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ボケリン・ママリンの観察日記

8月31日(水)タクシーの無銭乗車で此花に行かれてしまうの巻。

まるまるママ・デー2日目。
9時頃に起きて、朝から機嫌が悪い。

そんな時は、あまり関わらないように、パソコンをしながら、「アンパン、食べるぅ」とさりげなく声をかけたが、「いりません」と、着替えてそのまま出て行ってしまう。

すぐに帰ってくるだろうと思っていたら、平野町交番の指導員の方が家まで連れてきてくれる。

「なぁ、私、なんでここにおらなあかんのよ。自分の家に帰っていいんやろぉ。子供たちが待ってるんや。帰らなあかんの」に、「もちろん、いいですよ。子供はいないけど、ママは自由やん、好きにしてください」と、あっさり容認。
「それでは、帰らせていただきます」と手ぶらで出て行ったので、ちょっと経って、平野町交番に行ったがいない。

e0200261_1625173.jpgマンションに帰ってみると、管理人室でママの大きな声が聞こえる。
浅井さんが、ママの子供がいないという訴えを、モニターを指して現実的に説明してくれている。

「あんなぁ。子供は来てないって説明しててん。このモニターで、出入りの人は全て確認してるから、子供は全然通ってないって、言うてんねけどなぁ」
「いいえ、さっきまで、私の横で寝てたんです。おかしいなぁ。見逃したんと違いますかぁ。何時から何時まで、ここで監視してるんですかぁ」
「朝から晩まで、ちゃんと見てるやん」
「あれっ、あそこにサルがいますわ」

ママはモニターを見るたびに、消火器をサルや、サルやと言うらしい。
理事長が、わざわざ消火器の所まで行ってくれて、そこでサルのマネまでしてくれて、それを見てやっと、「あれ、さっきの方が写ってるわ。サルと違うかったんかぁ」
「ほらみてみぃ」
で、おさまったかと思ったら、またまた子供がいないと、ひつこい。

e0200261_1642294.jpg「俺らでしばらく相手しとくから、帰っときぃ」というお言葉に甘えて、30分ほどして迎えに行き、喫茶北浜のモーニングに行く。

機嫌がいいのは、ジャムトーストを食べてる時だけで、新聞を読みながらママのいつものゾンビトークに、死んだ、死んでる、亡くなってる、お陀仏、と答える。
「なんや、身内はみんな死んでるんやな。わかった。なんで、私があんたに世話にならんとあかんのよ。自分の家があるんやから、そこで暮らします」に、「はい。どうぞ」と返事する。

マンションに帰って来ると、そのまま管理人室に行くママ。
私といるより、浅井さんと理事長が相手をしてくれるので楽しいのだろう。
「ここにいますから、あんたは勝手にしてっ」だそうで、引き続き預かってもらう。

「みなさん、退屈そうにされているんで、私が刺激になってあげてんねん」に、「そんな刺激はいらんわいっ」。

11時半に、内藤整形外科に行くので迎えに行くと、理事長が昼食に行くそうで、あとで理事長常連の30banという店で合流することにする。

昼時だったせいか、けっこう待たされて、ママはまた、「こんなに待たされるんやったら帰ろ。私の知り合いの医者がいるから…、あそこやったらタダでしてくれる。こんな傷、大丈夫やから、帰りましょう」と、ごねるが、ちゃんと診てもらい、顔の傷は本日で完治となる。

e0200261_16163967.jpg12時半に30banに行くが、理事長はすでに店を出たようで行き違い。
ママは冷麺を食べるが、今日のママは食べてる時も機嫌が悪く、まずそうに食べるが完食。

帰りに北浜プラザのベビー服売り場に寄って、10月に女の子が産まれる亜希子ちゃん(ママの姪の娘)のプレゼントを探す。
産まれたばかりの子供の服など想像もできないので説明してもらうと、結構な値段の乳幼児のベビー服はわずか3ヶ月しか着られないそうで、もう少し長く使えるものにすることにする。

しかし、ベビー服売り場に行って興奮してしまったママ、「誰の子供やのん? アコちゃんやの。うっそ〜。いつ産まれるのぉ? 女の子やのぉ。うちで産みなさいよ。母さんがちゃんと世話してあげるわ。あんたも子供が出来たら、いろいろ買い物が楽しくなるよぉ。あれも可愛い、これも可愛いって買ってしまうわぁ。あんたも、いいおばあちゃんになるわぁ」。

「私と違うってぇ、喜代子姉ちゃんの娘のアコちゃんが子供を産むの。九州の久留米やから、会いには行かれへんの。お祝いをするだけやのん」と何回も説明しても、頭の中はベビーちゃんで一杯。
同じあっこという名前なので、ややこしい。

家に帰ってシャワーを浴びて、アッパッパーに着替えてもらって、ソファに寝転んで休憩。
と思ったら、自分でオギャ〜オギャ〜と泣いて、「なんで泣いてるんでちゅかぁ〜。ミルクでちゅかぁ〜。おしっことは違いましゅねぇ〜。はいはい、いい子でちゅねぇ」と、一人芝居している。

「あんた、いつ会いに行けるの。えっ、喜代子姉ちゃんが会いに行くの。な〜んや、喜代子姉ちゃんの子かぁ。そしたら血が遠いなぁ。あんたの子と違うのかっ」と、納得したかと思うと、また自分でオギャ〜オギャ〜と泣いて、一人芝居している。

でも、だんだん自分とそれほど直接的に関係ないことが分かってくると、
「なん〜や。しょうもなっ。なんであんたは子供を産まないんよ。そやなっ、あんたは性格欠陥者やもんな。子供なんか育てられへんわ。自分のことしか考えられへんもんな。そんな人間なんや、あんたは…。あ〜、こんな家におられへんわ。母さんとこに帰りますから。どこにって、此花に決まってるやん。此花に家はないの。ほんならどこにあるのよ。奈良? 奈良かいな。近鉄電車やの。そんなん知らんわ。難波に行くんやね。分かってます。ほんなら帰ります」

と、またカバンにパジャマやら服やらを詰めて3時20分に出て行く。
あんなけ、難波、難波と説明しておいたので、ミナミ方面の交番に保護されると思っていたのに、4時30分にかかってきた電話は、まさかの此花警察だった。ガクン。

でも、お金も持ってないし、どうして行ったんだろうと思っていたら、再度、此花警察から電話があり、タクシーに乗って行き先が曖昧になり運転手さんが警察に下ろしてくれたそうで、1960円のタクシー代はお巡りさんが立て替えてくれることに。

此花警察3階の生活安全課に行ってみると、ママが10人ほどのお巡りさんを相手に一席ぶって爆笑をとっている。
私の顔を見ると、
「私はなんも悪いことしてないんよ。なんでこんなとこに監禁されなあかんのか分からへんのよ。誰が勝手にこんなとこに連れてきたんですかぁ。あこちゃん、ちょっと言うてよぉ」。

どうも、自分が看護婦をしてとか、警察の偉い人を知ってるとか、自分の一代記を披露していたようで、お巡りさんのツッコミに、あ〜言えばこ〜言う得意の話術で切り返していたようだ。

「娘さんのこと、まだ高校生って言ってましたよぉ」ってことだが、小学生やったり、園児になったりと、そんなことは日常茶飯事なんですと説明。

で、お茶まで出してもらっていて、「いいやん、いいやん。おばあちゃんは、人気もんやん」とおだてられ、「そしたら、また来ますから、この顔、覚えておいてくださいね」の調子のノリよう。

こんなけ賑やかだったのに、警察を出た瞬間から、「なぁ〜、ここ、どこ? 此花。違うわ。こんな街やなかった。ここ、どこやの。これからどこに行くの? 北浜。北浜ってあんたの家やん。あそこはイヤや。あんた、勝手に帰って。私は自分で帰るわ」と、イヤな雰囲気。

台風のせいか風がきつくなってきて、心細くなってきたおかげで、私の後をトボトボついてくるが、千鳥橋から西九条、堺筋本町で乗り換え、6時半に北浜到着。

そのまま、カフェバーの行って、クロワッサンサンドとアイスコーヒーの夕食にする。
私は新聞を読みながら生ビールを2杯飲んで、ママの話に生返事。

今日はいろんな人のお世話になってしまったが、なんか気疲れしてしまい、ママと口をきく気がしない。

いろんなことを断片的にちょこちょこやると疲れるようだ。
天六まで歩いて行って、「なにわの湯」に行って、寿司を食べて帰るとか、箕面の滝を見に行って、日帰り温泉をして帰るとか、流れのあるプランの方がラクであるように思う。
私のお出かけプランに、ママがついて来るパターンなら家出のしようもない。

出たとこ勝負のノープランは、ママの機嫌の左右され過ぎるので、これはいけない。

そんな反省材料盛りだくさんな、まるまるママ・デー2日目であった。

本日の評価:評価不能
本日の家出:数回(此花警察)



by asayosan | 2011-09-01 17:16 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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