ボケリン・ママリンの観察日記

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12月27日(木)お巡りさんが絶対に助けてくれる&お友達と思っているママ。

今までは8時40分の出発に対し、8時20分に起こしていたのだが、8時30分にする。

歯磨き、トイレ、着替え、アンパン&カフェオーレ、整髪で、10分ほどしかかからないのだ。
寒い朝でも、ママの行動力は衰えることはない。
逆に言えば、寒い夜でもママの徘徊は衰えることはない…のである。

で、元気にそよ風さんに出発。

5時15分の元気に帰って来たママリン。
みんなに、故郷の歌を唄ってあげていたそうだ。
「♩忘れがたし 故郷〜♩で、みんな涙ぐむんやでぇ。みんな故郷に帰りたいんやなぁ」だそうだ。

で、これはいつも言うことなので、割愛していたが、毎回毎回「あんた、ダンナさんは?」と聞かれる。
毎回毎回「私のダンナはクーちゃんやん。いいかげん覚えてちょうだいっ」で、玄関で「クーちゃんん、チーちゃん。ジェフ君ただいまぁ」と言うのが日課。
「ママ、クーちゃんに嫌われようにしてくださいね。クーちゃんがここの主人なんやから…」
「はいはい、クーが食べさせてくれてるか知らんけど、クーちゃんが大将なんやな」
「何言うてるの。クーはクロワッサンにも載ったしぃ、エルマガジンやLivesの表紙にもなったし、猫雑誌も記事にしてくれてるしぃ、クーの広告効果は1000万円ぐらいはあるねんよぉ。ママ、クーを猫と見るのはやめてくれるぅ。人として尊重してちょうだい」
「はいはい、あんたは猫きちがいでしたね」。

で、家に着くと、遂にママも、「あ〜、あんたと二人がいいわぁ。二人と3匹で生きていきましょ。これで正月をお迎えしましょ」と、とってもまともな発言。
毎日の洗脳が効いてきたか…。

e0200261_1604726.jpge0200261_1728729.jpg今日の夕食は、ふき、高野豆腐、アゲ、コイモ、エビ、チンゲンサイのあっさり煮物は、昼から下ごしらえしてあとは温め直すだけに…。
チンゲンサイの葉の部分とはんぺんとなっとうの卵焼きは、ベストマッチでとっても美味。

ママも煮物がおいしいそうで、エビがまだあるよと言うと、あと追加で2匹を食べ尽くしてしまう。

それなのに〜、それなのに〜、またまた死んでる人たちの家に帰ると言う。
死んでる説明をしても、「そんなに簡単に死なせんといてっ」とプリプリと洗いもんをしてくれるが、そのまま5時55分に出て行く。
私はふきの煮物で日本酒をチビチビ。

で、6時30分に平野町交番から電話。
迎えに行くと、ご機嫌なママ、「この方と、お話しててん。もう少しお話しとくから、あんたは帰って」。
おいおいおい、いくらお巡りさんが優しくても、ダベリにくるのは本末転倒。

「ママ、交番はママの話し相手の場所と違うのっ。ママは仕事の邪魔をしてるんやで。さっ、帰りましょ」に、だんだん機嫌が悪くなってくるママリン、「私はここにおるっ。あんたとこには帰らへんっ」に、お巡りさんも困ってしまって…。
「今日は機嫌が悪いですね。もうしばらくして、もう一度お電話しましょうか」のお申し出に、「とんでもないです。気分はジェットコースターなんで、ほっておいて追い出して頂けたら…」。

で、「ママがいるなら私もいる。でも、ママ、黙っときよ。お巡りさんの仕事の邪魔になるから」に「あんたがいるなら、出て行きますっ」で、やっと交番からの追い出し成功。

で、家に着いたが、またプリプリと出て行き、東警察署から電話。
ママは、北浜で道を聞いて、善意の方が東警察署までわざわざ連れて来てくれたそうだ。
こんなことなら、私が東警察まで案内した方がいいかも…。

ママは私の顔を見ると、「あこちゃ〜ん。ごめんなぁぁ。迷子になってん〜。ウェ〜ン」で、泣いていたかと思うと、「ご迷惑をかけましたぁ。もう二度と、お世話にはなりません。もう今年最後です。みなさん、いいお年をお迎えくさだいませぇ」と大きな声で挨拶をするママリン。
私を含め、おられたみなさん全員「ウソつっ」と思ったはずだ。
って、警察官の皆様、全員、笑ってるぅぅ。

で、帰って寝てくれたが、どばっと9時頃に起きてきて、「こんな化け物屋敷はイヤやぁ。ジェフ、帰るよぉ」。
「寒いし、暗いし、遅いから、明日にしたらぁ」に、トイレに行って、素直に寝はる。
寒い、暗い、一人ぼっち、寂しい、誰もうないという形容詞をプラスすると、脳みそもそのまま素直に想像して、テンションが下がる、こともある…、が、反発することもある。
で、今回は素直に反応して寝てくれる。

しかし、草木も眠る丑三つ時、東警察署からの電話で起こされる。
時計を見たら2時半頃である。

道修町の竹ちゃんという居酒屋で保護されるそうだ。
行ってみれば、お巡りさん2人に付き添われているママ、若いお巡りさんはママのお手手を自分の手で温めてくれている。

竹ちゃんの店長が、車にひかれそうになっているママを助けて、自分の店に連れて来て、熱いお茶を出してくれて、ダウンまで着せてもらって、警察に通報してくれたそうだ。

ママは「ごめんなぁ〜、もう絶対に出て行かへんから、許してなぁ」と、それはそれはか弱いおばあちゃんであるが、何回もママと遭遇している若いお巡りさんと私は、内心「ウソつけ」と思ったはずだ。
もう一人のお巡りさんは、ママとの遭遇がはじめてだそうで、「これが噂の酒井のばあちゃんかぁ」という感じで、基本情報を記入していく。

で、若くて親切で男前の居酒屋竹ちゃんの店長さんにお礼を言って、お巡りさんとも別れる。

こんな夜中に、ボ〜と歩いていたママが無事に保護されることに、竹ちゃん店長とお巡りさんに感謝。

今、警察業界ではいろんなことが言われているが、こんな市民のちっちゃいトラブルを地道に確実に解決してくれている…、たぶん、うちだけでなく、いたるところで、お巡りさんに感謝しいる人たちがたくさんいるはずだ。

ハデな事件や凶悪犯罪に目が行ってしまうが、日々、街の平和と安全を守ってくれているのだ。
これはお巡りさんのお世話になったことがない人には分からないだろう。
本当に感謝。

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本日の家出:2回(平野町交番、東警察署深夜の出動)
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by asayosan | 2012-12-28 17:26 | 今日のママリン

12月26日(水)またまた“平野町交番&東警察署詣で”がはじまってしまったような…。

e0200261_1457543.jpg♩爽やかな朝が来た
♩希望の朝だぁ
の私の歌ではじまるうちの朝。

ママの死にたい、もう生きてるのがめんどくさいというネガティブオーラを、能天気で音痴のポジティブ・ミュージックでプラスマイナス・ゼロにする作戦。

だいたいこれにママはあきれて、「あんたは朝から元気なんやねぇ。わぁ、アンパンちゃんがあるやん」と、おでかけモードになる。

で、猫たちに囲まれて、本当に幸せな朝だと思うのだが、ママは無視。
って、猫たちも、エアコンの暖かい風が流れる所にいるだけなので、どっちもどっちの自分勝手な奴らである。

で、5時過ぎに帰って来たママ。
道で手を振る私に、「あっ、酒井さんがいるわぁ」と言ったそうだ。
酒井さんって、「はいはい、私が酒井です」で、そよ風さんと大笑いして、ママはご機嫌でご帰還。

e0200261_1457166.jpge0200261_14573915.jpg夕飯は、昨日の残り物にイカとトマトとピーマンを追加したラタトゥイユ、キャベツの酢漬け。

昨日、煮こごりができていたので、汁をあまさず頂くコラーゲン入りラタトゥイユである。
メチャクチャ美味しい。

ママは自分からご飯とまぜまぜして、美味しい食べ方を知ってるやないの。

で、またまたゆきさんの悪口。
「ほんま、ひどい親やっ。つぎおばっかり可愛かって、万吉さんの給料も全部、つぎおに貢いでいたんやでぇ」
「ママ、私はそのゆきさんもつぎおちゃんも知らないんで、悪いけど、心の中で話してくれるぅ。ママの声がうるさくて、アガサ・クリスティの推理もんがわからへんやん」
「はいはい、黙ってたらいいんやねん」。

って、黙ってなんかいられるわけがないママリン。
自分でじれて「ちょっと散歩に行ってきます」で、5時55分に出て行く。
で、6時2分に平野町交番から電話があり、迎えに行く。

「あ〜迎えに来てくれたん。ありがと〜」でご機嫌に帰ってくれて、お巡りさんにお礼を言って帰る。
で、散歩に行こかと誘ってみたが、もう寒いので寝たいということなので、一緒に帰る。

しばらくコタツで一緒にテレビを見ていたが、「あ〜、やっぱり、あんたとこの世話になってしまうんやなぁ。誰か他に親戚はいないんのぉ。ちょっとお巡りさんに聞いてくるわぁ」。

「ママ、お巡りさんは、うちの親戚のことなんか知らんから、明日、探したらいいやん」
「いいやっ、あんたとこのいても息が詰まるっ。このへんの親戚の家に行くっ」
「このへんにはいないからぁ。もうお巡りさんのとこに言ったらあかんよぉ。2回はあかんよぉ。行っても、うちに電話がかかってくるだけやからねぇ」
「フンっ、絶対にきませんっ。あんあになんか、絶対に連絡なんかきませんっ」
「それがくるのよぉ。お巡りさんに迷惑かけたらあかんよぉ」
「なんでよっ。親戚を探してもらうんやないのっ」
「あかんよぉ。警察は民事不介入やねんから、家庭の悩みを持って行かないように…」。

でも、また出て行ってしまい、6時31分に平野町交番から電話。
しかし、私の顔を見るとイヤそうにして、人に道を聞いて、東警察にたどり着く。

ママは、「ここに泊めてください。この女の家は怖いんです」とごねまくり、2階まで聞こえていたのか何人かの顔馴染みの警察官の人たちも降りて来てくれる。

が、ママはもう外をスタスタと歩き出し、「気、つけなぁ。寒し、風、ひかんようになぁ」の労いの言葉を胸に、尾行スタート。

で、本日は近所をウロウロして、堺筋を北上してるとこで、声をかけたらすぐに落ちる。
7時半に帰って来て、テレビをちょっと見て、日本酒をおちょこ2杯ほどひっかけてもらい、8時に寝はる。

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by asayosan | 2012-12-28 15:39 | 今日のママリン

12月25日(火)『中之島 光のルネッサンス』は観られたけど、ママはどっちでもよかったのかぁ。

e0200261_13532569.jpge0200261_1353197.jpg朝はいつものように15分でカタがついたので、割愛して、5時2分にサンタさんの扮装のスタッフさんと共に、メリークリスマスでご帰還。

今日はクリスマスなので、一匹丸ごとイトヨリの蒸し焼き。
天満市場で野菜の買い物をしてきたので、イタリアントマトと小トマトを店買い。
キャベツ、しめじ、エリンギ、2種類のトマト、コイモのお布団の上に、イトヨリを寝かせて蒸し煮にしたもので、汁って気が飛びすぎて、スープが少なめであったが、ものすごい美味しさ。

ちょうど隣のダンナさんから、手作りの柚須ポン酢を頂いて、これがまた上等のふぐ屋の本格的なポン酢で、そのままでの美味しいイトヨリにちょろっとかけて食べると、もうトレビアーンである。

で、ワインから日本酒に変えるという荒技をこなして、ご機嫌さんだったのに、ママが自分の親がほったらかしであるとか、所詮継母はあかんとか、ネガティブなおしゃべりで、うるさい、うるさい。

「ママ、今日はクリスマスやのぉ。クリスマスぐらい、人の悪口を言うのは辞めなさいっ。目の前にある、今日の食事を感謝しなさいっ。イトヨリさんも野菜さんも、私らのために死んでくれたんやでぇ。ちゃんと味わって食べてあげ〜」
「ちゃんと味わってますぅ。感謝もしてますぅ。そやけど、私がここにおるの分かっているのに、1本の電話もないんやでぇ」
「だから〜、死人は電話できないでしょ〜が〜。クリスマスに幽霊の話はやめてチョンマゲっ」
「はいはい。あんたは誰も死なすんやなぁ。ちょっとお巡りさんに聞いてくるわ」。

で、5時55分に出て行って、6時2分に平野町交番から電話、すぐに迎えに行く。

迎えに行けば、「あんたのとこに、泊めてもらっていい?」と乙女ごかしなことを言い、そんなママのことに慣れてきたお巡りさんにお礼を言って、ちょっと散歩しよかで、『中之島光のルネッサンス』に向かう。

行ったら行ったで大喜びのママリン。
中央公会堂の光のショーを見た後、図書館の光のショーを並ぶことにして、市役所の中から行列に並び、7時30分のショーを観ることができる。
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しっか〜し、目の前で刻々と変わる中之島図書館の光のアートを見ても、それほど感動がないママ。
あたりを見回して、「なんか、若い人ばかりやないのぉ。私みたいな年寄はおらへんやん。もう、ええわぁ。帰ろぉ」。
後ろに並んでいた老夫婦は、気が悪いぞ。

で、10分のショーを終え、人でごったがえす中を家に向かう。
そうか、今日歯最終日で、おまけにクリスマス。そらぁ、カップルは盛り上がるわい。

で、満員御礼の人気イベントにも関わらず、それほどの感動もなく、ただ人ごみの中で私とはふれることだけが心配で、私の服のはいっこを握りしめていたママ、北浜プラザ前でやっと追いついて、ほんで不機嫌。

e0200261_14312188.jpgカバンはママお得意の虚無僧がげである。

で、家の帰って、「もう服のままで寝ていいよぉ」。
「はいはい、そうさせてもらいますぅ」で、お布団に入りかけるが、その前に…、

「なぁ、アメチャン、ないのぉ」
「もう寝るんんやから、明日にしなさい」
いや、猫にひとつ、なめさせたろかなぁ〜って思っただけやん
「猫は、あめ玉、なめません」
はいはい。そ〜言うと思ったわぁ。あんたじゃケチやもんなぁ」。

そういくかぁで、8時頃にそのまま寝はる。

そのままにしていた鍋は、冷めて煮こごりができている。
こんな小さなイトヨリ2匹で煮こごりになっている、コラーゲンたっぷりの残り物で、また日本酒をチビチビ。

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本日の家出:1回(平野町交番)
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by asayosan | 2012-12-28 14:32 | 今日のママリン

12月24(月)私が東警察署に案内する、本末転倒3連発なイブ。

e0200261_15595549.jpge0200261_1604219.jpge0200261_160579.jpg今日はイブである。
ママと私は、ほとんど関係ないが、なんか習慣的に毎年飾っているツリーのおかげで、なんとなく聖夜な気分である。

しかし、よく考えると、大学時代の友達はクリスマスや誕生日イベントでミーハーするタイプが皆無で、ず〜っとアニバーサリーで盛り上がったことがない。
バブルの頃は30代で、遊び惚けるよりは金儲け、金儲けと、深夜まで連日よく働いていた。
よって、クリスマスって何?ってな感じで、楽しい体験がない。
まっ、ケーキも食べたくないし、ただ夜空に天使が舞うイメージを抱きながら、感謝。

で、夕食は、ほんの少しのチキンのローズマリー風味焼き、キノコとピーマンのバルサミコ酢焼き、キャベツと人参の温野菜マヨネーズかけ、豆腐と大根のみそ汁。

最近食が細かったママだが、クリスマス定食を完食。

「あ〜、美味しかったぁ。ごちそ〜さま。今日はあんたに、甘えとこぉ」。

で、ご機嫌さんなのに、ちょっと散歩に行くらしい。
6時10分に出て行くが、6時18分にGOZOの奥ちゃんから電話。

迎えに行くが、もう店を出て行ったそうで、平野橋の手前に、ひょこひょこ歩くママ発見。
しかし、声をかけると、どこでどう怒りスイッチが入ったのか、「あんたのとこはイヤやねんっ。なんで母さんとこに帰ったらあかんのよっ」。
はいはいで、尾行。

平野町交番にお巡りさんは不在で、緊急電話をかけようとするので、私が東警察署まで案内するという本末転倒ぶり。
お巡りさんに頼んで、母さんの居所を探してもらうそうだ。
「母さんは死んでるから、お巡りさんでも探されへんと思うよぉ。警察に行かんでも、墓に行ったらいつでも会えるやん。明日、墓参りに行ったらぁ」
「あんたは、とうとう人殺しになったんやなっ。ワルやワルやとは思てたけど、そこまで堕ちたとわなぁ。フンっ。やっぱりお巡りさんに言わなあかん」。

で、本町橋の上でリヴォリのマスターとママに会う。
「今から警察に連れて行くんですぅ。警察に行きたいそうなんですぅ。へんでしょ〜」。
ほんま、へんである。

東警察署に付いて、マイクに向かって、「あの〜、ちょっと行きたい家が分からなくなってしまったんですが〜」。
後で、「あの〜、いつもの酒井アサヨです。付いてますので、かまわなくても大丈夫です」と付け加える。

で、無人の警察署のロビーの椅子に座ったママ、「あんた、いつまで付いてきてんのっ。帰りっ。あっ、トイレ、借りよっと」。
ママをトイレに案内して、水を流して電気を消してと、後始末をする私。
なんか違うような気がする。

が、しばらく椅子で休憩していたママ、警察署を後にして歩き出す。

しかし、近所をウロウロして、人に道を聞いて、また東警察署に舞い戻って来たママ。
上記と同じことを言うので、上記と同じことを付け加える。

「ママ、もう帰って寝たほうがいいと思うよ。今日はクリスマスやから、みんな家族と一緒に過ごしてはるわ。ママがごねると、みんなが早く帰られへんやん」
「別に誰にも迷惑かけてません。ちょっと疲れたから、ここで休憩してるだけやん」
「はいはい。そしたら、どうぞ休憩してください」
「あんたは帰りっ。あんたはお巡りさんにうまいこと言うて、私を悪者にするっ。早、帰りっ」。

で、警察署の外で、窓から中をのぞいて監視。
ママが玄関に出て来るたびに、道の方に走って逃げて、また玄関に抜き足さし足で近づく。
ものすごく怪しい私。本末転倒である。

で、本町通りを渡って、道の向こう側からママを監視していたら、警察署の窓から、2階の吹き抜けの手すりから、ママを監視してくれているお巡りさん二人が動いている。
無人の1階ロビーをウロウロするママと、上からのぞいてくれているお巡りさん。
なんかソープオペラのようで笑ってしまうが、結局、ママは迷惑をかけている。

で、婦警さんが玄関がから出て来て、私に手招き。
「娘さんを探してはりますから、来てあげてください。あちこちと歩き回ってはるんです」。

迎えに行くと、「あ〜、あっこちゃん。やっと見つかったわぁ。ず〜っと、探しててんよぉ」と涙目。
って、なんか私が置いてきぼりにしたような言い草ではないか…本末転倒。

で、やっとこさ家に帰る気分になったようで、8時前に家に着き、すぐに寝はる。

寒い夜に2時間ぐらいウロウロする元気があるなら、中の島公園の『光のルネッサンス』を軽くプ〜っと見に行けるのに、伊勢まで来て伊勢神宮を参らないというか、赤福を買わないというか、伊勢エビを食べないというか、なんとも惜しい。

でもなぁ、別に『光のルネッサンス』をそれほど見たいわけでもなく、ただ、こんなけ歩くなら、せっかくの近所のイベントをさくっと見られるなぁ…と思うだけである。
ただ、それだけである。
残念。

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本日の家出:1回(GOZO、東警察署2回)
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by asayosan | 2012-12-27 16:59 | 今日のママリン

12月23日(日)死ぬ死ぬ、死にたいのママらしいが、君はまだまだ長生きすると思うよ。

e0200261_1550911.jpg早朝に「あっ、あかん。帰らなあかんわっ」と飛び起きるママに、「まだ早いからぁ、起きても寒いだけやでぇ」。
「なんで、父さんにみそ汁、作らなあかんっ」
「父さんは死んでるぅ。朝はみそ汁やなくて、アンパンやのっ」
「あんた、おかしいこと言うなぁ。父さんがアンパンなんか食べるわけないやん」
「父さんは死んでるぅ。死人に口なしやのぉ」
「あ〜あんたは、また私を騙そうとしてるなっ。あかん、帰るっ」
「お迎えが来るから、もう少し寝といたらぁ」
「あ、そうか。お迎えが来るなら、もう少し寝とくわ」。
で、二度寝してくれるが、結局8時に起きてしまう。

カーディガンを風呂敷代わりにしてパジャマを包み、ママ流の荷造りして出て行こうとするママを、「ママ、ママ。最後にジェフとお別れしなさい。ほれ、ほれ、ジェフが甘えてるやん。今生の別れやでぇ。可哀想になぁ」で、ソファに座らせるが、ママは上の空である。
ジェフ、不憫。

で、そよ風さんのお迎え待ちを、自分の家に連れて帰ってくれるお迎えと勘違いしてるママ、その勘違いを利用して待っていてもらう。
で、そよ風さんの車に乗り込むと、もう気分は激変、いつものそよ風さんモードになって出発。

e0200261_1692387.jpge0200261_169350.jpgで、夕食はキャベツと卵の黄金コンビを塩こしょうで炒めたもの、スーパーの鶏のピリ辛と白身魚のフライ、豆腐とワカメのみそ汁。

ママは白身魚のフライは残すが、あまり美味しくなっかったので、美味しくなかったから残したのだろう。はっきりしてる口だ。

で、6時から最終回の『平清盛』を一緒に見る。
あまりぱっとしなかったこの大河ドラマ、私の感想は若手俳優が演技不足なのに、映画並の演技力が問われる顔のアップがやたらと多かったせいだと思う。
キャストの最後のビッグネームが上川隆也だよぉ。
ちょっと前なら上川隆也は真ん中ぐらいの名前登場で、とりを飾るはずの伊東四朗とか中井貴一とかは、とっとと亡くなってしまってたもんなぁ。

で、ママにいちいち解説しなければならなかったが、『平清盛』最終回、完見できる。

で、またいつものゾンビトーク。
「あ〜、母さんが死んでるんやったら、生きててしょうがないわっ。あ〜、早く死にたい、母さん、早く迎えににきてぇ」と、女優アサヨの一人芝居はうるさいうるさい。

「なぁ、ママ。小さい子供でも、お母さんが亡くなって頑張っている子が多いのに、85歳のおばあちゃんになっても、まだ母〜さん、母〜さんって言うかぁ。ちょっと甘ったれにもほどがあるんとちゃう。み〜んな、世界中の人が、いつかは親と死に別れるのっ。ママもちょとは我慢しなさいっ」
「あんたは冷たい子やから、分からへんのやっ。あんたは親に大事にされてないからなっ。フンっ。うちの母さんも言うてたわっ。あんたはキツい子やてっ」
「ママ、ママ、話が違いますって…。85歳にもなって、死んだ母さんに会いたいって、それはムチャと違いますか、って言ってるんやないの」
「はいはい。どうせもうすぐ私も死にますから…、あんたにギャーギャー言われるぐらいなら、死んだ方がマシやっ」
「だから〜、ママももう85歳で、明日死んでもおかしくない歳やねんから、じたばたせんと、ドンと構えて待ってなさいっ。心配せんでも、もうすぐあの世で母さんに会えるわ」
「フンっ。とうとう本音が出たなっ。あんたは私に死んで欲しいんやなっ。もう私に飽き飽きしてるんやっ。いつでも出て行きますから…あんたなんかの世話になるのは、死んでもイヤやっ」
「はいはい。だから〜、もうすぐお迎えが来るから…。明日、そよ風さんが迎えに来てくれるから、行ったらいいやん」
「そうかっ。明日、お迎えが来るんやなっ。あ〜よかった。あんたっ、明日は出て行きますので、今晩一晩だけ、泊まらせてもらいます」
「はいはい。どうぞ、寝てください」。

で、布団の中で、ブツブツ言っている。
「母さん、母さん、なんで迎えに来てくれへんのぉ。つぎおかっ。母さんはつぎおがいたらいいんやなっ。所詮、継母やわっ。フンっ。私の送ったお金も全部、つぎおに貢いでるんやっ。あ〜、どうしたらいいんやろぉ〜。あの〜、すみませ〜ん。ちょっと質問していいですかぁ。私はこれからどうしたらいいんでしょうかぁ」
「明日は、そよさんに行ったらいいやん」
「あっ、そうか、しお風さんが迎えに来てくれるんやったわ。行っていいんですかぁ」
「はいはいどうぞ、行ってください」
「あ〜。よかった。そうか。しお風さんに行くんやったわぁ。あの〜、明日は朝ご飯いりませんのでぇ。明日は出て行きますのでぇ〜」
「はいはい分かりました。おやすみなさい」。

で、7時半に寝はる。

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by asayosan | 2012-12-25 16:51 | 今日のママリン

12月22日(土)老人の世界も、クリスマスはパティー三昧なのである。

早い。
あっという間に、もう土曜日である。
というか、もう師走である。

15日にクリスマスツリーを飾ったが、私とママの合計年齢は138歳とクリスマスにはしゃぐ歳でもなく、天井にあと10センチで届く巨大ツリーも大きいだけで華やかさに欠ける。
というか、普段はベランダの生の植木、毎年成長しているのである。

で、ママは元気に奈奈さんに出発。
玄関でお見送りしているのは、ジェフじゃなくてクーなのだが、ママは「ジェフ〜、待っててなぁ。また帰ってくるからなぁ。お留守番しとくんやでぇ。怖いオバチャンにイジメられへんようになぁ」。
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で、土曜日はいろいろヤボ用をこなして、ランチでワインを2杯やって、ご機嫌さんになる。
ママの戻りが7時過ぎという余裕から、ちょっと贅沢なランチと昼ワインという習慣が、いつのまにか成り立ってしまったのも、しかたないことと言えよう。
必要悪である。

で、ママが7時15分に帰って来て、終日とてもとてもご機嫌だったそうだ。
奈奈さんはクリスマス・パティーだったそうで、お菓子を持って帰り、そのままママの夜のおやつにする。

このシーズン、クリスマスは恋人同士やファミリーのものだけと思っているかもしれないが、デーサービス、年寄りの世界も大いに盛り上がっているのだ。

うちのクリスマスツリーの裏側は、ママがそよ風さんで毎年作っているオーナメントが飾られてるし、要はデーはクリスマスパティー・ウィークなのである。

ママはクリスマスの関係なく、なんとなくおやつが充実しているので、大喜びであるが…。

で、おやつを全部平らげると、8時前にパジャマに着替えて寝たママ。
パジャマに着替える日が、だんだん減ってきたので、本日は有終の美な日である。

で、クリスマスから一番遠いところにいるのは、50歳過ぎの独身女で、自由業の一匹狼、心はいつもひとりぼっちの私である。

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by asayosan | 2012-12-23 20:54 | 今日のママリン

12月21日(金)雨なのにぃ〜じゃなく、雨だからぁ〜で1時間で落ちた、雨の御堂筋。

朝、ちょっとボケリン、ちょっと弱気なママリン。
「なぁ〜、ここはどこやのぉ。ここ、大阪やのぉ。あんたとこに、頼って来たんやなぁ」。

「まっ、そんなことはどうでもいいから、着替えて、歯を磨いてきてちょうだい」で、ママのいつもの「あんたにばっかり世話になるなぁ。ごめんなぁ」のお涙ちょうだい路線になるのをカット。
普通にそよ風さんに出発。

その後、喫茶ロヴォリで一人モーニング。
で、認知症の話になる。
「毎日大変やねぇ」
「老いてボケて行くことが観察ができて、面白いですぅ。母は、自分が一番楽しかった20代に戻ってますし…でも、認知症は本人はそれほど不幸ではないと思いますわぁ。歩きたいだけ歩いて、喜怒哀楽をパ〜って出してるし、ストレスはないと思います」
「娘さんのことは分かってるのぉ」
「分かってないことが多いです。姉さんって、よく言うしぃ」
「それが、辛いねぇ」
「いえ、全然。別に誰と思われてもいいしぃ」。

そう、私は愛情の介護ではなく、観察の介護なのである。

e0200261_16434111.jpge0200261_1644346.jpgで、5時半に戻って来て、すぐに夕食。

フレッシュなイカナゴとオクラのカリカリ焼きに、紫色のベリーのマヨネーズソース、ワカメと豆腐のみそ汁、キャベツと大根のサラダ。
ものすごく美味しいそうで、油断をしていたら、イカナゴを全部食べ尽くされる勢いだったので、皿をソォ〜とこっちに寄せる。

で、テレビも一緒に見てご機嫌だったのに、ベラベラしゃべり続けるママに、「ちょっと静かにしてくれるぅ。テレビが聞こえへんやん」の一言でカチンと来たママ、「はいはい、あんた、一人で見ていたらいいわっ。ちょっと散歩に行ってきますっ」。

雨が降っていたので、すぐに帰って来ると思っていたが、出てすぐの7時5分に平野町交番から電話、傘を持て迎えに行く。

迎えに行けば、「ほな、帰ります」と素直に交番を後にしてくれた。
いつもいとも、しょもない儀式に快くつき合って頂き、お巡りさんには、本当に感謝である。

で、帰り道に言うことが、「あっこはギャーギャー言うてうるさいんやっ。母さんに言うたら、あこちゃんに電話したらって…、それであんたに電話したんやけど、すぐに迎えに来てくれて、ありがと」。
だそうである。

しかし、マンションの前に着くと、「ここが家やのん。私は、ここから逃げてきたんやっ。ここはイヤや。ギャーギャー言うあっこがおるっ」。

で、はいはい、そしたら、どうぞ歩いて帰ってくださいで、尾行。

雨が降ってるし、ほんとは歩くきたくないようなママ、全く根性が入ってない歩きっぷりである。
想像通り、近所をグルグル旋回歩き。
中央大通りと御堂筋を行ったり来たりするが、心細気で不安気である。
後ろを何回も振り返っては、長い間立ち止まり、一生懸命に目を凝らし私を捜しているようだが、もう尾行は慣れたもの、ワンブロック離れてつけているので、夜道のママの目で発見は不可能だろう。
ざまぁみろ、てんだ。

e0200261_19193748.jpgで、1時間の寂しい行軍で、ほとほと途方に暮れたママ、御堂筋ライトアップのための警備員さんを捕まえて、何やら必死で訴え、警備員さんがケータイを手にしたぞ。
たぶん、ママはお巡りさんと間違え、警備員さんはお巡りさんに通報か…。

ここで迷子の老人としてパトカーの出動などなれば大変なので、出て行って事情を説明、ホッとする警備員さんに、ママも私の出現に大喜びである。

「あ〜、よう見つけてくれたわぁ。ずっと、後を追いかけてくれてたん。ありがと。やっぱり、あっこちゃんやなぁ」で、いつもは2時間で落ちるママが、1時間ちょいで落ちる。
ラッキーの、雨に感謝。

で、もう何回も見た御堂筋のイルミネーションだが、私としてはここまで来たら中之島図書館の光のルネッサンスが見たいのだか…。

去年の今頃のこのブログを読み返すと、御堂筋のイルミネーションの写真が連日あった。
そうか、去年も毎日こうだったのね、で、今年も元気なママリン、てか…。

8時半に帰って来て、ちょっとは悪いという気があるのか、私にゴマスリをする。

「あ〜、やっぱり大きい家はいいわぁ。ゆとりがあるわぁ。やっぱりあんたとこは落ち着くわぁ。えっ、もう寝るのぉ。まだ寝〜へん。あんたと話がしたいわぁ。え〜、静かにするのぉ。テレビ、見るのぉ。はいはい。分かりました。もう、死んだらいいんやろっ。はいはい。ジェフ、ジェフ君寝るよぉ。あ〜、なんかお腹すいたんやけど〜。朝からなんも食べさせてもろてへんねんやけどぉ〜。ご飯、炊くって…、そんな大層なことはいりません。はいはい。もう、いいです。寝ます。明日の朝のご飯は、いりませんっ。はい、おやすみ」。

ちょっと甘いものが食べたいのは分かっていたが、アンパンもアメチャンもパスさせせる。

で、8時過ぎに寝はる。

本日は、食後に1時間ちょいの散歩。
私としても、理想的である。

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本日の家出:1回(平野町交番)
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by asayosan | 2012-12-23 19:21 | 今日のママリン

12月20日(木)ケアマネの中村さんを相手に、美談すぎる妄想美談に自ら酔うママリン。

e0200261_15325849.jpgお出かけ準備をして、下に降りてみると、理事長がすでにカフェの椅子を出してくれていて、ママをお座りさせてくれる。

「理事長、そないに、お姫様扱いせんでもいいですから…」
「いや、俺は女性に優しいんや」
で、ママ上機嫌。

「今朝はえらい機嫌いいやん」
「そんな、朝は気持ちいいから、みんな機嫌いいですよぉ。朝から機嫌が悪い人なんか、見たことないですぅ」
「ママは悪い時もあるやん」
「え〜、私がっ。それはそれは…、ゴメンナサイね〜」
「お〜、今日は素直やないか」
「私はいつでも元気で明るいです。これだけが取り柄なんです」。

で、いろんな人に「おはようございます〜」と挨拶して、元気にそよ風さんに出発。

で、本日はケアマネージャの中村さんの訪問日。
またまた、ママのマシンガントークがスタート。
好青年な中村さんを、私の彼氏と間違えて、ニタニタと下司の勘ぐりをするママをたしなめるが、あとは誰もママに口を挟むことはできない妄想美談一直線。

「私はお年寄のお世話をしたいんですぅ。私ぐらいの歳やと、人の憐れみが分かりますから、年配の人とじっくりお話して差し上げることができるんですぅ。お食事も、私は看護婦でしたから、年寄の口が分かりますから、この方はおみいさん、この方はおじやって…フ〜フ〜しましょねぇ、って食べさせれますぅ。この子は年寄が嫌いですから、これこれって言っても、うるさいなっ、で終わりです。トイレも出るまで待ってあげますしね〜、抱き抱えてあげることもできますしねぇ。涙流して喜んでました。私、人気もんだったんですぅ。だから、私は年寄の面倒をみたいんですぅ。どこかそんなことをやらせてくれるとこ、ないでしょうかぁ」。

「ママ、あなたの歳はいくつですか」と水を指すと、「30歳です」。
やっぱり。やること言うことが、どうもアクティブと思ったわ。

「でね〜、寝るとも、お布団かけてあげてねぇ、寝るまでは子守唄を歌ってあげるんです。♩ネンネコちゃちゃりま〜せ♩お手手もちゃんと入れようねぇ。寒い、寒いからねぇ。お手手がちゃむい、ちゃむい」。
と、完全に日本昔話の世界に入ったママに、中村さんも私もちょっとグッとくる。

ママのあまりの美談の数々に、「もし酒井さんが認知症じゃなかったら、お年寄りのためにボランティアをする素敵な人になっていたんでしょうね」と感心する中村さんだが、「いやっ。絶対にしてませんね。何につけても、人の悪口と文句ばっかり言ってる、どちらかと言うと、好ましくないおばちゃんやと思います」。

で、引き続き、私の悪口。
「この子はなんでもちゃかすでしょ〜。ちゃんと真面目に話を聞かないんですぅ。この子としゃべっていたら漫才みたいやから、もう漫才を見にきたんやと思って、聞き流してるんですぅ。そら、いろいろしてくれますけど、この子には愛情がないんです。愛情を出せないんです。子供の頃からそうでした。そんな育てられ方をしたんですぅ。だから、女として最低なんです。この子は女が嫌いなんです。男性には上手をするけど、つまらんなと思うと、ポンと捨てるんですぅ」。

おっと、なかなか鋭いことを言うではないか。
ママよ、愛情表現というものしない両親に育てられると、こうなるんだよ。

で、ママが私攻撃になってきたのを中村さんは恐縮がるが、これが普通。
ママは私だけでなく、ゆきさん、かめちゃん、つぎおちゃん他、悪口言っている時が、一番イキイキしているように思う。

で、止めなくしゃべり続けるママから、約1時間後に解放の中村さん。
ありがとうございます。

e0200261_16154336.jpge0200261_1616034.jpgで、夕飯は鶏肉と厚揚げ入野野菜炒め、なめことワカメの吸い物。

で、食べ終わると、家の中をウロウロしだした。

「今日はもう帰るわね。電話がかかって、迎えに来てくれるはずやんね。それまでは、おらせてね」
「はいはい。どうぞ」。

玄関のドアのとこまで行き、のぞき穴から外を何回も伺っているぞ。
「あんたの彼氏が来たんかと思ったけど、誰も、い〜ひんかったわ」。

また、のぞいて「あかん、やめとこっ」。

「あ〜、出たくないなぁ〜。あんた、なんもしないから、ここにいていい? あんたの家はハイカラやからなぁ。門司にはもう家がないねん。もう寝ていいのぉ。そしたら寝かせてもらうわぁ」。

で、パジャマに着替えて、ポケットにアメチャンをごっそり入れて、7時42分に布団に入る。
アメチャンをポケットに隠すとこが、子供みたいで可愛い。
どうせ、寝ながら、何回もペロペロする気だろう。

で、布団の中でしゃべっている。
「あっこだけは、私の子にするねん。あんないい子は、おらへん」。

はいはい、私はとってもいい子ですよ。
愛情はないけどね…。

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by asayosan | 2012-12-23 16:39 | 今日のママリン

12月19日(水)打って変わって、可愛いおばあちゃんで1日を終えたママリン。

昨晩はあまり寝てないのに、ケロッと8時に起きたママに、二度寝をお進めして8時30分に起きてもらう。
服のまま寝たので、歯を磨いて、アンパン食べて、薬飲んで準備完了で、アメチャンを口に入れるのも忘れない。
なぁ、このアメチャン、どうしたん? 政府がくれたん」。

そよ風さんや奈奈さんのお金をいつも心配するので、「これは介護保険制度で国がやってるの。みんなが税金を払って、それで賄ってるからタダやのん。ママも税金を払ってるんやから、行かなソンやのん」と、ざっくりと説明しているせいか…。

で、元気に出発。

私は髪の毛を染めて、久々の風呂に浸かる、朝風呂。
で、まなちゃんがエルグレゴ展のついでに寄ってくれて、イタリアン・ランチで、ワインを2杯やってしまう。

他の友達もそろそろ親の問題で、これからの人生を修正する時期にきているようだ。
で、ママが亡くなった後の行動計画について話す。

ママがうちに来た当時は、エクソシストのような毎日で、心の奥では早くあの世に行ったらいいのにという気持ちがあった。
しかし、今のようにそれなりの共同生活が成り立つようになり、ママの言動に深く関わる生活に慣れてくると、いなくなった時の喪失感が想像できる。
たぶん猫たちもいないし、門司や伊吹山や高松やママゆかりの地で何ヶ月か暮らしながら旅をして、あとは京都や山小屋や湯治宿や山郷や四国巡礼や風光明媚なとこでまた何ヶ月か暮らして、旅慣れた心身にしておいたところでヨーロッパへ。
物価の安いギリシャかポルトガルかモロッコかに移住して、日本語を習ってる現地学生を雇って、現地生活の基本を教えてもらい、一人で普通に暮らすのだ。
そう、ボヘミアンになるのだ。
というか、これは子供の頃からの夢であり、ママの登場で時期が延びただけでもある。

元々一人で暮らしていたのに、ママの登場で妙なことになってしまったが、また一人の基本生活に戻るには、また一人に慣れるためのちょっと修練が必要に思うのだ。

備えあれば、憂いなし。

e0200261_2231992.jpge0200261_22312535.jpgで、5時半に帰って来たが、お昼にたっぷり食べて飲んだ私はお腹が一杯で、ママにチーズとベリーソース、野菜炒めとマヨネーズの2種の具を乗せたトースト。
パン好きのママは、とっても大喜び。
私は冷や奴で冷酒を飲む。

「あんた、偉いなぁ。こんな大きな家で一人で住んでるんやもんなぁ。女一人で、偉いわぁ。あんたはパッパッパと何でもするしなぁ、発想力と行動力があるわぁ」と、ほめ殺しパターンである。

で、「さっ、そろそろ帰ろうかなっ。世話になったなぁ。なんか静かやなぁ。え〜、私がしぇべるから、うるさいのっ。はいはい、分かりました。ほんなら、今日は泊まらせてもらいます」。

ほんなら帰ります、と言うと思ったのに…。
で、久々にパジャマにちゃんと着替えて、6時18分に寝はる。
早っ。

で、また誰かと商売をする話をしている。
「大丈夫、大丈夫。あっこに言うたらいいわぁ。あっこに頼んだら、すぐにやってくれるわぁ」。
って、幽霊商売にませてもらってもなぁ。

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by asayosan | 2012-12-20 22:59 | 今日のママリン

12月18日(火)夜中の0:30から4:30まで、本格的な申し分のない徘徊のママ。

朝は順調だったのに、早めの5時に帰って来たママ、そよ風さんの車から降りようとしない。
このまま車に帰って自分の家に帰るそうである。
「あんたの家はイヤやねん」とごねるママに、ちょっとした交通渋滞になり、「ママ、車が通られへんから、早く降りてあげぇ」に、「は〜い」と降りる。
ママは、人に迷惑がかかっている、ということに異常に反応するのだ。

しかし、降りた後も、出発する車に、「待ってぇ。待ってくださぁ〜い。私を置いて行かんといてくださぁ〜いぃ」と追いかける、ちょっとした『ブーベの恋人』状態。

「まぁまぁ、うちでコーヒーでも飲んで、それからゆっくり出て行ったらぁ」で、連れて帰るが、ちょうどこのタイミングで来た証券マンのおっちゃんと一緒に家に入る。
ママはお客さんがいると良い子ぶるので、「どうぞ、どうぞ。お入りくださいませ」とご挨拶すると、さっきまでの醜態はケロリと忘れて「どうぞごゆっくり」だそうだ。

e0200261_15243043.jpgアメチャンをおねだりするが、夕飯やから後にしなさいと却下したら機嫌が急降下。
キッチンまでブツブツ文句を言いに来るので、「ママ、幽霊のかめちゃんやかずえ姉さんとしゃべってくれるぅ。あの人らはヒマやから、相手してくれるわぁ」。

「あ〜、あんたの性根がよぉ〜わかったわっ。ご飯はいいですっ。ちよっと散歩に行ってきます」で、5時46分に出て行って、5時53分に平野町交番から電話。

迎えに行くと、もうケロリとしているママ、なんとなく平野町交番詣でモードに入ったようである。
「ほんとに、儀式みたいに交番に来て、すみません」
「いえいえ、うちは大丈夫ですから…、おばあちゃん、風邪ひくから、早くお帰りね」。
お巡りさんに優しくされて、お巡りさんをベタ褒めするママ。

「なぁ、少し散歩してもいいよぉ。中之島で光のイベントやってるしぃ」
「いや、あんたが風邪ひいたら可哀想やから帰ろぉ。明日はお迎えがくるしぃ…、今晩はあんたのとこで、小さくしてるわぁ」。
で、服のまま、すぐに寝てしまう。

えらく殊勝なことを言っているママであるが、この後、夜中にえらい目に合う私。

夜中にケータイが鳴り、GOZOの奥ちゃんからで、ママが店に来ているらしい。
時間は0時46分である。

ちょっとGOZOでホットワインでも飲んで帰ろうかと暢気に迎えに行くと、私の顔を見るとえらい剣幕になったママが…。
それまでニコニコとママを見ていた店内の人たちも、真顔に…。
「なんでこんなとこにいるんよっ。あんたに連れてこられたんやっ。あんたはひどいことするっ」と、出て行くママを追いかける。
自分で寝ぼけて出て行ったくせに、私に連れて来られて置いてきぼりにされたの勘違い。
とほほ。で、最近GOZO詣でも多くなってきて、すみません。

e0200261_15245556.jpgさて、これからが長かった。
北浜周辺をウロウロして、御堂筋を行ったり来たりして、工事現場の警備員の人にひつこく警察の場所を聞くので、私が東警察まで案内するという理不尽。

しかし、そのまま警察署を素通りするので、「ママ、ママ。ママが大好きな警察は、ここやん」。
「わかってますっ。ちゃんと通りすがりに右目で見ました。ちょっと違う警察に行くんですっ」
あっそう、で、隠れて尾行するがもう2時である。

本町通りから谷町筋に出とこで声をかけるが怒鳴られて、とうとう谷町六丁目まで来てしまったぞで、声をかけると怒鳴られて、隠れて尾行。

もう朝まで歩いてもいいや、遠くまで来たらタクシー乗って帰ったらいいや、と開き直って、いろいろ人生について考えごとをしながら歩く。
自分で歩くコースを考えなくてもいいし長時間になるので、考えごとには丁度いい、と、なんらかの付加価値を無理矢理に付ける。
夜中にあてもなく街を歩く意味…、いや、意味などなくていいのだという、人生に対する悩み多き10代の青春感覚にタイムトリップする。

何回か声をかける度に怒鳴られるので、「いいよぉ、いいよぉ。気がすむまで、朝まで歩きなさい。今日は暖かいから、散歩日和やわぁ。なんぼでも、つき合うよぉ」と、ささやかな嫌みを言う。
ママはたぶん朝までは歩きたくないし、寒いはずだ。
で、ママはさらにどなり散らして、85歳とは思えないペンギン歩きで飛ばす。

それから谷町六丁目の交差点を東へ進むママだが、すぐに北に曲がり、かむなびさんの前を通り、そのまま中央大通りを西へ進むという逆戻りコースに入り、家に近づいてきてラッキーと思ったら、また逆の南に曲がる。

ここで声をかけると、「あっ、あこちゃん。こんなとこで会えるやなんて奇跡やわぁ。お巡りさんもいないしぃ、人も歩いてないしぃ、どうしようかと思っててん。あ〜、よかった〜」。
やっとこさ落ちたが、時間を見たら3時半ではないか…。
まっ、ここから家は近いので、いいところで落ちてくれたと思おう。

「なぁ〜、もう少し、ゆっくり歩いてぇ。あんたの顔を見たら安心して、ど〜と足がしんどくなってしもたわぁ。なぁ〜、まだ遠いのぉ。車、乗られへんのぉ」
「こんな近所でタクシーはもったいないっ。ママ、歩いた分だけ、歩いて帰るのっ。これがルールですっ」と、ささやかな意地悪をする。

で、4時すぎに戻って来て、ママはポテチンと寝はる。

夜中の0時半から4時過ぎまで、タッタと約4時間も歩いたママリン、それにしても元気だ。

去年の12月22日の朝まで歩かれたというMAXな経験と、引き続き12月23日のとんでも事件があるので、もう朝まで歩いてもいいやと早めに気分的シフトをMAXに変えておいたのが、精神的な余裕になったぞ。

それに去年は軽装で迎えに行って、えらい目にもあったものだ。
冬に素足で行ったり、髪の毛が乾いてないまま出て行って、一発で頭痛の風邪の初期症状が出たり、財布、ケータイを持たずに出かけて、飲み物も買えず時間も分からずになったり、カギをしないで出てしまい泥棒が心配になったり…、と、数々の失敗経験からいろいろ学んだのだ。

今日は、パジャマの上にロングコートを着て、靴下2枚はいて草履をつっかけて出た。
カバンも下げて行ったので、時間の確認もできるし、コンビニでホットレモンなんかも買えたし、いざとなればタクシーにも乗れるし、居酒屋にも入れるのだ。

備えあれば、憂いなし。

去年の私とはちょっと違う、2012年の冬である。

それにしても、去年も今頃、転んでたんこぶを作っていたようだが、今年も今頃、2回転んで3カ所縫っている。
なんか、ママの行動パターンは、2011年も2012年も、あまり変わらないような…。

しかし、私は成長したぞ。
ママのやることなすことは、もうだいたいのことが想定内である。
よって、精神的、感情的、情緒的な面でも、
備えあれば、憂いなし。

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本日の家出:2回(平野町交番、GOZO)
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by asayosan | 2012-12-20 16:32 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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