ボケリン・ママリンの観察日記

1月12日(日)深夜の4時間徘徊で、ママは森ノ宮のそよ風さんの前を通りすぎる。

e0200261_15333035.jpge0200261_15335243.jpge0200261_1548382.jpg一夜明けて、普通に起きて、ご機嫌で帰ってきました。

夕食は最後のチキンスープに里芋やカブの葉など野菜たっぷりの玄米カレーで、トッピングは大根の葉とソーセージを醤油で炒めたもの。

典型的な始末料理だが、優しいお味となって、ママ大満足。

で、ママはお金の話である。

「ばーちゃん、お金送ったのに、そ知らん顔やねんでぇ。どんなけお金、盗られたかっ。あっこもトットコお金、盗っていくねん。あの子はお金のかかる子や。私が通帳を持ってるから、私から離れへんねん。あんた、あこからお金もらってるかぁ。えっ、印鑑も通帳もあんたが持ってるのぉ。あ〜、よかったぁ。あの子らには、印鑑なくしたってウソ言うんやでぇ。私のお金は全部使っていいから…」
お金に心配がなくなると、ずっとここにおらしてなぁ。ここは気持ちいいもん。ずっとおっていいんなら嬉しいわぁ。明日は会社の人が迎えに来るから、ちゃんと、仕事してくるわなぁ」。

で、ジェフと一緒に嬉しそうに6時に寝てくれたのに…。

しかし、10時30分に起きてきました。
「こんなとこに泊まりとうないっ。死ぬんやったらばーちゃんとこで死ぬぅぅ。ちゃんと電話したから、待っててくれるぅぅ」で、出て行きました。

寒いのですぐに帰ってくると予測して、案の定、近所をウロウロしただけで「寒いぃぃ。帰ろか」となったのだが、私が欲を出してライフで割引もの買い物。
半額になったマグロのざく、鶏肉、厚揚げを買って、さっ、帰ろかというところで気分が激変。

「あんたとこには行かへん。そのカバン、返してっ。車に乗って帰るぅぅ」
「これは私のカバンです。ママは手ぶらで出て来たやん」
「一家の主婦が手ぶらで出て来るわけがありません。あっ、財布もないわ」
「だから〜、ママは手ぶらやった。家にカバンがあるわ」
「あんたが私のを持ってるやないのっ。お金がないと車に乗られへんやないのぉ。返してぇドロボ〜、ドロボ〜、この女はドロボなんですっ」。
と、叫び出したので、「ママ、好きなように歩きぃ」と気分を変える。

しかし、歩きたくないママは、普通の一般車においでおいでするし、タクシーにはグルグル手をまわしているし、知らない人やポストや電信柱や植木にも「こんにちわ」と挨拶してるし、怪しいおばあちゃんオーラ全開。

e0200261_1559161.jpgさらに、中央大通りを東へどんどん歩いて行くが、交差点ごとに立ち止まり、「あんた、どっちに行くの?」。
私がこっちと言えばあっちに行き、あっちと言えばこっちに行く天の邪鬼で、「もうママの好きなように歩きぃ」で、谷町4丁目に来てしまいました。

さらに東へ進むので「そっちは大阪城やでぇ。暗くて誰も歩いてないでぇ」と脅したが、「あんた、怖いんやったら、ついてこんでいいっ。帰ってっ」。

馬場町の交差点で12時となり、このあたりでUターンしたい私であったが、天の邪鬼のママは私がおすすめするルートを完全無視して、さらに東へ進んで行く。

「ママ、歩け歩け、朝まで歩こう。今日は暖かいから散歩日和やわ。楽しい散歩やねぇ」と、ほんとはブルブルだけど、こっちも天の邪鬼なことを言ってみる。

最初は、つま先指先耳たぶがキンキンに冷えて氷のようになっていたが、2時間を歩いたところで体が温まってきたのか、つま先もがポカポカしてきたぞ。

たぶんママもそうなのか、大阪城公園の南側を下っていくコースでスピードがアップ。
迷うことなく前進している。
こういう時のママは何を考えているのかと認知プロファイルをしてみるが、怖さも寒さも感じない、ただ道があるから歩くだけ、という境地か…。
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で、KKRホテルから南へ進み、住宅街に入って行く。

人っ子一人会わない行軍で、そよ風さんの前を通り、やっと遭遇したアベックに道を聞いている。
やっぱり心細かったようだ。で、出て行って事情を説明。
「あっ、あこちゃん。あんた、この辺どこか分かるの?」
「分かってるよ」
「あ〜、よかった。あんたが分かってるんなら大丈夫やわぁ。あんたは偉いなぁ。さすがやわぁ」。

で、やっと落ちたのが1時半である。
そよ風さんも、まさかママが夜中に前を2回も通ったとは…、お釈迦様でもご存知あるめぇ。
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3時間も歩いて、体がアスリート体質になっていた私たち、快調な歩きで戻って行く。
「あんたが道を分かっているんなら安心やわ。ついて行くわ」で、ママはタクシーはもったいないから歩くと言う。
あんなけ、車に乗って帰ると言いはっていたくせに、ここにきてケチ・モードかぃ…。

谷町2丁目のコンビにでトイレ&とコーヒー休憩して、私がめんどくさくなってタクシーに乗って、2時20分に帰ってきました。

本日は久々の4時間の深夜の徘徊。

でも、それほどイヤでもないのは、こうした深夜の徘徊がはじまると、朝まで歩いてもいいかも、というあきらめと、どこまで歩けるのかというへんなチャレンジ精神の相乗効果で、ゲームの世界にいるような感覚になるのだ。

映画『CUBE』のように、いろいろ脱出を試みた人たちは死んで行き、素数を暗記してる障害のある彼一人がヨタヨタとキューブから脱出する。
あの最後のシーンがママとだぶる

今までも朝まで歩かれたこともあり、悪いデータの蓄積もあるので、最近の傾向としてはMAX4時間という予測もある。

結局は、門司まで永遠に歩き続けることはなく、見知った街を歩くだけで、いつかは落ちるのである。

いつかは落ちる。いつかは落ちる。

松尾芭蕉にはならないので、よって、安心である。

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本日の家出:ロング1回
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by asayosan | 2014-01-16 16:31 | 今日のママリン

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