ボケリン・ママリンの観察日記

1月24日(木)ママのボケは、自分に都合のいい方にコロコロ転がる。

「あかんっ。こんなとこにおったら、あかんっ」。
ものすごい大きな声のママの寝言で目が覚める。
その、ものすごい大きな声の寝言、その、自分の大きな声にビックリして起きるママ。
スパッと起きて、そのまま玄関に直行して出て行ってしまったぞ。おいおい。

時計を見ると7時前。
しかたないので、服に着替えて、歯を磨いた後、探しに行く。
で、堺筋を南下するママをすぐに発見、反対歩道から尾行する。

8時を回ると、どんどん出社のサラリーマンやOLさんが道に溢れてきて、ママも人の流れに流されて歩いているぞ。
東警察署の前を何回も通り過ぎて、同じようなところをグルグル回り出したママ。
四つ辻に来る度に、途方に暮れているのが遠目からも分かる。

e0200261_1611613.jpgそろそろ落としどころになったか…。

で、OLさんに道を聞いているママを、すぐ近くの植木の蔭で盗み聞きする。

あの〜、この街の出口はどこでしょうかぉ。九州の姉のとこに行きたいんですが、この街から出られないんですぅぅ」。

この街の出口って、プッと吹き出すが、聞かれたOLさんが困り果ててるので、出て行って事情を説明。
私の登場で、コンクリートの迷宮の迷い子から、「なぁ、お腹すいたわぁ」の現実に目覚める。

で、パン屋さんのカフェで、焼きたてパンのモーニング。
ものすごく美味しくて、ママはご機嫌。

8時半に家に戻って、着替えてもらって、いつものように元気に出発。

e0200261_16132550.jpge0200261_16134893.jpge0200261_1614583.jpg本日はケアマネージャーの中村さんの訪問日。
ママのお顔のキズとの対面となったが、かさぶたも取れてお風呂も復活して、元気もりもり進行形である。
ただ、ケガをしてからちょっと性格が大人しくなったような気がしていた、やっぱり完全復帰かのマシンガントーク。

「毎日行っているとこは、楽しいですよぉ。この子はあんまりしゃべったらアカンって、怒るんですけど、向こうでは、酒井さん、酒井さん、もっとしゃべって〜、面白いこと言うてぇ〜って…、みんな私の話が面白いって、笑ってくれるんですぅ。私に誠意を持って接してくれるんですぅ」。
と、自画自賛。

中村さんが詩吟をリクエストしてくれて、川中島の前半のみをうなるが、都々逸は節を忘れているようである。
今のママには、都々逸より童謡か…。

ず〜っとしゃべりまくって、ず〜っとニコニコで、ず〜っとご機嫌さんで、終了。

夕飯は昨日の残りのトマトシチューに、ちょっとづつ余っていたカチカチのチーズ各種を投入し、カロリー調整のため、玄米とあずきと豆腐を入れたリゾット。

で、隣のご主人から頂いたまぐろの赤身とトロは、ママには2切れだけあげて、あとは私の酒のアテとなる。
こそれにしても、こんな上等のトロをもらっていいのだろうか。
口が大喜びで、ご機嫌さんである。

「あ〜、私はここが一番好きやわぁ。ご飯も美味しいし、おやつもあるしなぁ。なぁ、あめちゃん、あるんやろぉ。もらっていい?」。

「それにしても、うっとこの親はキツいわぁ。私がいなくなったのに、探しもしないんやでぇ。私一人でお金もなくて困っているの、分かっているはずやのにぃ。え〜、死んだん。な〜んや、もう死んでたんかぁ。そんなら気楽やわぁ。もう帰らんでもいいわっ。私、あの人、嫌いやってん」。

え〜、あんなけ母さん、母さんと恋いこがれていたくせに、あっさり捨てるかぁ…。

「さっ、そろそろ寝かせてもらうわぉ。その前に、アメチャン、もらうかなぉ」
「ダメっ。アメチャンは子供のやから、食べんといてっ」
「アホなっ。あんたとこに子供は、いないわっ」。

え〜、あんなけ子供がいなくなったと、外に探しに出かけるくせに、ばっさり切るかぁ…。

で、8時頃に寝はる。

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by asayosan | 2013-01-28 16:53 | 今日のママリン

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