9月11日(日)私の機嫌が悪くて、ママリンとんだトバッチリ。
土曜日のだるさは、熱中症であったようだ。
今日、会う人会う人が、暑かった、キツかったと言うので、残暑の猛暑だったようだ。
でも、なんとも暑く感じなかった私、あまり感じないという老人みたいな身体感覚であったようだ。
ママの熱中症には、「水飲め、水飲んで」と気を使っているのだが、よく考えると自分もけっこうな歳であることを忘れていた。
さて、ママは起きてすぐに、子供がいないと言い出して、なんかうんざりして、じゃまくさくなって、「ここにいないから、探してきぃ」と言う。
「探すっていっても、どう探したらいいか、わからへんやん。あんたはヒドい女やなぁ。なっ、私、どこか行くとこあったんと違うの。しお風。そこに行きます。あんたの顔なんか、見たくないわ」。
で、さっさと着替えて出て行ってしまう。
ママの機嫌をわざと悪くして、早めに下で待っていてもらうという私の悪魔の作戦は成功。
今朝もママのテンションにつき合う元気がない。
お迎えの電話があり下に行くと、機嫌悪そうな顔でふてくされているママ。
ラバコちゃんに、「今日は、機嫌悪いよぉ」と言うと、
「大丈夫、大丈夫。今日はしゃぶしゃぶパーティだから、たくさん食べるよぉ」。
で、バンに乗ったママ、もぅニコニコしてる。
この、環境が変わると、前の気分を引きずらない、要は忘れているという認知症の特性は、こういう時には助かるものである。
ママが5時すぎに帰って来て、すぐ夕食の準備にする。
ワカメと豆腐のポン酢かけ、ブタとエリンギとニンジンとニンニクの芽のバルサミコ炒め、昨日の残りの可哀想なオムライス。
で、作っている間がもぅダメなママ、「ちょっと散歩に行ってくるわ」。
すぐ出来るから、すぐ帰っておいでなぁに「わかった、わかった」と出て行くが、炒めものの最後の味付けのところで、平野町交番から電話。
迎えに行くと、「あっ、あこちゃん、迎えに来てくれたん。ほな、帰ろか」と、えらくあっさりと立ち上がるので拍子抜け。
お巡りさんのとこに行った時は、私の悪口でヒートしてることが多い。
お巡りさんも、表紙抜けで、笑っている。
それでは、なんのために交番に来ていたのか…。
「もぉ、ご飯作ってる途中やったのに。あそこからやったら、自分で帰れるやろぉ。ちょっと散歩に行くって言ってたのに、なんで交番に遊びに行くんよ」と怒ると、
「家に帰る道がわからんようになったんやもん。あのお巡りさん、優しいから、話、聞いてくれるんやもん」。
で、オムライスをチンして、炒めものを仕上げて夕食。
ママのマシンガントークがはじまったので、「なぁ、ちょっとお口チャックして、ちゃんと噛んで、食事を楽しもうやぁ。ニュースでも見なさいよ」に、「私とそんなに話したくないなら、呼ばんといたらいいやん。一人で食べたらいいやん」と、機嫌が急降下、オムライスを半分残して、帰り支度をはじめる。
お昼にしゃぶしゃぶを食べすぎて、お腹は空いてなかったのだろう。
いつもなら、「そんなこと言わんと、ご飯食べなさいよ。それとも、アンパン、食べる?」と、ゴマスリをするのだが、今日は、なんかうんざりして、じゃまくさくなって傍観する。
で、5時40分に、カバンを下げて出て行きました。
ご飯を食べ終わり、6時から『江』を見出して、20分後、東警察から電話。
迎えに行くと、椅子にポツンと座っていたが、「あっ、あこちゃん、迎えに来てくれたん。遠いとこから来てくれてゴメンなぁ」と、あっさり帰る。
怒って出て行っても、迎えに行くと、怒っていたことを忘れて、ただお迎えを待つ人になっていたママ。ラッキーである。
帰る途中、理事長に会う。
「また、出て行ったんかいな。迷惑ばっかしかけたアカンやないか」と怒られていたが、「すみません。どちらさんでしょうか」。
「あかんわ。明日の朝、また会おっ。昼間会ったら、思い出すわ」で、別れる。
家に帰って7時には寝たママ。
今日は私の機嫌が悪く、ママを怒らせて出て行かせてしまったが、怒って出て行っても、やっぱり私の顔を見るとホッと安心するママリン。
なんやかんや言っても、自分はもうあっこの所にしか行くとこがないことは分かっているのだ。
自分はもう、一人で暮らしていくことが無理なのも分かっているのだ。
帰り道に、こんなことを言った。
「なぁ、私、キチガイ病院に入れてくれるぅ。こんなことばかりしていたら、あんたが最後に爆発して、私を本当に追い出すわぁ。その前に、病院に入るわ」。
今日は私がキリキリしているのを、なんとなく感じているママ。
私に嫌われたくはないのだ。
そんな洞察力もあるのだ。
それなら、ほんのちょっと、ほんの少し、お口を閉じてくれて、それだけで、たった、それだけでいいのだと、言いたかったが、言うのはやめる。。
ママと違い、健常者は静かにしていたい時もあるのだ。
夜に面白い寝言を言っていた。
「お猿さんがお腹空いてるって。ご飯作ってあげなあかんわ。えっ、大丈夫やの。そやなぁ。猿は野性的やもんなぁ」。
オムライスを半分しか食べてないので、お腹が空いているのだろうなぁ。
本日の評価:
本日の家出:2回(平野町交番、東警察)
今日、会う人会う人が、暑かった、キツかったと言うので、残暑の猛暑だったようだ。
でも、なんとも暑く感じなかった私、あまり感じないという老人みたいな身体感覚であったようだ。
ママの熱中症には、「水飲め、水飲んで」と気を使っているのだが、よく考えると自分もけっこうな歳であることを忘れていた。
さて、ママは起きてすぐに、子供がいないと言い出して、なんかうんざりして、じゃまくさくなって、「ここにいないから、探してきぃ」と言う。
「探すっていっても、どう探したらいいか、わからへんやん。あんたはヒドい女やなぁ。なっ、私、どこか行くとこあったんと違うの。しお風。そこに行きます。あんたの顔なんか、見たくないわ」。
で、さっさと着替えて出て行ってしまう。
ママの機嫌をわざと悪くして、早めに下で待っていてもらうという私の悪魔の作戦は成功。
今朝もママのテンションにつき合う元気がない。
お迎えの電話があり下に行くと、機嫌悪そうな顔でふてくされているママ。
ラバコちゃんに、「今日は、機嫌悪いよぉ」と言うと、
「大丈夫、大丈夫。今日はしゃぶしゃぶパーティだから、たくさん食べるよぉ」。
で、バンに乗ったママ、もぅニコニコしてる。
この、環境が変わると、前の気分を引きずらない、要は忘れているという認知症の特性は、こういう時には助かるものである。
ママが5時すぎに帰って来て、すぐ夕食の準備にする。
ワカメと豆腐のポン酢かけ、ブタとエリンギとニンジンとニンニクの芽のバルサミコ炒め、昨日の残りの可哀想なオムライス。
で、作っている間がもぅダメなママ、「ちょっと散歩に行ってくるわ」。
すぐ出来るから、すぐ帰っておいでなぁに「わかった、わかった」と出て行くが、炒めものの最後の味付けのところで、平野町交番から電話。
迎えに行くと、「あっ、あこちゃん、迎えに来てくれたん。ほな、帰ろか」と、えらくあっさりと立ち上がるので拍子抜け。
お巡りさんのとこに行った時は、私の悪口でヒートしてることが多い。
お巡りさんも、表紙抜けで、笑っている。
それでは、なんのために交番に来ていたのか…。
「もぉ、ご飯作ってる途中やったのに。あそこからやったら、自分で帰れるやろぉ。ちょっと散歩に行くって言ってたのに、なんで交番に遊びに行くんよ」と怒ると、
「家に帰る道がわからんようになったんやもん。あのお巡りさん、優しいから、話、聞いてくれるんやもん」。
で、オムライスをチンして、炒めものを仕上げて夕食。
ママのマシンガントークがはじまったので、「なぁ、ちょっとお口チャックして、ちゃんと噛んで、食事を楽しもうやぁ。ニュースでも見なさいよ」に、「私とそんなに話したくないなら、呼ばんといたらいいやん。一人で食べたらいいやん」と、機嫌が急降下、オムライスを半分残して、帰り支度をはじめる。
お昼にしゃぶしゃぶを食べすぎて、お腹は空いてなかったのだろう。
いつもなら、「そんなこと言わんと、ご飯食べなさいよ。それとも、アンパン、食べる?」と、ゴマスリをするのだが、今日は、なんかうんざりして、じゃまくさくなって傍観する。
で、5時40分に、カバンを下げて出て行きました。
ご飯を食べ終わり、6時から『江』を見出して、20分後、東警察から電話。
迎えに行くと、椅子にポツンと座っていたが、「あっ、あこちゃん、迎えに来てくれたん。遠いとこから来てくれてゴメンなぁ」と、あっさり帰る。
怒って出て行っても、迎えに行くと、怒っていたことを忘れて、ただお迎えを待つ人になっていたママ。ラッキーである。
帰る途中、理事長に会う。
「また、出て行ったんかいな。迷惑ばっかしかけたアカンやないか」と怒られていたが、「すみません。どちらさんでしょうか」。
「あかんわ。明日の朝、また会おっ。昼間会ったら、思い出すわ」で、別れる。
家に帰って7時には寝たママ。
今日は私の機嫌が悪く、ママを怒らせて出て行かせてしまったが、怒って出て行っても、やっぱり私の顔を見るとホッと安心するママリン。
なんやかんや言っても、自分はもうあっこの所にしか行くとこがないことは分かっているのだ。
自分はもう、一人で暮らしていくことが無理なのも分かっているのだ。
帰り道に、こんなことを言った。
「なぁ、私、キチガイ病院に入れてくれるぅ。こんなことばかりしていたら、あんたが最後に爆発して、私を本当に追い出すわぁ。その前に、病院に入るわ」。
今日は私がキリキリしているのを、なんとなく感じているママ。
私に嫌われたくはないのだ。
そんな洞察力もあるのだ。
それなら、ほんのちょっと、ほんの少し、お口を閉じてくれて、それだけで、たった、それだけでいいのだと、言いたかったが、言うのはやめる。。
ママと違い、健常者は静かにしていたい時もあるのだ。
夜に面白い寝言を言っていた。
「お猿さんがお腹空いてるって。ご飯作ってあげなあかんわ。えっ、大丈夫やの。そやなぁ。猿は野性的やもんなぁ」。
オムライスを半分しか食べてないので、お腹が空いているのだろうなぁ。
本日の評価:
本日の家出:2回(平野町交番、東警察)
by asayosan
| 2011-09-12 13:02
| 今日のママリン
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