ボケリン・ママリンの観察日記

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3月31日(木)あっこちゃんが二人いて、ややこしい。

8時40分に起こすと、ぱっと起きて、まぁご機嫌のママリン。
今日は朝ご飯も食べて、下に降りると、理事長と和歌山の奥さんに会い、みんなにバイバイされて出発。
奥さんに「デーに行ったら、ほっとするでしょう」と言って頂くか、ここ最近は忙しく、ママが出かけたら仕事モードの戦闘開始である。

猫ふん冊子も、ほぼデザイン入稿したし、エロイケのDMもほぼ配布したし、ギャラリーの命がけの掃除もほぼ終了し、升田学ちゃんの作品も搬入終了した本日。ちょっと気が楽である。

で、5時半にママが帰ってきた。
「ちょっと、なんか食べたいなぁ」と言うので、アンパンと牛乳を出す。

お昼抜きなので、お腹がペコペコで、すぐご飯作りにかかるが、「ちょっと散歩してくるわ。すぐ、帰るから」と出て行ったのに、料理がテーブルに並んだ頃に、平野町交番から電話があり迎えに行く。
帰り際、「この子は人の前ではニコニコしてるんすけど、家では怖いんですぅ」と、お巡りさんに告白。優しそうな笑顔の若いお巡りさんの顔が、プロのするどい目に変わる。
おいおいママリン。私は怖くない。ただ、ポポンとものを言うだけやん。

e0200261_22395365.jpge0200261_2144239.jpge0200261_22401031.jpg今日のメニューの手抜きで、市販の唐揚げとサラダ、水菜たっぷりのカツオのタタキ、グリーンとホワイトのアスパラの素焼き塩バター。
で、唐揚げがすごく美味しいそうだ。市販なのに…。
私は、しつこい化学香辛料の風味が、好みではないのだが…。

ママは、ハンバーグとか唐揚げとかコロッケとかスパゲティとかグラタンとかピザとか、お子ちゃまメニューが好きだ。
野菜のサラダも好きだ。こないだ串カツ屋に行った時も、食べ放題のキャベツを、恥ずかしいぐらい食べ放題していたっけ…。
歳をとると、どんどん子供返りしてくるのだろうか。

ママの食事時間は15分で終わり、私のアテの皿以外は、全部洗いもんをすることに執念を燃やすママ、テーブルを何回も拭いては、私の皿が空くのを待っている。
「はいはい、全部食べます。この皿もグラスも洗ってください」。

で、またはじまりました、「あっこちゃんの家に行くわ。ここは他人の家やから気を使うねん。あんた、あっこの電話番号、知ってる?」。
私があっこちゃんで、もう一人のあっこちゃんはいなくて、でもママの中では、もう一人のあっこちゃんがいて、その子が本当の我が子で、その子がママには優しくて、ご飯も作ってくれて、でもあんたはキツいし、あっこちゃんとは違う、ということらしい。

「だからぁ〜、ママが私があっこちゃんと違うというなら、それはママがそう思うなら、しかたないわ。でも、私はアサヨさんと正夫さんの子供で、それは戸籍にもちゃんと書いてあるし、それが日本国政府としての正式な書面で登録されているんやけど、ママが違うというなら、しかたないけど、ママが捜してるあっこちゃんは、お巡りさんにも捜せないで。なぜなら、ママの頭の中で作り上げたあっこちゃんやから…」と、シュールな話になる。

でも、ある意味、ママは正しい。
ここ最近、すごく忙しい私、夕方からもメールで仕事をしたりして、ママに対してさくっと流そうとするクールな対応をしていたし、ママにしたらちょっと前の一緒に話をして笑ってくれる楽しいあっこちゃんの記憶が残っているだけに、別人となるのだろう。
楽しいあっこちゃんと、今のあっこちゃんを別人と考えるのが認知症のすごいところである。

健常人なら、そんな時もあり、こんな時もあるけど、その全てがあっこちゃんである、という理解になるのだが、ママの思考は、そんな時もあり、こんな時もある私を、別人と考えるのだ。

でも、ママと遊ぶことは、仕事を全く忘れる時間と考えると、子供がいない私だけど、子供の笑顔を見たら、全てを忘れてリラックスできるという世の親の気持ちがわかるような気もする。

ただ、子供が親にとって無条件の憩いの時間とするなら、認知症の親との時間は、無条件というわけにはいかない。
しかし、子供にはこれからの未来があるのでいい加減なことは言えないが、先が短い老人に対しては、ただ楽しいことを与えるだけでいいのがラクチンである。

私がもう少し年寄りで、楽隠居の身分であれば、ママと100%一緒に遊べるのだが、まだまだ個人の人生に欲がある中途半端な50代。
お互い平等に、ガマンとワガママを分かち合いたいものである。

で、今日は7時に寝はる。

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本日の家出:1回(平野町交番)
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by asayosan | 2011-03-31 22:32 | 今日のママリン

3月30日(水)今日は今日で、これでOKだと思う。

デーサービスがお休みなので、ほっておいたら10時まで寝ていたママ。
起きると、「わぁ〜、気分いいわぁ。私、治ったわ。私、絶対に治ると思っていてん。やっぱり治ったわ。あ〜、よかった」と、トイレに行ってまた寝はる。
11時半に起きてきて、アンパンとコーヒーを飲んで、「今日はどっこも行かんでもいいの。そしたら、もう少し、休ませてもらうわ」と、また寝る。

日曜日の長期散歩と、ここ最近の出たり入ったりで、お疲れだったのだろう。
身体がしんどいと、頭も不機嫌になるようだ。
ママは自分で身体が疲れているのかどうか気づかないので、脳の休め!という指令が、へんな不安へとつながっていくのかもしれない。

12時半になったが、まだ寝ている。ラッキーである。

今日がギャラリーの掃除ができる最終日。
脚立に股がり、北面の吹き抜け壁面を磨き上げ、天井の拭き掃除とムリな姿勢での重労働で、背中はパンパンである。
ママが起きて、「あこちゃん、あこちゃんはどこやのぉ」とわめいているので、「2階のギャラリーにいるから」に、「おってくれたん。ほんなら安心やわ」と、また寝たようだ。

で、ママが1時に起きてきたので、アンパンとコヒーのご飯を食べてもらう。
ママはアンパンさえあればご機嫌なので、ピンチの時はアンパン頼みとなる。

で、まだまだ天井やら階段やら床やら、掃除するとこが多いので、ママには電灯を拭いてもらう。
一生懸命、拭いてくれるが、やっぱりムラがある。
が、「この電灯、拭いてくれる」と、再び頼むと、すでに1回は拭いているのに、また拭いてくれるママ。こういう時の認知症はいい。
自分が1回拭いているのを、忘れているようだ。
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で、退屈になってきたママ、「ちょっと出かけてくるわ」と出て行くが、しばらくして平野町交番から電話、迎えに行く。
帰りに理事長と会い、「さっきから、働かされてばっかりやって、文句言ってたでぇ」。

「ママ、あと30分で終わるから待っててな。その後、ご飯に行こうな」となだめて、床以外は掃除終了。
北浜は昼時を過ぎると店が休憩に入るので、3時半より本町通りの中華料理店まで歩いて行く。

e0200261_21274223.jpge0200261_2128621.jpgママは麻婆豆腐定食、私は生ビール付きのちょっと一杯コース。
ママは生ビールの泡が好きなので、泡だけ飲む。
が、私は生ビールをおかわりしてしまい、結構な酔っぱらい状態となる。

4時半に帰ってきて、コタツでまどろんでいたい私に、元気がありあまってるママ。
しばらく大人しいかったが、「ちょと出て行くわ」に、「はいはい、どうぞ」とカギをあけて、出て行ったママ。
なんかウトウトしたいたようで、6時に電話で起こされる。
なんと天満橋交番まで行っているようだ。
で、自転車ですぐに迎えに行くが、途中、どこで飲もうか考えている私、不謹慎でもある。

私の顔を見て、すぐに「はぁ〜、あっこちゃん。迎えに来てくれてありがとうなぁ」と素直な反応で、京阪モールの雑貨屋などをついでの見て帰る。
地下の食料品売り場で、これからの酒のアテを捜してみるが、カツオのタタキがないので、ライフに寄って、カツオのタタキを安くゲット。

実は、ここ毎日、ママが寝た後で、カツオのタタキをアテに飲んでいるのだが、私はカツオのタタキに野菜をたっぷり乗せるのが好きで、香里園菜園の水菜をたっぷり乗せるのにハマっている。
ドレッシングは、ポン酢とオリーブオイルと梅酒の梅肉をみじん切りにしたものを混ぜたもので、すんごく美味しいのだ。

で、7時に寝たママ。
本を読みながら、本格的な飲酒に入る。

で、柴田よしきの警察もんシリーズを読んでいて、テレビの『ダメージ』を見ていて、このふたつの共通点は、頭が良すぎるぜぇである。
人の真理や裏や嘘や、その裏の裏を読みまくる頭の良さと感の良さ。
昔の小説を読んでる昔人間にとっては、今の小説やドラマは、頭、良すぎるわぁ、という感想しかない。
世の中を動かしているのは、そんな抜群に頭のいい人だと思えれば、安心もするのだが、東日本大震災のニュースを見て、関東電力や原発関係やマスコミや閣僚や総理の話を聞いていると、そんなに頭がいいとは思えないことに、すごい不安を感じてしまう。

でも、私の仕事が忙しくなると外食が増えて、お金を使いすぎる。
でも、お互いが老い先短く、お金を倹約するような歳でもないし、使う時は使ってしまおうホトトギス。
この、お金の使い方の大胆さが、死の方が近くなってきた大人なのである。
お金を貯める時期は過ぎ、貯めたお金の使い方の方に、勇気がいる新たな葛藤。
少なくとも、ママが生きてる内に、ママの貯金は空っぽにしようと思う。

4月2日から、最も力を入れている『ポップなポルノ 横山こうじ × ヒトスジ 升田学〜エロにイケる〜』がはじまる。
大好きな作家の二人展。企画者としては、ここはみんなのためにドカンと使いたいところである。
こういう私のお金の使い方は、私の主義主張、いや趣味である。

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本日の家出:8回(平野町交番/天満橋交番)
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by asayosan | 2011-03-30 12:22 | 今日のママリン

3月29日(火)マから“劇団”という言葉が出て、シュールな気分。

今朝も朝7時に起きて、着替えてカバンにいろんなものを詰めると、「今から帰ります」と出て行ったママ。
8時すぎに管理人室に迎えに行って、「朝ご飯、食べに帰ろ」と言っても「いりません」。
理事長が「いつものカバンと違うしな。なんかへんなもん入ってるし、帰る、帰るってうるさいでぇ」。
和歌山のおばちゃんが「うちの主人と一緒やわ。なんも役にたたない意味ないもんをカバンに詰めるんよねぇ」。
「ここで遊んどき。お迎えまでここにおらすわ」と浅井さん。
で、「ママ、自分ばかりしゃべらんと、お口、チャック、しときぃや」と言うと、
「かまへん、かまへん。しゃべっていいでぇ。お母さん、話すことがおもろいわぁ」。
で、管理人室から出た私の背中で、ママが何か言って、みんながドカンと笑う声がする。私だけ、仲間はずれだ。

e0200261_11304491.jpg5時すぎにそよ風さんから帰ってきて、アンパンとコーヒーのおやつを出すと、座る前に中腰でアンパンをほおばるママ。

ジェフはずっとママの横に付いて、「ばあちゃん、なでなでしてぇなぁ」と、ニャ〜ニャ〜鳴いているのに、アンパンに夢中でジェフを無視。
ジェフ君、不憫である。


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夕飯を作っていたら、「ちょっと散歩に行ってくるわ」。
ちょうど、ママにはオムライスと豆腐のみそ汁、私はプチオムライスとカツオのタタキとレバーのアテが用意できた頃に帰ってきたので、ラッキーと思ったら、
「あこちゃんの家が分からへんのよ。あの子が劇団の子らと一緒に住んでる家、しらん? 知らんの。あ〜、どこなんやろぉ」と、オムライスの見向きもしないで、また出ていく。

20分後、帰ってくるが、「ご飯、できてるよ。冷めるでぇ」と言っても、オムライスに見向きもしないで、また出ていく。
で、6時からずっと、出たり入ったりしていたママだが、7時すぎに平野町交番から電話があり迎えに行く。おまわりさんも、相手をするのがほとほと疲れたのだろう。
申し訳ないです。

やっと7時半にコタツの入ったママ、「おいしわぁ。ほんま、あんたは料理がうまいわぁ。冷めててもおいしいでぇ」と、夢中で食べる。
私は、すでに発泡酒を3缶空け、スコッチのロックに替える。
『ダメージ』で主人公たちがウイスキーを飲むシーンが多く、つられて忘れていたジョニーウォカーを開けてきたら美味しくてハマっているのだ。
若い頃は、カチッとしたバーボンが好きだったが、モルトウイスキーというのは柔らかく、酔いがまったりしている。
この歳になって分かる、時間が味方になる酒である。

それにしても、あこちゃんは劇団の子らと暮らしていると言ってきかないママ。
ちょっと前に、つかこうへいのドキュメントをテレビで見ていて、ママを相手に、80年代のつかこうへい派と唐十郎派の演劇について、私が熱弁をふるったせいだろうか。
どちらにしても、ママから“劇団”という言葉が出てくるのはシュールだ。

それから静かにテレビを見ていたが、また「あこちゃんの家がこのマンションにあるはずやねん。ちょっと捜して、私がここに泊めてもらうことを伝えてくるわ」。
「ここがあっこちゃんの家やんか。ほかの部屋は他人の部屋やから、行ったらあかん」
「いや、ちょっと、自分の目で確かめてくるわ」
「行っていいけど、絶対にピンポン、鳴らしたらあかんよ。もう夜中やねんから、みんな寝ているよ」で、10時半にまた出て行く。

エレベータが上がったり下がったりしている音が聞こえて、15分後、帰ってくる。
「ママ、ピンポン、鳴らしてないやろな」
「ならしてないよ。エレベータで行ったり来たりして、疲れたわ。今日はここに泊めてな」
で、11時に寝はる。
私も『ダメージ』を見て、ベロンベロンで寝る。

明日はデーサービスが休みなの(介護ポイントが足らないのだ)で、夜更かししてもらうのはいいとしよう。私も朝寝しよう。

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本日の家出:6回(平野町交番)
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by asayosan | 2011-03-30 12:10 | 今日のママリン

3月28日(月)夜の家出は、エレベータで上がったり下がったり。

今日もママが早起きで、早朝に一仕事する予定がパー。
最近、7時には起きてくるので、お迎えまでの2時間も出たり入ったりしてる。
ママが出かけてから、ギャラリーのペンキ塗りをするが、2時間で完了する。

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帰ってきたママに洗濯物をたたんでもらう。ママができる数少ない家事のひとつである。時間はかかるが、すごく丁寧な仕事である。

e0200261_9173151.jpge0200261_918712.jpge0200261_9183276.jpg今日は、よく働いたてヘトヘトなので、チャチャと作れる水菜入りリングイネの市販ミートソースのパスタ、梅酒風味ドレッシングのサラダ。
やっぱり食べてる時はご機嫌なんだが、チャチャと食べてしまうので、私がビールで食事してる横で質問攻めにするので、じゃまくさい。

今日は、本当に身体も頭も疲れていたので、ママの「私、明日、帰るわね。うちの母とかずえ姉さんを呼んで一緒に暮らすわ。母も私と一緒に暮らしたいって、ずっと言ってたから喜ぶわ」という夢のプランに、「そぉ〜、よかったなぁ。みんなで楽しく暮らしぃ」と、軽く返事する。

その後も、ずっと「それ、ええやん。そうしなさい」と、軽く流していたら、今度は「うちの親戚は誰も私のことを心配せんねんなぁ。誰か私を送ってくれる人はいないの?」と、軽く流せない質問をしてきて、「うちの親戚はみんな死んでるから、しかたないやん」と、誰とも言わずに軽く流す。

次は「子供がいなくなったわ。どうしよう」と、質問してくるので「たぶん、ゲームセンターかディスコで遊んでいるわ。そんな不良の子供はほっておき」と、軽く流す。
「そやなぁ。勝手に出て行くような子は、ほっといていいよな」と、ママも軽く流す。

コタツで本を読んでいたが、8時になっても寝ないママ。
「ここは、誰の家やのん。誰か帰ってくるんやろ。お布団がないやん」と質問するので、「そのお布団がママのやから、もぉ、寝なさい」と、お布団を整える。
で、やっと9時前に寝ました。

9時半から『ダメージ3』が見たい私は好都合。

が、10時半頃起きてきて、「ご飯を作らなあかんわ。台所は1階やのに、ここのドアが開かないっ」と、玄関のドアをガチャガチャしだしたので、「うちの台所はここ。そのドアは外に出てしまうでぇ」と説明しても納得しないので、出て行ってもらうことにするが「夜遅いから、よその家のピンポンは、絶対に鳴らしたらあかんよ」と注意する。

エレベータが行ったり来たりする音が聞こえるので、8、9、10階を時々見に行くが、姿が見えない。違う階に行っているのだろうか。
ちょっと前から、10階のギャラリーのドアに、“入り口は、9階です。ここは10階です”という張り紙をしているので、無事に、帰ってくるようになった。
一般人には不思議な内容の張り紙なのだが、ただ、宅配の兄ちゃんも9階に来るのが、ちょい不便。

「はぁ〜、何階か忘れて、エレベータで上がったり下がったりしてもたわぁ」と帰ってきて、11時頃に寝はる。

でも、1階が台所って、奈良の家と間違えているのだろう。

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本日の家出:夜に1回
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by asayosan | 2011-03-29 09:43 | 今日のママリン

3月27日(日)晴天の大川を散歩、ほか徘徊もあり。

あ〜、忙し、である。
今日は日曜日で、ママの相手をしなくてはいけないが、本日は必要悪として割り切るしかない。
朝、7時に起きて、パソコン仕事をして、ギャラリーの掃除。
掃除と言っても、天井やら梁を拭き掃除するので、足場を作っても首が凝る。
起きなくてもいいのに、8時半にママが起きてきて、コーヒーとアンパンというママの大好物でゴマスリ。
9時より引き続き、ギャラリーの掃除をするが、ママに「手伝ってよ」と頼んでも「しんどいから、ここにいる」とコタツでテレビを見てるそうだ。
が、そんな平和なことをするわけがないママ、「こんなとこに閉じ込められてるのはイヤや」と、やっぱり出て行く。
いったい何回出て行っただろうか。しかし、自力で帰ってきてくれるのが助かる。
「あこちゃん、あこちゃん、どこやの。2階やの。あんた、何してるの? 掃除やの。ふ〜ん。私、帰っていいよなぁ? いいの。ほんなら1000円、貸して。電車賃がないんよ」。

本来なら、お金は渡さないのだが、本日中にギャラリーのパテ塗り、ペンキ塗りをしなければならないので、渡してしまう。
たぶん、南警察あたりで保護されるだろうが、それまで仕事ができるので、徘徊オッケーの荒技である。
でも、ちゃんと帰ってきてくれたが、「あこちゃん、1000円、落としたみたいやわぁ」。
そうなのだ。ママにお金を渡すと、なんとなく無くなってしまうのだ。

で、1時になっていたので、ペンキと養生を買うため、片町のコーナンまで一緒に散歩する。
天満橋から大川の川沿いを散歩して、もうすぐ桜が咲くであろうピンクのつぼみを確認し、青空の下、暢気な河の流れを眺めつつ、藤田男爵邸跡公園を横切って、コーナンで買い物。
途中、ノラ猫ちゃんを撫でたり、のんびり散歩は、とても気持ちいい。
すばらしい景色だが、カメラを忘れたのを後悔。

その後、京橋まで歩き、カウンターだけの串カツ屋で遅い昼食。
ママは親子丼ぶり、私はおすすめ串カツセットでビール。
隣の隣の男性二人のお客さんが、知り合いが新地の姉ちゃんに貢いで、人生を棒に振った話をしていて「そらぁ、俺かて、お姉ちゃんと遊ぶこともあるけど、それはそれで遊びやんかぁ。本気になったらあかんわぁ」と、絵に描いたような飲み屋話に、心が昭和になり、聞き耳をたてる。

そのお店の女性従業員は、みんな中国系の方のようで、うまい日本語をあやつり、久々のお客さんに「ちょっと遅いけど…」と、チョコを渡していたり、そのお客あしらいの上手さに感服する。
隣のおっちゃんは、新聞紙を読みながら、串をビールを飲んでいて、私もこんな店で、本を読みながら串とビールがさまになるおばちゃんになりたいなと思う。
2時半に店を出て、また川沿いを散歩して、ママは歩くのが遅いので、私は後ろ向き歩きなどして歩調を合わせ、家についたら3時半。

ママにコーヒーとアンパンを出して、コタツに入ってもらい、私はギャラリーの壁面の釘穴にパテを詰める作業をスタート。
あんなけ歩いて「もぉ、しんどいわ」と言っていたのに、また、出たり入ったりがはじまるが、私はパテ塗りに専念するしかない。
が、結局5時半までかかり、本日のペンキ塗りはあきらめる。

晩ご飯はいらないというママに、「ほんなら、もぉ寝なさい。今日は、よぉ歩いてるから疲れてるで。明日は、そよ風さんが迎えに来るから、今日は早く寝て疲れをとっておき」とすすめると7時に寝て、すぐに寝息が聞こえる。
お疲れなはずである。

私も慣れない姿勢での作業と、後ろ歩きの散歩なんかしたもんで、コタツから立つ時に腰をギクリとやってしまう。
お風呂に入ったら治ったが、私がお風呂に入ると起きてきたママだが、今日はトイレにも起きてこない。相当、お疲れなんだろう。

私も早く寝て、早朝ペンキ塗りをしよう。

で、最近の日記は、こうしたあ〜したの行動の記録が多い。
ママのおもろいおしゃべりの記録が少なくないのだが、たぶん私に余裕がない証拠である。
いろいろ考えることが多く、心ここにあらず、である。

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by asayosan | 2011-03-27 22:27 | 今日のママリン

3月26日(土)忙しい時に、5時に業務終了はつらい。

土曜日のお迎えは10時なのに、7時に起きてきたママリン。
朝ご飯ないらないと言うし、身支度も完了したし、もぉ「下に降りとくわ」を引き止めることはできない。
が、しばらくして「まだ、迎えに来ないわ。なんでやろ? もぉ、寒いわぁ」と上がってくる。
管理人室には行ってないようだ。
「だから、まだまだ時間があるから、コタツに座っとき」と、言うが、また下に降りて行く。
なかなか帰ってこないので、管理人室にいるのだろう。
8時すぎに降りて行き「ママ、ご飯食べるから帰ろ」と、部屋に連れて帰る。
が、朝ご飯はいらないそうで、また降りて行くが、迎えに下に行くと、理事長が「あれっ、上に行ったで」。
エレベーターは10階になっていて、また間違って10階に行ったのだろう。エレベータでキャッチして、部屋に連れて帰って、どうにか間をもたせて、10時にデーサービスに出発する。
ママの場合、早起きは三文の得、では、全然ない。

今は「猫ふん冊子」の入稿の佳境で、訂正やら確認やらのメールが来たり出したりで、そんな頃合いにママが帰って来る。
「ちょっと、切りいいとこまで、仕事していい?」と、コーヒーとアンパンを置いて、事務所に上がるが、5分もしない内に事務所に来て「こまったわぁ。財布、忘れてきたわぁ」。
持って行ってない財布を忘れるわけないのだが、ちょい仕事がしたい私、「あとで話聞くから、あと少し、待っといて」と、バリアを張る。
で、これで、もぉ、ダメになる。分かっていたけど…。
「財布がない。盗られた。忘れてきた。なくした。どうしよう。取りに行くわ」と、いちいち言いに来て仕事にならない。
で、もぉ、仕事はあきらめる。

だが、仕事のテンションから、いきなり家庭的なモードに入る事が出来ず、しばし明日の段取りを考えつつ、ボ〜ッとした感覚を取り戻す努力に、イライラする。
そんな、私の心ここにあらずの空気を察したママは、「ちょっと散歩に出て行く」と出かけるが、これをチャンスに仕事しようかどうか迷ったが、あせってやってもろくなことはないので、テレビをボ〜っと見る。肩のオモリが軽くなってくる。
15分ほどで帰ってきて、食事の準備をする。

e0200261_23445570.jpge0200261_22505731.jpgチャチャと早く食べたいので、蒸し鶏、冷や奴にとろろ芋をかけたもの、昨日の残りの卵焼き。
お運びさんにこき使うが、とてもうれしそうである。
食事がテーブルに並ぶとご機嫌になるママ、私もお腹ベコベコなので、ご機嫌になる。

また、「財布がない。盗られた。忘れてきた。なくした。どうしよう。取りに行くわ」を蒸し返すので、
「ママ。テレビを見ような。フェルメールやってるやん。ママ、知らんの? そしたら見ような。自分の話ばっかりしていたら、心が自分のことで一杯になってしんどいの。心は空っぽにして、いろんなことを吸収したら、頭がバカにならないの」と反論。
で、しばし、私のフェルメール論を聞かせる。
ママが相手なら、こういうことは自由に独断的にホラを気にせずしゃべれるので気持ちがいい。
が、もし、誰かが聞いていたら、論破されているだろう。

で、洗いもんをしてもらい7時となり、それでも「帰るわ」というが、「帰っても真っ暗やよ」に怖じけづき、「今日は、泊めてもらうわ」。
が、またまた、「亀ちゃんは? あんた神崎先生の連絡場所、知ってる? 父さんは、なんで私を迎えに来ないんやろ? えっ、みんな死んでるの。そんなに、私のこと、嫌いやねんなぁ」と、自分中心のことばかり言うので、
「ママ、私はいつの日救われる。それその私が消えたとき、という真理を知ってる? ママは、私私、自分自分が多すぎるわ。自分で自分に振り回されて、しんどくなるんよ」に、
「私かて、人のことも考えてます。ジェフ、ジェフ、寝るよぉ〜」
で、8時前にジェフを捕まえて布団に入り、またへんな子守唄を唄って寝はる。

が、11時に起きてきて「私のメガネ、知らん?」
「明日、絶対に捜してあげるから、もぉ寝なさい」
「あっ、ありました。なんでも自分でせなあかんの。人に頼ったらあかんの」
と言って、トイレ行って寝はる。
なんや、分かってるやん。

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本日の家出:朝より4回
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by asayosan | 2011-03-26 23:32 | 今日のママリン

3月25日(金)ママの頭は、時空を超えてるから困ります。

起きてすぐに、「はぁ〜、今日はさわやかな朝やなぁ。気分がいいわぁ」と、素晴らしいお目覚めのママリン。
そよ風さんが迎えに来るまでずっと、「気分がいいわぁ。頭、治ったかもしれへんわ。いや、治してみせるわ。がんばれ、がんばれ。病気に負けるな」と、ハイテンション。

で、今日は遅めのお帰りで、その足で薬を取りに行くと、「寒いわ、寒いわぁ」と機嫌が悪くなる。

e0200261_2150161.jpge0200261_21504961.jpg今日もお昼抜きだったので、チャチャと作れる、厚揚げの野菜と豚のあんかけ、水菜入り卵焼き、豆入りシチュー。
ご飯をよそってもらったり、何回もお運びしてもらったり、お手伝いを頼むと「よっしゃ。わかった」とイキイキしている。
震災のニュースを見て、「焼夷弾が振ってくるよりはマシやん。えっ、街がなくなったん。えっ、地震でそんなひどいことにはなれへんてぇ。えっ、それがなったん。へぇ〜、そんなひどいことなったん」と、またボケたことを言いまくる。
食後の片付けも全部ママにしてもらい、ビールを取って来てもらい、上げ膳はしたけど、据え膳は、ママの担当。
洗いものは、水を出しっぱなしにするし、食器を洗うのに30分はかかるし、油汚れが取れてない時もあるし…だが、勤労意欲が旺盛なので、ここは消耗してもらおう。

7時が過ぎたので、パジャマに着替えてもらおうと、「それそれ、そのシマシマのトレーナー、それ、それに着替えるのっ」と指示していたら、「なんであんたにそんな偉そうにされなあかんの? 自分でできます。ガミガミ言わんといて」と機嫌急降下。
「そんなら、自分でして」と、黙ることにする。
で、「これ、あっこに渡さなあかんのにぃ」と、何か封筒を数通持っているのを見てみると、私宛の封書だった。返してもらう。

「まだ、寝られへん」ということで、8時過ぎまで起きていたが、私が黙りなので、退屈になって寝はる。

が、10時に突然「あこちゃんはどこやの!」と飛び起きてた。
「あっこは、私です」と言うと、「あんたと違う、うっとこのあっこちゃんや」
「いいえ、私が酒井章子です。免許証、見せよか?」
「いいや、あんたがそう言うなら、あんがたあっこなんでしょ。見せなくてよろしい」と素直に納得するが「亀ちゃんはどこやの?」に「死んでる」と答えると、「あんた、あんまりいいかげんなこと言ってたら、しょうちせぇへんよ!」とキレる。
「亀ちゃんは、65年ほど前の戦時中に、肺病で死んだやん」
「そうや、亀ちゃんはテーベで死んだんや。それは合ってるけど、3年前に死んだんや。年代が間違ってる」。

それから布団に入り、なんかブツブツ独り言を言って寝はる。

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by asayosan | 2011-03-25 22:29 | 今日のママリン

3月24日(木)こにいたら、人間の値打ちが出てきたわ。

昨日、あいこちゃんから電話があり怒られる。
「あんた、いまだに、“私は親に抱っこされたり、手をつないでもらった体験がない。親に優しさを教わってない”って、子供時代のことをグジグジ言って…。昔はどうあれ、親は親やねんから、自分の確執はほっといて、ちゃんと優しくしてあげなさい。あんたは、もぉ大人やねんから、子供時代のことを蒸し返しな。そこが、あんたの幼稚なとこやねん。このblog読んでて、わかるのは、あんたが不機嫌やったら、ママもそれを察して機嫌悪くなるの。あんたが、全て悪いの」。
確かに、その通りです。
「あんた、明日は正彦の誕生やねんから、お祝いしてあげ。ママがこんなことになったのは、また正彦との交流のチャンスやんねで。たった3人の家族やねんから、これを機会に仲よくしいぃ」。
しかし、これは「イヤや。正彦から連絡してくるのが筋や」と却下。

で、今朝は、アンパンとコーヒーの朝食を食べて、機嫌よくそよ風さんに出発。

5時半にお帰りの電話があり、バスの中のママの顔を見て、もぉ機嫌が悪いのが分かる。
私の顔を見て、「あの人、誰?」とスタッフの人に聞いていたらしい。
ちょうど理事長が帰ってきて、「一緒に、どこかご飯に行きません?」とお誘いするが。「寒いからイヤや」と却下される。
ママは、「そしたら、うちで食べてくださいよ」とお誘いするが、今日の夕飯は、「そこまで、ごちそうは作られへんわ」で解散する。

e0200261_2034960.jpge0200261_2041813.jpg今日はご飯を炊くのを忘れ、1.5人分しかないリングイネにブロッコリー、鶏肉でかさ高くしたパスタ、ネギと酢漬けカブの冷や奴。
昨日のワインが残っていたので、濃厚な料理が食べたかった私の好みだが、ママは濃厚な料理のときほど、「美味しいぁ」と言う。で、自分で言うのも何だが、プロの味である。

とってもご機嫌になったママに、私の今までの人生と、これからを語る。
「ママは、子供がいないとか、母さんとこ行くとか言うけど、それはもぉ、今には生きてない人やねん。ムダな苦労や心配するより、私の言うことをきいときぃ。何も悪いようにはしないから、今あることを楽しんでたらいいの」
「でも、お金あるの? 明日もそよ風さん、行っていいの?」
「お金は大丈夫。そよ風さんは、国が9割を負担してるんやから、行かな損やの。私らみんな介護保険料を払ってるんで、それを利用するのは、国民の権利やの。安心して行きなさい」
「でも、みんな私がここにいること知ってるの? 誰も連絡してこないし、私のこと、嫌ってるやろかぁ?」
「いいやっ。康子姉ちゃんも喜代子姉ちゃんも、電話してきてくれてます。ママも電話を代わってるのに、忘れてるだけやん」
「そ〜かなぁ。でも、あんたがそう言うなら、そうやねんなぁ」
「そうなんです。私は真実しか言わないんです」
「そしたら、明日、帰っていいの?」
「帰りたかったら、帰っていいよ。でも、ここの方が気楽やよ。ここにいたいなら、死ぬまでいていいよ」
「ウソッ〜。死ぬまでおっていいの? そしたらここにおるわ」
「オーケー。いいよ。ママの葬式には、りえちゃんやなおちゃんや理事長や浅井さんや、みんな来てくれるわ。ママはここの方が、友達が多いんやから」
「そうやねん。みんな、私が認知症やのに普通につき合ってくれるのがいいねん。ここが、一番いいわ」
「そうそう。来週からギャラリーがはじまるから手伝ってな」
「わかった。手伝う。なんか、ここにいたら、人間の値打ちが出てきたわ」。
洗いもんをしてもらい、私はまたレバーのスライスをアテにワインを飲む。

で、パジャマの着替え、ジェフを抱っこして布団に入ったママ。
「ジェフは賢い子やなぁ。ママと一緒に、ここにおろな。この家はいいよな。広いしな。ジェフもここが好きか? 私もここが大好きや。♪ねんねんころりや。コリャコリャ」と子守唄を唄う
「その、コリャコリャって言うのが、わからんわ」
「コリャコリャってのが好きやねん。ジェフ、ほんまに寝たよ」。

♪ねんねする子は 賢い子♪
♪起きて泣く子は アホの子よぉ コリャコリャ♪
♪あこちゃんの お家が 一番いいわ♪
♪ジェフは ねんねこした 賢いぞぉ♪
♪ちゃちゃんと 寝る子は 賢いなぁ♪

で、ずっと8時半まで、子守唄を唄っていたが、ジェフが寝たので、次は聞いたことない歌を歌って8時40分に寝はる。

あいこは正しい。私がママの気持ちに寄り添うと、ママは平和に寝はる。

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by asayosan | 2011-03-24 20:42 | 今日のママリン

3月23日(水)トンチンカンな感想を受け流して成功する。

e0200261_19564934.jpg今日はさくらさんの日なので、お迎えは遅いので、9時まで寝てもらう。
熟睡しているのを起こすが、ぐずると思っていたのに、昨日の激しい忘却と暴言はすっかり忘れていて、朝の光の中、アンパンとコーヒーの朝食をご機嫌で食べたる。
その後、手持ちぶさたにしているので、コロコロローラーをしてもらう。
気持ちいいそうである。

さくらさんの日はお帰りも早いので、今泉内科にお薬をもらいに行く。
名前を呼ばれても、「診察はいいわ。薬だけなんやろ」と言うので、看護士さんが、「先生の顔を見てから、帰ってくださいよぉ」。
自分は元看護婦だったくせに、診察されるのは苦手なようだ。

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e0200261_20114334.jpge0200261_2012253.jpgママは外食したいと言ったが、却下して家で自炊。
今日のメニューは、アジの干物、昨日の残りのシチューに豆を入れたもの、残りものの水菜の炊いたもの、少し前に作り置きしていた鶏レバーのペーストにするつもりだったもののスライス。

アジの匂いに釣られて、ジェフ君がママの横にべったり。
油断すると、塩味がついたアジをママがジェフにあげるので、その都度、注意する。
それでなくても、ジェフは腎臓が悪いので、塩味は大敵なのだ。でも、そんな病弱にしてしまったのは、ママがなんでもジェフに食べさせてせいである。

レバーのスライスがすごく美味しいので、ビールを替え、ワインを飲もうと思ったが、いつものデイリーワインを切らしてしまい、ワイン庫(押し入れ)のグランレゼルバを開ける。
コルクからしていい香りで、一人で飲むには、ちょい惜しい。

で、ママは横で震災についてのトンチンカンな質問を連発するが、それなりに深刻な状況は理解してくれたようだ。
が、洗いもんを終えると、また電話をしに出て行こうとするので、「奈良の電話は止めてるって。ガスも止めてるし、火事にならんでよかったわ」と、説明すると、本日の家出はギリギリで阻止できる。
が、阻止するためには、それなりの労力が必要なわけで、舌が乾いてきて、せっかくのワインが台無しである。

7時になり「そろそろ寝ぇな」と言っても、「こんな大変なことになってるのに、寝てなんかいられへんわ」と、ニュースを見てるママ。
トンチンカンな感想を述べているが、訂正するのはやめる。

パジャマに着替えと言っても、「このままで、いいわ」と言うので、「ママがいいならいいけど…」とほっておくと、いつのまにか着替えて、8時半に寝はる。

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by asayosan | 2011-03-23 20:36 | 今日のママリン

3月22日(火)光陰矢の如しで、久々の大混乱。

最近、ギリギリまで寝ていて、朝ご飯はいらないと言うが、食べたくないものは、まっ、いいだろう。
コーヒーも半分残す。

ママ、そよ風さんに送ってもらってバスを降りた時から、「ここはどこやの。大阪に帰らせてくれへんの」と、少し混乱。
本日は、ケアマネージャの松岡さんの訪問日なのだが、この家のことも、ここがどこなのか、なんでここにいるのか、私が誰なのかも、全部忘れている。

普段は、お客さんがいるとニコニコと愛想をするのに、ここはどこやの? 父さんはどこやの? 子供はどこやの?と、自分の不安をオロオロとしゃべるばかり。
父の位牌を見せて死んだことを確認してもらい、正月に撮った家族の写真を見せて、正彦が子供やなくてオッサンなのを確認してもらい、真実を説明するが、「ヘェ〜!!!」と、びっくり奇声の連発し「こんなオッサン、正彦と違う」と反論。
そして、今度は位牌を眺めて、「なんで、父さんは死んだんよぉ」と、泣きじゃくる。
大昔の門司の話(ママの娘時代)から、ちょっとこっちに戻った父さんとの暮らしの記憶が戻ったみたいで、ここ最近では珍しい混乱ぶりだ。
月日が流れたことを説明すると、「光陰矢の如しやの」を連発する。

松岡さんが、デーサービスの話などを振ってくれるが、さっきまで行っていたくせに忘れているようだ。
「お父さんは、酒井さんがちゃんと看病して、最後まで看取ったんですから、幸せな人生やったと思いますよ。一生懸命、看病しはったんでしょう」に、
「はい。下の世話から、なんでもやりました。でも、なんで、私をおいて死んだんでしょう。あ〜、生きててもしょうがないわ。私も早く逝きたい」と、メソメソと泣く。
「そんなこと言っても、寿命はしかたないの。今、大震災で、2万人もの人が死んでるんやで。子供も大人も老人も、一瞬で津波で死んでしまうこと考えたら、生きてることを感謝せなあかんやろ」と、話を別もんにすり替える私、こういうところが、たぶんキツイのだろう。

でも、「うそ、そんなに死にはったん」と、ちょっと気分が変りかけるが、また「なんで、父さんは死んだんよぉ」に戻る。今日はそんな日なんだろう。

「酒井さん、お腹がすいてきたんですね。今日もおいしい御飯を食べて、元気になってくださいね。元気でいて頂けると、私も嬉しいですから」に、
「身内がいないのに、生きてる意味はないんです。生きてる人間の身体が触りたいんです。手をつないだり、抱っこしたりしたいんです」
「娘さんがいるじゃないですか」
「娘と抱っこしても、気持ち悪いです。母や、父さんとしたいんです」
「その歳で、父さんと抱っこしたいなんて、自分、いやらしいなぁ」。

私の子供時代、子供とのスキンシップをしなかったうちの両親だった。
が、この歳になって、人とのスキンシップを求めているのだろうか。いや、願望、いや、子供にしなかったことへの良心の呵責かもしれない。

e0200261_10232242.jpge0200261_10225984.jpg夕飯は、カブとほうれん草と鶏のクリームシチュー、ほうれん草のサラダ、パン。
シチューが好きなママは、食べてる時はご機嫌だったのだが、夕方からちょこちょこと仕事の電話が入り、私がパソコンに集中してしまうと、「ちょっと散歩に行くわ」と出て行く。

平野町交番から電話があり迎えに行くが、子供がいないとゴネ倒し、
「山本かずみちゃんがいないねん。私が門司から連れてきた子やん。小学生ぐらいの可愛い子や」
「その名、初耳やわ。誰の子?」
「私の子やん」
「そんな子供のことは聞いてません。ママ、不倫でもした隠し子やの」
「不倫なんてしてません。正夫さんの子です」
「なんで、山本姓やねんよ。正夫さん、怒るわ」
「正夫さんも、知ってます。わぁ〜、どうしよっ」
と、家に帰っても、オロオロしてるが、しばらくして「ええわ。帰ったんやろ」とあきらめる。

8時にお布団に入るが、ずっ〜と、私への罵倒をしている。
こういう時は、返事をしない。
30分後、静かになる。

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本日の家出:1回(平野町交番)
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by asayosan | 2011-03-23 10:46 | 今日のママリン

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