12月12日(木)3時間の不毛の徘徊の果てに、ママが奢ってくれて、幽霊と百人一首をする。
5時にママのお迎えの電話。
いつもならストールを羽織って、つっかけを履いて出るのだが、なんかイヤな予感がして、家の電気とエアコンを消して、ブーツに上着を着てカバンを下げて迎えに出る。
で、やっぱりでした。
車から降りないとごね、やっと降りたら、自分の家に帰るとごね、スタスタと歩いて行きました。
こんな予感、当たって欲しくなかったぞ。
でも、深夜に歩かれるよりは、早い時間にすませておく方が楽である。
今日は私も完全防備しているので、寒いの上等、である。
最初は近所をウロウロするだけだったのに、1時間ほど歩いて体が温まってきたのか、松屋町筋に入ると直線コースで南ストレートに快調に歩きだした。
で、松屋町の交差点あたりでエンスト。 声をかけると「もう歩かれへん。足が痛い」そうだ。
「そしたらタクシーで帰ろか」
「あんたの家はイヤや。門司に帰る」
「門司まではタクシーではムリやの。新幹線か飛行機」
「いいや、そんなん乗らんでも歩いて帰れる」
「そしたら、歩きましょうか」
「もう歩かれへん。警察に行くぅぅ」
「警察に行っても連れて帰ってくれへんよ。どうしたいのぉ」
「門司の母さんとこに帰りたい」
「そしたら新大阪まで地下鉄で行きましょ」
「そんな電車なんか乗りたくないっ」
「電車かタクシーに乗らんと、足が痛いんでしょうがぁ」
「タクシー乗っても、あんたの家に連れて行かれるだけやっ」
「そしたら今日はガマンして私んとこ泊まって、明日帰ったらぁ」
「明日は、しお風さんが迎えに来るぅぅぅ」
「そしたら行ったらいいやん」
「あんたの家には迎えにけ〜へん。私の家に来るんですぅぅ」
「私とこに来るんですぅぅ。絶対に来てくれるからぁ」
「いいや、あんたはウソばっかりや。ここに迎えに来てくれるぅぅ」
「ここは松屋町、人形の街やの。ママとは縁もゆかりもない街やん」
「いいや、警察が迎えに来てくうれるぅぅ。あんたはどっか行って」。
松屋町の交差点で、こんな不毛の会話を1時間。
隠れてみたり、無視してみたり、シチュエーションを変えてみても、話題が変わらない。
ショーウインドのお雛様を眺めるのももう飽きた。
「ママ、帰るんやったら地下鉄乗ろか。駅はすぐそこやん」
「そんなん駅と違うぅぅ」
「そしたら、あのおじさんに聞いてみいや」。
で、ママはおじさんに門司の行き方を聞き、「そりゃムリやろぉ。そこの駅から新大阪に行きぃ」と教えてもらい、やっと地下鉄に乗る気になったのが8時。
第三者の人の介入で、やっと気分が変わったようだ。
3時間の徘徊&攻防戦、助っ人のおかげでゴング。
「なぁ〜、大阪の駅ってこんな階段を降りなあかんのぉ。私は田舎もンやから分からへんわぁ」
「私が分かってるから大丈夫やのん」
「あんたはなんでも知ってるんやなぁ。偉いなぁ」
「偉いよぉ」
「あんた、私がおごってあげるから、家の近所でご飯食べよ」
「はいはい、そうしましょうか」。
で、地下鉄の駅の場面チェンジで気分も変わり、「おごってあげるから外で食べよ」を連発。
で、画廊喫茶フレイムハウスでパスタの夕食。
ゆる〜い空気のこの店、ママは気にいったそうで「ここは私のおごりやから…あんた、飲みなさい」を連発。
練炭火鉢でヌククの店内、火がもったいないから何か焼こうで、トウモロコシや銀杏を焼いて遊ぶ。
知り合いしか来ない店で、ゆる〜く過ごして10時に帰って来る。
やっぱり夜遊びは楽しい。
で、この練炭火鉢でなんやかんや焼いてるシーン、デジャブした。
ママは帰ってすぐに寝るが、へんなことを言っている。
「そにに男に人が浮いているわぁ。宙に浮いてるんやけど、届かへん」
「誰もおらんけどぉ。幽霊と違うのぉ」
「そんなとこから落ちたら、ケガしますよぉ。なんや、上でくくられてるんやなぁ」
「浮いてるんでしょ」
「そんな格好で寝てたら死にますよぉ。早う、こっちに飛び降りなさい。いつまで遊んでるんですかっ。えっ、百人一首の上の句を言ったら、下の句で降りてくるのぉ。あかん、そんな上に行ったら…、ちゃんとまともに寝なさいよぉ」。
う〜〜、これは正夫さんの幽霊なのか…、ただの幻覚なのか…。
それにしても、百人一首の上の句を言ったら、下の句で降りるというご提案、幽霊にしたら風雅である。
私もカンが当たったし、デジャブしたし、本日は霊的な日だったのだろうか。
本日の評価:
本日の徘徊:1回
いつもならストールを羽織って、つっかけを履いて出るのだが、なんかイヤな予感がして、家の電気とエアコンを消して、ブーツに上着を着てカバンを下げて迎えに出る。
で、やっぱりでした。
車から降りないとごね、やっと降りたら、自分の家に帰るとごね、スタスタと歩いて行きました。
こんな予感、当たって欲しくなかったぞ。
でも、深夜に歩かれるよりは、早い時間にすませておく方が楽である。
今日は私も完全防備しているので、寒いの上等、である。
最初は近所をウロウロするだけだったのに、1時間ほど歩いて体が温まってきたのか、松屋町筋に入ると直線コースで南ストレートに快調に歩きだした。
で、松屋町の交差点あたりでエンスト。
「そしたらタクシーで帰ろか」
「あんたの家はイヤや。門司に帰る」
「門司まではタクシーではムリやの。新幹線か飛行機」
「いいや、そんなん乗らんでも歩いて帰れる」
「そしたら、歩きましょうか」
「もう歩かれへん。警察に行くぅぅ」
「警察に行っても連れて帰ってくれへんよ。どうしたいのぉ」
「門司の母さんとこに帰りたい」
「そしたら新大阪まで地下鉄で行きましょ」
「そんな電車なんか乗りたくないっ」
「電車かタクシーに乗らんと、足が痛いんでしょうがぁ」
「タクシー乗っても、あんたの家に連れて行かれるだけやっ」
「そしたら今日はガマンして私んとこ泊まって、明日帰ったらぁ」
「明日は、しお風さんが迎えに来るぅぅぅ」
「そしたら行ったらいいやん」
「あんたの家には迎えにけ〜へん。私の家に来るんですぅぅ」
「私とこに来るんですぅぅ。絶対に来てくれるからぁ」
「いいや、あんたはウソばっかりや。ここに迎えに来てくれるぅぅ」
「ここは松屋町、人形の街やの。ママとは縁もゆかりもない街やん」
「いいや、警察が迎えに来てくうれるぅぅ。あんたはどっか行って」。
松屋町の交差点で、こんな不毛の会話を1時間。
隠れてみたり、無視してみたり、シチュエーションを変えてみても、話題が変わらない。
ショーウインドのお雛様を眺めるのももう飽きた。
「ママ、帰るんやったら地下鉄乗ろか。駅はすぐそこやん」
「そんなん駅と違うぅぅ」
「そしたら、あのおじさんに聞いてみいや」。
で、ママはおじさんに門司の行き方を聞き、「そりゃムリやろぉ。そこの駅から新大阪に行きぃ」と教えてもらい、やっと地下鉄に乗る気になったのが8時。
第三者の人の介入で、やっと気分が変わったようだ。
3時間の徘徊&攻防戦、助っ人のおかげでゴング。
「なぁ〜、大阪の駅ってこんな階段を降りなあかんのぉ。私は田舎もンやから分からへんわぁ」
「私が分かってるから大丈夫やのん」
「あんたはなんでも知ってるんやなぁ。偉いなぁ」
「偉いよぉ」
「あんた、私がおごってあげるから、家の近所でご飯食べよ」
「はいはい、そうしましょうか」。
で、地下鉄の駅の場面チェンジで気分も変わり、「おごってあげるから外で食べよ」を連発。
で、画廊喫茶フレイムハウスでパスタの夕食。
ゆる〜い空気のこの店、ママは気にいったそうで「ここは私のおごりやから…あんた、飲みなさい」を連発。
練炭火鉢でヌククの店内、火がもったいないから何か焼こうで、トウモロコシや銀杏を焼いて遊ぶ。
知り合いしか来ない店で、ゆる〜く過ごして10時に帰って来る。
やっぱり夜遊びは楽しい。
で、この練炭火鉢でなんやかんや焼いてるシーン、デジャブした。
ママは帰ってすぐに寝るが、へんなことを言っている。
「そにに男に人が浮いているわぁ。宙に浮いてるんやけど、届かへん」
「誰もおらんけどぉ。幽霊と違うのぉ」
「そんなとこから落ちたら、ケガしますよぉ。なんや、上でくくられてるんやなぁ」
「浮いてるんでしょ」
「そんな格好で寝てたら死にますよぉ。早う、こっちに飛び降りなさい。いつまで遊んでるんですかっ。えっ、百人一首の上の句を言ったら、下の句で降りてくるのぉ。あかん、そんな上に行ったら…、ちゃんとまともに寝なさいよぉ」。
う〜〜、これは正夫さんの幽霊なのか…、ただの幻覚なのか…。
それにしても、百人一首の上の句を言ったら、下の句で降りるというご提案、幽霊にしたら風雅である。
私もカンが当たったし、デジャブしたし、本日は霊的な日だったのだろうか。
本日の評価:
本日の徘徊:1回
by asayosan
| 2013-12-26 15:40
| 今日のママリン
最新の記事
ママリンの12年が本になりま.. |
at 2019-02-03 09:37 |
ママリン、9月7日の誕生日で.. |
at 2017-09-17 12:20 |
ママリン「ちちんぷいぷい」で.. |
at 2017-06-27 13:15 |
『徘徊〜ママリン87歳の夏〜.. |
at 2017-03-31 18:08 |
『徘徊〜ママリン87歳の夏』.. |
at 2015-04-11 21:47 |
4/14(月)朝は浅井さんに.. |
at 2015-02-01 14:40 |
ママリンの映画『徘徊〜ママリ.. |
at 2015-01-21 19:28 |
4/13(日) 深夜1時半か.. |
at 2015-01-16 14:19 |
4/12 デーを早退して、.. |
at 2015-01-16 13:40 |
ママの今までの総括。 |
at 2014-11-05 13:17 |
以前の記事
2019年 02月
2017年 09月
2017年 06月
2017年 03月
2015年 04月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2017年 09月
2017年 06月
2017年 03月
2015年 04月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月