ボケリン・ママリンの観察日記

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6月30日(木)健常者3人を相手にしゃべりまくるママリン。

e0200261_1343742.jpg夕方たっぷり歩いているので、朝まで爆睡できるという、幸せな安眠のご褒美をむさぼっているママ。
9時45分まで寝て、大好きなアンパンを食べて、「あ〜、おいしいぃ。おまえはちっちゃいくせに、なんでそんなにおいしいんやぁ〜」と、アンパンに話しかけている。
ヤマザキの薄皮つぶあんアンパンさえあれば、幸せなママ。
5個入りで128円なので、安くつく幸せでラッキーである。

で、本日も管理人室に遊びに行く。
エレベータのモニターで、私が降りてくるのが見えるので、1階についた頃にママも管理人室から出てきて、「あんたの姿、見えてたよぉ」と秘密を知ってる子供のように喜ぶ。

夕方に、「とく衛兵に行かへん?」とりえちゃんから電話があり、ママが帰ってきた5時25分に出かける。
さっさと一緒に出かけないと、また単独行動されて探し回らなければならない。クワバラである。

で、またいつもの、「女の酔っぱらいは嫌いです。自分の量をわきまえて、節操ある飲み方をせなあきません。この子は女のくせに、ガブガブ飲んでほんま見苦しいです」
「お母さん、その通りです」と増田さんが加勢したので、ママはさらに調子に乗り、
「うちの正夫さんはきれいな酒でした。ほんと上手にお酒を飲みました。量を超したら、パンと盃を裏返して、さっとヤメましたから…」
と、もぉ何百回も聞かされている正夫さん自慢なのだが、増田さんがさらに、
「お母さん、ほんまにその通りです」と、りえちゃんの顔を見て言う。
最近りえちゃん、ベロベロ事件をやらかしたそうだ。

かねてより、私がママの間違いをいちいち訂正し、真実に導こうとするやり方を、「聞き流したらいいねん」とアドバイスしてくれていた増田さんなのだが、今回、私が聞き流しいるのを見て、「方向性を変えたん?」。
せっかくママのホラ話やボケ話が面白いのに、それを否定するよりも自由にしゃべらせといた方が笑えるので…、と説明。

ママと同歳のりえちゃんのお父さんは、この暑い中、卓球2時間ピンポンし、社交ダンス2時間ステップしても元気だそうで、この年代の計り知れないパワーに感心する。

「でも、ママリン、こっちに来た当時に比べて、どんどん垢抜けしてきたよなぁ。きれいになってきてるわ」とりえちゃん。
確かに、来た当時は奈良の田舎のおばちゃんだったが、顔つきがだんだん都会風になってきている。
ママの口に負けないご近所さんのおかげで、しゃべりもますます饒舌になってきている。
大阪の水が合ったのか、洗われたのか、住む場所で変わってくるもんなんだ。

「この子は、そら、子供の頃は悪かったですよぉ。ほんと手こずりました。でも、中学、高校とだんだん大人になってくるにしたがい、思慮がついてきて、言うことを聞くようになりました。大人になったんやなぁと主人と安心してたんです」としゃしゃと言うママ。
「違うやろっ、大きくなるごとに思慮がでてきて親に反抗するようになったの。高校の時はとんでもない一匹狼の不良やったやん」
「それを聞いてなかったら、ママの言うことを信じてまうなぁ」
「そうやろぉ」。

で、りえちゃんが言うには、せっかくママがご機嫌なのに、私がシュッとマッチをすって、ママの導火線に火をつけるらしい。
悪い冗談も一緒に笑ってる時もあるが、悪魔になる時もある。
それでも、シュッとしたくなるのが、私の性でもある。性格なので、しかたない。

で、いろいろボケをかましてくれたママだが、飲んでたので忘れてしまった。惜しい。
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e0200261_134957.jpgうちに寄ってワインで飲み直しをするが、話題が古めの映画の話になったの、ママもアンパン食べながらついてくる。
「昔は映画館ばっかり行ってたんですよ」と、自分の映画好きを自慢して8時半に寝はる。
どこまでホントなのかは、私はまだ産まれてないので不明。

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by asayosan | 2011-06-30 13:21 | 今日のママリン

6月29日(水)猛暑にも負けず、散歩に行ってしまうママ。

私の短パンにTシャツの格好を見て、自分も半袖が着たいというママ、マネしぃか…。
「向こうはクーラーが効いているから、長袖にしとき」と説得。
今朝も管理人室で、モーニングおしゃべりしてから出発。

で、今日はずっとほったらかしていたベランダの掃除。
というか、エアコンの台を風通しのいいものに換え、植木鉢が密集してジメジメ虫がうごめく箇所に台をかまして風通しをよくする。
猫たちがジメジメしたとこで寝るので、風がどこでも通るようにするのが第一の目的。

麦わら帽子をかぶり、首にはタオルを巻き、CCレモンで水分補給しながら、汗みどろで10時から3時まで作業して、シャワーを浴びてさっぱりしたところで、暑い、暑すぎることに気づく。
テレビは今年最高の異常な熱帯日であることを知らせてくれて、そうか、今日は特別暑いのかということで今夏はじめてのクーラーを付ける。
が、全然、冷えてこない。強烈な西日が、テレビ画面を真っ白にする。

e0200261_12351080.jpgママが帰ってきて、クーラーが当たる涼しいところでおやつ。
「あんなぁ、学校、もうやめようと思ってるねん。同じことばっかりで、全然私のためにならんわ。女の先生は幼稚なことばっかり教えるねん。男の先生はまだちょっと化学的やねんけどな」
「やめたかったら、やめていいよ」
と、答えたが、明日になったら「あっ、うれしいぃ」と嬉々として行くはずである。

西日直撃の一番暑い5時前に、散歩に行くというママに、
「今日は暑いから、猛暑やから、出て行くのやめときぃ。死ぬでぇ。熱中症になるでぇ。倒れるでぇ」と脅したが、「すぐ帰るから」と出て行ってしまう。
帽子をかぶして、凍らしたペットボトルを持たせたのが、暑さに負けて帰ってくることを願う。

で、帰ってきました。りえちゃんと一緒に…。

お土産の大好物のアンパンを食べてご機嫌だったのは、ほんの少しで、また出て行ってしまう。
誰かお客さんがいる時は、おでかけしないでしゃべりまくっているママなのだが、優しくりえちゃんが引き止めてくれても、出て行く。

どうしても、なにがなんでも、外を歩きたい、という願望に、ママまっしぐらになってしまう昨今、やっぱり認知症が進んでいるのかもしれない。

それより、ママの頭の中では“暑いから、涼しい家にいる”という感覚がないのだろうか。
りえちゃんも私も、首にタオルを巻いてるほど汗まみれなのに、涼しい顔してるママは、温度感覚がマヒしているか、それに勝るほど、散歩したいのか。
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すぐ帰ってくると思っていたのに、40分後ぐらいに平野町交番から電話。
りえちゃんと一緒に迎えに行き、交番で別れる。
尼崎の人がママを連れて来てきれたそうで、ママは「なんで、あんたが探してくれへんのよ。薄情な子やなぁ。あんたには情がないのっ」と怒っている。

ほんと最近、毎日出かけるし、その時間もだんだん長くなってきたし、自分で帰れないでお巡りさんのお世話になることが激増した。
なんとか、家に留まってもらえるアミューズメントを考えなければならない。
これからますます暑くなるというのに、せめて日が暮れてからにして欲しいものだ。

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寝間着に着替えて、「暑い、暑い」とウチワをパタパタしてるママ。
今頃、気がついたのか。遅い。遅すぎる。
クーとジェフなんか、一番涼しいところで、ちゃんと涼をとっているではないか。

やっと陽が沈んで、涼しい風が吹き込んで来て、ママはまだほんのり明るいうちに寝はる。
で、冷やこい自然の風が入ってきたので、エアコンを切る。
うちは暗くさえなってしまえば、涼しくなってくれるのがラッキーである。

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本日の家出:2回(りえちゃん、平野町交番)
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by asayosan | 2011-06-30 13:03 | 今日のママリン

6月28日(火)久々の、2時間の行方不明となる。

今朝も、あんた誰? ここどこ?の完全ボケ状態で目覚める。
「まっ、深く考えないで、顔を洗ってきぃ」で、着替えて、朝ご飯を食べるが、「もう3日もここでお世話になって、今日はもう帰りますから…。ほんにすみません」。

とか言いながら、管理人室でひとしきりしゃべって、ニコニコで出発する。

で、ママが出かけた後、コタツ、毛布、暖房器具、ママのセーター、冬服、私のコートなど、見ているだけで暑苦しい冬もんを、汗みどろで10往復して車に積み込み、奈良に出発。
1時間で着いて、荷物を家に入れていただけで、顔を日焼けする。
ナフタリンをばらまいてから、車のバッテリーを抜いてさっさと帰る。

いずちゃんに電話して、学園前で降りて家に寄る。
どこの家も庭をジャングル化させているこの季節なのに、すっきり清々しく設え、バラに家庭菜園に、田んぼまであるのには驚く。

学園前界隈をダンナの運転でウロウロして、喫煙可能な喫茶店を探しまわり、コメダ珈琲に到着。
そういえば、大晦日の大祓の時もコメダ珈琲に入り、昨日もイオンモールのコメダ珈琲、で、本日もコメダ珈琲で、“奈良といえばコメダ珈琲”がインプットされる。
が、コメダ珈琲は名古屋が本拠地らしく、喫煙可能と昔の喫茶店風情で、人気急上昇らしい。
で、また奈良の悪口を言いまくる。

e0200261_12104188.jpge0200261_1142924.jpgママが帰ってきて、おやつにして、パジャマ(アッパッパー)に着替えて、一休みしていたのに、また着替えて出て行ってしまう.
で、すぐにお帰り。

お腹ベコベコなので、キャベツとソーセージを寿司酢で茹でただけのザワークラウトと豆たっぷりの卵焼きが10分で完成し、ビールでチビチビしていたら、6時20分にママまたお出かけ。

7時20分もおとさたなしで、8時20分になったところで、平野町交番から電話。
2時間もいなくなったのに、平野町交番からとは、あれ不思議と思っていたら、パトーカーの中にママがいる。
大阪府警本庁に行っていたらしく、パトカーをタクシー替わりにして連れてきてもらったようだ。
もう、ほんとに、恐縮。

「あ〜、しんど。疲れたわ。なんであんな遠いとこまで行かなあかんのよ。もうぅ、ほんまに、しんどいわぁ」とブツブツ文句を言って、バタンキューで寝はる。

なぜに、あなたは、そんなに、歩かなければ、ならないのか。
なぜに、あなたは、自分で歩いた後で、文句を言うのか。

それは、歩いたことも、お巡りさんのお世話になったことも、1分後には全て忘れているから。
毎日が新鮮な散歩なのであるから、しかたない。
しかたない、しかたないのかぁ。

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本日の家出:2回(約2時間大阪府警本庁)
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by asayosan | 2011-06-30 11:43 | 今日のママリン

6月27日(月)遅い衣替えで、ママ衣装持ちになる。

今日は朝から、「あなたはどちらさんやの」「ここはどこやの」の典型的な認知症あいさつをかましてくれたママ、あんた誰、ここはどこの状態がずっと続くが、これははじめての状況だ。
ガクンと段階が上がったのかもしれない。

「私はあっこちゃん、ここは北浜」を繰り返し答えていたが、だんだんじゃまくさくなり、「私は誰でも、ここがどこでもいいやん。朝起きて、ご飯食べて、そよ風さんに行く。これだけ分かれば、十分生きていける!」。
これに、プイっときたママ、「こんな気持ち悪いとこにはおられへん。出て行きます」と、シャネルの寝間着で出て行こうとするので、「そんな格好で出て行ったら警察に捕まる。着替えてからにして」と、服をちゃちゃと用意して、しぶしぶ着替えて、お口を尖らせて出て行く。

お迎えの電話があり、管理人室に行ってみると、「あっ、あこちゃん。あの怖い女の人、出て行ったか? あの女、なんのために家におるんやろお。厚かましいわぁ」。
「今日は、私の悪口、すごく言ってたでしょう」
「めちゃめちゃ言ってたでぇ。全然知らん女が、怒鳴り散らしてるって、それはあっこちゃんのことやったんかぁ」
「あれっ、もう一人いたやん、気持ち悪い女が…。えっ、あれはあんたやの? えっ、あっこちゃんて二人いるの?」
「も〜、いいから。そんなこと考えるのはやめ。そよ風さんに行ってきぃ」
「なんか、納得できへんわぁ。おかしいなぁ」
「おかしいことない。そよ風さんに行ってきぃ」。

今日は衣替え巡行なので、1時間半かけて奈良の実家まで近鉄電車で行く。
住んでないけど去年と今年の町会費を班長さんに払いに行き、伸び放題の植木と雑草で密度の濃いぃジャングルな庭をちょこっと掃除しようかと思ったが、あっと言う間にヤブ蚊の集中攻撃にあったので、あっさりやめる。

半年以上も乗ってない車のバッテリーをつなぎ、キーを回したらエンジンがかかった。ラッキー。
半年分のホコリとクモの巣と枯葉にまみれた車を洗車して、ママの夏物の服と下着、夏仕様の座卓を積み込む。
で、3カ所蚊に食われ、わけのやからい虫に顔を2カ所食われ、汗みどろになる。
あっちこっちが痒くなってきたので、さっさと脱出して、稲本ちゃんと大和郡山のイオンモールで待ち合わせして、タバコがすえるコメダ珈琲でお茶する。

1時間で帰れて、荷物をマンションに上げたら汗みどろとなり、フラフラになったところでママが帰って来る。
フラフラの休憩をしていたら、ママは「ちょっと出かけてくるわ」。
ちょっと静かに休憩したかったので、あっさり許可、明日、奈良に持っていく荷物の段取りを考える。

で、東警察から電話があり、「おばあちゃん、来てます。すみませんが迎えに来てくれますかぁ」って、「すみません。すみません。すぐ行きます」で、「あっこちゃん、ゴメン。また迷子になってもてん」。

e0200261_2359314.jpg出かけたついでに、1000円飲み放題のイタリアンの店に行く。
もう3回目のこの店のお姉ちゃん、「いつも仲がいいですねぇ」。
「いえいえ、全然仲が悪いんです。仲はよくないですよぉ。なっ、ママ」
「そうなんです。私らみたいに仲の悪い姉妹はいないんですよぉ」
「姉妹と違うでしょ〜。親子でしょ〜。お姉ちゃん、困ってるやん」
「あれっ、そうやったっけ。あんたと私って、親子やのん?」
「う〜ん。たぶん」。

女性誌を読みながら生ビールを4杯飲んで、ママの話を聞き流す。
ママはとく衛兵より、この店の方が好きだそうだ。
おっちゃんばっかりの居酒屋より、おしゃれ風なイタリアンが好みのママ。ちょっとおすましして店のお姉さんとしゃべっているので、自由にやってもらう。

8時に帰ってきて、シャネルの寝間着を着てすぐ爆睡。

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本日の家出:1回(東警察)
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by asayosan | 2011-06-29 00:15 | 今日のママリン

6月26日(日)久々に、40分の長期行方不明になる。

今日は自分の家に帰るお迎えが来ると勘違いしているママリン、かごの中に衣類を入れて、車に詰み込む準備をしている。
「荷物は後で送ってあげるから、身体一つで行き」に、「そう、ほんならそうするわ。あんたには世話になったなぁ。もう会うこともないと思うけど、元気に暮らしてな。あんたには悪いけど、やっぱり親の家がいいわ。世話かけたな。ありがと」に「いえいえ。どういたしまして…。元気に暮らしてね」。

そよ風の石川さんも、「今日はなんか感じが違いますね」で、「そよ風さんやなくて、自分の家に帰れるって思ってるんです」。

しかし、お迎えの車に乗って、ほかのおばあちゃんらと挨拶したら、もぉニコニコしゃべっていて、「あっ、あっと言う間に気分が変わったみたいです」で、そよ風モードになっていた。

それから平野町交番にキーホルダーを届けに行ったら、取得物預かり書を作るということで、うちの住所は言わなくても、お巡りさんはシャキシャキとパソコンに打ち込んでいく。
「おばあちゃん、最近見ないですよねぇ」
「いえいえ、毎日、お世話になってますぅ。ここが好きな場所になってるみたいなんです」
「まっ、他所に行かれるよりはいいですけどね」。

で、マンション前で理事長がジョギング途中のおばちゃんとしゃべっていて、
「昨日のキーホルダーを交番に届けてきたんです」
「へぇ〜、カギ、拾いはったん。ちゃんと届けて、いいことしはったやん。きっといいことあるわぁ」とおばちゃん。
「いえいえ。うちのおばあちゃんが拾ったんです。でも、うちのママの場合は、善意で拾ったというよりは、犬がどこからか靴をくわえて帰ってきた、という感じですけど…」に、理事長は大笑いし、ママを知らないおばちゃんはキョトンとする。

e0200261_8525889.jpge0200261_8105110.jpg食事の準備をしていたら、ママは散歩に行き、香里園菜園のナスとタマネギほか厚揚げ、ブタ、ししとう、豆の味噌炒めを作っていたら、理事長が訪ねてきてくれて「交番の方に歩いて行ったけど、ちょっと帰りが遅いんとちゃうか」。

確かに30分は過ぎている。
雨が振りそうなので、近所の自転車で流して探しに行く。
東警察周辺を周り、谷町に上がり天満橋警察を経由したが見当たらず、平野町に戻ってきて、安土町方面の角角を見ながら走らせていると、遠くの方にママらしき人影。
で、平野町2丁目で大アタリのママをゲッチュ。
人に道を聞いて、北浜駅に行こうとしていたらしい。
「あっこちゃん。よぅ見つけてくれたなぁ。なんで分かったん? 奇跡やなぁ。偶然やなぁ。違うの。探してくれてたん。ありがと」と、見つけてくれたことに感謝の言葉を言い続ける。

大阪の街は碁盤の目のような道で見通しが利くので、角角をチェックすると、結構見つかるのだ。

で、家に帰ってご飯。
すごく美味しいそうだ。香里園菜園の野菜は、ほんとの美味しいので、野菜の取り合いになり、豚肉が残る。


e0200261_8493188.jpgで、まだママの衣替えをしていないので、トレーナーとトレパンのパジャマではさすがに暑く、私のシャネルの寝間着を貸す。
スースーして涼しいそうである。

ママの衣装は、奈良の実家に置いている季節もんを車で行って交換しなければならないので大仕事になる。
ここ最近雨続きで、タイミングを外し、下着も長袖のもんしかなかったのでそろそろ限界。
明日こそ、往復80キロの衣替え巡行を決行しなければ…。

で、シャネルのパジャマ、お気に召したようだ。

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本日の家出:1回
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by asayosan | 2011-06-26 16:44 | 今日のママリン

6月25日(土)エレベータ休止で管理人室宴会の午後。

ママの戻りが2時30分なので、昼過ぎに重いリックを背負い帰る。
香里園菜園の無農薬タマネギ、なす、枝豆、手作りジャム、らっきょうを貰い、ウッキーキーである。

本日はエレベータの修理で6時まで使えない。
ママはブイブイ言いながらも、途中で休憩することもなくスタスタと上がっていく。

帰っておやつを食べてちょっと休憩すると、「ちょっと外に行ってくるわ」。
「エレベータが止まってるから、廊下だけの散歩にしときや」と声をかけておいたので、すぐに帰ってくるだろうと油断してたら、なかなか帰ってこない。
で、平野町交番から電話。
今日は、6時まで家から出たくなかった私の目ろみはママの健脚に破れ、「エレベータ動かないんですよ、それなのにぃ」の私の愚痴に、お巡りさんもびつくりで、「確か9階でしたよね。おばあちゃん、転けたら大変やで。家におり」。

e0200261_1592699.jpgせっかく下界まで降りてきたので、アイスコーヒーを飲みに近所のカフェに行く。
私は女性誌を読んで時間をつぶし、ママの質問に適当に相づち。
「ここのお兄ちゃん、男前やなぁ。女性に人気になるはずやわ。お兄ちゃん、いいお店ですねぇ。優しさが顔に出ているワ。また来ますね」といつものほめ殺し。

エレベータが動いてないので、冷房が効いている管理人室に寄って、待機している理事長と雑談。
「私、もぅあっこちゃんとこに世話になることにしました。一人ではなんもできへんし、この子がなんでもしてくれるので、もぉ甘えとこうと思って…。私は年金があるので、ちゃんと生活費も払いますので平等の関係で暮らしていけるんです。私、世話になってばっかりはイヤなんですけど、この子が適当に私の貯金から出してくれるので、対等の付き合いなんです。私、対等やないとイヤですから…。この子も、損にはなってないはずです」と、極めてまともである。

「私、孫が欲しいんです。この子に産みって言ってるんですけど、好きな人がいなんでしょうか。結婚せんでもいいから、子供だけ産んで私にくれたらいいのに…。えっ、生理、あがってるの。あんた、女とちゃんや。可哀想に。どこかに赤ちゃんが落ちてたら、拾ってきて育てたいです。あんた、好きな人はいないの? えっ、クーがいるって…、猫やん。猫の子なら、いつでも拾ってきてくれるの。猫の子はいらんの。人間のあかちゃんが欲しいの。えっ、私に子供育てるのはムリって…。なに言うてるのん、私は元看護婦やでぇ。えっ、子育てを完全に間違えてるって…、あんたが証拠やの。あんたがは悪すぎたからアカンかったんや。いい子やったらちゃんと育てられます。いい子に育てるのが親やって…、あんたが父さんに逆らいまくったんが悪いんや。カワイイ赤ちゃんが欲しいわぁ。こうして抱っこして、ばあちゃんって言われて、なんでもしてあげるのにぃ。赤ちゃんは人形と違うって、…、そんなん、あたりまえやん。あんたは、好きな人がいないから、子供が欲しいと思わへんねんやわ。本当に好きな人やったら、その人の子供を欲しいと思うわ。えっ、全然、思わへんの。あんたはおかしいわ」
「あっこちゃんには、あっこちゃんの人生があるんやから、干渉しな」と理事長。
で、私とママの掛け合いは、漫才のようなそうだ。

で、4時にエレベータが動き出して、そろそろ帰ろと出たところで、理事長のフキもどきの煮物を持ったきた和歌山のおばちゃんと会い、「戻ってもうちょっと話そう」ということになり、私は家に戻って発泡酒とまりちゃんからもらったらっきょうを小鉢に入れて、戻る。

おばあちゃん、面白いから大好きです。あ〜言うたらこ〜で、よう言葉が次から次へ出て来るねぇ。頭、良かったんとちゃう。勉強、できはったでしょう?」に、
「いえいえ、私の頭はアンポンタンですから、いつもこの子に怒られてるんです。この子は、ケンカ腰にものを言うから怖いんです」
「ケンカ腰にもにを言うのはおばあちゃんやろ。文句ばっかり言ってたら、そこの川にほり投げるでぇ」
「私みたいな重い女をほり投げられるわけないわ」
「管理人に手伝わせるやん。簀巻きにしたら、大阪湾まで流れていくわ」
「私もほんとはここに住むのイヤなんです。自分の家、正夫さんと一緒に暮らしたいんです。こに子に無理矢理、引き離された、ここに連れてこられたんです」
「正夫さん、死んでるって…」
「ウソ! あんないい人が死んだん。かわいそうにぃ」。

で、ここで、私が正夫さんは勉強せぇ勉強せぇしか言わない厳しいだけの人で、子供時代は地獄だった話をかいつまんで説明。
「でもお母さんは、お父さんがいない時は優しくしてくれたり、抱きしめてくれたりしたんでしょ」
「いえいえ。父の奴隷のような人でしたから、同じようにガミガミ、怒ってばかりいて、ほとんど口をきいてなかったです。大学に入って1週間後に家出しましたから…」
「それは、この子が悪いんです。父さんに逆らって、逆らって、逆らいまくったから、父さんもだんだん憎しみになってきて、ますますこの子をいじめたんです。大学も好きなとこに行かせてやるって言ってたのに、逆らいまくって、へんなとこに行きましたし…」
「それは理不尽な親でしたよ。自分の思い通りにしようとしてましたし、ママは奴隷のようにこき使われていたし、あれを見て結婚なんかせんとこって思ったもんねぇ」。

どうも、理事長も和歌山のおばちゃんのご主人も厳しい子育ての父親だったようで、同じく子供たちもそれに逆らいまくったようだ。
「昔の親っていうのは、みんなそんな感じだったんよ。でも私は、主人がいないとこでは子供を可愛がっていたけどね。そぅ。おばあちゃんは、子供の味方にはなってくれへんかったんやねぇ」
「認知症になってこんな風に面白い性格になってますけで、昔のママは真面目腐って、常識的なことしか言わないつまらい女でしたよ。たぶん、父親に抑圧されていて、そこから解放されて本来のお調子モンの明るい性格が開花したんかもしれません」。

こんな話を聞いていたママリン、いろんなキーワードをつなぎ合わせ、得意のホラ話に…。
「そら、うちの主人は厳しい人でした。早稲田、出てますから教育があったんです。ですから主人の言うことをきいていたら間違いないと思い、それはそれは尽くしました。でも、子供たちのは厳しいすぎたので、この子たちには、子供を嫌う親なんかいないんやから我慢して勉強をがんばりなさい。
がんばったら、どんなとこでも行かせてくれるから…、って、泣いてるこの子たちをいつも抱きしめてなぐさめていたんです」。

「え〜っ、そんな手をつないでもらったこともないし、親の前で泣いたこともないわ」と私がこっそり真実を言うと、
「それを聞いてなかったら、私らおばあちゃんの話を本当やと思ってしまうわ。ほんとにうまいこと言うなぁ。うちの主人も、絶対に自分を否定することは言わへんもん」。

私の親への反抗話は、理事長にも和歌山のおばちゃんにも身に覚えのあることのようで、「でも、親に反抗したおかげで、自立心が養われ、一人で行きて行く力が備わったわけですから、まっ、いいかと思いますよ」に、「うちも子らも、そうやわ」と二人。

で、発泡酒3缶をあけてお開きとなってが、「ここで宴会したのはじめてやわ」と理事長。
そう、昔、事務所でチンチロリンをする習慣を作ったし、こういう悪習慣を作るのは得意なのである。

e0200261_1556470.jpg部屋に戻ってカツオのタタキにたっぷりタマネギを乗せたものとざるそばの夕食。

で、食事が終わったら、またまた出て行ってしまったママ。
40分経っても帰ってこないので、探しに行こうとエレベータのボタンを押して開いたら、お巡りさん二人に連れられたママが。
「あっこちゃん、ごめ〜ん。遠くに行かんとこぉて思っていたのに、迷子になってもてん」と泣きべそ。
で、安土町のローソンから通報が入り、出動となったそうで、「近所でしたから、ぜんぜんかまいませんよ」で、わざわざ送ってもらって恐縮。

で、ママがキーホルダーを握っていて、まさか私のカギを持って出かけたのかと見てみれば、よその人のキーホルダーだ。
お巡りさんを追いかけて、下に行くとパトカーが止まっていて、理事長としゃべっている。
ママ、パトカーで送り迎えしてもらったんかぁ、で、「母がキーを持っていました、紛失物です」と渡そうとしたら、手続きがあるので、平野町交番に届けてください。今、事件があって不在ですので、しばらくしてから行ってくださいね」。

ママが人のカギを勝手に持ち帰って恐れもあり、エレベータやオフィス部の廊下工事の人が落としたカギかもしれないし、明らかに家のカギほかバイクってぽいカギなど大事そうなカギがついた固まりに、ママに問いただしてみても、どこでどう手に入れたのか覚えていないそうで、「これはあんたが落としたから拾ってあげてん」と言う。

で、後で届けに行こうと思っていたのに、うっかり寝てしまい、夜中に思い出して、家に入れなくて困っている人のことを思うと寝られなくなるが、結局寝てしまう。
カギの持ち主が、一人暮らしではないことを願うばかりだ。

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本日の家出:2回(平野町交番、パトカー)
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by asayosan | 2011-06-26 16:27 | 今日のママリン

6月24日(金)お泊まり成功でホッとする。

今朝も7時に起きてきたが、本日はお泊まりの日なので、ちょい睡眠不足気味にしておくのも作戦かと思い、起きてもらう。
顔を洗ってもらい、ジェフのブラッシングを頼み、お着替えをしてもうが、下着を着ないでブラウスを着たり、またそれを裏表に着たり、ズボンは前後にはいたりと、見事に間違えてくれるので、「違う、違う、それとこれと、あれとこれで…」と、テレビを見ながら口で指示する。

「あんた、テレビ見ながらやのに、よぅ分かるなぁ」
「私は、何から何まで、お見通しやの。ほらほら、そのブラウス、タッグが見えてる。裏表違う」
「あっ、ほんまや。洗濯もんを畳むとき、裏返しのままやったんやわ。ええかげんな畳み方してるわ。ほんまに、誰やろぉ」
「違う、違う。脱いだ時に裏返しにしたままやったんやわ。ほんま、誰がこんな脱ぎ方したんやろ」
「さぁ〜、誰でしょうねぇ」
で、それはそれは何回も着替えをし直してもらったので、8時前となるが、「ほんなら、行ってきます」とカバンを下げて出て行く。

e0200261_16413747.jpg8時からは、管理人室は『おひさま』を見はるので、ママを迎えに行き、「さっ、コーヒー飲みに行こ」で、喫茶北浜に行く。

ママに毎日新聞を渡して、私は天満人を読んでいたら、「セクハラやてぇ。セクハラが禁止になったんやてぇ」と、セクハラ、セクハラを連呼するので、「なぁ、セクハラの意味、わかってんの?」に、「そやねぇ」とお返事。
それでも、セクハラ、セクハラと唱えているので、「ママが、私や友達連中に、お子さんは? 子供をなんで作らへんの?と聞くのがセクハラ。50歳過ぎた女に、子供がきるわけないやろっ」に、「そうかなぁ」。

喫茶北浜のドアからは、街の風景が見られて、職場に急ぐサラリーマンを見て、「みんな、働いてはんのやなぁ。偉いなぁ。なんか男の人ばっかりやなぁ」と路上観察している。
「そうそう、みんな朝から晩まで働いてはんの。ママは、働かなくていいからラッキーやん」
「いいや、私働きたいねん。どこか働くとこないかなぁ」
「履歴書書いて、面接に行ってみたら…」
「そんなことせんでもいいもん。小浜のおばさんとこで働かせてもらうわ」
「そしたら、そこで働かせてもらいっ」
「今日はどこに行くの? さくらさん。お泊まりやのん。ほんならそこに行くわ。行っていいんやろ」
「行っていいよ」
「ほな、早よ、帰ろ。えっ、お迎えまで1時間もあるの。でもいいわ。私、待たせるの嫌いやねん」
で、帰ろ、帰ろ、とうるさいので、家に戻る。

戻ったら「下で待ってるわ」とすぐ出て行く。
お迎えの電話があり、管理人室に行くと、「あまり遅いんで、上に上がったでぇ」。
9階に戻ってみても姿はなしで、戻ってみると、「モニター見てたけど、外には出てないわ」ということで、7階で迷子になっていたママを確保して、さくらさんの車に乗車。

今日のショートステイの担当者は、今まで100 %成功させてくれている優しくて対応の上手いお姉さんで、「たぶん、大丈夫でしょう」と自信の笑顔を見せてくれる。頼もしい。

お泊まりの今後を占う、重要なXデーに、ベテランの介護士の人が担当、成功を祈るばかりである。

で、7時まで家で待機して、SOSの電話がなければ、私もお泊まりである。
ただ今5時。失敗する時は4時から暴れ出すという第一関門はクリア。

で、成功しました。
これで、前回はたまたま調子が悪かったということで、今後もお泊まりに賭けられるぞ。

香里園で、まりちゃんのおいしい手料理と世の中に起っているニュースの話題など、ママの頭の世界から脱した健常者の普通の時間を過ごす。幸せだ。

まなちゃんとまりちゃんで、生まれながらの女王体質について話す。
もし、なんらかの才能というものがあるとしたら、それを日々の暮らしを楽しむために使うのが病気にならない秘訣であり、それをどうにか死にものぐるいで活用し、働き続け、なにかと戦うと病気になり、病院のベッドの中でまで書き続けるような人にはなりたくないねぇ。

で、『プリンセス・トヨトミ』の本と映画の違いを聞く。
映画、本当の大阪人をわかったいないようだ。
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by asayosan | 2011-06-24 17:04 | 今日のママリン

6月23日(木)足湯に入って、足が元気になりすぎたか?

朝、管理人室でしゃべりまくっていたようで、ニコニコで出発のママ。
浅井さんも大笑いしていたので、また私のあることないこと悪口を披露していたのだろう。

5時に帰って来て、天気もよいので散歩に行く。
東横堀公園を川を眺めながら散策し、久々にシティプラザの無料の足湯に行く。
老若男女でけっこうな賑わいだったが、すっす〜と詰めてくれて、熱めのお湯にポチャン。
この足湯の説明をちゃんと読んでみると、ひょうたん湯、という命名であった。
『プリンセル・トヨトミ』を読破したところなので、こんなところにもひょうたんの名を見つけ、個人的に興奮する。

で、東横堀公園の水門の施設の玄関に、日の丸の国旗を掲げているのも気になるところだ。
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どこかで軽く生ビールを飲みたいのをぐぐっと堪えて、ジャパンで発泡酒を買って自炊。
あんなけ「あ〜、疲れた。よぅ歩いたなぁ。しんどいわぁ」と言っていたくせに、5分もしないうちに「散歩に行ってきていい?」。
今日はグラタンを作る予定で、少し時間がかかるので許可する。

で、すぐに帰ってきたが、また出て行って、帰ってきて、出て行ってを繰り返すが、昔の“自分の家に帰りたい家出”ではなく、外が楽しい家出なので、適当に帰ってきてくれるのが助かる。
「なぁ、もし知ってる人に会ったらどうしたらいいの」と聞くので、こんにちわって挨拶しときと、アドバイス。
「でも、こんなところで、知ってる人に会うわけないな。でも、いいわ。ちょっと出て来るね」。

うちのマンションの住人とすっかり顔見知りになったママ、いろんな人に挨拶されて、「おばあちゃん、元気やねぇ」と声をかけてもらうのが嬉しいのだろう。
どうも、それが楽しくて、マンションのエントランスあたりでウロウロしているようだ。
人に褒められたい子供と一緒だ。
ただしママの場合は、「83歳には見えないわぁ」「いつも元気やねぇ」「姿勢がいいねぇ」「足腰、元気でいいわぁ」といった体力系のことを褒められるのだが…。

e0200261_11305279.jpge0200261_1131932.jpgで、ちょうどオーブンがチンとなったところでご帰還。
キャベツとタマネギの梅酢漬けのサラダ、しめじ、エノキ、マッシュルーム、そおたけのキノコのグラタン、バケット。
バケットは、高麗橋に最近オープンしたまん福ベーカリーのパンを試してみた。おいしいぞ。

私は玄米ご飯派なので、民宿のメニューのような朝ご飯なのだが、ママの朝食用に安い食パンとアンパンを買っている。
が、パン好きのママのために、有名店のパンをお土産に持ってきてくれるので、どんどん口が肥えてきている。しのぎを削るパンの激戦区の大阪、贅沢に慣れてもらっては困る。

ママは洋食にパンが好みなので、大喜びである。
「うちの母さんが、シチューやカレーが得意やったから、私、こんな料理の方が食べ慣れてるんよ。このシシチュー、おいちぃ」って、グラタンなんやけど。
で、パンもおかわりする。

パンをこすりつけて舐めたようなきれいな皿にしてくれたママ、引き続き、洗いもんもしてくれるそうだ。
だが、ソースがこびりついたグラタン皿、どうせきれいに洗ってないだろうと舐めていたら、わずかな焦げが残っていたものの、立派な洗いっぷりである。
舐めたような皿にしてあった、事前処理がよかったのか…。おっと、これは私の皿もか…。

で、6時半にはパジャマに着替えて布団に入り、これはラッキーと思ったが、やっぱり起きてきて、「ちょっと暑いわ。涼んでくるね」と外に出て、これを4、5回繰り返して寝はる。

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本日の散歩:無数
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by asayosan | 2011-06-24 12:20 | 今日のママリン

6月22日(水)お巡りさんのお世話になっても、いいんだぁ。

e0200261_16485341.jpg朝はまぁ普通で、4時半に帰って来たママ。

ベランダにおやつとコーヒーを用意して、ジェフとクーのブラッシングを頼む。
こういう後ろ姿を見ると、元気とはいえ、83歳のおばあちゃんの背中である。

今日はケアマネージャーの松岡さんの訪問日で、ママはしばらくベランダで遊んでもらい事務的なことを片付ける。
前回の6時を過ぎてのさくらさんのお泊まり失敗を受け、利用者10名の茶話本舗というデー&ステイの案内を持ってきてくれる。
小規模なので、家でくつろぐような密度の濃いサービスをしてくれるそうだ。
ここに1ヶ月暮らしているおじいちゃんが写真入りで紹介されてる。楽しそうだ。
このおじいちゃんがお話好きなら、ママもしゃべりっぱなしで気が合うかもしれない。

今までは4時を過ぎたらお泊まり成功だったが、6時を過ぎて失敗となると、結局は用事を入れられないで待機しなければならないショートステイなら、お泊まりの意味がなくなる。
6時からでもごね出す、新しいパターンになったのか、前回はたまたまだったのか、明日のお泊まりが大きなターニングポイントになりそうだ。
そんな話を松岡さんとしていたら、ママは退屈になって「ちょっと散歩に行くわ」。
水ようかんを出して、餌付けしておく。

最近毎日、お巡りさんのお世話になる件を相談すると、
「認知症の老人による徘徊の保護は、警察のお仕事のひとつで、今はそれに力を入れてるんです。それぐらい、徘徊老人は多いんですよ。ですから、酒井さんは、ご近所の交番や警察との連携ができているので、そこはお巡りさんのお世話になっても大丈夫ですよ」
とのことで、ちょっと田舎になると徘徊死、というのが問題になっているらしい。
「ここは街なんで、酒井さんが行方不明になってもすぐ見つけてくれますが、見つからなくというケースもあるんです。川の土手やちょっと山のなんかに入られると、発見が遅れて亡くなってることがあるそうです」。
お〜、怖い。そういえば、なんかの韓流ドラマででも、嫁が姑を捨てに行くエピソードがあったっけ。
でも、うちのママは寂しがりやなので、街中をウロウロして、臆せずに誰かに道を聞くので、アーバン向きの認知症と言えるかもしれない。
お巡りさんもほんと優しいし、善意の人は交番まで連れて行ってくれるし、都会はやっぱりいい。

で、私たちだけで話していたら、機嫌が悪くなってからんでくるママ。

「ねぇ〜、私みたいなもんを入れてくれる施設、ないんでしょうか。この子がよくしてくれるのは分かってるんですが、口が悪いんです。もう少し優しい言葉使いができないかと思うんで。ポンポンとものを言って、言い方がキツいんです。何やってんのよ!って怒ってみたいな言い方で、ちゃんと優しく説明してくれたら、私もあっ、そうやねって納得するんですが、言葉使いが汚いんです」
「そうかなぁ。何やってんのよ!なんて、言ったことないよ。そんなこと言ったら、100倍返し、されるもん」
「いいえ。私は言葉使いは気を使ってます。あんた、そんな言葉使いやと、品位を疑われますよ」
「いえいえ、私も母親には言葉使いが荒くなってしまってます。親子やと、気を使わない分、丁寧な言葉使いになりませんよねぇ」
「いいえ、この子はひどいんです。男みたいなんです。おたくさんは、きれいです」

「ママ、そしたら、このおじいちゃんと一緒に暮らすぅ?」と、茶話本舗のおじいちゃんの写真を見せると、「なんで私が男の人と暮らさなあかんのっ。そんなんイヤです」。

で、こないだそよ風さんから頂いた皆勤賞の表彰状を松岡さんに見せる。
これで火がつき、「私は人のお世話がしたいんです。昔看護婦をしてたんで、なんでもできるんです。学校でも、酒井さん、どこが頭が悪いのか全然わからへんわぁって言われてるんです。みんなに酒井さん、酒井さんって言われて、みんなに慕われているんです」の自画自賛がはじまる。
これがはじまると止まらないので、松岡さん、切り上げるタイミングに苦労する。
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e0200261_1873563.jpg今日の衣替えの続きで汗みどろになったので、迷うことなくとく衛兵に行く。
もぉ、お口が生ビール、生ビールで、缶ビールを拒否してる。
ママの定番の鉄火巻き、焼き鳥、トマト、サザエのつぼ焼き、テッサ。

ママはウーロン茶で、飲んベイ気分で、「あんた、残り飲んでくれるぅ」と頼むが、「それはビールとちゃう。ウーロン茶。お茶、お茶」を何回も言う。

「大阪はいいなぁ。私がアンポンタンでもみんな優しいし、こうして店にいても、私が認知症なことバレてへんやろ。私、だいぶ治ってきたような気がするねん。あんたがいろんなとこに連れて行ってくれるんで感謝してるわ。あんた、私のことを隠さへんやろ。そやからみんな普通に接してくれるから、気持ちいいねん」
「殊勝なこと言うやん。そうそう、みんなに感謝しといたらいいの」
「はい。わかしました」
「素直でよろしい」。

e0200261_11122873.jpgそれから、東横堀公園を散歩する。
こうして散歩できる公園が大阪には多いのもいい。
ママはすれ違いう人みんなに、こんにちわ、とか、わぁ、お子さん可愛いですねぇ、とか、わぁワンちゃん、カワイイねぇ、とか、魔法の言葉をかけるので、たぶん公園ピープルの間でも顔見知りぐらいにはなってるだろう。
オープンにしていれば、オープンに受け入れてくれるのは、大阪の民度のような気もする。

まさに、♪こんにちワン、ありがとウサギ、魔法の言葉がポポポン♪ である。

で、7時すぎに寝はる。

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by asayosan | 2011-06-23 18:10 | 今日のママリン

6月21日(火)理事長にはじまり、理事長で終わる。

朝起きると、「塀が壊れたとこは、大丈夫やの。あんた、ちゃんと修理せなあかんよ」
「塀なんかないもん。大丈夫」
「大丈夫なことありません。せっかく人が教えてあげたのに、私、どうなっても知らんからね」
「なに、寝ぼけてんの。夢でもみてたんちゃう。早いから寝といて」
で、トイレに行ってまた布団に行くが、「今日はどこに行くの? そよ風さん。もうやめていい。毎回同じことばかりやから飽きてきたわ」
「休んでもいいけど、私はママの相手、でけへんよ。一人でじっとでけへんくせに、行って」
「はいはい。あんたは私がじゃまやねんな。じゃまやったら追い出したらいいのに、おってもいい言うたり、出て行け言うたり、あんたの本音はどっちやの。はぁ〜、私はどうしたらいいんよ。分かりました。あんたは私が邪魔やねんわ」で、出て行こうとするので、また着替えの指示をする。

「私がどんな格好してもいいやん。うるさいなぁ。これでいいねん。なんで着替えなあかんのよ。“腐っても北浜”って、別にいいやん。あんたかて、そんなだらしない格好してるやん。あんたと私のどこが違うの。ほんまに、うるさいなぁ」で、渋々着替えて、さっさと出て行く。
確かに、私のファッションは、北浜をなめている。

8時からは管理人室で『おひさま』を見ているはずで、ママが行くとしゃべりっ放しでテレビに集中できないので、8時15分まではどうにか出て行かないよう死守する。
ささやかなマナーとモラルである。

で、9時に下に降りてみると、浅井さんが「理事長と喫茶北浜に行ってるわ」。
ドアを開けると、ニコニコでモーニングをいたしておる。
「あっ、あこちゃん。ここのお勘定、お願いね」だそうだ。
あんたはマダムかっ。

また迎えに来るわで、デーのバッグを用意しに戻り、お迎えが来るまで、喫茶店のコーヒーがおいしい、トーストがおいしいと絶賛して、元気に出発。

今日はやっと腫れたので、衣替えをする。
衣装ケース9個分の夏もんを出し、毛布や冬布団やコタツやコートなど、奈良に持って行くものなどの種分けで、汗みどろの重労働こ。
ママが帰ってきた頃は、猫の毛とホコリが蔓延する部屋を掃除中で、ママはクッションをちょっと移動したりして手伝ってくれるのかと思いきや、そ〜っと出て行く。

汗みどろで、本日の片付けを終了した頃、理事長がママを連れて帰って来てくれる。
「トイレのとこで迷っててん」
「迷子やないんです。うちにはトイレがないから、外にしに行ってたんです」
「ウソつけ。トイレはあるわっ」。

汗みどろだったので、「一緒にとく衛兵、行きませんか」とお誘いすると、理事長は行きつけの喫茶店HOMAに夕飯を食べに行くそうで、私らも後でその店に行くことにする。

365日休みなしの希少なその店、入ってみれば年配男性のみである。
「時間帯によって変わるねん。朝は女性が多くて、夕方はおやじやねん」だそうで、注文をとるのも接客もなんか鷹揚である。

e0200261_11412093.jpgメニューは、焼きそば、焼き肉定食…など、普通であるが、ママのオーダーのぜんざいは今日はなく、ホットケーキもなく、ママの3番目の好物オムライスにして、私は生ビール。
「下の方に書いてあるメニューはないことが多いんや」だそうだ。

表では、80センチ駐車場からはみ出した車に駐車違反のキップが貼られたようで、「それは、ちょととひどいんちゃうか」ということで、お巡りさんを呼んでの交渉で、店のママもお客さんも出たり入ったりの大騒動。
なんやかんやで1時間近く、店の常連さんを巻き込んでもめている。

「あんた、この店、男の人ばっかりやなにの。私ら場違いやん。ええの。おっそいなぁ。まだ出来へんの」
「ええやん。どうせヒマなんやから。今、お巡りさんと交渉してはるねん」
「明日、私、どこ行くの。そよ風さん? えっ、桜さん? 桜って、花見に行くの? 違うの。黄桜ってお酒やん。えっ、そよ風さんでいいの。行っていいんやね。ほんなら今日は泊めてな」。

オムライスをペロリと食べたママに、
「よぉ食べるなぁ。一人前を全部食べれるんやなぁ」
「一人分やから、一人前なんです。二人前も三人前も食べたら食べ過ぎかもすれませんけど、一人前はそれで普通なんです」
と、へ理屈。

で、理事長としゃべっていたら、
「あんたら、また私に悪口を言ってるんやろ。あることないこと言いますから注意してくださいね。この子は影と日向がありますから、だまされんようにしてくださいね。うちの父さんも言ってました。こいつは裏表があるって…。すぐヒステリー出すから嫌いなんです。なんで、おだやかに暮らしていけないんでしょうね」
「悪口言ってるのはあんたやん。ヒステリー出すのもあんた」
「私、そんなことしてませんよ。この子にだまされてるんです。大阪はやっぱり怖いわ。門司に帰ります。あそこはうちの母さんも父さんもいますから」
「死んでるって。毎日、墓参りして暮らし…」
「な〜んや、死んでるんやったら帰ってもしゃあないやん。私、この子の世話になるのがイヤなんです。でも、一人では暮らしていけないんで、しかたなく一緒におるんです。どこか私みたいなもんを入れてくれる施設、ないんでしょうか」
「あるでぇ〜。アメリカの施設にでも行ったら…」
「なんで、アメリカなんかに行かなあかんのですか。日本語のしゃべれるとこやないとアカンです。みなさんのお世話をして暮らしたいんです」
「そんな施設、あるかいな。全部してくれるわ。じ〜っと座ってるだけでいいんや」
「そんなんはイヤなんです。自由にさせてくれるとこがいいです」
「施設に入って、自由なんかあるかいな。スイカ、食べや。初モンやろ」
「いりません」
「ほんなら、私がもらおっと…」。

で、理事長の食事は、焼鮭、ジャガイモ煮、卵焼き、酢の物、サラダ、みそ汁、スイカとメロンで、この店は隠れメニューがあるようだ。
私の生ビール2杯には、ジャガイモ煮、冷や奴がサービスで付いてきた。いい店だ。

ビールのおかわりをマスターに頼むと、「ママに言いますわ。ボクは客ですねん」って、さっきからテーブルを片付けて厨房にも入っていたぞ。

食後のスイカを食べようとしたら、「あかん、私のやん。私、食べる」とママに横取りされる。
さっき、いらんって言ったくせに…。

コーヒー頼むと聞くと、「寝られへんようになるからいらんわ」と言っていたくせに、結局飲んで、「ここのコーヒーはおいしいわぁ。朝飲んだ店よりおいしいわぁ」
おっと、朝、喫茶店に行ったこと、覚えているやん。

あんなけ世話になっているのに、理事長の悪口を言いながら帰るママリン。
7時すぎに帰ってきたが、コーヒーを飲んだにも関わらずすぐに爆睡。

でも、理事長のおかげで、ディープ北浜の店に行けてラッキー。
ちょうど『プリンセス・トヨトミ』を読んでいるが、ほんとうに大阪国が存在するような、そんなフィクションの世界が、ほんとにありそうな街である。
う〜ん、不思議な街だ。
そんな街のおかげで、認知症のママリンの頭の世界も違和感なく溶込んでいけるような、奥の深い街である。

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本日の家出:2回(喫茶北浜、理事長)
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by asayosan | 2011-06-21 12:16 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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