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ボケリン・ママリンの観察日記

5月11日(水)だんだんワクワク、ドキドキになってきたような。

今日は、お泊まりの日で、お迎えが10時20分なので、ゆっくり寝てもらう。

トイレに起きたママにジェフ君がついて来て、そのまま、枕元に一緒に寝るジェフの健気さに、「ジェフ、あんたはほんまに優しい子やなぁ。一緒に寝てくれるんやなぁ」と朝から涙ぐんでいる。
それほどジェフはママに付き添っていて、「もぉ、ばあちゃんはボクがいなけりゃダメなんだからぁ」って感じの保護者の立場なのである。ジェフは偉い。

で、今日はまなちゃんと紀乃さんがギャラリーに寄ってくれて、このblogの9日に登場した新しい名前(かずまさ君ね)について、「つぎおちゃんの息子さんやの? また、新しい登場人物が出てきたね。お母さんはゆきさんにお金をずっと送っていて、それをゆきさんがつぎおちゃんに渡していたって言っていたけど、その人の息子さんなんやね。それはそれで、また面白くなるねぇ」。
とか言いながら、ママの話の信憑性は?、であるのだが…。

で、ママはうちに来た人に自分の昔話はするし、私はここに書くしで、友達関係はめちゃくちゃ、うちの身内に詳しいのだ。

私の父型のおじいちゃんは、南洋興発株式会社(大正10年設立。満州を中心とした南満州鉄道に対して、南洋興発は南洋諸島を舞台として発展し、この会社を『海の満鉄』と呼ぶこともある)の社員で、サイパン支社長をしていたらしく、母型のおばあちゃんも、南洋群島(大日本帝国が国際連盟によって委任統治を託された西太平洋の赤道付近に広がるミクロネシアの島々)のドボにいたこともあるので、このふたつの南洋群島がらみの偶然に、南洋群島に詳しいまなちゃんから、いろいろ本を借りて調べたりもしていたのだ。

で、かずまさ君の登場で、ぐぐっと歴史の奥深くに踏み込めそうな予感。
※かずまさ君、あまり実名で書くのはやめてくれるって思ったら、本日中に言ってね。適当に匿名にします。

で、正彦は、「なんでも実名で書くの、やめて欲しいわぁ。ほんまにぃ、こいつわぁ」と、苦々しく言っていたが、ママが認知症になってから、な〜んもしてないのは事実で、事実は事実である。

こないだ、清ぼう兄ちゃんも言っていた。
「おふくろ(ツミ子さん)が死んだ時、喜代子も重君も、ワンワン泣いていいたけど、あれはなんにも親孝行してないから泣くんだよ。俺は、精一杯、おふくろのためにやったから、なんにも後悔がなかったから、泣かなかったなぁ」。

う〜ん、確かに。
私も、ママが明日の朝、目をさまさなくても、後悔はないだろう。
でも、ケガされたり、家出されて事故にあったりしたら、自分の不注意を悔やむだろう。
だからといって、事故を恐れるあまり、家から出さないというのも違うような気がするし…。
ケンカして、「ハラたつわぁ、ママの奴」って気持ちのままで死なれるのもイヤである。
そう考えると、いつもママにハラをたてないようにしなければならないが、こっちにも感情というのがあるので、ハラが立つ時は、立つのである。

で、ロンドンのりゅうちゃんからメール。
「そもそも猫とかに興味のなかったあなたが3匹(も!)猫を飼ってること自体が驚きで、おまけに認知症の母親までせっせと介護して超意外な展開。ということで、まあ、なんでもやってみたら。予想外の展開が起こるかもしれんで。ところでママブログ、面白いね。というか、あれ、評価表もついてるから同じ境遇にいる人とかの励みになりそうだよね」。

まっ、予想外の展開が起こるかもしれないのが、世の中の面白いところ。
秋にはギャラリーで『認知症のアサヨさん展』をしようと思っているが、今の世の中、なんでもオープンにすることで、いろんな展開がひっついてくるような気がする。
※いつもお世話になっている近所の方やお巡りさんにも取材して、リアル認知症の周辺の現場をまとめた冊子を作ろうとも思っている。

で、なおちゃんが、私がルーツ探しをしていた時に貸してくれて山口瞳著『血族』。
山口瞳は、当時者がほとんど亡くなっていたので、すごく苦労しているのだが、かずまさ君がママと遭遇したことは、ある意味、すごいことのようなことがする予感。

やっぱり、今後が楽しみな、新しい登場人物である。

で、本日は、お泊まり成功したママ。

15日に、喜代子姉ちゃんの娘の結婚式に門司に行くママと私。
このタイミングも、なんか必然の流れを感じてしまう。
そんなことより、結婚式に着ていく服を、衣装ケースの中から探すというのが大変だ。とほほ。



by asayosan | 2011-05-11 21:44 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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