人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ボケリン・ママリンの観察日記

10月5日(火)なんか不思議な日である。

10月5日(火)なんか不思議な日である。_e0200261_13365572.jpgママリンのいない、素晴らしい快晴の朝。
昨日は少し飲み過ぎたので、朝からラーメンを食べ、奈良に出発である。
車に、ママリンの夏もん衣類を積んで、次の本格的衣替えを楽にしようとする作戦。

ゴミ捨てのため管理人室の前を通ると「今から、奈良に行くの?」と理事長に呼び止められ「俺も行こうかな」「えっ、でも帰りは電車ですよ」「それでもええわ」と、理事長と同行の奈良への旅となる。

10年前に、メゾネットマンションの9階·10階を購入し、10階で、わけのわからんギャラリーをはじめた時、ヒッピーみたいなカジュアルすぎる私に、住民の皆様方においては、なんかいい感じを持ってない感じを感じていた私であったが、ママリンを引き取ってからは、みるみる見る目が変り、実は良い子かも評価がアップしてるような感じ。
1階〜3階のオフィス部門の社長の方々も、私だけの時は黙礼だっが、ママリンが来てからはニコニコと挨拶してくれるようになった。
特に、管理人室にいつもいる管理人さんの浅井さんとうちの隣人でもある理事長は、エレベータのモニターで、ママリンの同行をそれとなく見守っていてくれたり、うちから脱走したママリンを管理人室で引き止めて、話相手になったくれたり、ママリンの大阪暮らしの楽しみをそれは多く提供してくれているお二人なのだ。

ここでママリン、私の悪口から、うちの親戚関係から亡きパパ(正夫さん)やら、パパに反抗しまくった私のことやら、酒井家&菅家の良い事&悪い事等など、あることないこと、妄想、幻想入り交じりの話をしているので、うちの内情は、ママリン的観点によって筒抜け。
時々「ちょっと、ちょっと」と呼び止められ、私による真実の確認やら検証やら調整も行われるのだが、どちらにしても筒抜け、なのである。

で、ママリンがいつも自慢してるらしい「奈良の家」を見たくなった理事長の好奇心を満たすべく、ありえない二人のドライブである。

で、道中は、理事長の質問に答えることにより、ママリンのあることないことの話に、私の知るところの真実が肉付けがなされる。
「毎日、服を着替えて、きっちりした服装してるけど、あんたが着せてあげてるの」
「いえいえ、服は用意してますが、自分で着てます。裏返しに着たり、前後ろ反対だったり、ボタンを段違いで留めたりしてますが、私はテレビ見ながら口で指示するだけで、なんも手を貸しません」
「でもなぁ、いつも奇麗にさせて、立派やなぁと管理人と言ってたんや」
「それは、実家に、封もあけてない新品の服がいっぱいあって、たぶんよそい着用にしまってた服やと思うんですけど、それがアホほどあったので、そんないい服ばかりを、こっちに持ってきたんです。
たぶん、ママだけなら、一生着てないでしょうから」
と、そんなママリン話の補足などしながら実家に付き、家を案内して、また近鉄電車で北浜に戻って来た私たち、喫茶北浜で、カレーを食べて2時に解散となった。

が、喫茶北浜のマスターが言うには「また、ついていったっん?」ということで、理事長はうちのマンションの5階に暮すおばちゃんの和歌山の実家にもついていったらしい。

で、その真意は、管理人室で韓流ドラマをじっくり見たい管理人さんが、横でしゃべる理事長を追い出すために「行ってき、行ってき」とそそのかしていた、らしい、という。ことらしい。

何事にも、因果関係というものが、あるものだ。



by asayosan | 2010-10-05 21:02 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
by asayosan

検索

タグ

ファン

ブログジャンル

画像一覧