ボケリン・ママリンの観察日記

7月30日(土)朝から散歩1時間ではじまったぞぉ。

ベランダで水まきやら掃除やらをして、部屋に戻ったら、お着替えしてボ〜っと立ってるママ。
「ほな、帰るわ」と朝の6時過ぎに出て行く。

すぐに平野町交番から電話があり、交番の方に歩いていくと、平野橋の上でお巡りさんが下の公園の方を見てる。
と、素早く駆け出し、そして、お巡りさんの動きが止まる。
見ると、ママは川縁から離れ、公園をピョコピョコ歩いてる。

「朝、来られて、あっこちゃんに電話しましょかと言うと、いいえ、門司に帰りますと、プイと出て行って、川の方に降りていっんで…」。
お巡りさん、ママの飛び込みを心配されたんだと思うが、ママの性格上、死ぬ、死にたい、死んでやるとは言うが、絶対にそんなことはしない。これは確信できる。

で、私が後をつけることにする。
が、つけてることに気づくと、いつもの、「ついてこんといて。帰って!!!」。

隠れて尾行すると、安土町を西に向かい、御御堂筋の1本手前を北上。
突然、後ろを振り返るので、1ブロックほど離れて、後をつける。
6時代の土曜の北浜は、人通りもほとんどなく、見通しがきいていい。
途中、コンビニで、コラーゲン飲料を買って、飲みながらつける。

何軒かのビルを熱心に見ているのは、うちのマンションかどうかを確認しているのか?
たぶん、もぅ帰りたいのだろう。
そして、なんとなく平野町に来て、なんとなくうちの近所に近づいている。

“一生懸命探して、やっとこさ見つけてん”と帰ってくるのは、なんとなく見覚えのある道の、なんとなく見覚えのあるビルを1軒、1軒確認しながら、地道な努力でたどり着いているのだろう。
ママの律儀さと、幸運な偶然の賜物か。
うちのマンションの外観とエントランスは、ちょっと個性的なので、ママはマンションは記憶しているようだ。

で、7時半になって、お腹がすいてきたので、「モーニング、食べに行こか」と声をかける。
「あれ、あんた、こんなとこで何してんの。ちょうどいいわ。あんたとこ行くわ」で、結構ヘロヘロでついて来る。

でも、家について、朝ご飯にしよかと言うと、「いりません」。
「しお風さんが迎えに来るから、下で待ってます。あんたの顔なんか、見たくないわ。しお風さんに行くほうが、よっぽどマシや」。
いったい私の何が気に入らないのかは不明。気分、ただ、そんな気分なんだろう。

8時に、本当に下で待ってるか確認に降りてみると、マンションの花壇の敷居に座っている。
「ご飯、食べへん」と声をかえると、「いりません」。
私は、卵焼きと昨日の残りモンと玄米まぜご飯の朝食をしっかり頂く。

9時15分にお迎えの電話があり、約2時間、マンションの前で座っていたママ。
「お迎えの電話あったよぉ」と声をかえると、「今日は、えらい遅いなぁ。よいしょっと。あれっ、ちょっと立たれへんわ。手を貸して」で、ご機嫌である。

1時間歩いて、2時間じっと待ちぼうけをしても、機嫌がいいママ。ほんと何がイヤで何が楽しいのか意味不明になってきた。
気分と興味が短時間のうちに変わり、感情の抑揚だけで生きるママ、こりゃちっちゃい子供だわ。

e0200261_11202315.jpgそよ風さんから帰って来て、一緒にスーパーで夕飯の買い物をしようかと計画していたが、すぐに出て行って、平野町交番から電話があり迎えに行って…で、作る気がなくなり、近所のカフェに行く。

いつものクロワッサンサンドで、ママはコーヒー、私は生ビール。
パンが好きなママは、自分の分をさっさと食べて、「ちょっと、あんたのも味見させて」。
同じもんなのに、「こっちの方が、おいしいわ」だそうだ。

「なぁ、私の葬式代、あるの? あるの。死んだら保険で200万円入ってくるの。それが葬式代やの。そんな200万円もする葬式せんでもいいよ。最低のやつにして、残りはあんたが取りなさい。葬式なんかにお金使うのもったいないから、あんたが生き金にしたらいいやん」
「いや、葬式は標準でも200万ぐらいするって。私、おばあちゃんと父さんの葬式を仕切ったから、詳しいの。ママで3人目かぁ。まぁ、ママの場合は、私の友達やマンションの人や近所の人やそよ風さんやお巡りさんや、いろんな人が来るから、ドンチャン騒ぎになりそうやわ。まっ、私好みで、やらせてもらうわ」
「まぁ、好きにしてくれていいけどぉ。あんた、3人も葬式あげたら、いいことあるよぉ」
「そうかなぁ」

「うちの母さんの葬式、したっけ。したん。出席したん。そうかなぁ。お金はどうしたんやろぉ。私が母さんにお金を渡しても、全部、つぎお坊主が取っていくからなぁ。なんで、つぎおちゃんばっかりにお金、渡すんよって聞いたら、つぎおちゃん、おかあちゃんは子供を捨てたんやから、当然やって、そう言うらしいわ。そら、うちに後妻に来るために、実の子を養子に出したんやから、可哀想なんやけどな、それにしても、つぎおちゃん、つぎおちゃんって、つぎおばかり可愛がっていたわ。あいつは狡いから、みんなに可哀想と思われるんを利用してたんや」

「なぁ、あんた、早く飲みなさい。ジェフがいなくなったわ。帰ろ」が、はじまり7時に店を出て、バタンキューで寝はる。

本日の評価:046.gif046.gif015.gif044.gif018.gif018.gif018.gif
本日の家出:4回ぐらい
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by asayosan | 2011-07-30 14:23 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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