ボケリン・ママリンの観察日記

1月6日(木)生きてる身内が私で、超不満のママリン。

深夜に起きたママリン、電気を点けて、なんかゴソゴソしていたが、「あっこちゃん、起きなさいよ。コーヒーとパン、できたよ」。
時計を見ると3時で、「ママ、まだ夜中やで。もう少し寝ようや」に、「なんや、夜か。ほんなら、もう少し寝かせてもらおうかな」と、すぐ布団に入る。
が、本当にコーヒーを入れていたら、ガスが心配なので見てみると、コーヒーもパンもなにもない。
朝食の準備をした気でいただけだった。

e0200261_10294729.jpg深夜に起きていたにも関わらず、朝はスッキリ起きてくれたママ。
「今日は先生の論文のお手伝いをするねん。私みたいな頭の悪いもんに、なにをさせるんやろなぁ」だそうである。

で、いつものように、理事長にお見送りされて、デーサービスに元気に出発。
理事長に肩を組まれ、少女のように照れているママリン。
夫であった故正夫さんには、こんなことされたことはなかっただろう。
同様に、理事長も奥様に、こんなことしたことはなかっただろう。
昭和一桁の老人たちは、どんどん自由を謳歌している。

e0200261_1846068.jpge0200261_18462218.jpg今日も前歯が痛いので、やわらかいメニューにする。
肉がほとんど入ってないすき焼き風煮物のマロニー入れと、サラダと煮しめの残り。
で、このトロトロのおかずがママに大好評で、歯が丈夫とは言いながら、柔らかいものを美味しいと感じるのが老人であった。

ご飯を食べていると、また「亀ちゃん、私がここにいること知ってるの?」と聞くので、「亀ちゃんは肺病で若い時に死んだやん。ママの兄姉で、一番早く死んだんとちゃう。でなぁ〜、食事中は、楽しい話してちょうだいって。食べながら死んだ、死んだって言うの、歯も痛いし、しんどいわぁ」に、「はい。ごめんなさい」。
ごめんなさいと、素直に謝るなんて、自分が場違いなことを言ったことを自覚したのか…。
「私、いつ帰ったらいいの?」と聞くので「いつでも、好きな時に帰ったらいいよ」。
「ほんなら、明日、帰ろうかなぁ」
「いいよ。そんなら、明日のそよ風さんは、断っておくわ」
「えっ、明日、そよ風さん、迎えに来るの。そしたら、あと3日ほどは、そよ風さんに行かせてもらうわ」
「いいよ。でも、奈良に帰るなら、先に行ってね。お迎えを断らなあかんから」
「いや、行くわ。あそこ、楽しいから…。そしたら、また、ここに送ってくれるんやね。それでいいわ」。
で、決着して、洗いもんをしてくれて、パジャマに着替えて、イタリアのテレビを一緒に見る。
「あんた、外国、行きたいのとのちゃうの?」
「猫がいるから、どこも旅行は行かれないもん」
「そやなぁ。でも、もうすぐ寿命やろ」
「なに言ってるの! 飼い猫は20年は生きるんやから。1日でも、長生きして欲しいんやから、へんなこと言わんといてよ」
「はぁ〜、亀ちゃんもかずえ姉さんも、みんな死んだんかぁ。はかないなぁ〜」
「人の人生は、みんな、はかないの。世界中の人が、はかなく死を迎えるの。これはみんな平等なんやから、しかたないわ」
「あんたと私って、どんな関係やの?」
「親子」
「え〜、正夫さんの子やの。あんた、正夫さんを父さんって呼んでたの? あ〜、子供、産んでて、よかったわ。身内は、あんただけかぁ。もぉ、寝るわ」。
で、7時15分にお布団に入る。

で、お布団に入って、一人でブツブツ。
「あんな子、産んだ覚えないわ。黙ってて、静かにして、って、ほんなら呼ばんかったらええんや。ひとつ聞いていい? あんたの親、誰やの? 正夫さん? 死んだん? あ〜あ、死んだんなら、秘密はバレへんわなぁ。なんでも闇に消えるんや。違う。こんな子、正夫さんの子と違うわ。黙っとこ、黙っとこ。ジェフ、ジェフ君。こっちにおいでぇ。もうええっ。私も死の。もぉ、めんどくさいわぁ」で、7時23分、静かになる。

9時頃、お布団の中から、一人でブツブツ。
「ここ、誰の家? あっこちゃんやの。こんな大きな家で、安心したわ。うまいこといってなかったら、連れて帰ろうと思っていたけど、かまへんな。一人で帰ります。ジェフも、あんたの方が好きなみたいやし。ここにいなさい」。

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by asayosan | 2011-01-06 10:48 | 今日のママリン

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