10月30日(火)やっぱり深夜の徘徊がはじまったぞ、ヤーヤーヤーで転ける。
ママの機嫌を良くするものの第一はアンパンである。
それもヤマザキの薄皮アンパンの5個入り、あのちっこいやつである。
ママを起こして機嫌が悪くても、お盆にアンパンとコーヒーを置いておくと、「あれっ、えらい可愛いやつがおるやん。おまえ、食べて欲しいんやなぁ。偉いやっちゃなぁ。はいはい、食べたあげましょねぇ」と手を出そうとするのを、「ママ、先に着替えてから食べてくれるぅ」とカット。
「なんで食べたらあかんのよっ」
「先に着替えてから、ゆっくり食べたらいいやん」
「それもそうやなっ」。
で、お着替えをしてくれるのだが、その目はずっとアンパンちゃんを見つめているのだ。
で、やっとアンパンを口に入れると、「おいちぃぃぃ」と愛おしそうに食べて、機嫌がよくなるのでる。
今朝もアンパンに助けられて、まぁ元気に出発。

で、5時20分に帰って来たママ、料理をしてると、「なんか手伝おかぁ」といい子なので、ご飯をよそってもらう。
今日の夕飯は、ししゃもといんげんのフリッタ、野菜サラダのワンプレート。
つぎおちゃんの悪口を言いながら食べるママに、「そら自分の子の方が可愛いのに決まってるやん、ママって、継母やけど、カレーやシチューが美味しかったんやろぉ。悪口ばっかり言わないで、育ててくれてありがとうって言わな…」。
「いいえ、そんなん父さんのお金で料理を作ってただけやん。父さんのお金もみんなつぎおに渡していたんやでぇ」。
で、しばらく悪口が続くので、「ふんふん」と聞き流す。
しかし、「あかん。やっぱり母さんとこに行ってみるわ」で、6時15分に出て行きました。
で、7時に天満橋交番から電話、迎えに行く。
「あ〜、あこちゃん。ごめんなぁ。迷子になってもてん」と泣き顔で、「このお巡りさん、あんたが来ることを黙ってたから、まさかあんたが来てくれるとは思ってもみなかったわぁ」に、「黙ってたほうが楽しみが増えたやろぉ」とお巡りさん。感謝です。
で、ついでに京阪モールをちょっこと見て帰るが、ママはすぐに寝てくれる。
ラッキー。
ところが深夜に、急に大きな声を出して起き出しました。
「あかん。なんでこんなとこで寝てるんやっ。帰らなみんなが心配してる」
「ママ、今は夜中やから、明日の朝、帰ったらいいやん」
「あんた、あんたが悪の親玉やねんなっ。バカの大将やねんなっ。あんたは普通の人とは違うと思っていたけど、なんで私が出て行ったらあかんのっ」
「だから〜、今は夜中やし、人ッ子一人、歩いてないよ。電車走り出してから帰り」
「夜中でもなんでも関係ないっ。あかん、お巡りさんに訴えに行く」。
で、出て行きました。
時計を見ると1時過ぎ。
で、1時27分に、GOZOの奥ちゃんから電話、ママが店に来てるそうだ。
パジャマの上にコートを羽織って迎えに行くが、「うわぁ〜、またこいつやっ。この女は普通の人間やないんです。怖いんですっ。この女から逃げ出して来たんです」で、店を出ると交番の方に歩き出す。
なんか尼崎の連続殺人事件のニュースのニュアンスもプラスされているような言い草でもあるが…。
お巡りさんは不在で、緊急電話をかけるママを止めるが、今日はここで泊まると、勝手知ってる馴染みの交番で、折りたたみ椅子を出してきて、ちゃっかり座る。
で、退屈になってきたママは外で誰かを待っているふりをしてるが、遠くには歩きたくない感じ。
うんうん、いい傾向である。
しばらくして、自転車でお巡りさんが来てくれるが、さっきの緊急電話がイキだったらしく、様子を見に来てくれたそうだが、「あ〜あ〜、酒井のおばあちゃんやったんかぁ」。
「はい、そうです。いつもすみません」とお礼を言うと、「あんた、人の前でいいカッコするのやめなさいいっ。あんたは口がうまいから、私が悪もんになるねんっ」と、これに火は点いたママ、南に向かってスタスタを歩き出す。
で、後はもうつけますのでと、自転車のお巡りさんと別れる。
さて、人に道を聞いて東警察署にやって来たママだが、お巡りさんと婦警さんに玄関で会う。
「さっき、交番で会うたやろぉ。いちお様子を見に行かせてんやけどな、酒井のおばあちゃんやったって連絡きたわぁ。さっ、おばあちゃん、娘さんが付いてきてくれてるやん。はよ帰り」。
「いやぁ、そのぉ、今日は私に追いかけられて逃げてるというパターンというか…、たぶん帰らないと思いますので、ほっておいてください」。
これにまた怒りの火が燃え上がるママ、「あんた、ウソばかり言いなっ。あんたが悪魔やないのっ。極悪非道やないのっ。お巡りさん、騙されないでくださいっ。いや、あかん。はいはい、出て行きます」で、本町通りを東へ行く。
あとは隠れて尾行するが、大手前の府警本部まで行き、大阪城公園の真っ暗さに怖じ気づきUターン。
しかし、「どっちに歩いたらいいのぉ」と聞くくせに、私が「こっち」と言うとわざと反対を歩き、谷町筋を谷六まで歩いてきたぞ。
で、この深夜の散歩、最初の30分はじゃまくさいなと思うが、1時間を超えると、怪獣の散歩、いや犬の散歩みたいなもんと割り切れるというか、開き直るというか、いったいどこまで歩くんやという興味というか、もうママの好きなように歩いてもらうのである。
今日は月がとても綺麗だったので、桑名の『月のあかり』を唄いながら夜の散歩。
ママもたぶん、♩この町からぁ 出て行くだけだよぉ♩なんだろう。
で、合掌。
そして、谷六を超えたあたりで、「なぁ、今日はあんたとこに泊めてくれへんかなぁ」。
ママ、やっと落ちました。
でも、帰ることに同意したのが夜中の3時である。
ところが、来た道をまた戻った谷町3丁目あたりで、ママはつまずいてふんぞり返るのをパッと手を出したのに当たって、ふわりと転ける。
とはいえ、ベチャとカエルのように道にへばり、ボタボタと血を流しているぞ。
アゴのところを切ったようで、ティッシュを当てて血止めにするが、手でティッシュを抑えながら、そんな状況でもずっと横でしゃべりながら歩くママ。
転けて血を流していることがなかったことのように、「あ〜、今日はよう歩いたなぁ。あんたとこはまだやのん。明日はどこに行くんやったっけ」と、テンショ高し。
家に帰ったのは4時で、アゴを消毒してガーゼを当て、マスクをアゴに当てて寝てもらうが、ママはすぐに爆睡。
夕方に1時間プラス深夜に約3時間の徘徊をして計4時間も徘徊して、おまけに転けてアゴを切って、今日はママが踏んだり蹴ったりである。
でも、とっても元気なママリン。
しかし、完全に悪魔ちゃんモードが立ち上がったことを間違いない。
しばらくは時間関係なしの徘徊が続くと思われるが、“毒を食らわば皿まで”である。
徹底的につきあっておくのが賢明というもの。
そう、疲れさせるのがミソである。
ある日突然穂炎のごとく燃え尽きて、次は天使ちゃんモードが続くはずである。
たぶん…そうなると思って、悪魔ちゃんモードにつき合う、しかない。
本日の評価:







本日の家出:2回(天満橋交番、平町交番電話、東警察署立寄り)
それもヤマザキの薄皮アンパンの5個入り、あのちっこいやつである。
ママを起こして機嫌が悪くても、お盆にアンパンとコーヒーを置いておくと、「あれっ、えらい可愛いやつがおるやん。おまえ、食べて欲しいんやなぁ。偉いやっちゃなぁ。はいはい、食べたあげましょねぇ」と手を出そうとするのを、「ママ、先に着替えてから食べてくれるぅ」とカット。
「なんで食べたらあかんのよっ」
「先に着替えてから、ゆっくり食べたらいいやん」
「それもそうやなっ」。
で、お着替えをしてくれるのだが、その目はずっとアンパンちゃんを見つめているのだ。
で、やっとアンパンを口に入れると、「おいちぃぃぃ」と愛おしそうに食べて、機嫌がよくなるのでる。
今朝もアンパンに助けられて、まぁ元気に出発。


今日の夕飯は、ししゃもといんげんのフリッタ、野菜サラダのワンプレート。
つぎおちゃんの悪口を言いながら食べるママに、「そら自分の子の方が可愛いのに決まってるやん、ママって、継母やけど、カレーやシチューが美味しかったんやろぉ。悪口ばっかり言わないで、育ててくれてありがとうって言わな…」。
「いいえ、そんなん父さんのお金で料理を作ってただけやん。父さんのお金もみんなつぎおに渡していたんやでぇ」。
で、しばらく悪口が続くので、「ふんふん」と聞き流す。
しかし、「あかん。やっぱり母さんとこに行ってみるわ」で、6時15分に出て行きました。
で、7時に天満橋交番から電話、迎えに行く。
「あ〜、あこちゃん。ごめんなぁ。迷子になってもてん」と泣き顔で、「このお巡りさん、あんたが来ることを黙ってたから、まさかあんたが来てくれるとは思ってもみなかったわぁ」に、「黙ってたほうが楽しみが増えたやろぉ」とお巡りさん。感謝です。
で、ついでに京阪モールをちょっこと見て帰るが、ママはすぐに寝てくれる。
ラッキー。
ところが深夜に、急に大きな声を出して起き出しました。
「あかん。なんでこんなとこで寝てるんやっ。帰らなみんなが心配してる」
「ママ、今は夜中やから、明日の朝、帰ったらいいやん」
「あんた、あんたが悪の親玉やねんなっ。バカの大将やねんなっ。あんたは普通の人とは違うと思っていたけど、なんで私が出て行ったらあかんのっ」
「だから〜、今は夜中やし、人ッ子一人、歩いてないよ。電車走り出してから帰り」
「夜中でもなんでも関係ないっ。あかん、お巡りさんに訴えに行く」。
で、出て行きました。
時計を見ると1時過ぎ。
で、1時27分に、GOZOの奥ちゃんから電話、ママが店に来てるそうだ。
パジャマの上にコートを羽織って迎えに行くが、「うわぁ〜、またこいつやっ。この女は普通の人間やないんです。怖いんですっ。この女から逃げ出して来たんです」で、店を出ると交番の方に歩き出す。
なんか尼崎の連続殺人事件のニュースのニュアンスもプラスされているような言い草でもあるが…。
お巡りさんは不在で、緊急電話をかけるママを止めるが、今日はここで泊まると、勝手知ってる馴染みの交番で、折りたたみ椅子を出してきて、ちゃっかり座る。
で、退屈になってきたママは外で誰かを待っているふりをしてるが、遠くには歩きたくない感じ。
うんうん、いい傾向である。
しばらくして、自転車でお巡りさんが来てくれるが、さっきの緊急電話がイキだったらしく、様子を見に来てくれたそうだが、「あ〜あ〜、酒井のおばあちゃんやったんかぁ」。
「はい、そうです。いつもすみません」とお礼を言うと、「あんた、人の前でいいカッコするのやめなさいいっ。あんたは口がうまいから、私が悪もんになるねんっ」と、これに火は点いたママ、南に向かってスタスタを歩き出す。
で、後はもうつけますのでと、自転車のお巡りさんと別れる。
さて、人に道を聞いて東警察署にやって来たママだが、お巡りさんと婦警さんに玄関で会う。
「さっき、交番で会うたやろぉ。いちお様子を見に行かせてんやけどな、酒井のおばあちゃんやったって連絡きたわぁ。さっ、おばあちゃん、娘さんが付いてきてくれてるやん。はよ帰り」。
「いやぁ、そのぉ、今日は私に追いかけられて逃げてるというパターンというか…、たぶん帰らないと思いますので、ほっておいてください」。
これにまた怒りの火が燃え上がるママ、「あんた、ウソばかり言いなっ。あんたが悪魔やないのっ。極悪非道やないのっ。お巡りさん、騙されないでくださいっ。いや、あかん。はいはい、出て行きます」で、本町通りを東へ行く。

しかし、「どっちに歩いたらいいのぉ」と聞くくせに、私が「こっち」と言うとわざと反対を歩き、谷町筋を谷六まで歩いてきたぞ。
で、この深夜の散歩、最初の30分はじゃまくさいなと思うが、1時間を超えると、怪獣の散歩、いや犬の散歩みたいなもんと割り切れるというか、開き直るというか、いったいどこまで歩くんやという興味というか、もうママの好きなように歩いてもらうのである。
今日は月がとても綺麗だったので、桑名の『月のあかり』を唄いながら夜の散歩。
ママもたぶん、♩この町からぁ 出て行くだけだよぉ♩なんだろう。
で、合掌。
そして、谷六を超えたあたりで、「なぁ、今日はあんたとこに泊めてくれへんかなぁ」。
ママ、やっと落ちました。
でも、帰ることに同意したのが夜中の3時である。
ところが、来た道をまた戻った谷町3丁目あたりで、ママはつまずいてふんぞり返るのをパッと手を出したのに当たって、ふわりと転ける。
とはいえ、ベチャとカエルのように道にへばり、ボタボタと血を流しているぞ。
アゴのところを切ったようで、ティッシュを当てて血止めにするが、手でティッシュを抑えながら、そんな状況でもずっと横でしゃべりながら歩くママ。
転けて血を流していることがなかったことのように、「あ〜、今日はよう歩いたなぁ。あんたとこはまだやのん。明日はどこに行くんやったっけ」と、テンショ高し。
家に帰ったのは4時で、アゴを消毒してガーゼを当て、マスクをアゴに当てて寝てもらうが、ママはすぐに爆睡。
夕方に1時間プラス深夜に約3時間の徘徊をして計4時間も徘徊して、おまけに転けてアゴを切って、今日はママが踏んだり蹴ったりである。
でも、とっても元気なママリン。
しかし、完全に悪魔ちゃんモードが立ち上がったことを間違いない。
しばらくは時間関係なしの徘徊が続くと思われるが、“毒を食らわば皿まで”である。
徹底的につきあっておくのが賢明というもの。
そう、疲れさせるのがミソである。
ある日突然穂炎のごとく燃え尽きて、次は天使ちゃんモードが続くはずである。
たぶん…そうなると思って、悪魔ちゃんモードにつき合う、しかない。
本日の評価:








本日の家出:2回(天満橋交番、平町交番電話、東警察署立寄り)
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by asayosan
| 2012-10-31 13:54
| 今日のママリン
10月29日(月)今日は「私はここにいたいな。もう母さんとこには、帰りたくないわぁ」らしい。
今朝は猛烈に機嫌が悪い。
さっさと支度をして、「もう帰ります。あんたのとこなんか二度と来ませんから」と出て行くので、すぐに追いかける。
どこかに歩いて行こうとするママを、理事長と一緒に引き止めて、なんとかそよ風さんの車に乗るが、「フンっ、もう永遠にバイバイですから…」と最後のお別れである。
今日はママの夏もの衣類や夏用の座卓を積んで奈良の実家に置きに行き、それから香里園に車を置きに行くという計画なので、ママは絶対のデーに行ってもらわないと困るのだ。
で、奈良盆地の秋の風景を横切り、菊屋で城の口を買い、荷物をほりこんで、好き放題に伸びた柿の木を眺め、“主なしとて 秋な忘れそ”な奈良という土地をとても遠くに感じてしまう。
ママが頭も身体も元気なら、この庭も隣から苦情が出るようなことにならなかったろう。
で、また山道をドライブして香里園に到着。
まなちゃんとホネちゃんに、最近また悪魔ちゃんモードになったみたいで、覚悟はしてても、また歩かれるのかと思うとちょっと憂鬱になると話す。
「でも、ママが亡くなったら寂しいだろうねぇ」
「うん。早く一人になりたぁいと思っていたけど、こんなに一緒にいると、いなくなると寂しくなると思うわ。だから次のやりたいことを考えてるんやけどね」
「もっと猫を飼ったりして…」
「ママより、クーちゃんがいなくなることを考えると胸が張り裂けるわ」。

で、香里園のスーパーで、美味しそうなカツオのタタキを買って家に帰る。
今日は遅めの6時に帰って来たママ、カツオのタタキ、ひじきとカボチャ入りの卵焼き、冷や奴の皿はテーブルに並べていたので、すぐに夕食にする。
「あ〜、あんたとこはほんま料理が美味しいなぁ。私はここにいたいな。もう母さんとこには、帰りたくないわぁ」
「ほんならおったらいいやん」
「うそ〜、ほんまっ。おっていいのぉ。あ〜うれし。私はよう働くから、使てなぁ。私はどこに行っても重宝されるねんよぉ」
「はいはい。そしたら洗いもんしてください」
「いや、もう寝ていいぃ。今日はずっと歩きっぱなしやったからしんどいねん」
「はいはい。どうぞ、寝てください」
「なぁ、あんた、なんで結婚せぇ〜へんのぉ」
「もう、寝るんじゃないですかぁ、寝てくださいよぉ。私はクーとちゃんと入籍してますからね」
「クーって、猫やん。まっ、あんたは人嫌いやもんなっ。はいはい、寝ます」。
で、7時に寝てくれました。
しかし、布団の中で、ずっとつぎおちゃんとゆきさんの悪口を言っている。
今日は完全な独り言である。
その割には大きな声なので、テレビのボリュームを上げる。
悪魔ちゃんモードを覚悟していたのに、あまりにチョロくて肩すかし。
で、ママの衣替え完了。
本日の評価:

さっさと支度をして、「もう帰ります。あんたのとこなんか二度と来ませんから」と出て行くので、すぐに追いかける。
どこかに歩いて行こうとするママを、理事長と一緒に引き止めて、なんとかそよ風さんの車に乗るが、「フンっ、もう永遠にバイバイですから…」と最後のお別れである。
今日はママの夏もの衣類や夏用の座卓を積んで奈良の実家に置きに行き、それから香里園に車を置きに行くという計画なので、ママは絶対のデーに行ってもらわないと困るのだ。
で、奈良盆地の秋の風景を横切り、菊屋で城の口を買い、荷物をほりこんで、好き放題に伸びた柿の木を眺め、“主なしとて 秋な忘れそ”な奈良という土地をとても遠くに感じてしまう。
ママが頭も身体も元気なら、この庭も隣から苦情が出るようなことにならなかったろう。
で、また山道をドライブして香里園に到着。
まなちゃんとホネちゃんに、最近また悪魔ちゃんモードになったみたいで、覚悟はしてても、また歩かれるのかと思うとちょっと憂鬱になると話す。
「でも、ママが亡くなったら寂しいだろうねぇ」
「うん。早く一人になりたぁいと思っていたけど、こんなに一緒にいると、いなくなると寂しくなると思うわ。だから次のやりたいことを考えてるんやけどね」
「もっと猫を飼ったりして…」
「ママより、クーちゃんがいなくなることを考えると胸が張り裂けるわ」。


今日は遅めの6時に帰って来たママ、カツオのタタキ、ひじきとカボチャ入りの卵焼き、冷や奴の皿はテーブルに並べていたので、すぐに夕食にする。
「あ〜、あんたとこはほんま料理が美味しいなぁ。私はここにいたいな。もう母さんとこには、帰りたくないわぁ」
「ほんならおったらいいやん」
「うそ〜、ほんまっ。おっていいのぉ。あ〜うれし。私はよう働くから、使てなぁ。私はどこに行っても重宝されるねんよぉ」
「はいはい。そしたら洗いもんしてください」
「いや、もう寝ていいぃ。今日はずっと歩きっぱなしやったからしんどいねん」
「はいはい。どうぞ、寝てください」
「なぁ、あんた、なんで結婚せぇ〜へんのぉ」
「もう、寝るんじゃないですかぁ、寝てくださいよぉ。私はクーとちゃんと入籍してますからね」
「クーって、猫やん。まっ、あんたは人嫌いやもんなっ。はいはい、寝ます」。
で、7時に寝てくれました。
しかし、布団の中で、ずっとつぎおちゃんとゆきさんの悪口を言っている。
今日は完全な独り言である。
その割には大きな声なので、テレビのボリュームを上げる。
悪魔ちゃんモードを覚悟していたのに、あまりにチョロくて肩すかし。
で、ママの衣替え完了。
本日の評価:



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by asayosan
| 2012-10-31 12:51
| 今日のママリン
10月28日(日)ママよ、パトカーはタクシーと違うからの、家出づくしの夜。
今朝は早起きのママリン、機嫌もちょい悪いので、「下で待ってます」というママと一緒に下に降りる。
トイレに行きたいのそうなのだが、「だって病院で検尿するから、我慢しとくわ」だそうだ。
なんとなく勘違いしたまま、元気にそよ風さんに出発。


5痔10分に帰って来たママ、もう帰る気満々で、そのまま歩いて行こうとするのを、足立君がハグハグしてくれたおかげで、デレデレになり気分が変わる。
しかし、家に一旦は入るが「もう帰らな、母さんが心配してるわぁ」で、5時15分に出て行く。
予想通り、悪魔ちゃん周期に入ったようなので、「はいはい、いってらっしゃい」と軽く流して夕飯を作る。
今日のメニューは、ブリの塩麹焼きにたまねぎドレッシングかけ、かぼちゃ、白菜と大根の浅漬け、冷や奴。
さて、もう一人で食べ始めましょうけねというタイミングの5時27分に帰って来たママ、口運がある奴である。
しかし、パッパと食べて、「食い逃げみたいで悪いけど、帰らせてもらうわ。母が心配してるから、帰らなあかんねん」と5時35分には出て行ってしまう。
すぐに平野町交番から電話があり迎えに行って帰ってくるが、6時8分にまた出て行ってしまい、再び平野町交番から電話。
迎えに行っても、「あんたの家には帰りたくないねん。なんで、私が帰ろうとするのを邪魔するのっ。私はここにいますっ。母さんが車で迎えに来ますから…」ということで、ちょこっとウロウロして、「そうそう、ここで待ち合わせしたんやったわ。あんたは帰ってっ。私はここで待ってますっ」で、店先のベンチに座ってしまったので、私は一旦家に帰る。
それから猛烈な雷の音が鳴り出した。
こりゃビビってすぐに帰ってくるなと楽観、『平清盛』を見るが、ピカッドドド〜ンと近いところでひっきりなしで落ちる雷。
たぶんママはビビリまくっているだろなと想像して、ちょっと意地悪なイッヒッヒ〜な笑い。
しかし、雨がポツポツと来出したので、傘を持って行ってみればいないぞ。
近所を探し歩いていたところで、土砂降りの雨に大当たりしてしまうは、堺筋から東警察署近辺を回り、約1時間ほどママは見つからず。
ケータイの電源が切れていたし、ママは雨が降るとタクシーに乗るので、一度家に戻って待機にすると、すぐに家電話がなり、ママは東警察署にいるそうだ。
雨もやんで迎えに行くと、全く濡れてないママは、お巡りさんと屈託なくおしゃべりしてる。
「あっ、あんた。迎えに来てくれたん。遅かったやん」だそうで、内心ムッとしながら、連れて帰る。
後でケータイの履歴を見ると、東警察署から3本も留守電が入っていて、ママはすぐに東警察署で雨宿りしていたみたいだ。なんやかんやで強運のママである。
で、8時半頃に帰って来ると、服のまま寝てしまう。
着替えさせるエネルギーを使うのもじゃまくさいので、放置。
で、また夜中の起き出しました。
ドアをガチャガチャして出て行ったのが1時半頃。
自分で帰って来る方に賭けてみたが、ダメなようなのでパジャマの上にセーターをひっかけ、ついでに日本酒を1杯ひっかけて、つでにゴミ出しをして、自転車で近所を探す。
ちょっと時間をおいたので、ちょっとしたママ探しのゲームとなる。
しかし、深夜の街では見つけ易いはずなのに…、またも賭けに失敗か…の2時33分に東警察署からケータイに電話。
パトカーで保護したので、家で待っていてくださいということである。
家に戻ると途中で、停車中のパトカーに会うが、家まで連れて行ってくれてるそうだ。
で、家の玄関の前で、お巡りさんに連れられたママ。
「わざわざすみません。どなたかが、通報してくれたんですかぁ」
「いえいえ。自分で手を上げて、パトカーを止めたんです」
「はぁ〜、ママリン。パトカーはタクシーと違うしぃ。本当にすみませ〜ん」
「いえいえ、かまいませんよ。なにも事故も怪我もなくてよかったです。おばあちゃん、もう寝ぇやぁ」。
ママは「お巡りさん、優しいでぇ。送ってくれてん」とケロッとしたもんである。
私はベショ濡れになるわぁ、薄着で自転車で走リ回るわぁで、踏んだり蹴ったりであったが、ママは東警察署でだべってるわぁ、パトカーで送ってもらうわぁで、えらいラクチンしてるやないのっ。
ツイてるばあちゃんとツイてない私、まるでマンガのようである。
チッ。
ものすごい理不尽を感じながら、せっかく起きたので、3時間ら久々の風呂に浸かる。
本日の評価:






本日の家出:4回(平野町交番2回、東警察署、東警察署のパトカー)
トイレに行きたいのそうなのだが、「だって病院で検尿するから、我慢しとくわ」だそうだ。
なんとなく勘違いしたまま、元気にそよ風さんに出発。



しかし、家に一旦は入るが「もう帰らな、母さんが心配してるわぁ」で、5時15分に出て行く。
予想通り、悪魔ちゃん周期に入ったようなので、「はいはい、いってらっしゃい」と軽く流して夕飯を作る。
今日のメニューは、ブリの塩麹焼きにたまねぎドレッシングかけ、かぼちゃ、白菜と大根の浅漬け、冷や奴。
さて、もう一人で食べ始めましょうけねというタイミングの5時27分に帰って来たママ、口運がある奴である。
しかし、パッパと食べて、「食い逃げみたいで悪いけど、帰らせてもらうわ。母が心配してるから、帰らなあかんねん」と5時35分には出て行ってしまう。
すぐに平野町交番から電話があり迎えに行って帰ってくるが、6時8分にまた出て行ってしまい、再び平野町交番から電話。
迎えに行っても、「あんたの家には帰りたくないねん。なんで、私が帰ろうとするのを邪魔するのっ。私はここにいますっ。母さんが車で迎えに来ますから…」ということで、ちょこっとウロウロして、「そうそう、ここで待ち合わせしたんやったわ。あんたは帰ってっ。私はここで待ってますっ」で、店先のベンチに座ってしまったので、私は一旦家に帰る。
それから猛烈な雷の音が鳴り出した。
こりゃビビってすぐに帰ってくるなと楽観、『平清盛』を見るが、ピカッドドド〜ンと近いところでひっきりなしで落ちる雷。
たぶんママはビビリまくっているだろなと想像して、ちょっと意地悪なイッヒッヒ〜な笑い。
しかし、雨がポツポツと来出したので、傘を持って行ってみればいないぞ。
近所を探し歩いていたところで、土砂降りの雨に大当たりしてしまうは、堺筋から東警察署近辺を回り、約1時間ほどママは見つからず。
ケータイの電源が切れていたし、ママは雨が降るとタクシーに乗るので、一度家に戻って待機にすると、すぐに家電話がなり、ママは東警察署にいるそうだ。
雨もやんで迎えに行くと、全く濡れてないママは、お巡りさんと屈託なくおしゃべりしてる。
「あっ、あんた。迎えに来てくれたん。遅かったやん」だそうで、内心ムッとしながら、連れて帰る。
後でケータイの履歴を見ると、東警察署から3本も留守電が入っていて、ママはすぐに東警察署で雨宿りしていたみたいだ。なんやかんやで強運のママである。
で、8時半頃に帰って来ると、服のまま寝てしまう。
着替えさせるエネルギーを使うのもじゃまくさいので、放置。
で、また夜中の起き出しました。
ドアをガチャガチャして出て行ったのが1時半頃。
自分で帰って来る方に賭けてみたが、ダメなようなのでパジャマの上にセーターをひっかけ、ついでに日本酒を1杯ひっかけて、つでにゴミ出しをして、自転車で近所を探す。
ちょっと時間をおいたので、ちょっとしたママ探しのゲームとなる。
しかし、深夜の街では見つけ易いはずなのに…、またも賭けに失敗か…の2時33分に東警察署からケータイに電話。
パトカーで保護したので、家で待っていてくださいということである。
家に戻ると途中で、停車中のパトカーに会うが、家まで連れて行ってくれてるそうだ。
で、家の玄関の前で、お巡りさんに連れられたママ。
「わざわざすみません。どなたかが、通報してくれたんですかぁ」
「いえいえ。自分で手を上げて、パトカーを止めたんです」
「はぁ〜、ママリン。パトカーはタクシーと違うしぃ。本当にすみませ〜ん」
「いえいえ、かまいませんよ。なにも事故も怪我もなくてよかったです。おばあちゃん、もう寝ぇやぁ」。
ママは「お巡りさん、優しいでぇ。送ってくれてん」とケロッとしたもんである。
私はベショ濡れになるわぁ、薄着で自転車で走リ回るわぁで、踏んだり蹴ったりであったが、ママは東警察署でだべってるわぁ、パトカーで送ってもらうわぁで、えらいラクチンしてるやないのっ。
ツイてるばあちゃんとツイてない私、まるでマンガのようである。
チッ。
ものすごい理不尽を感じながら、せっかく起きたので、3時間ら久々の風呂に浸かる。
本日の評価:







本日の家出:4回(平野町交番2回、東警察署、東警察署のパトカー)
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by asayosan
| 2012-10-30 23:10
| 今日のママリン
10月27日(土)ママリン、おしゃべりソウルフレンドと出会ったそうな。

こんなママの勘違いは慣れたもののジェフ君、「はいはい、ばあちゃん、後で会おなっ」と、二度寝。
と、元気にうれしそうにおでかけ準備しているので、勘違いのままで進めてもらう。
で、勘違いのまま、奈奈さんに元気に出発。
本日は、車を取りに香里園に行って奈良の実家から、ママの冬服や暖房器具を持って帰る、大衣替えイベントである。
荷物の運び出しはじゃまくさいが、一人ドライブは好きなのである。
また隣のおっさんから、庭木をどうにかしてくれと言われる。
はいはい、チュンチュクリンに伐採しますからと答えておく。シルバー人材センターも植木屋さんも2月まで予約がとれない状況で、しかたないのである。

いつもは水曜日の奈奈さんでナンバー1のおしゃべりおばあちゃんが、たまたま土曜日に来られたそうで、おしゃべりママリンと出会い意気投合、それはそれは1日中、二人でおしゃべりしていたそうだ。
認知症であっても、ソウルフレンドと出会えるのかぁ。
やっぱり、すごいな、おしやべりパワー。
ママよりおしゃべりなおばあちゃんも凄いが、二人で会話が成立していたのも凄いぞ。
どんなおしゃべりバトルが繰り広げられていたのか、ちょっと見てみたいような…、いやいや、怖いもの見たさ…、のような。
で、しゃべり疲れたのか、アンパンのおやつを食べると、ポテチンと寝はる。
ラッキー。
本日の評価:



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by asayosan
| 2012-10-30 16:13
| 今日のママリン
10月26日(金)ママにとって交番は心のオアシスのようなものかも…。
朝は順調だったが、なんとなく今週からプチ家出が頻発して、悪魔ちゃんモード周期に入ったような…。
よって、できるだけ明るいオーラを発散すべく、歌を唄ってみる。
♩若者よ〜 身体を鍛えておけ♩、♩爽やかな朝がきた 希望の朝だ♩や、一休さんや秘密のあっこちゃんや、まっ、思いつくままである。
しかし、「あんたは朝から、やかましいっ。あほちゃうか」とバカにされるが、まっ普通にそよ風さんに出発。

5時40分に帰って来たので、すぐに夕食。
豆入りの卵焼き、白菜と鶏肉の中華風うま煮、残り物の大根と柿のなます、カボチャのサラダ。
ママはすごく美味しいそうで、洗いもんもしてくれて、ご機嫌だったのに、それはさりげなく、「そしたら帰るわ」だそうなので、私も普通に、「はいはい、気をつけてお帰り。バイバイ」と見送る。
できるだけ穏便に対応して、あまり遠くまで行かないようにするママの自制心に賭ける。
で、6時15分に出て行って、7時10分に、今日も安土町交番から電話。
「平野町やったら近かったのにねぇ。遠くまで、大変やねぇ」と、お巡りさんが労ってくれるが、ママも私も安土町ぐらうはプーである。
それより、「いえいえ、昨日も来たんです。二日連続ですみません」と、連続保護のお礼をする。
東警察署管内のお巡りさんは、もうみんなママをご存知なのをよいことに、ツレみたいにしゃべりまくるのがちょっと気になるが…。
迷子になって行くとうよりは、ママにとって交番はもう心のオアシスのようだ。
で、昨日と全く同じような行動パターンだったママ。
本日もピンクのフリーズが目にしみるぜ。
で、帰ると、すぐに寝てしまう。
本日の評価:


本日の家出:1回(安土町交番)
よって、できるだけ明るいオーラを発散すべく、歌を唄ってみる。
♩若者よ〜 身体を鍛えておけ♩、♩爽やかな朝がきた 希望の朝だ♩や、一休さんや秘密のあっこちゃんや、まっ、思いつくままである。
しかし、「あんたは朝から、やかましいっ。あほちゃうか」とバカにされるが、まっ普通にそよ風さんに出発。


豆入りの卵焼き、白菜と鶏肉の中華風うま煮、残り物の大根と柿のなます、カボチャのサラダ。
ママはすごく美味しいそうで、洗いもんもしてくれて、ご機嫌だったのに、それはさりげなく、「そしたら帰るわ」だそうなので、私も普通に、「はいはい、気をつけてお帰り。バイバイ」と見送る。
できるだけ穏便に対応して、あまり遠くまで行かないようにするママの自制心に賭ける。
で、6時15分に出て行って、7時10分に、今日も安土町交番から電話。
「平野町やったら近かったのにねぇ。遠くまで、大変やねぇ」と、お巡りさんが労ってくれるが、ママも私も安土町ぐらうはプーである。
それより、「いえいえ、昨日も来たんです。二日連続ですみません」と、連続保護のお礼をする。
東警察署管内のお巡りさんは、もうみんなママをご存知なのをよいことに、ツレみたいにしゃべりまくるのがちょっと気になるが…。
迷子になって行くとうよりは、ママにとって交番はもう心のオアシスのようだ。
で、昨日と全く同じような行動パターンだったママ。
本日もピンクのフリーズが目にしみるぜ。
で、帰ると、すぐに寝てしまう。
本日の評価:



本日の家出:1回(安土町交番)
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by asayosan
| 2012-10-30 15:32
| 今日のママリン
10月25日(木)ママの夜の妖怪電話は、ケータイになったそうで、笑いのツボ満載だったぜ。
今日は起こした時間に「はいっ」と起きてくれて、準備完了で、10分前に「もう、下で待ってるわ」。
いってらっしゃいで見送ると、そよ風さんから電話で、もうママを車に乗せてくれたそうで、お見送りなしで、たぶん元気に出発。

で、普通に帰って来る。
昼の間に作っておいたカレーは、さつまいも、しいたけ、しめじの秋の味覚のチキンカレーで、やはり甘口にできてしまい、口やすめのはずの柿と大根なます、カボチャのサラダも甘口なので、オール甘口となる。
そんなお子ちゃまメニューなのに、ママは、「もう死にたいわぉ。パクパク。なんか生きるのがじゃまくさくなってきたわぁ。あ〜、どうしたらいいんやろぉ。モグモグ」と、食事にふさわしくない辛気くさい話をする。
「なぁ〜、ママ。ママは死にたいかもしれんけど、せっかくの食事の時間に死にたい、死にたい言うにやめてくれるぅ。カレーちゃんが可哀想やん。せっかく美味しくできたのに、食べながら死にたいって、ちょっと、カレーに失礼やないのっ」
「そんなこと言うても、こんな時にしかあんたと話し、でけへんもん」
「食事が終わってからにしたらいいやん。私はカレーを食べてハッピーやのに、ママの陰気な会話でまずくなったわ。可哀想に…」
「それはそれは、申し訳ありませんでしたねっ。もう、食べません」
「はいはい、死にたかったら、食べへんと餓死したらいいやん。それを食べながら死にたい言うのは、ちょっとへんやよっ」
「はい。わかりました。これを最後に食べません」
「はいはい、そしたら、ママに合わせて、私も陰気な会話をしてあげるわ。あ〜、もう死にたいわぁ。不景気やしぃ、お金ないしぃ、楽しいことなんか、なんもあらへんわぁ。もう生きててもしかたないなぁ。死のうかぁ。首吊ろかぁ。川に飛びこもかぁ。薬飲もうかぁ。ママはどの死に方がいいのぁ。ほらほら、ママが大好きな死ぬ死ぬの話題やん。こんな話をしながらご飯食べるのは美味しいなぁ。もうこれが最後かなぁ。だって死ぬんやもんなぁ。なぁ〜、美味しいなぁ」。
ママは黙って聞いていたが、カレーのスプーンの手は止まることなく綺麗に完食。
で、食べ終わると、「あんたの精根はよぉ〜くわかりました。ちょっと散歩に行ってきます」。
今日も、根性が入ってない感じなので、たぶんすぐに帰ってくると予測。
やっぱり、5時50分に出て行くが、6時に自分で帰って来る。
が、すぐにまた出て行くが、理事長に連れられて6時4分に帰って来る。
「なぁ、私はいったい、どうしたらいいんよぉ」
「そんな大層なことは考えんと、今から寝て、明日はそよ風さんに行って、帰って来て夕飯食べて、また寝たらいいやん。そんな毎日でいいやん」
「そら私はそれで充分やけどぉ、あんたに迷惑ばっかりかけてるから働きたいねん」
「そんな大それたことを考えるのはやめときっ。そよ風さんに行ったらいいやん」
「そんな平々凡々の毎日はイヤやねん。何かしたいねん」
「ママっ。世間のだいたいの人が、平々凡々の毎日を送っているのぉ。なんで自分だけ特別なことがしたいんかなぁ。ちょっとワガママ過ぎるよぉ」
「ワガママを言うてるのと違いますっ。あかん、あんたとはやっぱりあかん」。
で、6時半頃の出て行きました。
和歌山のおばちゃんが堺筋の方を歩いて行ったよと知らせに来てくれるが、「ありがとうございます。でももう、今日は放置します」。
で、私はカレーとワインの夕べをチビチビはじめる。
で、8時20分に安土町交番から電話。
実は2時間超えの行方不明で、和歌山のおばちゃんが知らせてくれた時追いかけなかったのをちょっと後悔していたのだが、近所の交番からで、ホッとする。
なんか横着をやり過ぎると、バチが当たるような気がするのだ。
で、迎えに行くと、ピンクのフリーズを着てるママがサンタさんに見えて吹き出してしまう。
ママも慣れたもので、私の顔を見ると、「あっ、来てくれたん。ほな、帰ろか」。
お巡りさんも、「おばあちゃんは、いつも来られてるんで分かってますんで、もう帰っていいですよぉ」で、「すぐ迎えに来てくれて、よかったなぁ」とニコニコ。
しかし、ママの態度…、「ありがとっ」と言って席を立つ感じとか、お巡りさんへの馴れ馴れしさというか、お礼の挨拶のあっさりさというか、飲み屋に立ち寄った常連客のような態度である。
なんか迷子慣れしてきた感じである。
その、なんというか熟れた感じが、ほんまにもう、笑わせてくれるのだ。
で、ママはこんなヤングなファッションで散歩してました。
ここまでハデだと、遠目にはヤングに見えるのが可笑しい。ポージングのヤングっぽい。
で、家に帰ってすぐにお布団に入ったママだが、また妖怪電話をかけている。
いつものように門司に引っ越しする段取りを誰かと打ち合わせしているようだ。
さんざん1時間ほどしゃべって、おやすみの挨拶がはじまり、今日はどんな切り方をするのか、耳をすませると…。
「はいはい。わかったわぁ。何かあったら、このケータイにかけてなっ。そしたらおやすみぃ。ガチャン。あれっ、まだこの電話、ガチャンって言わなあかんみたいやねぇ。そっちの電話はど〜やのん。大丈夫やのん。ちゃんと切れたん。そしたら切るよっ。おやすみ〜。ガッチャン」。
“ケータイにかけてなっ”って言うママの言い草がツボにハマり、しばらく吹き出しまくる。
ケータイって、偉そうに、どこで覚えたのか、生意気にケータイやて…、笑うわぁほんまにぃで、今も思い出したら吹き出してしまう。
こないだの、自分の名前を、さんずいへんだけ合っている、“汚井アサヨ”と書いているのも、思い出したら吹き出してしまうツボだ。
やっぱり笑わせてくれるぜ、ママリン。
本日の評価:







本日の家出:3回(理事長、和歌山のおばちゃん、安土町交番)
いってらっしゃいで見送ると、そよ風さんから電話で、もうママを車に乗せてくれたそうで、お見送りなしで、たぶん元気に出発。


昼の間に作っておいたカレーは、さつまいも、しいたけ、しめじの秋の味覚のチキンカレーで、やはり甘口にできてしまい、口やすめのはずの柿と大根なます、カボチャのサラダも甘口なので、オール甘口となる。
そんなお子ちゃまメニューなのに、ママは、「もう死にたいわぉ。パクパク。なんか生きるのがじゃまくさくなってきたわぁ。あ〜、どうしたらいいんやろぉ。モグモグ」と、食事にふさわしくない辛気くさい話をする。
「なぁ〜、ママ。ママは死にたいかもしれんけど、せっかくの食事の時間に死にたい、死にたい言うにやめてくれるぅ。カレーちゃんが可哀想やん。せっかく美味しくできたのに、食べながら死にたいって、ちょっと、カレーに失礼やないのっ」
「そんなこと言うても、こんな時にしかあんたと話し、でけへんもん」
「食事が終わってからにしたらいいやん。私はカレーを食べてハッピーやのに、ママの陰気な会話でまずくなったわ。可哀想に…」
「それはそれは、申し訳ありませんでしたねっ。もう、食べません」
「はいはい、死にたかったら、食べへんと餓死したらいいやん。それを食べながら死にたい言うのは、ちょっとへんやよっ」
「はい。わかりました。これを最後に食べません」
「はいはい、そしたら、ママに合わせて、私も陰気な会話をしてあげるわ。あ〜、もう死にたいわぁ。不景気やしぃ、お金ないしぃ、楽しいことなんか、なんもあらへんわぁ。もう生きててもしかたないなぁ。死のうかぁ。首吊ろかぁ。川に飛びこもかぁ。薬飲もうかぁ。ママはどの死に方がいいのぁ。ほらほら、ママが大好きな死ぬ死ぬの話題やん。こんな話をしながらご飯食べるのは美味しいなぁ。もうこれが最後かなぁ。だって死ぬんやもんなぁ。なぁ〜、美味しいなぁ」。
ママは黙って聞いていたが、カレーのスプーンの手は止まることなく綺麗に完食。
で、食べ終わると、「あんたの精根はよぉ〜くわかりました。ちょっと散歩に行ってきます」。
今日も、根性が入ってない感じなので、たぶんすぐに帰ってくると予測。
やっぱり、5時50分に出て行くが、6時に自分で帰って来る。
が、すぐにまた出て行くが、理事長に連れられて6時4分に帰って来る。
「なぁ、私はいったい、どうしたらいいんよぉ」
「そんな大層なことは考えんと、今から寝て、明日はそよ風さんに行って、帰って来て夕飯食べて、また寝たらいいやん。そんな毎日でいいやん」
「そら私はそれで充分やけどぉ、あんたに迷惑ばっかりかけてるから働きたいねん」
「そんな大それたことを考えるのはやめときっ。そよ風さんに行ったらいいやん」
「そんな平々凡々の毎日はイヤやねん。何かしたいねん」
「ママっ。世間のだいたいの人が、平々凡々の毎日を送っているのぉ。なんで自分だけ特別なことがしたいんかなぁ。ちょっとワガママ過ぎるよぉ」
「ワガママを言うてるのと違いますっ。あかん、あんたとはやっぱりあかん」。
で、6時半頃の出て行きました。
和歌山のおばちゃんが堺筋の方を歩いて行ったよと知らせに来てくれるが、「ありがとうございます。でももう、今日は放置します」。
で、私はカレーとワインの夕べをチビチビはじめる。
で、8時20分に安土町交番から電話。
実は2時間超えの行方不明で、和歌山のおばちゃんが知らせてくれた時追いかけなかったのをちょっと後悔していたのだが、近所の交番からで、ホッとする。
なんか横着をやり過ぎると、バチが当たるような気がするのだ。
で、迎えに行くと、ピンクのフリーズを着てるママがサンタさんに見えて吹き出してしまう。
ママも慣れたもので、私の顔を見ると、「あっ、来てくれたん。ほな、帰ろか」。
お巡りさんも、「おばあちゃんは、いつも来られてるんで分かってますんで、もう帰っていいですよぉ」で、「すぐ迎えに来てくれて、よかったなぁ」とニコニコ。
しかし、ママの態度…、「ありがとっ」と言って席を立つ感じとか、お巡りさんへの馴れ馴れしさというか、お礼の挨拶のあっさりさというか、飲み屋に立ち寄った常連客のような態度である。
なんか迷子慣れしてきた感じである。
その、なんというか熟れた感じが、ほんまにもう、笑わせてくれるのだ。

ここまでハデだと、遠目にはヤングに見えるのが可笑しい。ポージングのヤングっぽい。
で、家に帰ってすぐにお布団に入ったママだが、また妖怪電話をかけている。
いつものように門司に引っ越しする段取りを誰かと打ち合わせしているようだ。
さんざん1時間ほどしゃべって、おやすみの挨拶がはじまり、今日はどんな切り方をするのか、耳をすませると…。
「はいはい。わかったわぁ。何かあったら、このケータイにかけてなっ。そしたらおやすみぃ。ガチャン。あれっ、まだこの電話、ガチャンって言わなあかんみたいやねぇ。そっちの電話はど〜やのん。大丈夫やのん。ちゃんと切れたん。そしたら切るよっ。おやすみ〜。ガッチャン」。
“ケータイにかけてなっ”って言うママの言い草がツボにハマり、しばらく吹き出しまくる。
ケータイって、偉そうに、どこで覚えたのか、生意気にケータイやて…、笑うわぁほんまにぃで、今も思い出したら吹き出してしまう。
こないだの、自分の名前を、さんずいへんだけ合っている、“汚井アサヨ”と書いているのも、思い出したら吹き出してしまうツボだ。
やっぱり笑わせてくれるぜ、ママリン。
本日の評価:








本日の家出:3回(理事長、和歌山のおばちゃん、安土町交番)
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by asayosan
| 2012-10-26 17:26
| 今日のママリン
10月24日(水)ママと私は合わせ鏡、似た者親子だそうだ…

素晴らしい天気、キンモクセイの香り、可愛い猫たちの三拍子が揃い、寒さなんかは気にならない朝である。
ジェフはこうしてずっとママに付き添っていて、介護猫としての職務を遂行。
で、ママが出かけると、ママの布団で二度寝するのである。
で、元気にそよ風さんに出発。



これで昼の1時ぐらいからチビチビはじめた私ら。
最近の悲惨な事件の数々に、“昭和は終わった”と嘆きつつ、テレビ番組に突っ込み、タロットとまなカードで私の未来を次々占ってもらう。
何回やっても、ママを象徴するカードを引いてしまい、もう、ママとは割れ鍋にとじ蓋、梅に鶯、チッチとサリー、というか、私の人生に、ママはもれなくついてくるようだ。
そう、私の暮らしにガッツリ入り込んでしまったママだが、ほんとに最近、ママに対してイライラすることがなくなった。
『カリスマ・ドッグトレーナー』で、飼い主のイライラや怒りやガッカリや心配の感情に、犬が反応して、その悪いオーラのままダメな態度になってしまうという話。
飼い主が悪い感情のオーラを出さなければ、興奮したダメ犬も落ち着くそうで、ダメ犬の原因は飼い主にあり、ということなのだ。
で、ママをダメ犬にあてはめると、ドンピシャなのである。
今までは、ママの言動にいちいちイラッとしていた。
しかし、ママが同じ事を何回も言ったり聞いたりしても、出て行くと言い出しても、あっそう、という感じで平常心を保ち、ニュートラルでいるように心がけていると、ママも穏やかになってくれる。
あまり外的影響を受けないサイボーグのような心になってきたぞ。
ママはもう、なんか鳴りっぱなしのラジオのような、空気のような存在で、あまり気にならなくなった。
歯医者さんの待ち合い室に演歌が流れていたが、最初はゲッと思うが、いつのまにか慣れて、知ってる曲をちょっと口ずさんだりしている自分がいたりして…、みたいな感じだろうか。
しかし、なおちゃんに言わせると、ママと私は合わせ鏡のようなもんで、似た者親子だそうだが…。
ということは、ママも私に対して、同じようなことを思っているのかもしれない。
いわゆる、これが感情の相乗効果なんだろう。
で、ママが5時過ぎに帰って来て、食べながらしゃべること約1時間、お疲れなのかすぐに「寝させてもらうわ。お先に失礼します」とお休みになる。ラッキー。
で、私らもたぶん8時前の早めのお開き。
とはいえ、1時から飲んでいるので、ワインを3本空けていたぞ。
私も、すぐに寝たようである。
本日の評価:



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by asayosan
| 2012-10-25 16:55
| 今日のママリン
10月23日(火)島国根性がなくなって、日本は戦争に負けてよかったんだそうだ。
朝はさっさと着替えて、7時40分頃からマンション前でそよ風さんを待っていたママ。
まだ早いと言っても、「そんなことないっ。待たせたらあかんから、下で待ってるっ」である。
何回か見に行くが、小雨の中、外で待っていると言う。
しかし、「なぁ、朝ご飯食べたらぁ。アンパンあるよぉ」に、「アンパンと聞いたら、食べなしゃあないなぁ。しかたないっ、食べるわ」で、家に戻るが、食べ終わるとまた「下で待ってるわ」。
早起きされて散歩に行くのが普通なのか、起こすまで寝ていて20分で出かけてくれるのが普通なのか、こうして待ちぼうけしているのが普通なのか…、ママの気分次第である。
私は別にどっちでもいいが…。
しかし、最近思うことは、ママはもう私のストレスの原因ではないということだ。
というより、ママを理由に仕事を怠けている自分自身がストレスの原因になってきているような気がするのだが、怠けることに自己嫌悪を持つようでは、まだまだ修行が足らないのである。
とはいえ、だいたい10年周期でライフスタイルをチェンジしているのが今までの私の人生、ギャラリーも10周年を迎え、新しい展開とチャンレンジの頃に来ているのだろう。
で、本日はケアマネージャの中村さんの訪問日。
今回のおしゃべりテーマは、正夫さんのおノロケで、「うちの主人も飲むのが好きなので、ぜひ、ご一緒に一杯やりましょうよ」と、中村さんと私を誘う。
「え〜、主人も元気にしてますぅ。頼りになりますよぉ。おまえみたいなアホをおいて、死ねるかぁ、って言われてるんです。その調子で長生きしてねって…。父さんは何でも解決してくれるんで、何でも知ってて、知らないことはすぐに調べてくれるんです。もうこの歳ですかえらぁ、好きというよりは尊敬ですねぇ。うちの兄とも仲良しで。家内としてはうれしいですねぇ。どっちもよく飲むから、気があったんでしょうねぇ」。
「大阪の人はつきあいがいいですわぁ。昔は“島国根性”でしたけど、戦争に負けて開放的になりましたぁ。奈良に人は人の意見を聞かないんですぅ。大阪は土地の人が少ないでしょう。戦争で逃げて、戻ってこないんですぅ。そこによそ者が入って来て、それで、みんな和気あいあいなんです。排他的ではないんです。これも戦争に負けたおかげですぅ」。
5時半から49分ほど、しゃべりっぱなしもママリン。
中村さんとちょっと確認事項などを話していたら、「お邪魔みたいやから、帰りますわ」、または、ちょこっと話を聞いて、思わぬきっかけで話に入り込んで来る。
で、中村さんに帰るきっかけを与えないママ、“島国根性”を連発して、どんなけしゃべるのが好きやねんのマシンガントークであった。

で、ちゃちゃと夕食。厚揚げと白砂とキノコのスープ、チンにた焼豚、卵焼き、きんぴらごぼう。
ママはちゃちゃと食べて、6時50分に「そんじゃ、帰るわなぁ」と普通に出て行くが6時56分に平野町交番から電話、すぐに迎えに行って、「ごめんなぁ、ごめんなぁ」と言うママを連れて帰るが、「やっぱり帰るわ。お巡りさんに住所を聞いてくるわ」で、7時10分に出て行く。
7時19分に、平野町交番から電話があり迎えに行くと、ママはもう歩きはじめていて、お巡りさんが追いかけて引き止めてくれている。
走って行って、尾行をバトンタッチ。本当にありがとうございますです。
で、小雨降る中、ものすごいスピードで松屋町を土佐堀通りに抜けて、このあたりをウロウロするママ。
ちょっと雨が本降りになってきたので、証券取引所で声をかけると、「あ〜、あこちゃん、よう会えたわぁ。雨降ってきてどうしようかと思っていてん。今日はあんたとこ泊めてぇ」。
で、地下道を通り抜け北浜駅を上がり、7時54分家に帰る。
で、すぐに寝てくれました。
本日もまっ、ちょろい日である。
本日の評価:



本日の家出:2回(平野町交番2回)
まだ早いと言っても、「そんなことないっ。待たせたらあかんから、下で待ってるっ」である。
何回か見に行くが、小雨の中、外で待っていると言う。
しかし、「なぁ、朝ご飯食べたらぁ。アンパンあるよぉ」に、「アンパンと聞いたら、食べなしゃあないなぁ。しかたないっ、食べるわ」で、家に戻るが、食べ終わるとまた「下で待ってるわ」。
早起きされて散歩に行くのが普通なのか、起こすまで寝ていて20分で出かけてくれるのが普通なのか、こうして待ちぼうけしているのが普通なのか…、ママの気分次第である。
私は別にどっちでもいいが…。
しかし、最近思うことは、ママはもう私のストレスの原因ではないということだ。
というより、ママを理由に仕事を怠けている自分自身がストレスの原因になってきているような気がするのだが、怠けることに自己嫌悪を持つようでは、まだまだ修行が足らないのである。
とはいえ、だいたい10年周期でライフスタイルをチェンジしているのが今までの私の人生、ギャラリーも10周年を迎え、新しい展開とチャンレンジの頃に来ているのだろう。
で、本日はケアマネージャの中村さんの訪問日。
今回のおしゃべりテーマは、正夫さんのおノロケで、「うちの主人も飲むのが好きなので、ぜひ、ご一緒に一杯やりましょうよ」と、中村さんと私を誘う。
「え〜、主人も元気にしてますぅ。頼りになりますよぉ。おまえみたいなアホをおいて、死ねるかぁ、って言われてるんです。その調子で長生きしてねって…。父さんは何でも解決してくれるんで、何でも知ってて、知らないことはすぐに調べてくれるんです。もうこの歳ですかえらぁ、好きというよりは尊敬ですねぇ。うちの兄とも仲良しで。家内としてはうれしいですねぇ。どっちもよく飲むから、気があったんでしょうねぇ」。
「大阪の人はつきあいがいいですわぁ。昔は“島国根性”でしたけど、戦争に負けて開放的になりましたぁ。奈良に人は人の意見を聞かないんですぅ。大阪は土地の人が少ないでしょう。戦争で逃げて、戻ってこないんですぅ。そこによそ者が入って来て、それで、みんな和気あいあいなんです。排他的ではないんです。これも戦争に負けたおかげですぅ」。
5時半から49分ほど、しゃべりっぱなしもママリン。
中村さんとちょっと確認事項などを話していたら、「お邪魔みたいやから、帰りますわ」、または、ちょこっと話を聞いて、思わぬきっかけで話に入り込んで来る。
で、中村さんに帰るきっかけを与えないママ、“島国根性”を連発して、どんなけしゃべるのが好きやねんのマシンガントークであった。


ママはちゃちゃと食べて、6時50分に「そんじゃ、帰るわなぁ」と普通に出て行くが6時56分に平野町交番から電話、すぐに迎えに行って、「ごめんなぁ、ごめんなぁ」と言うママを連れて帰るが、「やっぱり帰るわ。お巡りさんに住所を聞いてくるわ」で、7時10分に出て行く。
7時19分に、平野町交番から電話があり迎えに行くと、ママはもう歩きはじめていて、お巡りさんが追いかけて引き止めてくれている。
走って行って、尾行をバトンタッチ。本当にありがとうございますです。
で、小雨降る中、ものすごいスピードで松屋町を土佐堀通りに抜けて、このあたりをウロウロするママ。
ちょっと雨が本降りになってきたので、証券取引所で声をかけると、「あ〜、あこちゃん、よう会えたわぁ。雨降ってきてどうしようかと思っていてん。今日はあんたとこ泊めてぇ」。
で、地下道を通り抜け北浜駅を上がり、7時54分家に帰る。
で、すぐに寝てくれました。
本日もまっ、ちょろい日である。
本日の評価:




本日の家出:2回(平野町交番2回)
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by asayosan
| 2012-10-25 15:44
| 今日のママリン
10月22日(月)ほぼ予測通りに、自分で落としどころに落ちたママである。

正直に端的に言葉少なく、さらりと自然に悪気なく、ニュートラルに答えるのがコツである。
「あ〜、もうじゃまくさい」と自ら二度寝してくれることもあるし、さらに質問攻めにあうこともあるし、怒ってプイと出て行くこともあるが、どんな言い方をしても、この3パターンがローテーションなのだから…どれに当たるかのバクチなのである。
で、今朝は、「フン、分かりました。どうせ私の面倒を見るような奴はおらんのやなっ。分かりました。出て行きます」。
で、ちょこっと歩いたところで、「モーニング、食べに行こか」と声をかけると、「そやっ。私、朝からなにも食べさせてもらってないわっ」と、気分のスイッチが変わる。
サンマルコでお持ち帰りにして中之島公園で食べようと思っていたが、「なんでわざわざ外に持っていくんよぉ。壁と屋根のあるとこで食べたらいいやん。ここでいいやん。お店で食べようなぁ」とママ。
まっ、確かに、ごもっともで…。
で、それから祭りの後の中之島公園から剣先公園を往復して、まだ時間があるのでバラの小径から大阪市役所の方を周り、みおつくしプロムナードを抜けて、お迎えポイントに8時40分ジャスト到着。
ママの歩行スピードと距離の計算はパーフェクトになってきたぞ。
で、元気に出発。




月曜はお風呂の日なのだが、パンツにウンコをちびってたようで、そよ風さんが匂いがついたズボンもスエットに着替えさせてくれていた。感謝。
さらに、持って帰ったお絵描きの名前の欄に、1枚目は“酒井あさよ”、もう1枚はさんずいへんだけ合っている“港井あさよ”、さらにもう1枚は“汚井アサヨ”になっていたぞ。
“きたないアサヨ”って…。
ママはもう、自分の名字は、さんずいへんなら、何でもありか…。
“汚井アサヨ”、思い出す度に、吹き出してしまう。
夕飯は今日もDHAたっぷりのサンマの塩焼き、白菜とキノコ類のミルクスープ、ほうれん草のアーモンドマスタード和え、常備食のきんぴらごぼう。
ほんと今の季節、サンマは王様である。
1匹約100円のパーフェクト食材、ママはワタまで食べ尽くし、背骨と頭だけにする完璧な完食。
私は昨日買ったサンマなのでワタは残す。
洗いもんをしてくれて、パジャマに着替えて、ちょこと一緒にテレビを見るが、寝る前にせっかく着替えたパジャマをまた服に着替えてるぞ。
自分ではこれがパジャマに着替えたそうで、「もう、めんどくさいっ。これで寝る」で8時に寝はる。
しかし、9時頃にお布団の中から、「あんた、もうパジャマに着替えて寝なさいよぉ」と言うので、「パジャマに着替えなあかんのはママやん。服のままやよぉ」と言っただけなのに、「これでいいねんっ。あ〜、なんであんたにギャーギャー言われなあかんのっ。こんちくしょうっ」と、出て行く準備。
たぶん、ウンコをちびったことへの羞恥心みたいなもんが、“着替える”という言葉で蘇るのかもしれないが、今日のママは、着替えてという度に怒り出す。
靴を履きながら、「きつい女やっ。子供たちもおらへんし…、あんたがどなったんやろっ。あんたがなんかキツいことを言って、みんな逃げたんやわっ。だからあんたを連れてくるのはイヤやってん」と文句タラタラで出て行くが5分で帰ってきました。
足腰は疲れているはずだし、小雨も降っているので、遠くまでいく根性はないはずである。
あとは、どこか自分で落としどころを見つけて、お布団に入ると予測。
「あ〜、あんたとおると、なんやかんやと問題が起こるなっ。あんたは偉いんやから、自活しなさいっ。あんたが来るたびに何かが起こるっ。あんたは魔物やっ」。
で9時8分に出て行き、9時16分に帰って来る。
「子供たちはぁ? おらんということは、帰っと思ったらいいんやなっ。ここの子供のかけひきには、相手でけへんわ。あんたもつまらん女やなぁ。結婚でけへんのは当たり前やっ」。
9時19分に出て行き、9時30分に帰って来る。
「あ〜、恐ろしいわぁ。都会の子はすれてるっ。心がすさむっ。あ〜、恐ろしいとこは、寝るしかないわっ」。
で、9時35分に布団に入るが、まだしゃべっている。
「あ〜、イヤやなぁ〜。あこちゃ〜ん、こっちにおいでぇ。もう寝なさいよぉ。みんなおったんやなぁ。よかったぁ。明日は、あっこちゃんが帰って来るから、もっと楽しいよぉ。ジェフ〜、ねんねこするよぉ」。
子供を捜しに行かないで、なんとなくうやむやにしてしまったママ。
家出する根性はないという予測、大当たりぃぃ。ドドン。
本日の評価:





本日の家出:4回(朝、プチ3回)
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by asayosan
| 2012-10-23 14:25
| 今日のママリン
10月21日(日)そよ風さんで暴徒と化し、天神橋往復して、さらに交番にお世話になる。



ちょっと飲み過ぎて、もう少し寝ていたかったが、すごく爽やかな空だったので、中之島公園にモーニングに行く。
巨大こけしの人がいない写真を撮りたかったのだが、消えているぞ。
本日が最終日のはずなのに、残念。
ママはアンパン、私はきんぴらゴボウを挟んだトーストの朝食を、巨大ひよこを見ながら食べる。
こんなシュールな風景はまたとないのに、ママはひよこには無関心。
いったい、なにを見ているのだろうか…。
私は後ろのビル街、前のバラ園で、相当に可笑しな気分になったんだが…。
しかし、剣先公園の柳の大木には大きく反応したママ。
こうして、手を当てて、木のパワーを貰っているそうである。
「なぁ〜、この柳の木と一緒に、撮ってよぉ。この子を撮ってあげてぇ」と言われるが、これはいつでも撮れるのでパスする。
のんびり歩いて、マンション前に戻り、元気にそよ風さんに出発。
で、私はもう限界になっていた衣替えをする。
ウエストが入らないスカートやパンツ、そろそろ諦めて誰かに貰ってもらった方がいいようだ。
ママの徘徊のおかげで、足とお尻は筋肉質なのだが、自分自身の意志の弱さでお酒が減らせない私のウエストは、もう60センチに戻ることはないだろう。
で、片付けと掃除が終了したとこで、そよ風さんから電話、ママが暴れているらしい。
電話の向こうからも、ママの怒鳴る声が聞こえる。
連れて帰ってもらうことにする。
ここ最近、いい子すぎたママ、そろそろ澱というか灰汁というか不満分子がプチプチと溜まってきたような予感はあった。
そう、いい子モードの次は、悪魔モードになるのがお約束。
ちょっとしたきっかけで、マグマが火を噴くのだ。
で、2時過ぎに着いたという電話があり、9階のドアを開けた時から、ママの大きな怒鳴り声が聞こえてくる。
急遽、カバンを持ってカギを閉めて1階に行くと、どこかに行こうとしているママを必死で止めてくれている吉川君と、申し訳なさそうな畑中さん。
完全に暴挙と化しているママを受け取り、沈静化のため散歩に行く。
「もう、帰るっ。散歩? どこ行くのっ。行ってもいいわっ。あ〜、あっこはあかん。あいつはひどいっ。男の子分まで連れて、私を閉じ込めようとしてんでぇ。やっと逃げてきたわっ。母さんもあの子には手を焼いててん。いつも泣いてたわっ」。
あっそうと返事はするが、ママにとってあっことは、いったいどういう象徴なんだろう。
摩訶不思議。
で、天神橋を渡り、まるでスラーの絵のような平和そうな中之島公園を眺める。
巨大こけしも復活しているので、悪戯防止で、いちいち撤収していたようだ。
で、久々に天神橋商店街を北上することにする。
ここで、もうママのスイッチが切り替わり、「なぁ、なんか食べたいわぁ」。

光陰矢の如しである。
「なぁ、お寿司とお好み焼きとどっちが食べたいぃ」
「う〜ん、お好み焼きかなぁ。大阪のお好み焼き、食べたことないもん。お寿司は高いからいいわぁ」
「天六の寿司屋は安いから、寿司でもいいよぉ」
「え〜、安いのぉ。そしたら久々にお寿司が食べたい」。
で、天五まで散歩するが、よく考えると寿司では時間がもたない。
お好み焼きなら、焼く時間と食べる時間が稼げるので、いつものつる家に行く。
私は週刊誌を読みながら、ママのしゃべりに生返事し、ママもコップ半分のビールを飲む。
で1時間、たっぷりいました。
女性誌、週刊誌を3冊読んでいたもんで、写真を撮るのを忘れる。
天満市場で買い物して、猫のエサを買って、ママはまだ歩けると言うので、散歩して帰る。

まさか、まさか、神戸在住の彼女が天神さんで読者というローカルなことをするわけないと、人違いと思っていたら、しばらくして目が合った。
おっと、ホンマもんのみゆきちゃんやないので、繁盛亭の落語会の時間待ちだったそうだ。
ママはみゆきちゃんに色々しゃっべていたが、あまりにもシュールな話題過ぎて、忘れてしまったぞ。人は自分の認知能力を超えた話題は、記憶の糸口すらないようである。
短い間だったが、会えてとってもよかったである。
みゆきちゃんは、『中之島カンヴァス』のオバチャーンのパワーにノックアウトだったらしい。で、アメチャンを貰う。

しかし、そこは主婦の性なのか、テーブルにほっておいた洗濯物を頼みもしないのに畳みはじめたぞ。
そんな気がしたので、わざと広げておいたのだが、罠にかかった。
しかし、結局畳み終わると5時40分に出て行ってしまう。
「おかしいなぁ。父さんが迎えに来るはずやねんけどなぁ。しょうがない。車で帰るわ」と言うママに、「タクシーはあかんよぉ。雲助にひっかかったら、ぼったくられるよぉ。えらい目に合うよぉ。大阪のタクシーは、私でも乗るの、怖いんやからぁ」と、脅しておく。
本当はそっと尾行した方が得策なのだが、天六を往復して、ちょっと疲れた。
もう、タクシーに乗られてもいいかのやけっぱちで、放置する。
で、6時35分、ケータイが鳴る。
天満警察署の着信に、やった〜、ラッキーで、天神橋北詰交番からであった。
本日、2回も前を通った交番である。
10分で行きますで、自転車でかっ飛ばす。
ママはお巡りさんとニコニコおしゃべりしていて、「あっ、迎えに来てくれたん。ごめんなぁ」。
「ほらほら、ちゃんと迎えに来てくれたやん。もう、はぐれたらあかんでぇ」。
またママは、自分は悪くない言い訳をしゃべっていたのだろう。
「あ〜、まだやのん。こんな遠いとこまで迎えに来てくれてごめんやでぇ。あ〜、しんど」
「こんなん近くやん。庭みたいなもんやわぁ」
「え〜、まだ大阪やのん。あれだけ歩いたのに、まだ大阪かぁ」
「ママ、大阪をなめたらあかんよっ。そんなちょこと歩いただけで、大阪脱出はできません」
「門司まで、そこの電車道をまっすぐ行ったらいいやん」
「はいはい。明日、朝から歩いたらいいわ。夜はやめときぃ」
「ほんまやなぁ。明日にするわ。今晩、あんたとこ泊めてぇ」。
はいはいで、マンションに着くと、理事長とお友達に会う。
「またどっかに行きよったんか」
「はい。交番から回収してきたんです」
「ほっほ〜、回収してきたんかぁ。もう出て行ったらあかんで」
「私、どっこも行ってませんっ。この子に連れ回されてたんです」。
と、また自分は絶対に悪くないママなのである。
で、7時に布団に入り「はぁ、お布団で寝れてよかったぁ〜」で、寝はる。
私はザクロ酢の焼酎割りというものを試してみる。
ちょこっと健康エッセンスをまぶしてみても、酒は酒であるが…。
たっぷり歩いたので、澱というか灰汁というか不満分子のプチプチが、運動エネルギーとして消費されたことを願うばかりだ。
本日の評価:








本日の家出:1回(天神橋北詰交番)
■
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▲
by asayosan
| 2012-10-22 17:07
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