ボケリン・ママリンの観察日記

5月17日(金)私は人生について、人より気づきがトロい、という欠点と天職。

今日は、ギャラリーのお客さんからお土産をたくさんもらう。
年に1回しか開催しない『猫ふんじゃったなギャラリー』なのに、それを楽しみに来てくれるお客さんにとっては、主催者の思惑など関係なく、年に1回のお楽しみイベントなんだろう。
ギャラリー的には、猫展は年に1回じゃなく、これをきっかけにもっとギャラリーに親しんでもらおうという趣旨でやっていたので、「それじゃ、また来年に来ます」と言われる度に、がっかりしていたのが本音。

実は『ねこふん』をやりながらの準備は大変な上、最初の趣旨から大きくそれて行く『ねこふん』に、今年で最後にしようと思いつつ、やめるきっかけを模索していたようなとこもあった。

しかし、本日、鳥取から来てくれて女性から、生姜ジャムを頂いた。
去年は大阪にいて『猫ふん』に来られ、クーにすごく癒されたそうで、またクーに会いたくて来てくれたそうで、ずっとクーを優しく優しくなでて過ごしていた。
いろいろ想像できるのだが、たぶん1年前の自分に会いにきていたのだろう。
彼女にとってクーと「猫展」は、何かの岐路だったのだろう。

うちは、ママの徘徊で、それはそれは、いろんな人に助けてもらい、お会いもしてない人がママを助けてくれて、何も恩返しができてない自分へのジレンマがあった。

“情けは人の為ならず”ではないが、困っている人に会ったら恩返ししたくて、外に出かけたら“鵜の目鷹の目”で何か人助けはないかと見ているのだが、遭遇できたのは地下鉄の路線図がわからないおばちゃんにキップを買ってあげたのと、階段で重い荷物のおばあちゃんの荷物を持ってあげたのと、缶を集めているホームレスさんに貯めた缶を渡すぐらいで、ママはもらった恩ほどは全然返していない。

でも、今回、鳥取の女性のクーとの二人の世界を見て、たった1年で1回のイベントだけど、逆に言うと年に1回だからこそ来てくれる人がいる、年に1回でも忘れずに来てくれる人がいる、とハタと気がついた。
そ『ねこふん』と『猫ふん』を開催することが、世のため人のため、ママの恩返しになっているのかもしれないと…。
鳥取の彼女が、来年も来てくれることだけを目標に猫展をしてもいいではないか、その価値はあるなと思った。

いろいろ邪魔臭いことも多々ある『ねこふん』と、物販がメインでワンパターンになってしまった『猫ふん』は、ちょっと飽きてきたとこもあり、10年ごとに商売替えしていた私としてはギャラリーの次なる商売を考えていた矢先に、こういうパッションがやってきたことに、自分でもびつくりであった。
注釈を加えると、ADHDの私が、共感というものを感じるのは画期的なことなのである。

ちょっと前に遊びに来てくれたまなちゃんに、もう猫展やめよっかなっと相談すると、「エイリアンの思惑とは関係なく、猫が好きな人がやってくるんだから、そんな企画主義はやめたら」みたいなアドバイスを受け、裏方に徹してもいいかなと頭では理解できても、どうも自分のやりたいことではなくなってきた感を、鳥取の女性が払拭してくれたのだ。

どうも、みんなが分かってることを、私一人が分かってなかったようである。

で、ママは6時に帰って来て、6時24分に出て行った。
店番があるので見送ったが、7時前に8階のお父さんが連れて帰ってくれる。
感謝。

で、夜遊びをしたかった私は、伊藤君や常連さんとそのお友達と画廊喫茶フレイムハウスに行く。

行くのを嫌がったママに、「私とママはにこいちやん」で連れて行き、にこいちの意味がわからないママに「おまけ。ママは私のおまけ」と説明すると、「おまけは、本体の何パーセントの価値やのん」とややこしい質問をするので、「まっ、いいやん」と連れて行く。
e0200261_2064940.jpg
e0200261_200879.jpg
e0200261_19512510.jpg
画廊喫茶フレイムハウスの『ねこふん』企画は、ダビンチの「最後の晩餐」の模写に猫をプラスするもので、私の押し売り企画でもある。

近く、京都の木屋町で「人妻」というバーをオープンする水野ちゃんが、クーと私を描いてくれる。
バー「人妻」に過剰反応した、常連さんとも盛り上がり、久々のバーのノリが楽しいぞ。
ずっと私に足らなかったことだ。

で、まったく訳のわからないママをほっておいて、私らは完璧な夜の酔っぱらいの世界に入る。

ママはフレッシュ・オレンジジュースを一口飲んで「これ、酒、入ってるやろ」と警戒して飲まない。
時々、私がワインやらサングルアやらカルアミルクやら、ちょっとアルコールを加味したスペシャル飲料を飲ませるので敏感なのだ。

しかし、酸っぱさが勝って甘さが足りないみたいで、シロップを足してもらうと「おいちぃわぁ」で普通に飲む。

今日はなんか、パァ〜と飲みたかった私、ベロベロになる前にママが帰ろと言い出して、9時前に帰ると、ママはすぐに爆睡。

その後、家でイベント屋の伊藤君とあ〜でもないこ〜でもないとアイデアを言い合い、こうした次なる企画を考える時間が一番好きな自分を再認識し、私はギャラリー店主といよりは、やっぱり企画屋であると思う。
これが、今まで食べてきた本業でもあり天職でもあるようで…。
よって、私に足らないのは、信念と情熱だ。

猫とママ。
それは私の人生にひっついてきたライフワークでもある。
机上の空論から、実体験。
人生は面白い。

本日の評価:009.gif071.gif068.gif014.gif
本日の家出:1回(8階のお父さん)
[PR]



by asayosan | 2013-05-28 20:40 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
by asayosan
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

検索

タグ

ファン

ブログジャンル

画像一覧