ボケリン・ママリンの観察日記

4月25日(月)ある意味まっとうで、全然面白くなかったママ。

あんなけ歩いたのに、朝早く起きて、ギャラリーのドアから出て行ったママリン。
7時だったので、もぉ管理人さんらがいるので、私は寝ておく。
しばらくして、理事長が送ってくれる。

昨日のことはさっぱり忘れて、ご機嫌のママリンなのだが、昨日のことを引きずるのは健常者の私の方だ。ムダな時間と交通費を使ってしまったムダムダの記憶と心配料。認知症はお得だ。

管理人室に遊びに行き、ニコニコしゃべっているので、昨日のウルトラ・スペシャル徘徊のことを浅井さんに言うと、「私、そんなことしてません」とママ。
「だからなぁ〜、おばあちゃん、それが認知症っていう病気やねん。全部忘れてるんやろぉ。あっこちゃんの言うこときかなあかんでぇ」に、「そうかなぁ」。

で、元気にそよ風さんのバスに乗り、バイバイと私に手を振る。
よし、昨日のことは、忘れてやろう。

と、思ったが、本日はママのおごりで美味しいもんを食べて、私への迷惑料を支払ってもらい、プラスマイナス、ゼロにすることにする。
要は、金で解決である。
ママの貯金から、今月は必要経費を多めに引き出すことに決めて、気分が均衡になる。

最近、耳が聞こえにくいというので、ならむらクリニックに歩いて行く。
案の定、鼓膜の手間に、耳クソの防波堤ができていて、聞こえにくくなっていたようだ。
ママは、耳が遠くなると、気分が暴走する傾向になるので、耳クソ取りは重要だ。

今橋から高麗橋を歩きながら、ちょっと上等な店に入ってやろうと、メニューの看板を見て歩くが、凝りに凝った創作料理、鍋、肉、イタリアン、フレンチの看板メニューに食指が動かず、結局いつものとく兵衛に、辿り着いてしまう。

e0200261_9451969.jpgいつもの鉄火巻きに、イカの姿焼き、レンコンの天ぷら、砂ズリのセロリ炒め、生レバーは美味しすぎて2人前頼んでしまう。
これで3200円は安い。あと3回は、奢らせよう。

ところが、食事の間のママに話が面白くない。
楽しく飲んでるサラリーマンを見て、「こんなところで飲んでるんやったら、早く奥さんのところに帰ってあげたらいいのに…。男の人の付き合いもほどほどにして欲しいものやわ」、「私はもう、いらないから…。あんたもお酒、ほどほどにしなさい」、「こんな店で飲んでるお金あったら、家族サービスしたらいいのに」と、極めて主婦的は普通の発言ばかりである。

なんか昔のママ、認知症になる前の、専業主婦の枠から出ない普通で真面目で常識的過ぎて面白みのないママなのである。必要以上の遠慮の固まりで、つまらなそうに食べるのも腹が立つ。

いつもの「わぁ〜、美味しいわぁ。あんたも、こんな店しなさいよ」と、思ったことを屈託なく言う無邪気な可愛らしさがない。

で、思ったのだが、もし認知症になってないママと同居していたら、私のやることなすことに苦言、説教、小言を言い、そのくせ変な遠慮をされ、ご近所の人とも社交辞令的な挨拶のみで、ツンと取り澄し、そのくせ変な気を使う、つまらない同居人であったように思う。

ご近所の人とも仲良くなってなかっただろうし、私の友達が来ても奥に引っ込んでいた(奥はないけど)だろうし、外食にも付いてこないだろう。
そう、それが、まっとうな時の、ママなのだ。
ガチガチの常識人間で、変化を嫌う堅物主婦。
それで、思い出した。私が子供の頃に感じたママの印象は、偽善者だった。
私と話が合うわけがない。

そう考えると、いろいろ難儀なこともあるが、ピントが外れて笑わせてくれる今のママの方が、個性的な同居人としていろいろな発見と面白みもある。

今日は疲れていたのかもしれないが、ある意味、認知症度合いが少なかったようで、話が弾まず、私の酒もあまり進まなかった。
一緒に飲む相手としては、私が決して選ばな人物である。

で、8時に帰ってきて、パジャマに着替え、8時に寝はる。

昨日は家出前に、シャツ、薄いセーター2枚、厚てセーター2枚、ハーフコート、パッチにズボン2枚を着込んでいたようで、その常識を超えた着こなしが、唯一笑えた事件であった。

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by asayosan | 2011-04-25 13:04 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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