ボケリン・ママリンの観察日記

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2月27日(月)いろんなステージでいろんな顔を見せたママリン。

目を覚ましたら、隣の布団にママがいなかったが、どうせトイレだろうと二度寝のウトウトに…。
が、いつまでたってもママが帰ってこない。
アカン、出て行ってる。
というか、ママが出て行ったのに全く気がつかなかったぞ。
時計を見たら7時半。
近所を自転車で捜そうと思っていたら、7時48分に東警察署から「おばあちゃん、来てますよぉ」とケータイに連絡が入る。ありがたや、である。

たぶんパジャマのままなのでフリーズを持ってマンションを出ると、理事長と浅井さんに会う。
「お〜、朝から出て行ったんかぁ。俺ら、喫茶店に行ってたからなぁ。管理人室にいたら、止められたんやけど…。まっ、警察におるんやったら安心や」で、自転車で迎えに行く。

東警察署の1階で、ベソをかいてるママ。
「門司に行こうとして、迷子になったらしいです。ええ、自分からここに来ましたよ」
「あこちゃ〜ん。迷子になってん。ゴメンなぁ〜。ありがとうございます。娘が迎えに来てくれたので帰ります」。
で、そよ風さんのお迎えまで1時間もあるので、喫茶北浜でモーニングにする。

ママはいろいろしゃべっているが、週刊誌を読みながら生返事をする。
一度家に帰って、お着替えをして、何ごともなかったように元気に出発。

e0200261_21324360.jpge0200261_21322122.jpg5時半に帰って来て、おやつの後、ギャラリー見学。

ママは電気猫(動くし鳴く)を溺愛し、まるで本物の猫のようになでなでするわキスするわで、ギューと抱きしめは話しかけている。
空間が空間なので、まるで少女のようにニコニコしてるママはまさに童女である。
しかし、電気猫を自分の猫、ジェフだと言い出したぞ。

「私、この子を卵の時から育てたんですぅ。20年前に、こんなちっちゃい卵を貰ってきて、ずっと温めてたら生まれたんです、なぁジェフ。私、ずっと一人やったでしょ…、寂しくて寂しくてねぇ。この子が来てからはずっと一緒だったんです、なぁ〜ジェフ。最近はあっこが来てくれるようになったんですけど…」。

そのあまりにシュールな話をロウズ姫ともんちゃんは、優しい気分になる話、と言う。
寂しかったを何回も言うママに、約30年も疎遠にした私は、今があってよかった、と思う。

で、ロウズ姫に投げキッスをして下に降りて行ったママ。
「私が先に投げキッスをしようと思ったのに、ママに先をこされたわ」。
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e0200261_223181.jpge0200261_2232725.jpg夢のような異空間から、今日の晩ご飯となった私たち。

調理の匂いがギャラリーに届かないメニューにしたつもりだったが、昨日に残りのきんぴらをチンしたら、しっかりごぼうの匂いがしてたようだ。
で、ほとんど昨日の残りもので、ひじきと湯豆腐、おいなりさんの夕食。

ほんの少し前の不思議な優しい時間から、一挙に和風のベタベタな食欲のお時間となり、ママはさっきまでの余韻もなくベタベタなおしゃべりで、我が道を行く。

「美味しいわぁ。なぁ〜、私、明日、どこに行くんやったけ。そよ風さん。行っていいの。なぁ〜、うちの母さん、どこにおるのぉ。え〜、死んだん。私、葬式、行ってないよぉ。行ったん。おかしいなぁ。そんはずないんやけどなぁ。昨日も母さんと電話でしゃべったよぉ。そやなぁ。あんたが嘘つくはずないもんなぁ。でも、おかしいなぁ」。

で、ケアマネージャーの松岡さんから電話があり、5時半の訪問が少し遅れるそうで、まだ食事中だったので、逆にいいタイミングとなる。
というか、ホントは約束をすっかり忘れていた私。
こらこらである。

e0200261_22204973.jpgいつもは私の悪口か、デーサービスでいかに自分が活躍してるかの自画自賛をするのが、本日は私を褒めちぎりの珍しいパターン。

「あのねぇ、ほんとにこの子は、偉いと思いますわぁ。私らは漫然と生きてきたんやなぁと思います。私らは、親とか兄弟の言うことを聞くだけでしたから…。この子とおると、いろんなことがありすぎて、どう消化していくかが、これからの私の問題なんです。でも、私の頭はアカンでしょう。それが問題なんです。
この子は自分の趣味を生かして、それを仕事にしてるでしょう。親が早く亡くなってるんで、親にも頼らずに、こんな大きな家を買って、私みたいなもんも預かって、上げ膳据え膳してくれるんです。
私の親は古い人間なんで、この子の仕事に興味はなかったですぅ。わからなかんたんですぅ。ほんとによぅやってるのを見せてやりたいですわぁ。もっと早く、偉いって褒めてやって欲しかったです。今は、もう分かってくれましたけど…ねぇ。親戚の中でもピカ一ですわ。普通は親に頼るか、婿に頼るかですが、一人でやってきてるのはこの子だけです。
この子は、生きることに対して信念があるんです。私はこの子の倍の年齢だけどダメですわぁ。この子に聞いたら何でも解決してくれますから…。
何十年もこの子をほったらかしていたんですけど…、追い出したんやったけ…。
あ〜、愚かな女を許されよ。いいやろ、なっ」。

う〜ん。聞いてる時は軽く流していたのだが、こうして文章にするとなかなか意味深な発言が多々あるぞ。
まっ、74歳で亡くなった正夫さんを早死にさせているし、どうも私を自分の姉と思っている節もあるが、芯の部分の言いたいことはよく分かる。うちの親は、子供を褒めたことがないのだ。
よって褒められた経験のない私は、褒められるとどう対応したらいいかが分からない。

しかし、そんな歪んだ教育方針をママも潜在意識の中で少しは後悔しているのかも…。

松岡さんも私も、全く口を挟む余地もなくしゃべり続けるママだが、この時間だけ、奇跡的に頭がクリアであったように思う。
ロウズーの部屋で、寂しい寂しいの卵話を吐き出したせいだろうか。

で、松岡さんから聞いたのだが、そよ風さんでハワイアンダンスのショーがあり、ママは大喜びで見ていたそうだが、そのダンスグループが帰る時、自分も一緒に帰ろうとしたらしい。
なんやかんやで、楽しい方に転んでいくママであるのだが…。

で、ギャラリーを閉めてから、4人で画廊喫茶フレイムハウスに行く。
ここでもママは、タヌキの首巻きを抱っこして、なでなでしたりキスしたり、まるで生きてるかのように溺愛。
ママ、引き続き童女の世界に入ったようで、ず〜と一人でタヌキを遊んでくれているので、私らは話ができる。
「ママとしゃべてると優しい気持ちになりますよぉ。ママリン、可愛いもん」
「そうかなぁ。私はわかんないけど、もう幼稚園児みたいな感覚でいるかなぁ」
「ママ、ほんといい人柄してると思いますよぉ。周りを明るくしますよぉ」。

ママの良さをあまり分かっていない私、今回は考えることが多い。
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さて、9時前に寝たママ、ママにしたら夜更かしである。
しかし、布団の中で『カンカン娘』を歌い出した。
それも小学生が唄うような、大きな口を開けて唄うあの感じ。

続いては『北国の春』を唄いだす。
♪あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな♪の後に、「おかぁ〜あさ〜ん」というセルフ付きである。

引き続き『あの子はたあれ』を唄いだす。
♪あの子はたあれ たれでしょね
♪なんなんなつめの 花の下
♪お人形さんと 遊んでる
♪かわいい美代ちゃんじゃ ないでしょか

の歌の後に、「美代ちゃんだよぉ〜、おい、美代ちゃん。寝んねするよぉ。美代ちゃん、寝んねしよかぁ」。

で、いつのまにか寝息に変わる。

今日のママリン、朝の迷子から、ロウズの世界で童女になり、夕飯でベタに戻り、松岡さんの訪問でまともになり、またまたロウズの世界で童女になり、布団の中で幼女となりと、様々なステージをいりんな人になりこなしている。
写真のママの顔の表情の変化を見ると歴然である。

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本日の家出:1回(東警察署)
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by asayosan | 2012-02-28 21:57 | 今日のママリン

2月26日(日)上と下では別世界の、楽しい我が家。

e0200261_2248071.jpge0200261_22481860.jpgあ〜、朝のことは覚えていないぞ。
覚えていないということは、いつもの朝だったのだろう。

で、ギャラリーもさることながら、今回はRose de Reficul et Guigglesが連日、こんな扮装をしてくれているので、家中丸ごと、おとぎ話のような世界。

日曜日なので早めの5時に帰って来たママリン。
「誰か上におるの?」と何回も聞く。

で、Guigglesさんを私の結婚式の新郎と間違えたママ、「うちの子は気が強いですぅ。でも、なんとか、よろしくお願いしますぅぅ」と、花嫁の母となり、いろいろ哀願してたらしい。
その会話の時間がとても優しい気分になったと言ってくれるGuigglesさんは、精神医療系の介護士さんだそうだ。

いつものギャラリー会期中は、ママのことで作家さんやお客さんの迷惑にならないよう気を使うが、いったいなにが迷惑なのか…、ということが分からずに“猫と認知症ばあちゃんがいるギャラリー”として3年が経った。
ママとお話するのが楽しいというお客さんもいるし、Guigglesさんも優しい気持ちになれたと言ってくれるし、私の自己判断だけでは、もう“迷惑”、という定義は図れないように思う。

で、今回のギャラリー展示は、視覚からの刺激の圧倒と、アットホームな雰囲気にママにとってもいい気分で、楽しい時間になるように思う。

おまけに、Rose de Reficul et Guigglesらが常に常駐してくれるので、ものすごく気がラクである。

で、上でギャラリー開催中にも関わらず、ママの夕飯を作ることもできて、本当に助かる。
e0200261_2381526.jpgあまり匂いが立ち上らないもので、小松菜と厚揚げの煮物、キビナゴをグリルしたものをポン酢で、ザ〜と一瞬で炒めたゴボウと人参と豚肉の甘辛炒め。

ママはパクパクと食べて、洗いもんをしてくれて、寝たいのか、起きていたいのか分からない時間を過ごして、なんとなく、いつのまにか寝はる。

で、寝てからが、ものすごくリアルな妖怪電話をかけている。
ママのおしゃべりより、「ふん、ふん、そやなぁ。その通りやわ。ふん、ふん。そうしよかぁ」と相づちを打っている方が多かった。

誰とどんな悪巧みをしていたのやら…。

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by asayosan | 2012-02-27 23:01 | 今日のママリン

2月25日(土)すごい人口密度で、オープニング無事終了。

e0200261_16153880.jpge0200261_16155418.jpg今朝も朝から勘違いして、自分の家まで車で送ってくれる誰かが迎えに来てくれると思い込んでいるママ。

「あんたには世話になったなぁ。次はうちにも泊まりにおいでよぉ。え〜、イヤやのぉ。そんなこと言わんと、うちにもおいでよぉ。みんなで一杯やったらいいやん。え〜、ジェフは連れて帰ったらあかんのぉ。なんでよぉ〜。まっ、いいか。あんたはここにおったらいいわ。私はまた仔猫、もらうから…。ジェフ〜、お別れやなぁ。おばちゃんに、ちゃんとエサ、もらうんやでぇ」。
と、ママのトンチンカンな発言に、「はいはい」と対応してくれるジェフは偉いぞ。

で、土曜日は7時まで預かってくれる奈奈さんなので、出かけて行った後のほっと感が、格段に違う。
おまけに本日はオープニングにショーもあるので、7時過ぎのお帰りでも足らないぐらいである。



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e0200261_21425854.jpgで、やっぱり足りませんでした。

もう、ギャラリーは超満員状態で、6時過ぎよりRose de Reficul et Guigglesのショーがはじまり、どんどん盛り上がってくる7時過ぎに、奈奈さんよりの電話を瞬時で取るために階下で待機。
で、ワンコールで電話を取り、ママを迎えてそのままショーに参加する。

ママは口をポカンと開けて見入り、音楽に合わせてジャンプなんかもやっている。
ショーは火は吹くわ、雪は降るわで、それはそれはドラマチックでゴージャスなもので、それよりも、お客様のファッションもゴージャスで、タイツの柄だけでも、いったいどこで売っているのかと思うほどの個性的なものであった。

で、ショーが終了しても、余韻を楽しみたいお客様でいつまでたっても閉店のタイミングがはかれないので、撤収の手伝いをしながらママを放置。
しかし、社交性抜群のママは、顔見知りのりえちゃんや西村しのぶ先生たちと、屈託なく社交を楽しみ、好き放題なことを言って、とてもとても楽しんでいるようである。
後で一緒に食事をしようと約束したが、なんやかんやで私が現場を離れられなくなり、GOZOに先に行ってもらうことにする。

片付けをしてる間、ママは階下にいてもらうが、ショーの出演者でもあるRose de Reficul et Guigglesの子供ちゃんに遊んでもらい、超ご満悦。
メークの真っ白な顔にも、「ほんと、肌が真っ白やねんやねぇ。綺麗な肌してるわぁ」と、そんな面白くもないママのおしゃべりに、大人のように対応してくれる。
もう、どっちが子供だか、大人だか、完全に遊んでもらってるママリン。
おまけに子供嫌いのクーの心もガッツリ摑む、魔法の少女である。

で、ママのことを、おばあちゃんではなく、おばあさんと呼ぶのが、魔法使いチックで、すごく新鮮であった。

で、そろそろ終演となり、まだまだ着替えなどが続くようなので、ママと食事に出る。
しかし、GOZOには誰もいなくて満員だったので、ウロウロ歩いて、店の兄ちゃんの愛想がいいかけ声に誘われて、最近できた串あげ屋に行くが、これが美味しくない。
店の人はみんないい人なのだが、美味しくなければ論外である。

しかし、店の人はママによくかまってくれるので、「ここの串カツは、今まで食べた中で一番美味しいですわぁ」と心にもないいつもの褒め殺しをはじめ、それに気をよくした店の兄ちゃんが、「おばあちゃんから、美味しい、頂きましたぁ」なんてかけ声をしたりして、私はどんな顔をしたらいいのかとても困る。

で、帰ってきたらちょうど搬出も終了していて解散。

オープニングも無事終了して、肩の荷がガクンと落ちたとさ。

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by asayosan | 2012-02-26 16:15 | 今日のママリン

2月24日(金)いつもの日常に、非非非が加わる日々のはじまり。

e0200261_12225836.jpg今朝もいつもの朝となり、準備が終わると、とっとと出かけるママリン。
管理人室でおしゃべりするのに味をしめ、少しでも早く遊びたい子供状態である。

で、しゃべってました。
「あんた、写真なんか撮らんでいいよ。ここの男の人たちは、嫌いやっ」とママリン。
「今朝は、好き放題なことを言ってたんですか」
「お〜、好き放題なこと、言っとたわ」
で、元気に出発。

e0200261_15254269.jpgで、本日は『Roseの赤い小部屋 + 中村趫 Photo Exhibition』 の展示で、ギャラリーの怪しい照明に誘われて、「ちょっと、私も見させてもらっていいかな」と上がっきては、「ジャマになりそうやから、下のおりわ」と戻るという行動を3回以上リフレインしていたが、本人はお祭りに来た子供のように興奮気味である。

写真家・中村趫さんには、「今まで見た作品の中で一番いいですわぁ」と、絶賛、いろいろと感想を述べ、いろんな人の中、全く人負けしてないのが見事である。

e0200261_15243148.jpge0200261_15245527.jpgなんやかんやで7時となり、ギャラリーの作業が続く中、私らは階下で夕食。

ブリの照り焼きに豆腐とチンゲンサイの甘辛煮、生ですごく美味しいカブと塩昆布の細切りと桜えびを和えたもの。

ママは今まで食べた中で一番美味しいそうで、毎日毎日、今まで食べた中で一番美味しいが更新されていく。

洗いもんをしてもらい着替えて寝てもらおうと思うが、ギャラリーが まだ作業中なので落ち着かないママは、珍しく正夫さんのゾンビトークがはじまる。

「うちの正夫さん、死んだんかぁ。よぅみんな勝手に死ぬなあぁ。私は戸籍の上では女房なんやでぇ。なんで、ほったらかしで死ぬんよぉ。もう、大阪は引き払うわ。門司に帰るわ。神崎の家のもんが怖くなったわ。あの美人の人、私にものも言わへんのやでぇ。あの家、まあるよなぁ。売ってないよなぁ。私の名義になってるよなぁ。ほんなら売るわ。売って、母さんとこに帰るわ。なんゃぁ、大阪が恐ろしいなったわ」。

「ほんなら、明日帰る準備をしてちょうだい」で、寝かけるが、また起きてきいての、ぐずる幼稚園児状態なので、あとはジェフに任せる。

e0200261_1541255.jpg「ジェフ〜、ばあちゃんが寝るから、一緒に寝たってぇ」と頼むと、しゃぁないニャ〜とどこからともなくやって来て、ばあちゃんにニャ〜ニャ〜とサービスして布団に誘導してくれる。

「はいはい。ジェフは寝んねするんかぁ。そうかぁ、そうかぁ。ちゃ〜ちゃんも寝んねしよかぁ。♪ネンネコしゃしゃりま〜せ、しましょうかぁねぇ。ジェフは寝るかぁ。ちゃ〜ちゃんも寝るよぉ〜」。
で、ママの興奮も沈静化され、9時過ぎに寝ましたとさ。

「じぇふ~~~~~~」 ※きぃちゃんのマネ

で、ギャラリーの展示も12時前に終了して、私も「クーちゃん、ク〜、ク〜」と、クーを呼びつけてなでなでゴロゴロして遊んで寝る。

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by asayosan | 2012-02-25 12:26 | 今日のママリン

2月23日(木)延べ8人が出たり入ったりで、ママもハイになる。

1日ママデーの翌日は、年季奉公が明けた気分である。
9時過ぎになれば、ママにいない時間で、思う存分仕事ができる、というわけでもなく、掃除やら片付けやら、気になる雑用ができるのがうれしい。

e0200261_15562342.jpge0200261_15564194.jpg本日はRose de Reficul et Guigglesが3時より搬入なのだが、全く来る気配がない。

5時半にママが帰って来て、普通に夕飯にする。
今日はカレイを買っていたので、煮付けとムニエルのどっちがいいとママに訊ねると、「ムニエルがいいっ」。
煮魚で日本酒と思っていたのに、聞くんじゃなかった。

で、香里園菜園のカブがものすごく美味しかったので、生のまま酢漬けにして昨日の残りの人参サラダをふりかける。
ママの大好きな玉葱マヨネーズソースもたっぷり作る。

「あ〜、おいしいわぁ。やっぱり高松は魚が美味しいなぁ」
「ここは、大阪です」
「大阪はあかんわぁ。そら美味しいかもしれんけど、なんでも高いやろぉ」
「大阪はなんでも安いでしょうがぁ」
「そんなことないわぁ。こないだも、近所の奥さんが大阪で外食して、ヘェ〜って目が飛び出るほど、お勘定とれてたって言ってたわぁ。その点、この辺は何でも安いなぁ」
「そら、大阪やもん」
「その大阪と違うって…。私が言ってるのは高い大阪やのっ」
「悪いけど、大阪が今の日本で一番、安くて美味しいと思いますよ」
「そんなことないわ。私、大阪でご飯、食べたことないもん」
「?…はぁ、そう」。
もう意味不明であるが、とにかくカレイがすごく美味しかったそうだ。

食事が終わって、ここ最近はすっかりママの仕事となった洗いもんをしてくれて、テーブルを何回もせっせと拭いてしまうと、手持ち無沙汰になって、ゾンビトークがはじまる。

「うっとこの正夫さん、私が帰ってこんでも心配やないんやろかぁ。みんな私のことなんか、どうでもいいんやな」
「死んでるやん。しかたないやん」
「え〜、正夫さん、いつ死んだんよっ。葬式、やった?」
「したした。私が仕切りました」
「私、葬式に出たかなぁ」
「出てた、出てた。ず〜とワンワン泣いてただけやったけど…」
「そうかぁ〜、それやったら、もう生きててもしゃないなぁ。もう死ぬわぁ」
「心配せんでも、もうすぐお迎えが来るわ。ママも84歳やから、明日死んでも、まぁ、長寿の口に入るんとちゃう」
「そんな長生きしてもしゃあないわぁ。なぁ、この辺に私の親戚はないのぉ」
「ないから、うちにおるんやなないのぉ。もう、ややこしいことを考えるのはやめて、明日はそよ風さんっと思って、もう、寝なさい」
「そんなぁ、寝られへんわぁ。私、どうしたらいいんよぉ」
「だから〜、ママが何か考えてもろくなことがないから、明日はそよ風さんやから、明日を楽しみに寝なさいよ」
「そんな暢気なことできへんわ。私、あんたの世話にはなりたくないねん。どこか泊めてくれるとこないか、お巡りさんに聞いてくるわ」。
と、出て行ってしまう。

もうすぐ、ベイベちゃんとじゅん君が谷敦志さんのフライヤーを持って来るという電話があったので、ママはほっておくことにする。
が、しばらくしてお巡りさんが連れて来てくれる。とてもありがたい。

迷子になったと交番に来たそうであるが、いつもこうして、出て行く理由と、交番での訴えと、私が迎えに行った時のいい訳が、てんでバラバラなのである。

もう8時なので、ママは一度は布団に入るが、やっぱり起きてきて、話の輪に入ろうと、あの手この手の話題をふる。まっ、話題といっても、ここはどこやの、私の家はどこやのの、不毛の質問ではあるのだが…。

で、本日はパスすると思っていたRose de Reficul et Guigglesが、8時頃にほとんど引っ越しレベルのブツを持って来る。
これはもう悪いがベイベちゃんとじゅん君にも手伝ってもらって人海戦術。
ママには悪いが、もう誰もママの相手をしてるヒマはなく、エレベータを上がったり下がったりしたり、行方不明になっては帰って来たり、大勢の人たちのワッショイ状態にママもハイになってるようで、右往左往してるようでいて、楽しそうだ。

e0200261_1743357.jpgで、一部屋分の家財がギャラリーに運ばれて、プチ打ち上げでビールを飲んでいたら、ママもじっと話を聞いいて、とても大人しい。
しかし、「しんどかったら、別につき合わんでもいいから、寝ていいよ」と声をかけたのが大間違いで、これをきっかけにママのマシンガントークがはじまってしまったぞ。
あ〜、ふるんじゃなかった。

で、中村趫さんも来ての打ち合わせとなり、ベイベちゃんとじゅん君もほったらかしで、なんやかんやで11時まであれやこれやとなったギャラリー。

で、ママは、いつのまにか、ちゃっかり、布団で、寝ていた。

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本日の家出:1回(お巡りさんが連れて来てくれる)+無数
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by asayosan | 2012-02-24 17:07 | 今日のママリン

2月22日(水)草間弥生+ママリンの濃い1日であった。

e0200261_13533580.jpgトイレに起きたり、着替えようとしたりするのを「まだ寝ときぃよ」と促し、10時半頃までは布団に入ってもらっていたがそろそろ限界。

「なぁ〜、私、朝ご飯、いらんからねぇ」
「はいはい。せっかく用意したのに、いらんかったら捨てるわ」
「あんたが食べたらいいやん」
「私、アンパンは甘くて食べられへんもん」
「えっ、アンパンやのっ。それやったら頂くわ」
「はいはい、どうぞ」
「アンパンちゃんは特別やもんなぁ。あ〜、可愛いやつやわぁ」。

で、ご機嫌にアンパンの朝食を食べ終わると、「さっ、帰ろうかな。そろそろお迎えが来るんやろ。下に行っとくわ」。

今日はお迎えがないと言うと、「ほんなら、歩いて帰るわ」で出て行く。
なにが原因か忘れてしまったが、相当なお冠で出て行ったぞ。
今日はデーが休みなので、長い1日になりそうなので、まずは第一幕の家出として容認。
で、30分ほどして、帰ってきました。

「あんなぁ〜、管理人さんとこで遊んでたんやけどなぁ、誰かが来て電気がどこか点かへんとこがあるみたいで、それを見に行かなあかんいうてなぁ。なんか忙しくなってきたので、悪いんで帰ってきてん」。
「そう、ジャマになるから帰ってきたんやね。それは偉かったね」
「それぐらいは、私も気を使いますわぁ」
「はいはい。ほんなら散歩に行こかぁ」
「うそ〜。散歩に連れて行ってくれるのぉ。うれしいわぁ」。

e0200261_149014.jpge0200261_1493377.jpge0200261_1495382.jpgで、国立国際美術館まで散歩して『草間弥生展』を見に行くことにする。

ママの歩行スピードに合わせるために、兵隊さん風足踏み歩行というのをあみ出した私、それが面白いのかママもマネするので、アホな親子の行進である。

それにしてもママと歳が変わらない草間弥生、ママがどう見るか、興味がある。
今、草間弥生は、精神病院からアトリエに通って制作しているそうだが、世間一般の目で見ると日本で一番幸せなおばあちゃんに見えるし、アーティストとして見ると今だ苦悩の82歳なのかもしれない。

で、ママは退屈することもなく、帰ろうと言うこともなく、約2時間の鑑賞をつき合ってくれる。
私はすごく圧倒されて、幼少の頃の怖い童話のような記憶がバ〜と思い出され、なぜか昭和の昔にいるような気分になる。

ママはあの色がいいとか、この形が好きとか、あまりにも自由な感想を大声で述べるので、「ママ、小さな声でしゃべりぃ」とたしなめる。

常設展のフロアで、巨大な赤い作品の前の椅子で休憩してると、「なぁ〜、この絵はどう見たらいいのぉ」と難しい質問をされる。
4メートルほどの正方形のキャンバスに描かれた絵は、全てが赤く塗られ、真ん中に微妙に違う赤の四角がある抽象画で、悪いが私には巨大な絨毯にしか見えない。

「まっ、こういう絵は、好きなように見たらいいんとちゃう。ママはどんな風に見えるの?」
「う〜ん。なんかお風呂に入ってるように見えるわぁ」
「へぇ〜、お風呂かぁ。ちょっと待ってて。タイトル、見てくるわ」。

で、その作品のタイトルが『露出時間』である。
ママの感想といい線いってるではないか…。
「お〜ママリン。いいセンスしてるやん。なんでこの絵がお風呂に見えたんよぉ。どう見たら、そう見えたんよぉ」
「そんなん言われてもぉ、わからへんわぁ。パッと思っただけやん」
「あ〜、そうぅぅ。残念」。

それにしても、私にはさっぱりの赤い絨毯を、そこまで見たママの脳、偉いぞ。
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e0200261_15541558.jpge0200261_16304236.jpg見るだけで体力を消耗してしまった草間弥生で、お腹がグーグー鳴り出した私。

中之島から肥後橋へと歩いて行くが、2時を回るとどこも準備中となり、商店街の中にあったラーメン屋に入ってみる。

ママには普通のラーメン、私はつけ麺とやらをはじめて食してみる。
なんと冷たい麺である。それをアブラギッシュな汁に浸けて食べる違和感に、麺はママのラーメンに投入して、ビールを飲む。
店を出る時に、つけ麺とは、麺は冷たいものなのかと店員さんに訊ねると、温かい麺もできるという。そんなセレクトもあったのか…。

しかし、ママはラーメン1,5人前を、汁までさらって完食する。
すごく美味しかった、そうである。

で、またスタスタと兵隊さんの行進をしながら北浜に歩いて帰る。
本日は4時から、『Roseの赤い小部屋 + 中村趫 Photo Exhibition』 の搬入があり、せめて4時前後にはママにはいてほしいところ。
で、時間調整のために、堺筋カフェバーに入りコーヒーを飲むことにする。

中之島まで往復したと言うと、びつくりされたが、これぐらいの距離はわてら親子にはプーである。
明日、デーが休みなので、少し疲れさせておこうという魂胆もありである。

e0200261_1655649.jpgそしたら昨晩、ママを交番に連れて来てくれた女性はここのお客さんだったそうだ。
迷子のママを見つけた女性は急ぎだったので、時間があった昨日の女性が交番まで連れて行ってくれたそうだ。
ちょうど堺筋の角にあるこのカフェバー、ママがひょこひょこ迷子になってるのも丸見えで、まぁ、なんというか、一の関所、という感じか…。

で、3時30分に帰って、いい感じだったのに、「ちょっと、もう帰るわ。遅くなったら怒られるわ。え〜、ここにおるって、あんたと私は他人やっ。他人の家にはおられへんっ」と出て行ってしまう。

う〜ん。微妙な時間になってしまった。
4時までに連れ戻せるか、中村趫さんがギャラリーに来てから迎えに出れるか…。

で、3時50分に安土町交番から電話がかかってくる。
う〜ん。微妙な時間だ。
10分で帰ってくるのはギリギリだし、荷物の搬入に駐車場を開けなくてはいけない。
しかたないので、「すみません。4時にお客さんが来るので、その後にすぐに迎えに行きます」と、お巡りさんにお願いしてしまう。

で、4時半に搬入と打ち合わせを終了、自転車で迎えに行く。
安土町交番の婦警さんとお巡りさんを相手にニコニコのママ、「ほらほら、迎えに来てくれましたよぉ」にさらにニコニコ。
ほんと、45分も預かっていただき、感謝、感謝である。

しかし、怒って出て行っても、こうして迎えに行くとニコニコになってるママ。
この気分を変えるワンクッションの家出は、とてもとても重要な必要悪なのである。

e0200261_16282952.jpge0200261_16284457.jpg夕飯は、昨日の煮浸しに豚と豆腐を入れたすき焼き風鍋に、ひじきと豆の卵焼き、人参サラダ。
そして、やっと昨年の玄米を食べ終わり、今年最初の新玄米の豆ごはん。
やっぱり新米は柔らかい。新米は水に長くつけなくてもいいかもしれない。

中之島を往復したので、さすがにお疲れのママ、洗いものをしてくれた後はすぐに寝はる。
が、起きてきました。

「なぁ〜、やっぱり自分の子供が可愛いんかなぁ」
「そらぁ、日本中のどのお母さんに聞いても、自分の子が一番可愛いって言うでしょう」
「うちのゆきさん、つぎお坊主ばっかり可愛がるんは、自分の子やったからかなぁ」
「そらぁ、犬でも猫でも、自分の子を可愛がるでしょう。でも、ママも可愛がってもろたんやろぉ」
「可愛がってもろたよぉ。充分に可愛がってもろたわぁ」
「そしたら、それでいいやん」
「でも、私のことほっといて、二人で暮らしているねんよ」
「別に仲良く暮らしていたら、それでいいやん。嫉妬してるの」
「そうやっ。嫉妬してるねん。母さんなんか、電話1本もかけてけぇへんやん」
「そらそうやわ。死んでるもん。あの世で二人でいるんやから、ママはもう少し待っときよ」
「え〜、つぎおちゃん、死んでるのっ。可哀想になぁ。そうやったんかぁ」
「そうそう。だから、お母さんと天国で一緒でよかったやん」
「そらそうやなぁ。ほしたら寝るわ」。

で、トイレに行って寝はる。
私も早く寝る。

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本日の家出:2回(管理人室、安土町交番)
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by asayosan | 2012-02-23 14:37 | 今日のママリン

2月21日(火)食後から寝るまで、これが魔の時間となりだした。

ちょっと間があくと、なんにも思い出されないが、写真を撮っているおかげで、あ〜あ〜、はい、はいと記憶が蘇る。
去年、作品展をしてくれた田口行弘さんが、その日その日の出来事のスナップ写真の1年分のコマ撮り何万枚を約2時間の作品にしていたが、瞬時で消えてなくなる映像でも、見た瞬間にパッと思い出す、脳のスイッチが面白かった。
ママもすっと見ていたので、飽きることなく脳のリハビリになったようにも思う。

で、朝は確か、管理人室で遊んでからそよ風さんに出発で、ニコニコとすごい可愛らしいおばあちゃんであったように思う。

e0200261_12501639.jpge0200261_12504552.jpg夕飯は、巨大しろなとアゲの煮浸し、人参サラダ。
で、キビナゴのオリーブオイル鍋は、スペイン料理のGOZOからパクったメニューで、香ばしくてワインがグビグビ進む。

煮浸しは鍋で作ったので、明日もこのまま温められるし、キビナゴもミニフライパンのまま出したので洗いもんが軽減。
ちっちゃい工夫があるメニューでもある。

ママはいつものように食べてる時は大喜び。
「あんたは料理の天才やわぁ。お店しなさいよ。腕がもったいないわぁ」と、いつものほめ殺しに、「客商売をなめたらあかん。これは家庭料理、普通やのん」と流す。
しかし、毎回毎回同じ話題で、少しは違う話ができないものかと思う。

で、洗いもんをしてくれて、ママが退屈になる魔の時間が到来。
「コタツに入って、テレビでもみぃよ」に、ちょっと休憩するが、「まだ早いな。今日は帰るわ。ありがとね」と、帰り仕度をはじめる。
荷物の整理で、30分ほど一人遊びしてくれるので、ほっておく。

さっ、帰るわで、カゴに衣類を入れて出ようとするので、タクシーはダメよと説明。
「で、どこに帰るの」
「自分の家やん」
「その自分の家はもうないの。此花の家は戦争で焼けてるっ。ここにおったらいいやん」
「ここって、あんたにばっかり迷惑かけてられへんやん。帰るわ」
「だからぁ〜、もう4年もここにおります」
「え〜ぇぇぇ〜、4年も迷惑かけてるのぉ。それはあかんわっ。帰るわっ」。
もう何を言ってもダメなので、ちょっと出て行ってもうらう。

で、8時12分、東警察署から電話。
善意の通報者の人と平野町交番にいるのだが、お巡りさんが不在なので直接迎えに行ってもらえないかと言うことで、「もちろん行きます。1分で行きます」で、交番ダッシュ。

堺筋の交差点で迷子になってるママを見つけて、門司に帰りたいと言うので、交番に連れて来てくれたそうだ。
「うちにもいますので、大変なのはわかりますぅ。お気になさらないでくださ〜い」と、とても優しい女性の方に、ママは、「この方に連れてきてもらったのぉ。お優しい方なのぉ。ウェ〜ン」とベソ顔。

e0200261_1251513.jpgで、トボトボ家に帰るが、GOZOの前を通ると、ふらふら寄ってしまう。
ママはカフェオーレで、またまたピーナッツの殻を剥くのに夢中になってくれているので、軟骨の唐揚げでワイン。
今日の夕飯のGOZOのオイル鍋をパクった料理の話をしながら、ワインが3杯。

ママがもう一杯、コーヒーが飲みたいわぁとリクエストしたが、「寝られへんようになるから、水にしときぃ」で、お水をもらうが、スタッフに、「ひどいなぁ〜」と言われる。

今日のママはちょっと夜更かしだが、明日はデーが休みなので、朝寝をしてもらおうという魂胆。
うまくいくか。

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本日の家出:1回(平野町交番、善意の女性)

e0200261_1327172.jpg朝の料理番組で、野菜を水に浸けておくとシャキッとすると言っていたので、香里園かrもらってきた野菜を浸けてみるとシャキッとした。目の前に野菜畑があるようで、すごく便利でもある。
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by asayosan | 2012-02-23 13:23 | 今日のママリン

2月20日(月)♪夏を愛する人が分からずに、生徒のマネするママリン。

e0200261_1433515.jpg月曜日。
お泊まり明けから、いつもの規則正しい日常に戻る。

ママはいつもの朝の準備をすると、「下で待ってるわ」。
マンション前で、和歌山のおばちゃんとハグハグの朝のあいさつをしているママ。
理事長は、国立病院に行く和歌山のおばちゃんを「ちょっと、ついでに送ってやってくれへんか」とそよ風さんに交渉するが、これは却下。
で、みんなに見送られて元気に出発。

平野町ストーリートの9時台は、出社出勤、おでかけの人たちの「おはようございます」の挨拶が飛び交う。
朝のこんな普通の風景、いい街である。

e0200261_14171271.jpge0200261_14173530.jpg夕飯は、昨日香里園からもらってきたお土産づくしである。
まりちゃん手作りのひじきや切り干し大根やきのこやホタテが入った煮物、巨大なしろなとちょびっとの豚肉のショウガ炒め、明太マヨネーズで和えた大根サラダで、オール野菜づくしである。

ママは野菜がメインだと、「お野菜たくさんで、うれしいわぁ。あんた、私の身体のことを考えてくれているんやなぁ」と喜ぶが、「いえいえ、私が食べたいもんを作りました」と軽く流して、ママの浪花節突入を避ける。

しかし、素材がいいと本当に美味しいぞ。
私も飲むのを忘れて、ご飯をガツガツ食べてしまう。

ママは洗いもんをしてくてれ、コタツに入って、生姜湯なんか飲んで、いい感じだったのに、電話をかけてくるわと7時17分に出て行くが10分後に、自分で帰って来る。

「もう寝たらぁ」に、「まだ寝られへん」で、また死んだ人の消息を訊ねられ、「知らん。知りません。会ったことないわ。もう死んでるんちゃう」と答えていたが、「ちょっとお巡りさんとこで聞いてくるわ」と7時51分に出て行く。

すぐに平野町交番から電話があり、迎えに行くとパトカーが…。
ママが保護されたわけでなく、たまたまだったようで、大げさなことになってなくてよかったぞ。

すぐに家に帰ってくれたが、パジャマに着替えるのを「じゃまくさい」と拒否、そのまま寝てしまう。
が、布団の中で歌を歌い出したぞ。

♪春を愛する人はぁ、心清き人♪ フニャ〜フニャ〜フ〜フ〜、僕の恋人♪
♪夏を愛する人はぁ、♪?@〜<〜?@=#?*?〜♪

「すみませ〜ん。夏を愛する人は、どんな人だったでしようかぁ。はい、次の人。答えてください。えっ、分からないんですか。誰か、夏を愛する人が分かる人はいませんかぁ。はい。あなたっ。答えてください。えっ、知りません。あれ、みんな分からないんですかぁ。はい、先生。みんな分からないようです」
と、一人で自作自演の先生ごっこをしている。

「ジェフ、ジェフ君、寝ようなぁ。あんたは起きる時間を気にせんでもいからなぁ。ここの先生が起こしてくれるからぁなぁ。私も寝んねするからなぁ。起こされたら、起きたらいいねん」。
で、寝はる。

その後、『ドライビング ミス デイジー』を見る。
人の交流とは、暮らしの中で普通にさりげなく長く死ぬまで続く日常のことかもしれない。
今は三船敏郎の『無法末の一生』を見ているのだが、これもまた長い人生の話である。

長く正直に寡黙に関わって生きる人たちかぁ…。

ここのマンションの人たちと平野町界隈の人たちとは、これからも長くつき合う人たちになるだろう。
そんな、当たり前のことを、若輩な年齢で気づいたことに感謝。

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本日の家出:2回(平野町交番1回)
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by asayosan | 2012-02-21 14:51 | 今日のママリン

2月19日(日)素晴らしい天気の後で、ジェフの災難いろいろ。

素晴らしい朝。
あずき粥の朝食に、菜園で収穫した穫れたて野菜ほか、豆や煮物のお土産をリック一杯に詰めて、帰る。実家かっ。
で、空っぽだった冷蔵庫が無農薬野菜たちで一挙に豊かになる幸せ。

鬼がいぬ間に、昼風呂に入り、いろいろと気分一新。
このリフフレッシュ感は、たぶん天気のせいだろうと思う。

で、4時にママを迎えに行く。
昨晩はあれからすぐに寝たそうで、今日はずっと歌を歌ってご機嫌さんだったそうだ。
「さぞかし、うるさかったでしょうねぇ」に、苦笑いのスタッフさん。
たぶん、恐ろしくうるさかったのだろう。
ママは、「ずっと歌唄って、楽しかったわぁ。また唄いましょうね。それでは帰ります。バイバ〜イ」と、おばあちゃんたちみんなに挨拶して、やかましく退場。

ほんに、ママのきまぐれな気分で、こちとらは天国と地獄であるわいなぁ。

e0200261_13213787.jpge0200261_13215944.jpgで、あまりにも天気がよくて暖かかったので、大阪城公園の梅園を見に行く。
香里園で梅の花をもらって来たので、梅園もそろそろ、という感じか…。

NHK大阪を横切ったら、『柳宗悦展 』をやっていたが、ママと同行ではちゃんと見られないのでパスする。
リーチバー、富本憲吉と、これは一人で物思いしたい世界観とシュチエーションである。

で、大手門から大阪城に入るが、あまりにも天気がいいので、青空を借景にママの写真を撮ったのだが、これに気をよくしたママ、ちょっと景色のいいところに来ると、「なぁ、ここがいいわ。ここで撮って」とポーズを決める。

最初はちゃんと撮っていたが、「あこちゃん。ちょっと、ちょっとこっちに来てっ、来てっ。なぁ〜、ここ。ここで撮ってよ」と、いちいち呼ばれる。
それから、あちこちで、「写真、写真撮って」と言い出すので、撮ったふりだけする。

それにしても素晴らしい天気だ。風もないので、散歩日和である。
大阪城の梅園は、まだ5%も咲いていなかったが、膨らんだつぼみに、もう気分は春となる。

梅はいい。香りがいい。梅の花が一番好きかもしれない。
奈良の実家の梅は、咲いたのだろうか…。
“東風吹かば 匂ひをこせよ梅の花  主なしとて 春な忘れそ”
梅を見ると、奈良の実家の、それは見事なしだれ梅を想い出す。
まさに主なしとて、である。
“あの梅を、どうしたらいいのかしだれくる 主なしとはかくも悲しき”

と、ママを完全無視して、自分の世界に入り込んでいたのだが、ママはママで、子供に手を振ったり、犬の頭をなでたり、自分の楽しみを見つけていた。

天満橋方面の外堀を抜けて、谷町筋で最初に見つけた中華屋さんに入る。
お腹がベコベコだったので、五目ラーメン、チャーハン、黒酢の酢豚のガッツリメニューに生ビール。

自分だけ食べ終わると、「さっ、帰ろうかな。さっきの道、まっすぐやろぉ」。
せっかくの素敵な1日を台無しにするママの一言を無視して、食事、食事で、ママの残したラーメンを食べる。
いろいろ帰り方を聞いてくるママに、「それでいいんちゃう」と答えておく。

e0200261_1336066.jpg6時に店を出ると、小雨が降り出している。
ママの「私ぃぃ、帰るわぁぁ。私はどっちの道やのぉ。教えてよぉぉ」の質問を無視して、「あかん、雨や、早く帰ろう、早く帰ろう」と、北浜までのゴーストレートな道を急ぐ。
ママは、「ジェフ、ジェフッ〜」と叫びながら付いてくる。
スペクタルである。

で、家に着くと、「今日はもう泊めてもらうわ。明日、帰るから一晩泊めてなぁ。あっ、ジェフ。おまえもおったんかぁ。あ〜、よかった。二人で泊めてもらおなぁ」。
と、やっと平和発言のママ、すぐに寝はる。

しかし、ジェフが一緒に寝てくれないので、起きてきて追い掛け回す。
「あ〜、あかん。やっぱり猫はあかん。犬がいいわ。犬やったら鎖に繋げるけど、猫は逃げてばっかりやっ」。

「おいおいジェフ、あんな言われ方されてるで…、お布団につき合ってあげよ」に、しゃあないニャ〜と、トイレに行ったママのところに行くジェフ君。

「わぁ〜ジェフ君。トイレにまでついてきたんかぁ。ちゃ〜ちゃんのことが好きやねんなぁ。ちょっと待っててなっ。パンツあげるからな。よっしゃと。さっ、一緒に寝よなぉ」。
で、ギュ〜と抱っこされて、布団の中に拉致されて行くジェフ君。
おまえはいい奴や。

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by asayosan | 2012-02-21 13:59 | 今日のママリン

2月18日(土)ギリギリの折衝が功を成し、お泊まり成功。ヤッホ〜。

e0200261_11381442.jpg今日はお泊まりの日で、お迎えは10時20分。
思う存分ギリギリまで寝てもらおうと思っていたのに、起きてきました。8時に…。
サンマルコカフェでモーニング兼時間つぶし計画に変更するが、ママはノロノロと84歳相応の動きで、寒いな、しんどいわ、お腹すいたわ、とスローモーな動きなので、ママの相手はジェフにまかせる。

アンパンを切らしていたが、ジャムを塗ったトーストも「すごく、おいちぃぃ」そうだ。

「へぇ〜、今日はお泊まりやのぉ。私、人の家に泊まったことなんかないからイヤやわぁ。あんたも一緒に行こうなぁ。え、あんたは仕事やのん。それはしかたないなぁ。え〜、何べんも泊まってるのぉ。お友達もいるのぉ。そしたら行こうかなぁ」。
で、お泊まりに出発する。

最近ずっとお泊まりが成功していたので、すっかり油断していた私。
4時過ぎに、ママが暴れてるの電話に青天の霹靂。
「お願いでしから、もう少し、ねばってみてください。たぶん、もう少ししたら疲れますからぁ」と、もうゴリ押しで、再度のチャンレンジを頼むが、また電話。
しかし、もう泣き落としの哀願で再々チャレンジを頼み、なんやかんやで落ち着いてきたみたいである。
最終審査の6時半の電話で、ママに代わる。
「あんた、なにしてんのよぉ。早く迎えに来てよぉ」
「なぁママ、今日は私用事あるから、そこの泊まってくれるぅ。お友達とみんなで泊まって」
「え〜、りょっと待ってなぁ。すみませ〜ん。娘が迎えに来られないそうで、今日はここに泊まらせてもらえるでしょうか。はい。そうですか。あこちゃん。ここに泊めてくれるんやて」
「よかったやん。今日は泊まってな。明日迎えに行くわ」
「わかった」。

で、ギリギリの折衝が功を成し、お泊まり成功。ヤッホ〜。

私も香里園にお泊まりに行き、穫れたて野菜のごちそうを食べ、屈託ない話で、心がパ〜と自由になる。
話題は唯我独尊な人たちについてで、今までの人生でストレスを感じたことがない面々、今いつ版良好の人間関係のストレスは皆無に近かった。
ラッキーといえるかもしれない人生で、ここにきてママとのおしゃべりがすごくストレスになっている私。
ママが同じことを何回も言い出すと、「タバコ、吸いたい」と思う。

でも、骨ちゃんの「俺は、どんな奴としゃべってても、全然イヤやないねん」に目から鱗。
私は、この話題いや、この話は面白くない、同じことばかりで飽きた、話が長いと、心で思っていたりして相手に対してオープンではなかったような…。

ママのめんどくさはママの個性。
話の内容だけでなく、人間丸ごと面白がれるようにばれば、人生の達人になれるのかもしれん。
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by asayosan | 2012-02-21 13:03 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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