだらいいのに。なんぼ考えても、どうにもならんことは、あきらめ」
「はぁ〜ぁ、私の身内はもうおらんのかぁ。もぉ、死んだ方がマシや」
「その、死にたいとか、そんな陰気は話を、毎日毎日聞かされてる私の気分も考えたらぁ」
「そんなこと言うても、あんたしか話す人、おらへんもん」
「それは、ママの問題やろ。私を巻き込まんといてよ。自分のことは自分で考えて、自分で決めたらいいやん」
「わかりました。明日、帰りますから、通帳と印鑑、返して!」
「いいよ。返します。もぉ、寝なさい」
「寝ます!」で、パジャマに着替えて7時に布団に入る。

布団の中で、明日からの生活プランを述べているママ。
「そやっ。明日、帰ろ。やっぱり門司がええわ。家があるし…。亀ちゃんと一緒にお店でもしたらええわ。母さんも手伝いたいって言うなら、大阪から引き取ってきたらいいわ。そや、かずえ姉さんもおるやん。みんなで暮らして、当番制にしたらいいんや。私はおでんの店より、モダン焼き屋をしたいわ。いらっしゃいませって、みんなで言うねん。評判になるわ。うちの母さんは亀ちゃんのこと嫌いやからなぁ。あの子は、反抗ばっかりするから…。あっこと一緒や。あっこは人の金を盗るほどワルやないけど、亀ちゃんは、人のお金でもそ知らん顔で使うやろな。あの子に預けたらあかんわ。ツギオちゃんも、ムダ使いばかりして、ゆきさんにこずかいもらってたし…。まぁええわ。私が母さんの世話をしてあげてらええんやから。正夫さんに半分返して、あとの半分は母さんにあげるわ」。

で、もそっと起きたママ。
「あんたに、ひとつだけ質問していい? うちの母さん、どこにおるの?」
「死んでる」
「えっ、そんなことないわ。あんた、間違ってるわ。ジェフ、ジェフ君、寝るよぉ〜」
と、籐椅子で寝ていたジェフ君、ママに抱っこされて、無理矢理一緒に寝かされる。
ジェフに子守唄を唄って、8時に寝はる。

9時頃、ジェフがいないと起きてきたママ。
こっそり布団ら抜け出して、籐椅子で寝ていたのに、ママに抱っこされて来た。
抱っこされたジェフ君、お尻が上で頭が下になっているぞ。思わずプッと吹き出す。

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本日の家出:2回
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by asayosan | 2011-02-21 11:37 | 今日のママリン

2月20日(日)梅を見に行ったことは、記憶にないらしい。

e0200261_1040549.jpg2時頃、ケータイにさくらさんから電話が入り、「酒井さんが、帰りたいと言い出して、ちょっと電話、代わってもらいますか」で代わってもらうと、「あんた、何してんの、早く迎えにきてな!!!」で、ガチャン。
折り返しかけると「酒井さんが帰る帰ると言い出すと、ほかの方たちも落ち着かなくなりますので、4時のお約束ですが、迎えに来て頂けないでしょうか?」だそうで、鬼のいぬ間は、いろいろ用事を入れてる私、「1時間半ぐらい後に迎えにいきます」と返事する。
が、またケータイが鳴り、脱走したママ、施設の玄関まで出ていき、そこで引き止めているので、できるだけ早く来てください、との緊急事態。

自転車で3時に迎えに行くと、道で職員さん二人に囲まれて、リックを背負っているママ。
私の顔を見ると「さっ、帰ろ! 私、泥棒なんか、してませんからね。近鉄なんか二度とこないから。さっ、あっこちゃん、何してんの。はよ、帰ろ」と意味不明。
が、自分の思い通りになれば、ご機嫌がなおるママリン、ついでに、大阪城の梅園を見にいくことにする。

天気はまぁまぁだが、温かいので、散歩日和の日曜日。その割には、混んでもないので、三分咲きぐらいの梅園を散策。
「わぁ、私こんなとこ来たの、はじめてやわぁ」と言うが、ママが大阪に来てから毎年行ってるし、去年なんか3度は来ている。
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e0200261_1163749.jpgパッと咲いてる梅の木の前で記念撮影をしたので、今年は証拠写真となるだろう。
しかしママリン、梅よりも、ちっちゃい子供やワンコを見るたびに「かわいいぃぃ」と、大喜びする。花より可愛い生き物、である。お子ちゃま趣味。
写真を撮るたびに「あんた、私ばっかり撮らんでいいからぁ。こんなばあちゃんと一緒やったら、梅がかわいそうやん」と、言っていたのに、私がノーマークだった遊覧機関車を見ると「あっこちゃん、これと撮って」とポーズを決める。
梅より汽車ポッポ、である。お子ちゃま趣味。

e0200261_1181586.jpg途中、コーヒーショップに寄って、ママは大きなアップルデニッシュとコーヒーのおやつ。
「わぁ、おしゃれな店やね。若い人ばっかりやん。さすが都会やねぇ」と言うが、お客さんはアラフォー以上、初老の方が多い。たぶん、雰囲気だけでヤングの店と言ってるのだろう。
「ほんま、あんたのおかげで、ええ正月、させてもろたわ。父さんは、こんな観光地に連れてってくれへんかったからね。あの人、人ごみ、嫌いやから。でも、怒ってるから、帰るわな」
「父さんは死んでるし、あの家は空き家やから、ほっておいても大丈夫」
「えっ、死んだん。ほんなら、ほっておこか。ここの方が、いいねん」。

マンションの前で、理事長と和歌山のおばちゃんに会い「今、梅を見てきたんです」と私。
「わぁ、よかったね、おばあちゃん。梅、きれいやった?」と聞かれ「え〜、まぁ〜、梅ですかぁ〜。はい、そうなんですぅ。歩いてきてんですぅ。そうですかぁ」と、トンチンカンな返事。
たぶん、忘れているのだろう。はやっ。

e0200261_11152945.jpg5時に「ご飯にしよか」と言うと「いらないわ」。
簡単に、香里園菜園のほうれん草のバター炒めとコロッケにする。
私が、食べてる横で、箸も持たずにテレビを見ていが、たぶん、本当にお腹がすいてないのだろう。6時に「ちょっと散歩に行ってくるわ」と出て行って「ただいまぁ」と帰って来て、また出て行って「ただいまぁ」と帰ってきて、3回目に出て行った後、平野町交番から電話がある。

「今から警邏に出るので、送っていかれませんので、電話しました。さっきまでは送っていたんですけど…」って、「今まで送ってきてくれたんですか? すみません。ママ、このあたりでしたら自分で帰って来られるので、送らなくて大丈夫なんで、ほんと、すみませんでした」。
本日の当番のお巡りさん、今までも度々、うちまで送ってきてくれていたのだが、今日はドアまで送って、さりげなく帰られたようだ。感謝。

で、7時すぎに布団に入ったママ「ジェフ、ジェフ、一緒に寝るよぉ」と言いながら、すぐにイビキ。おつかれさん。

本日の評価:033.gif001.gif001.gif018.gif
本日の歩行距離:070.gif070.gif070.gif070.gif070.gif
本日の家出:3回
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by asayosan | 2011-02-21 10:50 | 今日のママリン

2月19日(土)朝カレーで、頭スッキリなママ。

e0200261_10403950.jpg9時半に起こしたら「はい」と元気に起きたママ。
冬はちょっと夜更かしした方が、眠りが深くなり快眠できるのかもしれない。
浅い眠りで、へんな夢を見て起きて、妄想の続きを現実でされるより、爆睡、爆睡、爆睡の夜が、ママも私も平和である。

で、カレーとパンの朝食に「私、パンをカレーに漬けて食べるなんてしたことないけど、おいしいなぁ。頭もすっきりしてるわ」と、朝からテンション高し。

「今日はお泊まりやから、お友達とおしゃべりして、一緒に泊まってくるんやで」に、「うん、わかった。仲のいい、おばあちゃんがいるから、その人と一緒に寝るわ」と、物わかりがいいが、夕方にはどうなるかわからない。

エレベーターで、和歌山のおばちゃんに会う。
「わぁ〜、おはようございます。元気そうですやん。私、おばあちゃん、大好きやわぁ。私はこれから大阪城の梅、見に行くんですよ」、「私は、お泊まりに行くんですぅ」と、手を握って、二人でおしゃべりしている。こんな時のママは、全然普通だ。
二人で管理人室に「いってきまぁ〜す」と挨拶して、お出かけ。いい朝である。

どうか本日も、お泊まりが成功しますように。
私も、遊びに行きたいのだ。

で、お泊まり成功。私も香里園にお泊まりに行く。
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by asayosan | 2011-02-19 11:15 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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