ボケリン・ママリンの観察日記

4月30日(火)エレベータが動かなくても9階の階段ぐらい平気のママ。

エレベータが動かなくなって4日目。
マンションの人たちが、「おばあちゃん、大丈夫かぁ」と心配してくれるが、「いえいえ、全く大丈夫みたいなんですぅぅ」。

ここ最近の寒暖の激しい気候と階段地獄で、バタバタと体調を崩す上層階の高齢者たちだが、ママだけは徘徊で無駄な階段上がり下りまでやっており、「その元気がもらえたら、丁度いいのになぁ」。
私も、階段で気を使うのをやめる。

早めの5時に帰って来たママ。
「なぁ〜、あんたとこ、ダンナさんがいるんやろぉ。悪いから帰ろかぁ」。
最近のママが執着する話題がこれ。

私にダンナはいないぃ、は永遠の独身やのぉ、いるのは猫だけやのぉ、と何回説明しても、「正式な結婚はしてなかったけど、同棲してた人がいたやん」と食いついてくる。
だから〜、もう15年前のことやんと、話を断ち切ろうとすると「あんな良い人、あんた、追い出したんやなっ。あんたはキツいからなぁ」と食いついてくる。

で、あんたが女らしくないからやわぁと、ずいぶんな過去の話を昨日のことのように、知ったかぶりで語りだすのがうっとおしい。
これなら、死んだ人たちのゾンビトークの方がよっぽどマシである。

e0200261_1441513.jpgで、夕飯はカレイと豆腐の煮付け、きんぴらごぼう、サーモンのカルパッチョ。

夕食中もママはひつこくダンナさんトークで、だんだん私が苛立ってきたのを感じたのか、「はいはい、結婚してないんですね。そ〜いうことに、しておきましょ」で、微妙な幕引き。

で、6時には服のまま寝てしまうが、6時20分に起きて出て行きました。
「みんながおらへん。名前って、名前なんか知らん。え〜と、かめちゃんとか、あっこちゃんとか…、私をちゃんと引き取るって言ってたのぉ。準備に帰ったんかもしれへんわ。ちょっと見てくるっ」。

そ〜とドアから見ると、階段にひるむことなく降りていくぞ。
隠れて尾行。
しばらくして声をかけると、「あっこにまた騙されたわっ。迎えに来るって約束したのに…、えっ、あんたがあっこ? 違うっ。おまえも同じ穴のムジナやなっ」で、また徘徊振り出しに戻る。
しかし、近所をグルグル回るだけで、根性なしの歩きである。

1時間ぐらい後に声をかけると、「あこちゃん、もう見つかれへんわぁ。あきらめよかぁ。帰ろか」。
ママは一体なにをあきらめたのか…、どうせなら、もっと早くあきらめたら楽なのに…。
おっちらこっちら階段を上って8時にパジャマに着替えて正式に寝はる。

しっかし、夜中にブツブツ言いながら部屋を歩いているぞ。
「あ〜恐ろしい、恐ろしい。ここはどこやのん。えっ、あんたの家かぁ。あこちゃんは帰ったんかなぁ。ここは私の家ですっ。子供がいないやないのっ」とわけわからないことを言い、出て行きました。
時計を見たら4時半。

階段を下りていくママを、こっそり尾行して、道路で途方に暮れているママに声をかける。

夕飯、すき焼きにするから、肉を買ってんけど、どこかに忘れてん」だそうだ。
これは認知症というよりは、夢遊病者だわ。

「はいはい、肉は冷蔵庫に入ってます」で連れて帰ると、「あんた、ダンナさんはぁあ?」。
おいおい、またそこかいっ。

で、二度寝。

本日の評価:018.gif070.gif070.gif014.gif071.gif014.gif
本日の家出:2回
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by asayosan | 2013-05-10 15:47 | 今日のママリン

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