ボケリン・ママリンの観察日記

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更新しばらくお待ちください。

私事ながら、macbookが不具合となりストアに持ち込んだら、いきなりの全データ消滅で入院。しばらくはなにも更新できずにいます。
そうした問題だけです。ママは元気です。
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by asayosan | 2012-03-23 14:20

3月18日(日)♪迷子の迷子のママリンわぁ、泣いてばかりいて可愛いニャ〜。

日曜日のお迎えは9時丁度で、今朝も元気に明るくハツラツと出発。

本日は明日からはじまる『ALL ABOUT 山本良子 中井祥子 高橋武尊』の搬入と展示。

昼に運送屋さんが大学からそのまま運んできた膨大な作品の匂いと雨の匂いが混じり、ただ絵を描くのが好きだっただけの子供の頃にデジャブーする。

最近、このデジャブーが多く、この欠片から壮大な過去を思い出す。
これをひとつづつ記録していくことは素晴らしく楽しい作業になるはずで、ママとの同居がもたらした宝物のひとつと言えるかもしれない。
今のママと私が子供の頃のママとは別人なのだが、なにか人間の大きな流れというか、過去とのリンクのような、もうひとつの本物の世界を感じさせてくれる。
これが俗にいう、歳をとってこその楽しみ、という奴なのだろうか…。

さて、そよ風さんから帰って来たママ、「私、もうあそこ、やめるわ。母さんとこに帰るわ」だそうで、「はいはい、そうしてください」。

「あんなぁ、もう毎回同じことばっかりで、あそこで勉強してても意味がないわぁ。今日もケンカがあってんよぉ」
「ママ、あそこはママのお友達ばっかりやん」
「そうやぁ。みんな仲良しなんやけどぉ、ケンカする時もあるんよぉ」
「へぇ〜、上品なおばあちゃんばっかりやのになぁ。デーに革手袋してるおしゃれなおばあちゃん、いいとこの家の人やろなぁ」
「そうやねぇ〜。いつも薄化粧してはるんやでぇ。化粧せんと外に出るのイヤやねんてぇ」
「へぇ〜、家族はお出かけの準備、大変やろうなぁ」
「何いうてんのぉ。服も化粧も全部、自分でするんやてぇ。人にしてもらうのはイヤやねんてぇ」
「ほ〜、そう」。

ママの仲良しさんには、髪をキリッとおまんじゅうにしてるおばあちゃんもいて、これはこれで髪をまとめるのは大変だろう。
おばあちゃんにオシャレをさせてあげるのは、その家の余裕だと思う。
私は1000円散髪で、洗髪がラクなようにチョッキンチョッキンにカットしてもらう現実派である。

てなことをしゃべりながら、まだお腹はすいてないというので、コタツでテレビを見ていた。
ギャラリーでは展示作業が佳境で、私もあと少しでいいキリになるパソコン仕事をする。

で、このほんの数秒の空白の時間がもうダメなママ、「今から帰るわ」。
「雨も降りそうやし、明日にしぃよ」と、いつもの引き止めの口上を事務的に述べるが、心の底から相手して欲しいママには届かず出て行ってしまう。

ギャラリーに作家さんらもいるし、外はまだ明るいし温かいし、まっいいか、で出て行ったのが5時18分。

6時過ぎに理事長がビショビショでギャラリーに来て、「さっきまで引き止めておいたんやけどなぁ。プイと出て行ってしもて、追いかけたけど見失ったわ」と報告に来てくれる。
管理人室に一緒にいたそうだが、ちょうど相撲で最後の大一番を見ていた時にプイと出て行き、後で追いかけたがいなかったそうだ。
そう、ママは自分に気が入ってないとプイとなり、プイと快足で出て行く。
もう本能的な自分中心主義者である。

しかし、通り雨とはいえどしゃ降りとなり、タクシーか警察署に避難しているよな…。

6時30分、玄関のドアがソォ〜と開いて、「すみませぇぇぇ〜ん」とママ。
「わぁ〜、ママやん。よぅ帰って来た。偉い、偉い。濡れてるやん。はいはい。タオルでふきぃ。偉かったなぁ。よぅ自分で帰って来れたなぁ。偉い、偉い、偉かったなぁ」。
と褒め讃えると、ウィ〜ン、ウェ〜ンと泣き出した。
お母さんの顔を見た瞬間、緊張の糸がプツンと切れて大泣きする子供と一緒である。

「あんなぁ〜、迷子になりかけたんやけどなぁ〜グッスン、一生懸命に捜してん。ウェ〜ン。マンションまで帰って来たんやけどなぁ〜グッスン、何階やったかを忘れてしまってなぁ〜グッスン、ウロウロしててなぁ…、やっとやっと、見つけて〜ん、ウェ〜〜〜ン」
「よしよし、偉かった、偉かった。寒くないかぁ」
「うん。寒むない。あんた、私が帰って来るの、分かっててんやなぁ」
「そらそうやん。帰って来るのは分かってたから、待ってたんやん」
「ウェ〜〜ン、ありがとぅぅぅ。もう、出で行かへんからぁぁぁ、ウェ〜ン、ゴメンなちゃ〜い」
「はいはい。そうやん。出て行ったらあかんよぉ。ご飯にしよかぁ」
「うん。お腹、空いた」。

と、とっても可愛いママリン。
もう完全に、親と子が逆転している。疑似子育てごっこである。
ママが帰って来て、ギャラリーの作家さんたちも「おかえりなさ〜い」で、このブログを読んでくれているそうで、事情も察して頂き、そこんところよろしくである。

e0200261_1211445.jpge0200261_12121263.jpgで、ギャラリーを閉めてから夕食にする。

塩麹に漬けていた鶏肉のグリル、人参とカボチャとニンニクの芽の温サラダ、冷や奴、残りもののひじき入りオムレツ、釘煮。

で、理事長から納豆をもらう。
納豆をあまり美味しいとは思わないという理由で、うちの食卓には上らないのだが、新製品らしい納豆が、本日のチャレンジメニューである。

が、その納豆がすごく美味しい。
ご飯に混ぜて食べると美味しいという、それをやってみてその理由が分かる。
しかし、噛みにくいので、うちの玄米ご飯では難しいかもしれない。

ママはご飯を食べた後も、あっちのおかず、こっちのおかずと手を出し、全てを平らげてくれる。
で、なんやかんやで納豆がお気に入りのようだが、結局はダシの美味しさなのだろう。

本日は小皿を含め、結構な量の洗いもんとなるが、いそいそと全てを洗ってくれて、ラッキーである。

その後、芸能人のへんな食べ合わせの番組を見たが、ママも一緒に見ている。
私は自分の好みでBsのドキュメント番組ばかりを見ていたのだが、ママはその内容が退屈だったようだ。
昨日もそうだが、こういうバラエティ番組ならママも見てくれるようである。

テレビでお笑い番組が流れている風景をずっとNoとしていた私だが、ここはママの好みを優先しよう。
コタツのある風景もNoだったが、意外や意外のとっても重宝しているではないか…。

自分の好き嫌いの決めつけで世界を狭くしていた反省も含め、ママのおかげで異文化との出会いもあるわけである。
吉本出入り業者を14年やって、常に大阪カルチャーとやらを意識する編集業を30年やって、それでも大阪ってのが感性的に根の部分でどうも好きでなかった私。
しかし、ママが来てから本当のリアルな大阪暮らしを体感し、大阪人のベタベタでないけどピリッと乾いた思いやりみたいな、このエッジが効いた洗練さ、これこそが船場の大阪やと思う。

で、なんやかんやでママは8時半まで起きていて、パジャマに着替えて寝はる。
服のままで寝ようとするのを、「なんでパジャマに着替えるかというと、綿のゆったりしたものを着ると寝やすいやん。それに、服のまま寝たら服が痛むやん」と説明すると素直に従う。

素直な時のママリンは、とっても可愛いんやけどなぁ…。

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本日の家出:1回(自力帰還)
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by asayosan | 2012-03-19 12:51 | 今日のママリン

3月17日(土)センターを見事にやられた顔のキズ。

昨晩、ペシャンコに転けたことを忘れるほどの、いつもの朝。
顔はどこも痛くないそうで、「そら、押さえたら痛いけどなぁ、それはどこを押しても同じことやわぁ」らしく、まっ元気に出発。

仕事が一段落したとこで、眼鏡市場にレンズの注文に行く。
確かここは6ヶ月以内なら、こっちの過失でも半額で交換してくれるサービスがあるはずで、去年の12月にレンズを割っていたママ、このサービスが適用され5600でレンズ交換ができる。
ただ、レンズが出来るのが10日後なので、それまではママはレンズなしの伊達メガネとなる。

奈奈さんは夕飯を食べて帰って来るので、久々にミナミを走るが、駐輪場がない心斎橋で大丸の4階に無料の駐輪場を発見したのが大きな収穫である。
で、デパ地下で蓬莱の豚まんを買って帰るが、ママが帰るのを待ちきれずに、缶ビールで1個食べてしまう。

で、奈奈さんから戻ってくるが、領収書と請求書が来てない月があり、それが私の勘違いと決めつけたその場限りの言い訳に、信頼度がガクンと下がる。
言った言わない、払った払ってないの水かけ論になる前に、ちょっと面倒だがお金のやり取りはサインと日付入りの書面をその場でお互い保管した方がよさそだ。
何ごとも、問題が起ったときは証拠がいる。

e0200261_14194091.jpgさて、ママは蓬莱の豚まんに大喜びで、「こんな美味しい豚まんを食べたことはないわぁ」。
確かに蓬莱の豚まんは美味しいが、久々に食べてなんか片栗粉というかコンスターチが増量されているような気がした。

で、顔の傷。
今回は左右のブレがほとんどない、真正面に転けたので、顔のセンターをやられている。
ママは鼻が低いので、鼻の下も打っている。
本人は自分がキズだらけなのも忘れているほどなので、まっ、大丈夫だと思う。

食べた後は、珍しくテレビを見てくれるママ。
東大生の正解率が低い問題を芸能人が挑戦する番組でママも一緒に見る。
なかなかひねりの効いた問題が多く、ママは分かってるのか分かってないのか自分でもいろいろ答えているが、全てドボンである。

なんやかんやで夜更かしして、ママ9時ぐらいに寝はる。
「明日も、どこかが迎えに来るんやろぉ。それに行ったらいいんやねっ。わかった。そしたら、またここに帰ってきていいんやね。はい、わかりました。明日、何時やったっけ。9時。はいはい。起きられへんかったら、起こしてなぁ。まっ、9時ぐらいやったら、大丈夫やと思うけどなぁ。ほんなら、おやすみぃぃ。ジェフ、ジェフ君寝るよぉ。あんたもまだテレビ、見てるのぉぉ。目が悪くなるよぉぉ。早う、寝ぇなぁぁ」。

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by asayosan | 2012-03-18 14:28 | 今日のママリン

3月16日(金)ママリン、水商売野望のようにまたぺしゃんこに転ける。

e0200261_23155113.jpgこれが、ママの鉄腕アトム・ヘア。
毎朝こんな感じである。
ママは鏡を見て髪をとかしても、見えてる前だけしかとかないので、後ろはピンピンのまま。
で、玄関先で私がパパッととくのがいつもの恒例行事である。

で、同様に、デーに行く前に毎日来る返されている会話が、これだっ。
「なぁ〜、しお風さんってお金、いらんのぉ」
「いらない。利用者は1割だけでいいねん」
「なんでぇ〜、なんで払わんでもいいのぉ」
「国が払ってるの。介護保健法って税金でやってるの。国民みんなで払ってるのっ」
「なんで私に、そんないいことしてくれるんやろぉ」
「ママだけと違うっ。日本の老人のみんなの平等の権利やのっ」
「なんやぁ、この国もいいことしてくれるんやなぁ」
「ママの世代の老人はお得やのん。私らの頃は、なんもサービスはないわっ」。

そういう意味で、ママはギリギリいい時代に老人になってくれた。
しかし、青春を戦前戦後に過ごした世代なので、プラスマイナスゼロにするのは国の努めか…。

で、今日は珍しく長い時間をパソコン仕事をしていたので、腕が疲れて調理をする気がない。
さらに、今月はまだ3万円しか銀行から出しておらず、猫と人間のエサ代、駐輪場代に使って、財布にはまだ5000円もある。
そうだ、とく衛兵に行こう。

口がビール、ビール、ビ〜ル〜とカラカラになった遅めの6時前にママが帰って来る。

家に一度帰って「今日は外に食べに行こうかぁ」と誘う。
「私はそらぁ、大阪の美味しいもん食べたいけどぉ、私、お金ないよぉ。あんたにばっかり出させて悪いから、家で食べようかぁ」
「私に作らせるのっ。ママが作ってくれるなら家でもいいよぉ」
「そんなぁ、私、なんも作られへんわぁ。もう父さんもおらへんしぃ。そしたら安い店にしよなっ。もったいないわぁ」
「私が高い店に行くわけないやん。大阪は安くて旨いのっ」
「そやなぁ。大阪と言えば、あっこちゃんやもんなぁ。あんたに任せるわ」。

で、ぶらぶら高麗橋へ歩いて行く。
途中で「カバンがないわっ。忘れてきたわぁ。どうしよう」と何回か言い出すのもいつものことである。
家に置いて来たと言っても、「あんた、アホちゃの。一家の主婦が手ぶらで出て来ることなんかありえへんやろっ。どっかで忘れてきたんやろかぁ」と言うので、「家にあるに、100万円賭けてもいいわ」と言うと、「お金もないくせに、偉そうなことを言いなさんなっ」となり、カバンの件はうやむやになる。

今日もカバンがないと言い出したので、「大丈夫。ママはさすらいの手ぶらばあちゃんやん」と言うと、「そうかなぁ」となんとなく納得。

e0200261_11411799.jpgママにはいつもの鉄火巻きに、ヒラメのお造り、山芋の磯辺焼き、どて焼き、トマト。
ビールを2杯飲んだところで、ものごく混んできたので、6時47分の早めに帰ることにしたら2000円ちょいでさらに安くつく。

とく衛兵では、「こんな店がしたいわぁ。私は水商売の才能があるんよ。私がやったら、なぜかお客が来るんよぉ。小浜のおばさんも褒めてたわぁ」と、ずっと自画自賛するママ。
この不況時にどれだけ客商売が苦戦してる今を無視したあまりの能天気ぶりに、ママと現実は関係ないと分かっていても、意地悪がいいたくなる。

「ママ、店を借りるとなると何百万単位のお鐘がいるよ。板前さん捜さなあかんし、いい人は給料、高いよぉ。仕入れはどうするの。この歳になって朝5時から市場に買い出しするのぉ。夜は遅くまで酔っぱらいの相手、するのぉ。私は絶対に、そんなしんどいことイヤやわ。ママ、一人でやって」。

それでも私は店が出来ると言張るママを連れて、夜の北浜のお店チエックの散歩に行く。
ほとんどの店がボウズ、または1〜2組の客、または満員の店で、流行ってるか流行ってないかが両極端で、真ん中の店がない。

「ほらほら、ママ。店を流行らすのは大変なんが分かるやろぉ」
「そんなん当たり前や。この店は内装が悪いわ。こんな店はあかん。私やったら、もっとパ〜っと明るい店にするわっ、いらっしゃいませっ〜って、明るく言わなあかん」
「どこの店でも言ってるって…。ほら、ここもボウズやわぁ」
「ここは、女の子を置いたらいいやわぁ。若いサラリーマンは若い女の子が好きやねん」
「そういう店とちゃうやろっ。ここはインケツの場所で、もう5軒ぐらいが半年でつぶれてるわぁ。借金だけが残って、やっぱり水商売は怖いなぁ」
「大丈夫やねん。信用銀行の店長さんが、酒井さんやったらなんぼでもお金貸してあげるって言ってくれてんのよぉ」
「ほ〜、そう。それはよかった。そしたらお店したらいいやん」
「そやけど、私一人でするんと違うよぉ。かめちゃんがしたいって言ってるねん。だから二人でしようかぁって、お店も決めたみたいやわぁ」
「ほぉ〜そう。それは頑張ってください。なんの料理を出すのよ」
「それは、一杯飲む人が喜ぶ料理らしいわ。なぁ〜、そろそろ帰ろうなぁ。どこに歩いてるんよ」
「ママがお店するって言うから、この飲食激戦区の北浜を視察してるんやないの」
「なんやっ、しょうもなっ。あんたの講釈、聞かされてるだけやないのっ。もう帰ろっ。あんたの家はどこやのん」。

認知症のママにまともに相手してる私も大人げないが、健常者の私に本気の勝負を挑んでくるママの負けん気もすごいものである。
どんなけ、負けず嫌いやねん。

で、シャキシャキと歩きながら、GOZOを越えてあと2メートルでマンションの前に着くという、後少しのところで地団駄踏んで、「あんたなぁっ。いつも偉そうにっ、あっ………」で、バタンと顔面から転ける。
地団駄踏んで転けたのに、また顔面ストレートで、カエルのようである。
男前のお兄ちゃんがすぐ寄り添ってくれて、ゆっくり起き上がらせてくれる。

「救急車、呼びましょうか」に、家はここなので、ちょっと様子を見ますで、ママの様子を見ると、「あんたの講釈聞かされたから、転けたんやないのっ。大丈夫やっ。かまへん、ほっといてっ」と吠えている。
メガネをプラスチックレンズにしていたおかげで、キズは付いているが割れることもなく、メガネがクッションになったようで、フレームはぺっちゃんこである。
家に帰ってじっくり見るが、浅い切り傷ばかりのようで、ママは顔をバシャバシャ洗って、もう大丈夫だと言う。

いったん家に帰ってしまうと、今から病院に行くというより、もう寝る、しんどい、眠たいと言い出したので、寝てもらうことにする。

いつのまにか、いつもの夜になってしまい、私もいつもまにか寝てしまう。
大丈夫なのか、おいっ。

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by asayosan | 2012-03-17 23:16 | 今日のママリン

3月15日(木)運、運、運で、運命が流れ、リベラルな私がホラを吹く。

本日の起こすまで起きない熟睡のママ。
年寄りは寝られなくなるのがしんどいと聞くが、ママの場合はだいたい13時間睡眠を享受している。
まっ、トイレに起きたり、時々は夜更かし徘徊や早朝徘徊をしているが、おおむねよく寝ている。

e0200261_19431074.jpg8時45分に起こして、朝ご飯食べて準備完了で、手持ちぶさたなので、ベランダで猫たちのブラッシングを頼む。

ブラッシングが大好きなクーとチチは、ベランダに飛んで出て行き、「僕、僕、僕のブラッシングだいっ」とママにまとわりついておねだり。
「わぁ、おまえたちは、ちゃ〜ちゃんが好きやねんなぁ。朝ごはん、食べさせてもらったかぁ」と、猫の気持ちとはトンチンカンにご機嫌であったが、ブラシを持ってないのをすぐに見抜いたクーは「チエッ」と、すぐに帰って来る。
ママも自分が好かれていると勘違いしただけで、たいした仕事もしないで戻って来る。

で、今日は南河内・内藤君を辻本ビルに紹介して、私一人でワインを飲んで、その後もママが帰ってくる5時までには充分に時間があるので、もう1杯Tigerで飲もうかと、いつもの私なら絶対にそうしていたのに、なんか妙な胸騒ぎで帰ることにした。

そしたら、いつもなら早くても確実に5時過ぎ、6時のお帰りもあるそよ風さんが、未だかつてない4時40分の早さで帰って来る。
やっぱり今までの標準値より、カンというのもが物をいうようである。

こないだ偶然会った友達と天五で昼から飲んだ時に、“結局は人生ってのは9割が運よっ”と言い切った私だが、その友達がほんの数日前に、“人生は8割が運”と言い切った人と会ったそうである。
これもまた運。
人生とは、運とカンを組合わせることで、布石というか、ラインが見えるようである。

たった1回の人生、自分のカンだけで生きていければ本望である、といったことを昼酒で豪語したようだが、このブログを書き出してから、書いた次の日ぐらいにその実証でも言うべき出来事が起るので、言霊というか、信じるというか、夢想するというか、結局は自分が立ってる場所から運が発生し、それを運命という流れが受け継いでいくようで、受け入れることで転がる相乗効果という気がする。

まっ、日常のちっちゃい運のことばかりなのだが、ちっちゃいカンが働いて、ちっちゃい物事がスムーズに運ぶことを感謝、ラッキーと言わずして何を人生と言えよう。
これも運である。

e0200261_19481156.jpge0200261_19483441.jpgで、思いのほか早く帰って来たのでママの夕飯は5時10分からスタート。
米麹に漬けていたブリの焼き物にカボチャのショウガ添え、菜の花のゴマ甘酢和え、昨日の残りのひじき。

ママはブリを絶賛。
昨日、りえちゃんからもらった米麹にずっと漬けていたから、美味しかった養殖の二切れ440円ブリ。
結局は、料理も下ごしらえ次第で、数倍旨くなる。
美味しくしてもらったブリは、米麹と出会ったという運である。

ママは、“自由こそが人生の価値”と考えている私の親であった運命のおかげで、好き放題の老後を送っている。
自由の尊重というのが私の命題なので、ママの行動を制限したりしたら私の信念に反するのである。

しかし〜、ママのような食べ方では20分ぐらいで食べ終わってしまう。
私は飲みながら、よく噛んで、味わって、次の工夫を考えて、食べることだけに集中特化する食事の楽しみ方はイタリア人並なので、ママのおしゃべりで、ろくに噛みもせずに、ちゃちゃと食事を済ませる典型的な昭和の食事スタイルとは違う。

自分の茶碗はちゃちゃと流しで洗って、手持ちぶさたになって5時47分には出て行ってしまったのは、必然でありましょう。

では、なぜ、ママを引き止められないのか…。
ママが「ちょっと出て行っていいぃ」という挑戦に対して、「いやいや、やめとき」の応戦をするエネルギーがないのである。
ママの相手をちゃんとしていた頃は、私が消化不良になってしまい、ストレスも相当あったと思う。
ムダなエネルギーを消耗しないというのが、認知症同居人としての生活の知恵だと思う。

でも、この私の横着のおかげで迷惑をかけてしまうのが平野町交番のお巡りさんである。
陽が高くなってきたので、食後の家出が恒例化してきて、まず矢面に立たされるのが平野町交番のお巡りさんたちである。
だから、電話がかかってきたらすぐに迎えに行くというのが、せめてもの私の誠意である。

で、やはりというか、すぐに平野町交番から電話がある。
道から私の姿を見ただけで、交番から出て来たママ。
ごねらずに、素直の帰ってくれるのが、いい運の流れである。

帰って来て、パジャマにも着替えずに6時30分には布団に入ったママ。
超ラッキーである。

しかし、そんなに甘くないのが運命。
「あれっ。子供たちがいないわっ。あ〜、どうしよう。ちょっとお巡りさんとこに行ってくるわ」で、7時25分にまた出て行く。

すぐに平野町交番に迎えに行くと、「なぁ、子供たち、帰って来たぁ」の質問。
子供がテーマの時は、ややこしい水かけ論になるのが定説。
いつもなら、「子供はいないやん」と真実を言うのだが、こないだギル伯爵から“現実を分かってもらうことには意味がない”というプロのアドバイスを受けたので、ウソ、いやホラを言ってみる。
「みんな、親が迎えに来て、家に帰ったわぁ」。

「あっ、そうやのぉ。あ〜、よかった。ほんなら帰ります」と、リー即ツモのママリン。

これには、お巡りさん二人と私も「オぉぉぉ〜」と歓声を上げる。

きっと、もう3年以上もつきあってくれている巡りさんたちは、「もっと早く、ばあちゃんに合わせらいいのになぁ」と思っていたと思うが、そこは民事不介入。
私のやり方(たとえ認知症でもウソはつかない)をヤキモキしながら見守ってくれていたと思う。
本当に、平野町交番に配属されたお巡りさん、これも運と思って、ママをよろしく頼みます。
私もそろそろ大人になったので、ママの話に合わせます。

e0200261_21442824.jpgで、家に帰って、また子供がいないっ」をぶり返されて、お巡りさんに3度目の迷惑をかけるのも心苦しいので、北浜カフェバーに寄って、ママの夜更かし許容量を超えて頂き、完全なドボンを狙う。

で、どら焼きを食べてた時はご機嫌だったママだが、私が雑誌を読み出すとすぐに「眠たいわぁ。もう、遅いわぁ。帰ろうなぁ」と言い出した。
思うツボである。

私が焼酎のお湯割りを飲み終わるまではつきあってもらい家に帰る。
8時にはドボンと寝はる。

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本日の家出:2回(平野町交番2回)
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by asayosan | 2012-03-16 19:49 | 今日のママリン

3月14日(水)ママリン1時間強でコロリンシャンでラッキーちゃん。

8時45分に、「ママ、起きやぁ」と起こすが返事がない。
大きな声で「ママ、ママリン、朝やでぇ。お迎え来るよぉ」と言うが、ビクともしない。

死んでる、いや、まさか、こりゃ相当お疲れのようで、身動きひとつなく寝付いている。
ちょっと起こすのが可哀想なぐらいの熟睡ぶりである。
が、肩をトントンする。
すると、パッと目を開け、「えっ、起きるのっ。わかったっ」とガバッと起きたママ、どんなけ目覚めがいいんやっ。
後頭部の髪の毛が、鉄腕アトムのようにピンピンにはねているのが、元気の証拠のようで笑える。

後は、スタスタと朝の業務をこなしていく。
「歯を磨いてきてなぁ」に、「はい」。
「服、着替えてなぁ」に、「はい」。
「アンパンとコーヒーの後、薬、飲んでなぁ」に、「はい」と答えて、薬を先に飲む。

「わぁ〜、なんて綺麗な空なんやろぉ。真っ青やないのぉ。わぁ〜、気分がいいわぁ。なんかやる気が沸いてくるわぁ。頭もスッキリしてるわぁ」と、窓から空を見上げて恍惚の笑みを浮かべている。

寝起きが悪くて朝はぐずる子供が多いが(私もそうだった)、このママの寝起きの良さは、天下一品世界一のスタンプを押してあげたい。
で、あっと言う間に準備完了で、9時のさくらさんのお迎えが余裕で間に合う。

階段や段差に手を添えてくれるさくらの介護士さんの気使いが、ミスマッチに見えるほど、段差をポンとジャンプしてスタッと立つママ、足腰も丈夫だ。
見送りに出て来てくれた理事長と一緒に、バイバイして、元気に出発。

5時ジャストにさくらさんから帰って来たママ。
「ジェフ、ジェフ君、ママが帰ってきたよぉ。遊んだってぇ」とドアを開けると、こっちを向いてるクーとジェフ。
「ジェフゥゥゥ〜、ちゃ〜ちゃん、帰ってきたよぉ」で、いいつかみで、猫に遊んでもらってるママリン。

e0200261_19312415.jpgその間に、ひじきときのこと豆の炒り煮、今日りえちゃんにもらった手作り塩麹に漬けておいた鶏肉と野菜の炒め物、そして、いったいどんなけ好きやねんの豆乳と豆腐とエノキのスープ。

ご飯がまだ炊けてないので、ご飯待ちで5時半からの夕食となる。
が、夕飯ができるまで、キッチンに来て横でしゃべるわ、ちょっと散歩に行こうとするわで、落ち着きのないばあちゃんである。
さらに、また食事中に質問ばかりされて、噛むこともままならない。

「あんなぁママ、私はこの夕食の時間が一番好きやのぉ。ゆっくり食事したいのぉ。お願いやから、噛んでる間は、静かにしといてくれるぅ」
「あんたがギャーギャー言うてるんやないの。あ〜、うるさいなぁ。私はなんも話していません。あんたがうるさいんやっ」
「はいはい。わかりました。ほんならこれからはお口チャックで、ゆっくり味わいましょうね」。

とか言っても、黙っていられないママ、適当な相づちではなく、ちゃんとした答えを所望される。
「お願い、一人でしやべってくれるのはいいから、私を巻き込まんといてっ」。
「はいはい。わかりました。あ〜、まだ早いなぁ。そしたら帰ります」
「はいはい。せっかく作ったんですが、美味しくもないものを作りまして、大変申し訳ありませんでした」
「まずいわけやないけど、あんたのギャーギャー言うのが聞いてられへんっ」
「あのねぇ〜、私はしゃべりたくないの。ママがうるさいの。はいはい、食事の時間に席を立つような失礼な人は、もう帰ってください」
「あたりまえやっ。帰ります」。

と言ったものの、私物入れのカゴから何か捜したし、「なぁ、私の家はどこやのん」とまた質問してきたり、あの手この手でかまってくるのを無視。

で、とうとう出て行きました、
しかし、15分後ぐらいに平野町交番から電話、すぐに迎えに行く。

迎えに行くと、「ほな、帰ろうか」で、お巡りさんも私も、その素直さにほっとする。

帰ってくるとすぐに着替えて寝てしまったママ。
5時に帰って来て、6時15分にはお布団の中で、今日は1時間強の短期勝負で、ママリン、コロリンシャン。
その後、ゆっくりと一人で食事が出来て、ハッピー。

ママが寝てくれたので、久々に風呂に入り、アカデミー賞を見ていたら、ママがトイレに起きて来る。
「あんた、ここは私の家やねんからね。調子ノッて、家のもんを勝手に使わんといてちょうだいっ。戸締まりも、最後のもんが責任持ってしてちょうだいよっ」
「はいはい。ガッテン承知」
「なにふざけてんのっ。あかん、あてにできへんわ。あんた、戸締まりはちゃんとしてよっ。ここは私の家やねんからねっ。あんたの家とは違うねんから、それをちゃんと分かってなっ」
「はいはい。おやすみ」。

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本日の家出:1回(平野町交番)
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by asayosan | 2012-03-14 10:38 | 今日のママリン

3月13日(火)あまりママとしゃべってないけど2時間で勝負がついたぞ。

今朝も早めに起き出した。
トイレに行っている。
「あ〜ぁぁ〜、なんでこんなとこにおらなあかんのやろぉ。もう死んだほうがマシやわぁ〜」。
ブツブツ言っているが相手にしない。寝たふり、寝たふり。

家の中をウロウロしてるので、出て行くかなと思ったら、布団に帰ってきた。
そのまま二度寝をして、8時45分に起こすまで起きなかった。
朝はママのアクションに対して、できるだけスルーするのがよい。

5時15分に帰ってきたが、車から降りようとしない。
このまま自分の家に送って欲しいとゴネているようだ。
「なぁ〜、なんでやのん。なんであんたの家に行かなあかんのよぉ。私、自分の家に帰るわぁ」というのを、「まぁ、ご飯を食べましょう」で部屋に連れて帰る。

e0200261_20511065.jpge0200261_20513146.jpg昨日、酔っぱらいながらも夕食の準備をしていたようで、コンロの上に汁を吸いまくったワカメと野菜のスープの鍋があったので、水とダシを足す。
ホタテ、ジャガイ、ブロッコリー、人参、エビなどを例の浅鍋でグリルしたものは、大変香ばしくてとても美味しく出来る。
フライパンはすぐ焦げるが、陶器の鍋で焼き物を作ると柔らかい焦げ方になるので、同じ食材でも香ばしさが倍増するように思う。

しかし、やはり、ママが大人しいのは食べてる時だけであった。
「なぁ、うちの母さんとこに帰っていいぃ。死んでるって、あんたいつもいつも、いい加減なことばかり、言いなさんなよっ。なんで母さんが死んでるのよっ。昨日も電話で話しました。あかん。ちょっとお巡りさんこに行って、母さんの住所を調べてもらうわ。え〜、死んでるって…。そんなことありません。お巡りさんに聞いたら、すぐに分かりますっt」。
で、5時50分には出て行き、一度は自分で帰ってくるが、また出て行く。

15分後に平野町交番から電話があり迎えに行く。
「あ〜、またあんたかぁ。私はあんたの家には泊まりたくないのっ。お巡りさん、この辺に泊まるとこないですかぁ。教えてください。え〜、お金がかかるんですかぁ。そしたら、警察はどこですかぁ。そこに泊めてもらいますぅ」
「警察は泊まられへんよ。もう、娘さんと一緒にお帰りなさい。寒いから風邪ひくよぉ」
「はいはい。あんたがおるからあかんのや。出て行きます。ついてこんといて」
「だから〜、明日、帰ったらいいやん。夜に帰ることないやん」
「お金もないのに、どうせ今日も明日も帰られへんのやっ。あんた、お金、貸してっ」
「明日、銀行に行って、好きなだけ出したらいいやん」
「やっぱり、あんたが通帳と印鑑を隠してたんやなっ」
「違いますって。娘さんが保管してくれてるんですよ」
「いいやっ、違う。好きなように使ってるんやっ。なんぼ入ってるんよっ」
「まぁまぁ、銀行はもう閉まっていますから、明日にしたらどうですかぁ」
「ふんっ、あかんわ。ついてこんといてっ」。
と、交番を出て、家とは反対方向に歩いて行くママリン。

で、そろそろ徘徊周期のような気がしていたので、毛糸の帽子に手袋の装備を整えていた私、内平野町を東へ向かうママを尾行する。
が、松屋町で信号待ちにひっかかた私、ずっと1本道真っすぐ歩いていたので油断してしまい、ママを見失う。

谷町筋から北に下り、天満橋交番をのぞくがいないので、また谷町筋を戻っていたら向こうから歩いて来るママに会う。
ママ、びっくり、私、ラッキー。
ずっと尾行するより、こうして道で偶然に出くわすと、お互いちっちゃいサプライズの喜びがある。

「あ〜、あこちゃん。よぅ会うたわぁ。どこに行くのぉ。あんたの家。帰るのぉ。この近所やのぉ。そしたら泊めてぇ。もうしんどいわぁ。あんたとこ、一泊、いくらやのぉ。タダやのぉ。えっ、布団だけやのん。え〜てえ〜て、それで上等やわぁ」で、私の後ろをちょこまかとついて来る。
ちょうど、眠たいモードになっていたようで、お互いラッキーであった。

家についたのが7時12分、ちょうど食後の散歩1時間で、理想的である。
最初は寒かったが、1時間弱も歩くと、手袋を脱ぎ、首もとを開けるほど身体がポカポカになっている。うまくエネルギー消耗をして、煙草をやめたせいで2キロ増えた体重を落としたいものである。

ママはすぐに着替えてすぐに寝てしまい、ママがデーから帰って来て、ちょうど2時間で勝負がついた。

が、9時半にトイレに起きて来た、その帰りに…。
「なぁ、明日になったらお金、払うからなぁ。みんなには黙っててなぁ。絶対に私がちゃんと払うから…。ちょっと銀行に行ってからやないとぉ、今はないねんよぉ。ごめんやで」。

どうもここを宿泊所と思っているようだが、まっ、いいか。

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本日の家出:2回(平野町交番)
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by asayosan | 2012-03-13 21:19 | 今日のママリン

3月12日(月)昼から飲んだら、私がボロボロでママ気の毒。

昨晩は飲み過ぎてぐっすり寝てしまい、ママが朝、ギャラリーのドアから出て行ったのに気がつかなかった。
7時にドアがノックされて、尊敬するパーフェクトお掃除のおばちゃんがママを連れて来てくれる。
が、「いやや、この家はいやや。この人が怖いんです」と、後ずさりするのを、「朝ご飯でも食べよ」と家に連れ戻す。

でもまた布団で寝てしまったので、ほっておいて、8時45分に起こすと、「もう少し寝ときたい」とごねるがいつもの朝の風景となり、元気に出発。

今日は寒い。
確定申告に行って、ランチの店から出たところで雪が降ってきた。
天満宮を抜けたところで知り合いに会い、そのまま天五あたりで飲んでしまう。
ママがあまりにも元気なので、ひょっとしたら私よりも長生きするかもの、全く想定外なことを言われ、怖じ気づく。
私には私の老後の計画があるので、やはりそこは常識的な寿命を全うして欲しいものである。

で、昼から4時頃まで、剣菱の冷やを5杯ほど飲み、猫のエサに夕飯の買い物をして家に帰る。

ママが帰って来て、ホタテのフリッタ、野菜スープの準備をしていたのに、その間にママが出て行っていまったぞ。
結構ベロベロなので、あまり覚えてないが、いつのまにかコタツで寝ていたようである。
6時32分に大江橋交番から電話があった時も、一体何があったのかわからないアンポンタン状態で、あ〜、そうか、ママがまた出て行ったんだと、自転車で迎えに行く。

最近のママの贔屓の交番となった大江橋交番、こないだと違うお巡りさんであったが、ちょうど画定申告の後だったので、身元引受の書類にちゃんとハンコも押せる。
ほんとにありがとうございますで、寒い川沿いをでフラフラと二人で歩いて帰る。

e0200261_12391892.jpg晩ごはんはもう作る気もないので、堺筋に最近できたうどん屋に入るつもりで、北浜プラザの交差点で信号待ちして、渡ったところで後ろを見たらママがいない。

さっきまで横にいたので、すぐに見つける自信満々で周りをグルグルと回ってみたが、いない。
まさかタクシーに乗るはずはないと、1ブロック、2ブロックと捜索エリアを広げていったがいない。
この日はすごく寒い。
平野町ストリートに行って、平野町交番を覗いてみたら、ママの真っ白の頭が…。
なん〜んや、である。
ちゃっかり交番にいたのである。

逆にうちに電話してもいないので、心配してくれていたそうで、お巡りさんには本当にいつも感謝だ。

で、うどん屋でママはワカメうどんを食べて、8時前に家に戻って服のまますぐに寝はる。
私もコタツで、また居眠りしてしまったようで、10時頃に布団に入る。

本日の評価:あまり記憶にないので評価なし。
本日の家出:2回(お掃除のおばちゃん、大江橋交番、平野町交番)
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by asayosan | 2012-03-13 12:47 | 今日のママリン

3月11日(日)広島、長崎、福島。日本って国は試されてるよなぁ。

私が朝ご飯を食べていると起きてきたが、「もう少しねてていいよ」と言うと、トイレに行ってまた布団に入る。
よしよし、これでゆっくり和朝食を頂ける。

8時45分に起こして、ジャムたっぷりのトーストとコーヒーがママの朝食で、これを食べ終わったところでそよ風さんのお迎えの電話があり、ご機嫌で出発。
老人の反抗期は、うまく回避できたような…。

しかし、4月から丸々ママ・デーが4日もあるのが頭が痛い。

そうだ、京都に行こう。

北浜からだと京阪に乗ってすぐである。
毎月21日は東寺弘法市に、25日は北野天満宮に行って、寺参りをして、ちょっと情緒あるものなんかを食べて1日京都で過ごして帰る。
で、これで1日が埋まった。

そうだ、習い事をさせよう。

詩吟でも長唄端唄でも長刀でも童謡でも、老人憩いの家なんかで、無料の老人向け講習会があるではないか。
しかし、せいぜい講習時間は2時間ぐらいだろうが…。

そうだ、温泉に行こう。

一泊2日の安いバスツアーがあるではないか。
これなら私も休養できて一石二鳥で、2日がつぶれる。
お金が少々かかるが、行って帰ってくるだけの全くムダなタクシー代を使うことを考えれば上等である。ママの貯金を使ちゃえ、である。

おっとなんとなく、4日間がつぶれたではないか。
とにかく、春からは、1日つぶれる遠出、というのをやってみようと思う。

雨が降って中、ママが帰ってくる。
あと5分か10分で帰るという電話で、下に迎えに行くと、ママの方が先である。
こういう時は、ママの機嫌がすこぶる悪い。
案の定、車から降りるのも拒否して、このまま自分の家に帰るとゴネているようだ。
「ママリン、とにかく家に帰って、それから考えような」で、車から降ろし、家に戻る。

e0200261_20363923.jpge0200261_2037146.jpg今日の夕食は春気分だったのでカツオのタタキ、ゴボウの天ぷらとさやえんどうと人参の鍋炒め。
今年お初のカツオに日本酒が進む。

が、復興のテレビを見ながら、こういっては何だが、こういう災害に会うかどうかは9割が運なのではないかと思う。この震災が大阪で起っていたかもしれず、私ら素人の生きるか死ぬかの分かれ道は、結局は運のように思う。

被災地に一番に飛んで来たUSマリーンの一団はプロである。
たぶん40キロは超えているだろう荷物を担ぎ、訓練を受けてるプロの人たちの動きは的確である。
プロには、不運を切り開くテクニックがある。

有事の時に、自分がどでだけ正しい動きをするんだろう思うのだが…。

ママにがれきの問題で討論となる。
「そんな自分のとこに危ないがれきが来るのはイヤやわっ」
「ママは自分の子供だけ安全やったらそれでいいと思ってるんやろ」
「あたりまえやん。よその子は関係ないわっ。自分の子供のことだけを考えるのが親やん」
「その、自分の子供だけはの親のエゴのせいで、がれきが受け入れられへんのよ」
「あんたは子供がいないから、そんなことが言えるんやわ」
「でも、福島やなくて日本海でも放射能漏れしてたかもしれへんのよ。もう、これは日本が運が悪かったと思って、みんなで不運を分けたらいいやん」
「あかん。あんたには親心が分からへんわっ。日本なんかどうでもいいんよっ。我が子だけが大事やのっ」
「そうかなぁ。広島、長崎、福島って、こんなけ放射能にやられてるのは日本だけやよ。これはもう運命やん。宿命やん。みんなで受け入れるしかないわ」。

子供がいない私に、親心はわからないので、質問を変える。
「そしたら、人が二人、猫が3匹が閉じ込められたとして、水や食料をママやったらどのように分けますか」
「そら人間だけにして、悪いけど畜生には死んでもらうわ」
「ひえ〜、ひどいなぁ。私は平等に分けるわ」
「そんなん、しかたないやん。猫より人命の方が大切やん」
「でもなぁ。人間だけが食べても、弱っていく猫を見てる方が気分が沈んでいくやん。みんなで分けたらひもじいかもしれへんけど、みんなで明るく過ごせるやん。猫の元気な姿を見てるだけでも、気持ちが温かくなるやん。そんな気持ちの価値ってのが、食べたい欲求に勝つこともあるやん」
「そらそうやけど、あんたの言うことは理想論やわぁ」。

戦争も体験してないし、子供も産んだこともない私が言うことは理想論なんだろう。

で、私がしやべりだして退屈になってきたママは、7時過ぎには寝はる。

本日の評価:018.gif018.gif039.gif039.gif039.gif019.gif014.gif
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by asayosan | 2012-03-11 16:54 | 今日のママリン

3月10日(土)久々のつぎおちゃん悪口で、平和な夜。

鉄は熱いうちに打て、ではないが、時間がたてば思い出して書くことに時間がかかってしまうので、これからは、その時その時にパパッと書いていくことにする。

確定申告やら、猫展冊子の準備やらで、頭の中であれこれスケジュールを立てることが多くなると、ママの私への介入が非常にじゃまくさい。
まぁ、長い人生、ママもちょっと遠慮してもらう、そんな時もあってもいいだろう。

で、今朝は起きてすぐに大ボケ。
「あんた、早く仕事に行きやぁ。もうすぐ、かめちゃんと母さんが、もうすぐ来るねん。私らはご飯でも食べてゆっくりするわぁ」
「奈奈さん、いや、そよ風さんが来るから、ママが出かけるんやよ。私がここで仕事するの。確定申告しないと、たいへんだ、たいへんだ、差し押さえられるぅぅ」
「あんた、この家は私のやでっ。あんたは関係ないっ。あんたが、出て行ってっ」
「いいえ、ここは私の家です。家にあるもんは、全部私のもんやん」
「あんたが乗っ取って、私のもんを処分したんやないのっ。あんたは、えげつないことするなぁ」
「いいえ、私の家です。権利書、見せよかぁ。確定申告をしてるのは私。税金払ってるのも私です」
「偉そうにっ。税金なんか払ってないくせにっ。インチキばっかりしてるくせにっ」
「おっ、鋭いやん。税金払うほど、儲かってませんからねぇ。クー、クーちゃん、ブラッシングするよぉ」。

これ以上話しても、不毛の水かけ論になるので、リセット、リセットでベランダに出てクーと遊ぶ。
ママは、トイレに行ってからまた布団に入ったぞ。

9時半頃に奈奈さんからお迎えの電話があり、「お迎え来るよ」と起こすと「はい」と起きる。
ほんの少しの空白の時間でママの頭はリセット。
で、顔だけ洗って普通にデーサービスに出発。

アクション、スタート、カット、はい休憩、アクション、スタート、カット、はい休憩で、ママの気分をプツン、プツンと切っていくのがコツ。
機嫌の悪い時に相手をしたら、へ理屈が冴えわたり、怒りがヒートし、興奮が火をふき、どんどんエスカレートする。
はい、カット。次のシーン、アクション。はい、カット。これしかない。

7時20分に帰って来たママリン、普通の家でおしゃべりしてきて楽しかったそうである。
奈奈さんがデーの日は、帰ってからも童謡を唄っている。

で、夕飯を食べて帰ってきてるはずなのに、「私、朝からなんも食べてないから、お腹がすいた」というので、普通の夕食にする。

e0200261_2191731.jpge0200261_2193473.jpgどんなけ好きやねんのカマスゴのオリーブ焼きにじゃがいものローストのトマトソース添え。
さらに、どんなけ好きやねんの豆乳スープは、昨日の残りに豆腐と豆乳を追加したので、昨日の豆乳がトロトロになり、昨日の豆腐と今日の豆腐と3種類ぐらいのトロトロ感が味わえる奇跡のスープとなる。

ママも大絶賛で、「このスープはすごいわぁ。またジャガイモの美味しいこと。表面はカリカリで、中はモチモチやん。まぁ、なんとも、みんな、みんな美味しいわぁ」で、ご機嫌。

夕飯は食べているのに、豆乳スープを2杯おかわりする。

食後は、洗いもんはめんどくさいそうで、とりあえず皿類を流しへお運びさんしてくれる。

で、キッチンから帰ってきたママ。
「あんなぁ、こんなこと、あんたにしか話されへんけどなぁ。昨日、つぎおちゃん宛の封書が来ててん。私、悪いけど、それをそぉ〜っと開けて見たんよぉ。そしたら、6000万円の貯金があったんやでぇ。びっくりしたわぁ。母さん、つぎおちゃんに6000万円もあげてるねんよぉ」
「そら貯めるの大変やったろぉ。何年ぐらいかかったんやろか」
「3年ぐらいやわぁ。うちの食事、粗末なもんにして、ヘソくっていたんやわぁ」
「そんな、食費を倹約しただけでは、6000万円はムリやろぉ」
「いや。きよすけくらたからもだまして、清重からも借りてたわぁ。清重なんか、後で怒ってたけど、あとの祭りやわぁ。さすがに父さんだけには、よう言わんかったみたいやけどぉ…」
「6000万円も、何に使ったんやろねぇ」
「そら結婚するって言ってたから、家でも建てたんと違うかなぁ。私、6000万円の数字を見た時は、手が震えたわぁ。ようもそんな大金を、あげてしまうわぁ。私、手紙をうまく開けられるねんよ。昔の封筒は分厚いから、そぉ〜っと開けたら、全然分からへんのよ。この方法は、郵便局に勤めていた人から習ってん。つぎおちゃん、なんも知らんまま、封筒あけてたわぁ。自分の家に送ってもらったらバレるから、うちに送ってもらうようにしてたんやなぁ。そんなことしても、ちゃんと私がバラしてあげてん。清重は、めちゃくちゃ怒ってたわぁ。私ら兄弟は、なにひとつ買ってもらってないのに、つぎおにやるために、こっそり貯めてたんやでぇ。母さんも悪いでぇ」。

かずまさ君には悪いが、つぎおちゃんの悪口を言い出したら、ママは幸せそうである。
私は、「あ〜、そう。それから、どうしたん」と相づちを打っていると、延々につぎおちゃんの悪口を一人でしゃべっている。

ちょっと前に、久々に正夫さんが登場したが、これは私の親なので、なんとでも言える。

かめちゃん、かずえさん、ゆきさんの話の時は、私は会ったこともないので、「死んだ、死んでる」と言い切ることもできる。

一番たちが悪いのは、うちの子供たちがいないで、その子供は私で、もうこんなに大きくなりました、というのを理解させるのがムリなのが認知症の性、不毛の水かけ論となる。
私=あっこちゃん、という当時者が目の前にいるのに、あんたと違う、うっとこのあっこちゃんや、と言われてしまえば、もうお手あげである。

そういう意味で、つぎおちゃんの悪口というパターンは、私はラクチンなのである。

「あ〜、すっきりした。つぎおちゃんの悪口を言うたら、ス〜としたわ。ほんなら寝るわ」で、8時半には布団に入ったママ。

後は、「ジェフ〜、ジェフ。あれ、猫が1匹足らんのと違うのぉ。みんなおるのぉ。あ〜、よかった。ジェフ、ジェフ君寝るよぉ〜。明日、私、どこ行くのぉ。しお風さん。わかった。明日起こしてな。なんも持っていかんでもいいのぉ。9時頃やな。ありがと」で、寝はる。

昨日の頑固もんぶりとは打って変わって、一人でしゃべってス〜として寝てしまったママ、ラッキーである。

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by asayosan | 2012-03-10 10:53 | 今日のママリン

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