5月6日(月)お巡りさんに芝居までしてもらって、やっと気分が変わるママの今後…。
4月28日からはじまった10日に渡るエレベーターの改修工事も、あと2日で終わり。
9階までの階段は、ママには万里の長城とならず、いつもと変わらない徘徊な日々。
ホテル生活を予定していた理事長は、初日に腰を痛め、10階に軟禁状態となり、マンション住人やご近所さんがご飯の差し入れ。
で、やっぱり誰かがすると思っていたが、10階からヒモを垂らして、物資の運搬で、ここはイタリアの下町か…。
階段には椅子が設置され、上に行く人にお運びさんを頼んだり、上下の長屋のようになる。
朝は喫茶店でモーニングが習慣の理事長、喫茶リヴォリに出前を頼んだというので、それはいくらなんでもあんまりでしょう、ということで、私が魔法瓶にコーヒーとトーストサンドの出前をすることに…。
なんやかんやで楽しい階段生活、同じ山を登るアルピニスト的共感が生またような…、って、そないオーバーな…。
で、機嫌悪くそよ風さんに出発したママ、6時に機嫌悪く帰って来る。
怒濤の『猫ふんじゃったなギャラリー11』の展示もメドがつき、奮発して上等寿司で5時からビールを飲んで、最近手抜だっだので、ジャガイモとタマネギとチーズのグラタン、サラダ、上等のネタは私が食べた残りの寿司の夕食。
ママはお腹がすいてないと言いながらも、8カンを完食。
で、6時45分に「帰ります」で、出て行きました。
快調な足取りで堺筋を南下するので、反対車線から尾行、途中何回も後ろを振り返っているママ、スタスタを歩いて行く。
長堀通りで西に向かうので、声をかけると、「あっ、あんた、こっちはどこに行くの?」
「大阪港に行きます」と答えると、「なんや、まだ大阪かっ」。
「ママリン、徒歩で大阪脱出は、なめたらあかんよ。あのネオンのとこは心斎橋やん」
「なんやっ、そしたら海の方に行ってみます。あんたは帰ってっ」。
海が見たいとあの子が言った、って、熱海殺人事件かっ、でトコトコ隠れて尾行。
振り向いて私の姿が見えなくなると、トコトコ戻ってきて、北の道にそれると、「あっこちゃ〜ん、あっこちゃ〜ん」と叫んでるぞ。
おいおい、私から逃げてるくせに、なぜ探すぅ。
で、ビルの蔭に隠れていたのに、戻って来たママに絶対絶命で鉢合わせしてしまう。
「あんた、こんなとこでなにしてんのっ」
「エヘッ、いやその、どこかでビール飲もうかな〜と思って、店、探しててん」
「あっ、そう。あんたはビール飲んできなさい。私は帰るわ」。
で、照れ隠しの私だが、また気分が変わったようだわさ。
「ママって、帰るなら、そこに地下鉄の駅があるわ。歩くんなら歩いてもいいけど…」
「地下鉄はお金いるやん。私、持ってませんから歩きます」
「私があるから、ちゃ〜と地下鉄で帰るか、歩いて帰るか、ママが決めてよ」
「歩きますっ」。
この、頑固者!
とか言いながら、すぐにしんどい、歩かれへんと根を上げて、西大橋駅から地下鉄で帰って、フ〜フ〜階段を登り、9時20分に家にたどり着き、すぐに寝はる。
ところが、9時55分にガバッと起きて、「子供がいないっ。あんたが追い出したんやなっ」で、出て行くので、後をつける。
平野町交番には4人のお巡りさんがいて、ママは「子供がいなくなったんです。私も逃げてきたんです。助けてください」と哀願。
「娘さんに来てもらおかぁ。電話するから迎えに来てもらおなぁ」と、電話のマネをしてくれるお巡りさんだが、「あの女から逃げてきたんですよっ」と、また極悪人扱いなので、私に隠れときなさいと手で合図してくれるお巡りさん、そっと出て来てくれて、「家まで送るから、先に帰っときぃ」。
「さっ、おばあちゃん、家に帰ろかぉ」
「えっ、私の家、ご存知なんですかぁ」
「知ってるよ。すぐそこやわ」。
で、先に家で待っていると、ママがお巡りさんに連れられて帰ってきました。
「あっ、あこちゃん、よかったぁ。おってくれたん」」で、満面の笑顔。
こんな儀式で、気分が変わって、めでたし、めでたしとなったが、おまわりさんに芝居までしてもらうアサヨ劇場。
ママの気分の切り替えスイッチまで熟知してくれているお巡りさんに感謝のみ。
で、お巡りさんも、「ちょっと、ひどなったなぁ」で、確かにここ最近はひどい。
ちょっと前は、とってもいい感じであったが、認知症が進んだのか、私がギャラリーの仕事で余裕がないのを敏感に察してるのか…。
どちらにしても、気分の転換が目まぐるしくなってきたぞ。
ど〜言ったらいいのかと、考えてる前に、もう気分が変わっていて、ついていけないわぁ〜。
考えるな! 感じろ! ということか…。
8日からギャラリーがはじまるが、去年の猫展は一緒に「いらっしゃいませ」と店番してくれていたが、今回はどうなることやら、ちょっと憂鬱。
本日の評価:
本日の家出:2回(平野町交番)
9階までの階段は、ママには万里の長城とならず、いつもと変わらない徘徊な日々。
ホテル生活を予定していた理事長は、初日に腰を痛め、10階に軟禁状態となり、マンション住人やご近所さんがご飯の差し入れ。
で、やっぱり誰かがすると思っていたが、10階からヒモを垂らして、物資の運搬で、ここはイタリアの下町か…。
階段には椅子が設置され、上に行く人にお運びさんを頼んだり、上下の長屋のようになる。
朝は喫茶店でモーニングが習慣の理事長、喫茶リヴォリに出前を頼んだというので、それはいくらなんでもあんまりでしょう、ということで、私が魔法瓶にコーヒーとトーストサンドの出前をすることに…。
なんやかんやで楽しい階段生活、同じ山を登るアルピニスト的共感が生またような…、って、そないオーバーな…。
で、機嫌悪くそよ風さんに出発したママ、6時に機嫌悪く帰って来る。
怒濤の『猫ふんじゃったなギャラリー11』の展示もメドがつき、奮発して上等寿司で5時からビールを飲んで、最近手抜だっだので、ジャガイモとタマネギとチーズのグラタン、サラダ、上等のネタは私が食べた残りの寿司の夕食。
ママはお腹がすいてないと言いながらも、8カンを完食。
で、6時45分に「帰ります」で、出て行きました。
快調な足取りで堺筋を南下するので、反対車線から尾行、途中何回も後ろを振り返っているママ、スタスタを歩いて行く。
長堀通りで西に向かうので、声をかけると、「あっ、あんた、こっちはどこに行くの?」
「大阪港に行きます」と答えると、「なんや、まだ大阪かっ」。
「ママリン、徒歩で大阪脱出は、なめたらあかんよ。あのネオンのとこは心斎橋やん」
「なんやっ、そしたら海の方に行ってみます。あんたは帰ってっ」。
海が見たいとあの子が言った、って、熱海殺人事件かっ、でトコトコ隠れて尾行。
振り向いて私の姿が見えなくなると、トコトコ戻ってきて、北の道にそれると、「あっこちゃ〜ん、あっこちゃ〜ん」と叫んでるぞ。
おいおい、私から逃げてるくせに、なぜ探すぅ。
で、ビルの蔭に隠れていたのに、戻って来たママに絶対絶命で鉢合わせしてしまう。
「あんた、こんなとこでなにしてんのっ」
「エヘッ、いやその、どこかでビール飲もうかな〜と思って、店、探しててん」
「あっ、そう。あんたはビール飲んできなさい。私は帰るわ」。
で、照れ隠しの私だが、また気分が変わったようだわさ。
「ママって、帰るなら、そこに地下鉄の駅があるわ。歩くんなら歩いてもいいけど…」
「地下鉄はお金いるやん。私、持ってませんから歩きます」
「私があるから、ちゃ〜と地下鉄で帰るか、歩いて帰るか、ママが決めてよ」
「歩きますっ」。
この、頑固者!
とか言いながら、すぐにしんどい、歩かれへんと根を上げて、西大橋駅から地下鉄で帰って、フ〜フ〜階段を登り、9時20分に家にたどり着き、すぐに寝はる。
ところが、9時55分にガバッと起きて、「子供がいないっ。あんたが追い出したんやなっ」で、出て行くので、後をつける。
平野町交番には4人のお巡りさんがいて、ママは「子供がいなくなったんです。私も逃げてきたんです。助けてください」と哀願。
「娘さんに来てもらおかぁ。電話するから迎えに来てもらおなぁ」と、電話のマネをしてくれるお巡りさんだが、「あの女から逃げてきたんですよっ」と、また極悪人扱いなので、私に隠れときなさいと手で合図してくれるお巡りさん、そっと出て来てくれて、「家まで送るから、先に帰っときぃ」。
「さっ、おばあちゃん、家に帰ろかぉ」
「えっ、私の家、ご存知なんですかぁ」
「知ってるよ。すぐそこやわ」。
で、先に家で待っていると、ママがお巡りさんに連れられて帰ってきました。
「あっ、あこちゃん、よかったぁ。おってくれたん」」で、満面の笑顔。
こんな儀式で、気分が変わって、めでたし、めでたしとなったが、おまわりさんに芝居までしてもらうアサヨ劇場。
ママの気分の切り替えスイッチまで熟知してくれているお巡りさんに感謝のみ。
で、お巡りさんも、「ちょっと、ひどなったなぁ」で、確かにここ最近はひどい。
ちょっと前は、とってもいい感じであったが、認知症が進んだのか、私がギャラリーの仕事で余裕がないのを敏感に察してるのか…。
どちらにしても、気分の転換が目まぐるしくなってきたぞ。
ど〜言ったらいいのかと、考えてる前に、もう気分が変わっていて、ついていけないわぁ〜。
考えるな! 感じろ! ということか…。
8日からギャラリーがはじまるが、去年の猫展は一緒に「いらっしゃいませ」と店番してくれていたが、今回はどうなることやら、ちょっと憂鬱。
本日の評価:
本日の家出:2回(平野町交番)
by asayosan
| 2013-05-12 18:03
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