ボケリン・ママリンの観察日記

6月16日(日)私の顔を覚えておいてくれるらしいママの、覚悟の決別の言葉、てか。

朝、そよ風さんのお出かけ準備をしていたら、「あんた、私が出て行くから喜んでるなっ」。
確かに、ママがデーに行ってくれるのは嬉しいが、「また、夕方には帰って来るやん」なのだ。
しかし、「いいやっ、帰ってけ〜へん。2年間、お世話になりました。ジェフ、お別れやね」。

まっ、そんな話はスルーして、エレベターに一緒に乗ると、私の顔をまじまじと見つめる。
「なにやってんのぉ」
「あんたの顔を覚えとこうと思って、見てるねん」
「夕方には、また見られるやん」
「いいや、もう帰ってけ〜へん。私はあんたの顔を覚えているけど、あんたは私の顔を忘れるわ」
「いいや、ママがあっこちゃんを忘れて、私はアサヨさんを覚えてるの」
「いいや、あんたが忘れるようになってるねん。まっ、魔法みたいなもんや」。
朝から意味深なことを言うやないの…。

「もう永遠にお別れです。お世話になりました。今日からカンヅメになりますから…、年寄ばっかり集めてカンヅメにするとこに行きます。それから順番に殺してくれるねん。年寄が増えたら世間の迷惑や。さいなら。あんたの顔は覚えておくわ」。
朝から、現代版『楢山節考』みたいなこと言うママ。

ここにいたら迷惑をかけて私に悪いと思う、ママの頭の正気の部分が、またあらぬ妄想へと進むのだろう。迷惑かけてもいいやっ、という気分になれば、家出が減るかもしれない、と、ママ覚悟の別れの言葉に対して、別のことを考えてる私。

最近、そよ風さんから戻って来ても、「降りない、このまま行きます。降りません」とダダをこねることが増えてきて、たぶんママはそよ風さんでの時間の方が楽しいのだろう。

e0200261_16124538.jpge0200261_1613527.jpgで、5時頃に戻って来たが、車から降りようとしない。
「行ってください。このまま出してください。降りません」とごねるのを、「お仕事が終わって、家族の家に帰りはるんやから、邪魔しなさんな」で、渋々降りる。
夕食はキノコのちらし寿司、タマネギとジャガイモのみそ汁、冷や奴。

ものすごく不機嫌で、半分食べて残し、「あっこのとこに行きます。さようなら」と5時37分に出て行く。
気分を変えるためにも、もう出て行ってもらい、私は食事の続き。

で、6時45分に平野町交番から電話、迎えに行く。
しかし、ものすごく嫌そうな顔をして、「ここにいます。帰りません」。
「お巡りさんの仕事の邪魔したらあかんやん。帰らんでもいいから、出なさい」で、渋々交番を出て、「あんたは帰ってっ」で、徘徊の旅に出る。
隠れて尾行。

松屋町筋をウロウロした後、人に道を聞いて天神橋を渡って行く。
天神橋北詰交番を教えてもらったのだろう。
しかし、交番の前を通り過ぎて、天神橋商店街に進む。
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商店街を行ったり来たりして、親切な女性を捕まえたママ、一緒に歩き出したぞ。
近くで話を聞いてみると、門司に行きたいと言っていて、女性はタクシーで新大阪に行くのをすすめている。
が、「私、お金、持ってないんです」の、ドカンの爆弾発言に女性が困惑したので、出て行って事情を説明。

ママは、「あ〜、あっこちゃん。よう見つけてくれたわぁ。この方が親切にして頂いたからお礼を言ってぇ。この子、姉なんですぅ」。

e0200261_162711100.jpgで、あとは奇跡の再会をずっと喜んでいたが、「あんた、ダンナさんいるんやろぉ」。

「ダンナはいないけど、会いたかったら呼ぼかぁ」
「いや、おらんほうがいいねん。ダンナさんおったら、気使うから、おらんほうがいい」。

しかし、また「ダンナさんはぁ」。
「だから、私は永遠の独身やけど、ママが誰かとしゃべりたいんなら、誰か呼ぼかぁ」
「いいや、誰ともしゃべりとぅない。もう寝たい。誰もいないんならいいわ」。

で、8時半頃に家に着いて、「あ〜、やっぱりこの家が一番落ち着くわぁ。お客さん、け〜へんな。そしたら着替えて寝るわぁ」でバタンキューと寝はる。

ジェフがママにずっと付き添っているのが健気である。

本日、約3時間の徘徊、元気を取り戻したか…。

本日の評価:025.gif013.gif070.gif070.gif070.gif070.gif014.gif
本日の家出:1回(平野町交番、善意の女性)
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by asayosan | 2013-06-19 16:35 | 今日のママリン

認知症のママリンの日々の暮らし
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