2月27日(水)朝から家出して、夜はタクシーの無銭乗車で此花警察署に保護される。
夜中に起きて、玄関のドアをガチャガチャしている。
次にトイレのドアが開く音がして、おしっこの音がして、水が流れる音。
しかし、布団には戻ってこないで、部屋をウロウロしている。
「ジェフ〜、ジェフ君、帰るよぉ」と、ジェフを探しているが、ジェフはママの布団で寝てるわっ。
続いて、「かめちやん、かめちゃんはどこやのぉ。ここはどこやのぉ」と叫びだした。
「ママ、今は夜中やから寝なさいよ。ここはどこって、私の家やん」
「あ〜、あんたの家か。そしたら寝てもかまへんな。どこの家か分からへんようになって、恐ろしいぃなってん。安心したわ」。
目が覚めて、ここがどこか分からない場合、たいていの人間はパニクる。
よってこれは、しかたない。
次は7時前に起きて、部屋をウロウロしてるので、寝たふり。
丸箱を開けてアメチャンを探しているが、「あれ〜、もうないやん。チエッ、ないんかっ。人のものを勝手にとったらあかん。黙って取ったら、泥棒になるわ」とあきらめる。
アメチャンがあったら食べるくせに、とんだ偽善者だわ。

で、ドアをガチャガチャして、私のぞうりを履いて出て行こうとするので、ママのモヘア長靴に履き替えてもらい、「行ってらっしゃい」と見送る。
しばらくして、そよ風さんバックを持って追いかけると、管理人室で浅井さんと理事長としゃべっているママ。
二人が、マンションを出る前に、キャッチしてくれたようだ。ラッキー。
理事長が寝癖だらけのママの髪を手で整えてくれる。
手にツバをペッペとはいて(ふりをして)、二人でママの髪を整髪。
しかし、まだ帰る、帰るというママを、向かいにバルファンに連れて行き、モーニングにする。
ハムサンドを食べると、もうご機嫌のママ。
で、そよ風さんの車が目の前に止まって、普通に出発。
ただし、パジャマのままであるが…トレーナーなので、まっ、いいか。
ここで、ちゃんと服に着替えさせてようと思ったら、ややこしくなる。
横着、万歳。
みゆきちゃんから借りていた『銀河ヒッチハイク・ガイド』(ダグラス・アダムス著)3部作を読了。
地球人最後の生き残りの主人公は、パジャマにバスローブ姿で、宇宙の彼方でとんでもない出来事にまみれた旅をするのだが、慣れてしまえば、「ハーイ、宇宙人君」てな感じにもなるだろう。
この本のおかげで、ドアがノックされて、「あのぉ、私は実は宇宙人なんですが、銀河の果てに認知症患者様のための徘徊惑星が出来まして、ご説明に伺いました」と、緑色のセールスマンが来たとしても、真面目に話を聞くぐらいの度量が培われた。
毎日毎日ママが語る、死者たちとのおしゃべりを聞いていると、アルバムの中のセピア色の肌をした古風なファッションの今は亡き人たちが、実は普通に暮らしてる…、そんな絵を頭の中で描いてみるようにもなるもんだ。
私も、ママの妄想の影響を受けているようで、誰かと暮らすことは、こういうことか…。
もうママの存在が普通になってしまった同居5年目。
“慣れ”というものに埋没しないよう、“おもしろき こともなき世を おもしろく”展開する企画をせねば…。

で、私のケータイが通じなかったみたいで、加藤さんが9階までママを連れて来てくれる。
それなのに、またエレベータに戻ろうとしているママ、やっぱり悪魔ちゃんモードに入ったのは確かであるようだ。
「ママ、ご飯やから…、とりあえずご飯を食べて、それから考えよう」で、家に入れて、ジェフに子守りを頼んで、すぐに夕食。
下準備はしていたので、カレイの一夜干しのカリカリ焼きのタルタルソース、沖縄もずくと冷や奴の夕食。
ママ、タルタル、かけすぎ。
しっかし、素晴らしい早食いをして、5時55分に出て行きました。
「あっこが待ってるから、もうここにはおられへんのっ。あの子が心配してるのっ」だそうだ。
悪魔ちゃんモードの時は、徘徊時間も長くなるので、後半を一緒に歩くとして、まっ、いいかで、横着かましたところで、7時45分に電話。
あ〜、オ〜ノ〜の此花警察からだった。タクシーコースだ。
8時40分に此花警察の着いたが、タクシーの運転手さんは、お代はいいですと名刺も置かずに立ち去ったそうだ。
オ〜ノ〜、完全な無銭乗車ではないか。
此花警察の方にも、けっこうな顔なママリン、「ありがとうねっ、サンキュー」と手を振る。
そないに、お巡りさんとフランクな挨拶をせんでもで、私は心からの感謝で頭を下げる。
悪魔モードであることは分かっていたのに、後をつけなかった私の横着で、優しい運転手さんはとんだ無駄骨を負わしてしまい、顔も知らない運転手さんにお詫びする。

警察署を後にすると、全く私は悪くなくて、誰かがこんなとこにまで連れて着たとプリプリ怒ってるママ。
頭を冷やしてもらうためにも、中央線の弁天町駅まで歩くことにする。
直線距離ではたいしたことはないのだが、弁天橋を渡るためには結構な階段を登らなくてはならず、ママはこれに怒る。
「あ〜もうっ、あんたとこって、こんな遠かったっけ。こんな遠いんなら、あんたのとこにはもう行きたくないわっ。あ〜、まだやのっ。え〜、また地下鉄に乗るのぉ。なんで、そんな遠いとこまで行かなあかんのよっ」って、あなたがこんなとこまで来たんでしょうと言っても、もうママの記憶はないのである。
この日は綺麗なお月さんで、弁天橋の西の天保山、東に高層ビルの夜景が見える。
なかなかの風景なのだが、歩道に点灯はなく、暗い道にママは怖じ気づく。
弁天町から堺筋本町で乗り換えて、北浜に返ってきたのは10時。
家に近づいてくると、「なぁ、あんたとこのダンナさんはいるの? おらへんの。別れたんかっ。あ〜、よかった。私みたいな前科持ちが行ったら、軽蔑されるとこやったわ」らしい。
警察のお世話になった記憶はあるようである。
で、家に着くと、服のままお布団にジャンプ。
今までねじ伏せていた悪魔ちゃんが、沸々と暴れ出しているようだ。
ただ、この日は中国の大気汚染がひどい日だったらしい。
せっかくの夜の川縁散歩も、健康とは反対の方向に向かっていたのが理不尽である。
本日の評価:






本日の家出:2回(マンション管理人室、此花警察署)
次にトイレのドアが開く音がして、おしっこの音がして、水が流れる音。
しかし、布団には戻ってこないで、部屋をウロウロしている。
「ジェフ〜、ジェフ君、帰るよぉ」と、ジェフを探しているが、ジェフはママの布団で寝てるわっ。
続いて、「かめちやん、かめちゃんはどこやのぉ。ここはどこやのぉ」と叫びだした。
「ママ、今は夜中やから寝なさいよ。ここはどこって、私の家やん」
「あ〜、あんたの家か。そしたら寝てもかまへんな。どこの家か分からへんようになって、恐ろしいぃなってん。安心したわ」。
目が覚めて、ここがどこか分からない場合、たいていの人間はパニクる。
よってこれは、しかたない。
次は7時前に起きて、部屋をウロウロしてるので、寝たふり。
丸箱を開けてアメチャンを探しているが、「あれ〜、もうないやん。チエッ、ないんかっ。人のものを勝手にとったらあかん。黙って取ったら、泥棒になるわ」とあきらめる。
アメチャンがあったら食べるくせに、とんだ偽善者だわ。


しばらくして、そよ風さんバックを持って追いかけると、管理人室で浅井さんと理事長としゃべっているママ。
二人が、マンションを出る前に、キャッチしてくれたようだ。ラッキー。
理事長が寝癖だらけのママの髪を手で整えてくれる。
手にツバをペッペとはいて(ふりをして)、二人でママの髪を整髪。
しかし、まだ帰る、帰るというママを、向かいにバルファンに連れて行き、モーニングにする。
ハムサンドを食べると、もうご機嫌のママ。
で、そよ風さんの車が目の前に止まって、普通に出発。
ただし、パジャマのままであるが…トレーナーなので、まっ、いいか。
ここで、ちゃんと服に着替えさせてようと思ったら、ややこしくなる。
横着、万歳。
みゆきちゃんから借りていた『銀河ヒッチハイク・ガイド』(ダグラス・アダムス著)3部作を読了。
地球人最後の生き残りの主人公は、パジャマにバスローブ姿で、宇宙の彼方でとんでもない出来事にまみれた旅をするのだが、慣れてしまえば、「ハーイ、宇宙人君」てな感じにもなるだろう。
この本のおかげで、ドアがノックされて、「あのぉ、私は実は宇宙人なんですが、銀河の果てに認知症患者様のための徘徊惑星が出来まして、ご説明に伺いました」と、緑色のセールスマンが来たとしても、真面目に話を聞くぐらいの度量が培われた。
毎日毎日ママが語る、死者たちとのおしゃべりを聞いていると、アルバムの中のセピア色の肌をした古風なファッションの今は亡き人たちが、実は普通に暮らしてる…、そんな絵を頭の中で描いてみるようにもなるもんだ。
私も、ママの妄想の影響を受けているようで、誰かと暮らすことは、こういうことか…。
もうママの存在が普通になってしまった同居5年目。
“慣れ”というものに埋没しないよう、“おもしろき こともなき世を おもしろく”展開する企画をせねば…。


それなのに、またエレベータに戻ろうとしているママ、やっぱり悪魔ちゃんモードに入ったのは確かであるようだ。
「ママ、ご飯やから…、とりあえずご飯を食べて、それから考えよう」で、家に入れて、ジェフに子守りを頼んで、すぐに夕食。
下準備はしていたので、カレイの一夜干しのカリカリ焼きのタルタルソース、沖縄もずくと冷や奴の夕食。
ママ、タルタル、かけすぎ。
しっかし、素晴らしい早食いをして、5時55分に出て行きました。
「あっこが待ってるから、もうここにはおられへんのっ。あの子が心配してるのっ」だそうだ。
悪魔ちゃんモードの時は、徘徊時間も長くなるので、後半を一緒に歩くとして、まっ、いいかで、横着かましたところで、7時45分に電話。
あ〜、オ〜ノ〜の此花警察からだった。タクシーコースだ。
8時40分に此花警察の着いたが、タクシーの運転手さんは、お代はいいですと名刺も置かずに立ち去ったそうだ。
オ〜ノ〜、完全な無銭乗車ではないか。
此花警察の方にも、けっこうな顔なママリン、「ありがとうねっ、サンキュー」と手を振る。
そないに、お巡りさんとフランクな挨拶をせんでもで、私は心からの感謝で頭を下げる。
悪魔モードであることは分かっていたのに、後をつけなかった私の横着で、優しい運転手さんはとんだ無駄骨を負わしてしまい、顔も知らない運転手さんにお詫びする。


頭を冷やしてもらうためにも、中央線の弁天町駅まで歩くことにする。
直線距離ではたいしたことはないのだが、弁天橋を渡るためには結構な階段を登らなくてはならず、ママはこれに怒る。
「あ〜もうっ、あんたとこって、こんな遠かったっけ。こんな遠いんなら、あんたのとこにはもう行きたくないわっ。あ〜、まだやのっ。え〜、また地下鉄に乗るのぉ。なんで、そんな遠いとこまで行かなあかんのよっ」って、あなたがこんなとこまで来たんでしょうと言っても、もうママの記憶はないのである。
この日は綺麗なお月さんで、弁天橋の西の天保山、東に高層ビルの夜景が見える。
なかなかの風景なのだが、歩道に点灯はなく、暗い道にママは怖じ気づく。
弁天町から堺筋本町で乗り換えて、北浜に返ってきたのは10時。
家に近づいてくると、「なぁ、あんたとこのダンナさんはいるの? おらへんの。別れたんかっ。あ〜、よかった。私みたいな前科持ちが行ったら、軽蔑されるとこやったわ」らしい。
警察のお世話になった記憶はあるようである。
で、家に着くと、服のままお布団にジャンプ。
今までねじ伏せていた悪魔ちゃんが、沸々と暴れ出しているようだ。
ただ、この日は中国の大気汚染がひどい日だったらしい。
せっかくの夜の川縁散歩も、健康とは反対の方向に向かっていたのが理不尽である。
本日の評価:







本日の家出:2回(マンション管理人室、此花警察署)
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by asayosan
| 2013-02-27 14:04
| 今日のママリン
2月26日(火)悪魔ちゃんモードじゃなくて、お疲れさんモードのママリンである。
今朝、そよ風さんのお迎えの加藤さんが、「酒井さん、お久しぶりですぅ。酒井さんと3日会ってないと、寂しかったですぅ」。
お休みだった加藤さんにそう言われると、なんか嬉しいのは、子供を先生に褒められた母親の感覚か…。
で、寒い朝だったが元気に出発。

5時半に帰ってきて、今日はあっこちゃんが好き好きモードで、シートベルトがはずれてないのに、車から無理矢理降りようとする。
親を見つけて、道路に飛び出す子供と一緒である。
で、すぐに手をつないでくる。
この手をつなく行為は、私への信頼がアップした証なのかもしれないが、デーのスタッフの皆さんがいつも手を差し伸べてくれるので、単にお手手つなぎが習慣になっただけかもしれない。
と、へ理屈を付けているが、まだ手をつなぐのに慣れてない私。
夕飯は、オリジナルメニューの麻婆厚揚げアスパラ、明太マヨネーズの大根サラダ。
おかずは半分残すが、よく食べた方である。
「あ〜、あんたとこでご飯食べるの、はじめてやなぁ。えっ、5年もここにおるのっ。それが、記憶にないねんよぉ。あんたが、うっとこに泊まってたんは覚えてるんやけどなぁ」。
記憶にないとはっきり言えるのは、いい傾向か…。
ごちそうさまをした後も、眠たい、疲れたと言うくせに、寝ないでコタツでグズグズしていたが、「なぁ、今日は洗いもん、せんでもいいかなぁ。疲れてん。あんた、洗ってくれへんかなぁ」と、申し訳なさそうに言う。
そうか、私が食べ終わるのを待っていたのか…。
洗いもんは、ママが仕事がしたいと言うからしてもらっていただけで、やりたくないものを無理矢理しているのなら本末転倒。
そんな深刻に思いつめるようなことでもないのに…、「私、作る人、ママ、洗う人」という、ふざけた洗脳が効きすぎた。
で、もちろん寝てくださいで、6時20分に寝はる。
その前に、アメチャンをお口に入れてるママ。足下の影はチチちゃん。
ちょっとお疲れ気味のママリン、というか老いの必然か…。
で、布団から「あんたも早く寝なさいよぉ。体がしんどいよぉ」。
「今、テレビ見てるから、私のことはほっといてっ」
「ほっといてって、あんたはなんて言い方するのっ。そんな言い方はないでしょ」と怒られる。
ごもっとも。
本日の評価:
お休みだった加藤さんにそう言われると、なんか嬉しいのは、子供を先生に褒められた母親の感覚か…。
で、寒い朝だったが元気に出発。


親を見つけて、道路に飛び出す子供と一緒である。
で、すぐに手をつないでくる。
この手をつなく行為は、私への信頼がアップした証なのかもしれないが、デーのスタッフの皆さんがいつも手を差し伸べてくれるので、単にお手手つなぎが習慣になっただけかもしれない。
と、へ理屈を付けているが、まだ手をつなぐのに慣れてない私。
夕飯は、オリジナルメニューの麻婆厚揚げアスパラ、明太マヨネーズの大根サラダ。
おかずは半分残すが、よく食べた方である。
「あ〜、あんたとこでご飯食べるの、はじめてやなぁ。えっ、5年もここにおるのっ。それが、記憶にないねんよぉ。あんたが、うっとこに泊まってたんは覚えてるんやけどなぁ」。
記憶にないとはっきり言えるのは、いい傾向か…。
ごちそうさまをした後も、眠たい、疲れたと言うくせに、寝ないでコタツでグズグズしていたが、「なぁ、今日は洗いもん、せんでもいいかなぁ。疲れてん。あんた、洗ってくれへんかなぁ」と、申し訳なさそうに言う。
そうか、私が食べ終わるのを待っていたのか…。
洗いもんは、ママが仕事がしたいと言うからしてもらっていただけで、やりたくないものを無理矢理しているのなら本末転倒。
そんな深刻に思いつめるようなことでもないのに…、「私、作る人、ママ、洗う人」という、ふざけた洗脳が効きすぎた。
で、もちろん寝てくださいで、6時20分に寝はる。
その前に、アメチャンをお口に入れてるママ。足下の影はチチちゃん。
ちょっとお疲れ気味のママリン、というか老いの必然か…。
で、布団から「あんたも早く寝なさいよぉ。体がしんどいよぉ」。
「今、テレビ見てるから、私のことはほっといてっ」
「ほっといてって、あんたはなんて言い方するのっ。そんな言い方はないでしょ」と怒られる。
ごもっとも。
本日の評価:


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by asayosan
| 2013-02-26 23:09
| 今日のママリン
2月25日(月)わずかなお酒で、悪魔ちゃんモード、睡魔に破れるで、悪魔払い成功。
昨晩、0時までテレビを見てしまったので、8時に起きる。
私はきっちり8時間睡眠タイプなので、寝た時間で目が覚める時間が決まる。
同様に、仕事やら用事やらをやっていて、そよ風さんからの電話でハッと時間に気づくことが多かったのだが、今はなんとなく4時半頃に集中力がなくなり、頭が勝手にママ時間に切り替わってくれるようになった。
体が時間を覚えて、これが習慣というものになっていくのかと思った。
一人暮らしの時は、なにもかも自由で全く規則正しくない日々だったので、こういう生活のリズムができることは楽ではあるが、なんか縛られた感じもしてちょっとイヤかも…。
これが、慣れか…。

ママのお帰り時間の5時半頃から夕飯にする習慣になったので、私も5時半にはお腹がベコベコになる体になった。
今日は遅めの6時に帰って来たので、いつもより遅い夕食。
焼き豆腐とコンニャクがメインのすき焼き、明太マヨネーズの大根サラダの夕食をすぐにはじめる。
いつもより30分遅い夕食が、ママの食欲に火を点けたのか、ものすごくよく食べるママリン。
今までは、ちょっと夕食事時間が早かったのかもしれない。
「あんたのはじめての女将の日やからなぁ。お金、とってなぁ。最初のお客さんは、験が悪いから、ちゃんとお支払いするもんやのぉ。感じのいい店やないのぉ。え〜。あんた、女将と違うのっ」。
はいはい、ここは店ではありませんと説明。
「あんたとご飯を食べるのは楽しいわぁ。あんたはいろんな話を面白おかしく話してくれるから楽しいわぁ。かめちゃんはご飯時にやってきて、なんか食べさせてぇ、やでぇ。うっとこでばっかりご飯食べてって、あっこは怒るけど、そんなんこたえる奴と違うしぃ…なんか文句ばっかり言うんやでぇ。性格がキツいわ。清重も負けてるわ。うっとこのお金、全部まきあげてるねんよっ。あっこは自分で好き放題してるし、私の布団や服も持って帰って、ズルいでぇ」。
また、かめちゃんとあっこちゃんを混乱してる。
というか、時代が違うのだが…ふんふんと流す。
え、ママに日本酒をすすめるが一口飲んで「辛いわぁ」。
すき焼きを食べて、口に味が残ってる時に飲んでごらんとすすめると、「美味しいわぁ」。
で、グビグビとグラス1/4 ぐらいを空けてしまう。
で、洗いもんをしてくれる。
「今日は久々に外の行ったから疲れたわぁ。寝かせてもらいますぅ。お布団、フカフカやのぉ。それはそれは、お心使い、ありがとうございますぅ」。
で、7時18分に寝はる。
しかし、布団の中で、今までのご機嫌さんを覆す悪魔のようなことをブツブツ言っている。
「私はここに泊まるのはイヤやねん。バカ扱いされるから嫌いやっ。学校に行く1000円も出してくれへんくせに…。いつか復讐してやるねん。覚えとけよっ」。
お〜恐っ。
でも悪魔ちゃんモードを軽い酔いで封じ込めて、睡魔の勝ち、だったのでラッキー。
悪魔払い成功。
本日の評価:
私はきっちり8時間睡眠タイプなので、寝た時間で目が覚める時間が決まる。
同様に、仕事やら用事やらをやっていて、そよ風さんからの電話でハッと時間に気づくことが多かったのだが、今はなんとなく4時半頃に集中力がなくなり、頭が勝手にママ時間に切り替わってくれるようになった。
体が時間を覚えて、これが習慣というものになっていくのかと思った。
一人暮らしの時は、なにもかも自由で全く規則正しくない日々だったので、こういう生活のリズムができることは楽ではあるが、なんか縛られた感じもしてちょっとイヤかも…。
これが、慣れか…。


今日は遅めの6時に帰って来たので、いつもより遅い夕食。
焼き豆腐とコンニャクがメインのすき焼き、明太マヨネーズの大根サラダの夕食をすぐにはじめる。
いつもより30分遅い夕食が、ママの食欲に火を点けたのか、ものすごくよく食べるママリン。
今までは、ちょっと夕食事時間が早かったのかもしれない。
「あんたのはじめての女将の日やからなぁ。お金、とってなぁ。最初のお客さんは、験が悪いから、ちゃんとお支払いするもんやのぉ。感じのいい店やないのぉ。え〜。あんた、女将と違うのっ」。
はいはい、ここは店ではありませんと説明。
「あんたとご飯を食べるのは楽しいわぁ。あんたはいろんな話を面白おかしく話してくれるから楽しいわぁ。かめちゃんはご飯時にやってきて、なんか食べさせてぇ、やでぇ。うっとこでばっかりご飯食べてって、あっこは怒るけど、そんなんこたえる奴と違うしぃ…なんか文句ばっかり言うんやでぇ。性格がキツいわ。清重も負けてるわ。うっとこのお金、全部まきあげてるねんよっ。あっこは自分で好き放題してるし、私の布団や服も持って帰って、ズルいでぇ」。
また、かめちゃんとあっこちゃんを混乱してる。
というか、時代が違うのだが…ふんふんと流す。
え、ママに日本酒をすすめるが一口飲んで「辛いわぁ」。
すき焼きを食べて、口に味が残ってる時に飲んでごらんとすすめると、「美味しいわぁ」。
で、グビグビとグラス1/4 ぐらいを空けてしまう。
で、洗いもんをしてくれる。
「今日は久々に外の行ったから疲れたわぁ。寝かせてもらいますぅ。お布団、フカフカやのぉ。それはそれは、お心使い、ありがとうございますぅ」。
で、7時18分に寝はる。
しかし、布団の中で、今までのご機嫌さんを覆す悪魔のようなことをブツブツ言っている。
「私はここに泊まるのはイヤやねん。バカ扱いされるから嫌いやっ。学校に行く1000円も出してくれへんくせに…。いつか復讐してやるねん。覚えとけよっ」。
お〜恐っ。
でも悪魔ちゃんモードを軽い酔いで封じ込めて、睡魔の勝ち、だったのでラッキー。
悪魔払い成功。
本日の評価:


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by asayosan
| 2013-02-26 22:20
| 今日のママリン
2月24日(日)仮説:徘徊距離ならびにその時間は、老化に比例して減少する。
朝、そよ風さんの車を待っていると、「なぁ、地震やったのに、どこも壊れたとこないやん。よかったなぁ」。
2年前の震災の時は、テレビであれだけ報道されても無関心だったのに、2年経った今になって、高いビルを見ると「よぅ倒れんかったなぁ」、道路に出ると「もぅ壊れたもんは片付けたんかなぁ」と、ここ最近、地震の被害のことばかり言う。
記憶のタイムラグなのか、大阪にも地震がくる予知なのか…。
「大阪やなくて、東日本やってん。でも、またどこに来てもおかしくないから、大阪にもくるかもね…」
「ふ〜ん。よかったなぁ。あんたも助かったなぁ」
「大阪の人はラッキーやよ。神戸はやられたし、どこに住んでるかで、これも運やなぁ。ウンウン」
「へぇ〜、あんたはツイてるんやなぁ」
「まっ、不況の時に仕事するのは大変やけど、バブルに働き盛りやったんはラッキーやったわ。どんな時代に生まれるかも運かなぁ。ウンウン」
「なぁ、今から行くとこ、お金いらんのぉ。なんか悪いわぁ」
「税金で国が払ってくれるから、行ったらいいのっ。ママ世代は若い時に戦争やったから、老後はお国の世話になってもいいのぉ。ウンウン」
「国もいいことしてくれるんやなぁ」
「ママ世代はラッキーやわぁ。私らは、自分で自分の老後を考えなあかんけどね。これも運やの。ママもツイてるわぁ。ウンウン」。
どんな時代のどこで生まれるか、これだけで人生は大きく変わる。
人生の90%は運、ウンウンだと思う。

で、5時半に帰って来たママ、アンポンタンな顔をしてる。
「なんでここで降りないといけないんですか」と言うママに、「ご飯、食べるからやないの」と家に連れて帰る。
服の上から、パジャマのトレーナーを裏返しで重ね着するので、「セーター脱いでから着なさいよ」と言うと、「いや。帰らなあかんから、寒いから着とく」だそうだ。
帰る気満々だ。
鶏肉入りきんぴらごぼう、カボチャのサラダ、シロナと厚揚げの炒めもの、ハマチの刺身、大根葉ごはんと品数多くおかずを並べたのに、ママはちゃちゃと食べて帰る気満々である。
「はい。ごちそうさまでした。さっ、帰るわ。ありがとね」で、5時45分に出て行くが、10分後に平野町交番から電話、迎えに行く。
今日も先客がいて、ママはその女性にペラペラしゃべっているが、私の顔を見るとイヤそうな顔をして、交番から出て行くので尾行。
平野町交番には新しいお巡りさんが赴任したようで、ぐっと若手になった。
たぶん、酒井アサヨって言うばあちゃんが、毎日やってくるからと業務連絡もしてくれているんだろうなぁ。感謝。
今日は服が赤い色なのでよく目立って良いぞ。
で、プリプリ怒ってスタスタ歩くママを隠れて尾行するが、阪神高速の入り口に入っていくので連れ戻す。
しかし、「あんた、ついてこんといてっ」ということなので、また隠れて堺筋を南下するママを尾行するが、親切なアベックにひつこく道を聞いているようなので、出て行って事情を説明。
ママはまだプリプリしていたが、「もう寒い中歩くんやったら、明日の朝から帰ったらいいやん。人の家を訪ねるんやったら、まず電話して行ってもいいかを聞いてぇ、手みやげのひとつも持ってぇ、明るいうちに行くのが礼儀でしょうがぁ。向こうの人も、もう風呂に入って寝てるかもしれんのに、突然訪ねる無作法はやめときぃ」に、「そやなぁ。迷惑かもしれんなぁ」で、素直に帰ってくれる。
「なぁ、あんたとこに泊めてくれるのぉ。あんたはいい人やなぁ。やっぱり、あっこの家にたどり着くんやなぁ。あ〜、よぅ歩いたわぁ。明日は刑務所に行きますから…」。
刑務所って、交番の間違いだろう。
で、6時半に帰って来て、すぐに布団に入る。
しかし、「なぁ、あめ玉をひとつ、くださぁい」のご所望なので、口に入れてあげると、「あ〜〜〜〜ぁ、おいちぃぃぃぃ〜〜〜」。
明らかに徘徊モードに入ったママなのだが、その飛距離が伸びない。
5時半にデーから帰って来て、ご飯食べて散歩して、6時半には寝てしまうという、約1時間とコンパクトにまとまってくれたぞ。
徘徊距離ならびにその時間は、老化に比例して減少する、という私の仮説は当たりであったようだ。
約1時間ほど、布団の中で誰かとしゃべっていたが、ス〜ス〜の寝息に変わる。
本日の評価:


本日の家出:1回(平野町交番)
2年前の震災の時は、テレビであれだけ報道されても無関心だったのに、2年経った今になって、高いビルを見ると「よぅ倒れんかったなぁ」、道路に出ると「もぅ壊れたもんは片付けたんかなぁ」と、ここ最近、地震の被害のことばかり言う。
記憶のタイムラグなのか、大阪にも地震がくる予知なのか…。
「大阪やなくて、東日本やってん。でも、またどこに来てもおかしくないから、大阪にもくるかもね…」
「ふ〜ん。よかったなぁ。あんたも助かったなぁ」
「大阪の人はラッキーやよ。神戸はやられたし、どこに住んでるかで、これも運やなぁ。ウンウン」
「へぇ〜、あんたはツイてるんやなぁ」
「まっ、不況の時に仕事するのは大変やけど、バブルに働き盛りやったんはラッキーやったわ。どんな時代に生まれるかも運かなぁ。ウンウン」
「なぁ、今から行くとこ、お金いらんのぉ。なんか悪いわぁ」
「税金で国が払ってくれるから、行ったらいいのっ。ママ世代は若い時に戦争やったから、老後はお国の世話になってもいいのぉ。ウンウン」
「国もいいことしてくれるんやなぁ」
「ママ世代はラッキーやわぁ。私らは、自分で自分の老後を考えなあかんけどね。これも運やの。ママもツイてるわぁ。ウンウン」。
どんな時代のどこで生まれるか、これだけで人生は大きく変わる。
人生の90%は運、ウンウンだと思う。


「なんでここで降りないといけないんですか」と言うママに、「ご飯、食べるからやないの」と家に連れて帰る。
服の上から、パジャマのトレーナーを裏返しで重ね着するので、「セーター脱いでから着なさいよ」と言うと、「いや。帰らなあかんから、寒いから着とく」だそうだ。
帰る気満々だ。
鶏肉入りきんぴらごぼう、カボチャのサラダ、シロナと厚揚げの炒めもの、ハマチの刺身、大根葉ごはんと品数多くおかずを並べたのに、ママはちゃちゃと食べて帰る気満々である。
「はい。ごちそうさまでした。さっ、帰るわ。ありがとね」で、5時45分に出て行くが、10分後に平野町交番から電話、迎えに行く。
今日も先客がいて、ママはその女性にペラペラしゃべっているが、私の顔を見るとイヤそうな顔をして、交番から出て行くので尾行。
平野町交番には新しいお巡りさんが赴任したようで、ぐっと若手になった。
たぶん、酒井アサヨって言うばあちゃんが、毎日やってくるからと業務連絡もしてくれているんだろうなぁ。感謝。
今日は服が赤い色なのでよく目立って良いぞ。
で、プリプリ怒ってスタスタ歩くママを隠れて尾行するが、阪神高速の入り口に入っていくので連れ戻す。
しかし、「あんた、ついてこんといてっ」ということなので、また隠れて堺筋を南下するママを尾行するが、親切なアベックにひつこく道を聞いているようなので、出て行って事情を説明。
ママはまだプリプリしていたが、「もう寒い中歩くんやったら、明日の朝から帰ったらいいやん。人の家を訪ねるんやったら、まず電話して行ってもいいかを聞いてぇ、手みやげのひとつも持ってぇ、明るいうちに行くのが礼儀でしょうがぁ。向こうの人も、もう風呂に入って寝てるかもしれんのに、突然訪ねる無作法はやめときぃ」に、「そやなぁ。迷惑かもしれんなぁ」で、素直に帰ってくれる。
「なぁ、あんたとこに泊めてくれるのぉ。あんたはいい人やなぁ。やっぱり、あっこの家にたどり着くんやなぁ。あ〜、よぅ歩いたわぁ。明日は刑務所に行きますから…」。
刑務所って、交番の間違いだろう。
で、6時半に帰って来て、すぐに布団に入る。
しかし、「なぁ、あめ玉をひとつ、くださぁい」のご所望なので、口に入れてあげると、「あ〜〜〜〜ぁ、おいちぃぃぃぃ〜〜〜」。
明らかに徘徊モードに入ったママなのだが、その飛距離が伸びない。
5時半にデーから帰って来て、ご飯食べて散歩して、6時半には寝てしまうという、約1時間とコンパクトにまとまってくれたぞ。
徘徊距離ならびにその時間は、老化に比例して減少する、という私の仮説は当たりであったようだ。
約1時間ほど、布団の中で誰かとしゃべっていたが、ス〜ス〜の寝息に変わる。
本日の評価:



本日の家出:1回(平野町交番)
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by asayosan
| 2013-02-24 22:59
| 今日のママリン
2月23日(土)ピンク映画館に集うおじいちゃんたちに拍手。そして、甘い誘惑に堕ちるまくるママリン。。
ママを奈奈さんに送り出した後、私は『愛染恭子の未亡人下宿』ほか2本を観に、京都七条のピンク映画館、本町館に行く。
日活ロマンポルノをテーマにしたギャラリー企画のため、ピンクリンク編集長の太田さとの打ち合わせと『昼下がりの日活ロマンポルノ鑑賞ツアー』のロケハンである。
本町館のあるビルの1階がデーサービス施設だったのもすごいが、11時20分の開演に続々とやって来たのはおじいちゃんばかりなのにも驚いた。
太田さん曰く、“足腰が悪くなったらデーサービス、2階まで登れるまではピンク映画”だそうだ。
で、女子には縁も縁のないピンク映画だが、雰囲気というか情緒というか、しばらく見ていると、その世界観にどっぷりはまれる特異なエンタテインメント。
ちょっと韓流ドラマに近い、見はじめたら止められない魅力がある。
若かりし頃の日活ロマンポルノ全盛期に、たぶん映画館に通いつけたであろう若者たちが、今もこうして映画館に足を運んでいる往年の男子に拍手。
というか、今、ピンク映画館は、おじいちゃん層に支えられているそうだ。
すごいぞ、おじいちゃん。やるなぁ〜。
で、途中、香里園に寄って、まなちゃん、まりちゃん、ホネちゃんと、ママとはできない今日のピンク映画事情と社会的なおしゃべりをする。
奈良の実家の植木たちも、しげちゃんが梅やしゃくなげなどの移植を完了していてくれていて、庭石の一部も路地道に活用。
正夫さんが精根こめて育てた植木が、人の愛でられる環境に落ち着いてよかったである。
正夫さんにはそれほど義理はないが、植木には罪がないのである。
で、大根や野菜や豆を貰って帰る。実家か…。
で、ママが7時過ぎに帰って来て、おやつ。
私はハマチの刺身と大根サラダで焼酎を飲んでいたが、ママは食事はいらないそうで、「それより、ほれほれぇ、甘いもんはないのぉ」。
「ママ、胃が悪いんやから、甘いもんもうやめときぃ」
「いいや。体が悪いから、甘いもんが欲しいやないのぉ。私にとっては、甘いもんが栄養やねん。私は、甘いもんが必要な女やんねん」。
そんな、大阪に生まれた女みたいな…、必死で甘いものを正当化するので、チョコレートも3つ提供する。
「あんたのおかげで、どこに行ってもみんな親切にしてくれるわぁ。あんたが根回ししてるんやろぉ。そういうとこは、ソツがないもんなぁ。明日はどこ行くのぉ。しお風さん。あそこはお金、いらんかったなぁ。そしたら行くわぁ。あんたは行かへんのぉ。あんたがいないと、緊張するなぁ。え〜、私の友達ばかりやのぉ。あそこ、いい人ばっかりやでぇ」。
で、7時40分に寝はるが、お布団の中から、最後の叫び。
「なぁ〜、明日、行くとこあったやろぉ。何時に起きたらよかったっけ。起こしてくれるのぉ。お願いぃぃしまぁぁぁぁすぅ。あ〜、あこちゃんとこで、よかったぁ。お布団もフカフカでぇぇ〜すぅ」。
で、ご機嫌で寝てくれる。
しっかし、油断はできない、たぶん悪魔ちゃんモードが入り口で待機してる気配。
本日の評価:
日活ロマンポルノをテーマにしたギャラリー企画のため、ピンクリンク編集長の太田さとの打ち合わせと『昼下がりの日活ロマンポルノ鑑賞ツアー』のロケハンである。
本町館のあるビルの1階がデーサービス施設だったのもすごいが、11時20分の開演に続々とやって来たのはおじいちゃんばかりなのにも驚いた。
太田さん曰く、“足腰が悪くなったらデーサービス、2階まで登れるまではピンク映画”だそうだ。
で、女子には縁も縁のないピンク映画だが、雰囲気というか情緒というか、しばらく見ていると、その世界観にどっぷりはまれる特異なエンタテインメント。
ちょっと韓流ドラマに近い、見はじめたら止められない魅力がある。
若かりし頃の日活ロマンポルノ全盛期に、たぶん映画館に通いつけたであろう若者たちが、今もこうして映画館に足を運んでいる往年の男子に拍手。
というか、今、ピンク映画館は、おじいちゃん層に支えられているそうだ。
すごいぞ、おじいちゃん。やるなぁ〜。
で、途中、香里園に寄って、まなちゃん、まりちゃん、ホネちゃんと、ママとはできない今日のピンク映画事情と社会的なおしゃべりをする。
奈良の実家の植木たちも、しげちゃんが梅やしゃくなげなどの移植を完了していてくれていて、庭石の一部も路地道に活用。
正夫さんが精根こめて育てた植木が、人の愛でられる環境に落ち着いてよかったである。
正夫さんにはそれほど義理はないが、植木には罪がないのである。
で、大根や野菜や豆を貰って帰る。実家か…。

私はハマチの刺身と大根サラダで焼酎を飲んでいたが、ママは食事はいらないそうで、「それより、ほれほれぇ、甘いもんはないのぉ」。
「ママ、胃が悪いんやから、甘いもんもうやめときぃ」
「いいや。体が悪いから、甘いもんが欲しいやないのぉ。私にとっては、甘いもんが栄養やねん。私は、甘いもんが必要な女やんねん」。
そんな、大阪に生まれた女みたいな…、必死で甘いものを正当化するので、チョコレートも3つ提供する。
「あんたのおかげで、どこに行ってもみんな親切にしてくれるわぁ。あんたが根回ししてるんやろぉ。そういうとこは、ソツがないもんなぁ。明日はどこ行くのぉ。しお風さん。あそこはお金、いらんかったなぁ。そしたら行くわぁ。あんたは行かへんのぉ。あんたがいないと、緊張するなぁ。え〜、私の友達ばかりやのぉ。あそこ、いい人ばっかりやでぇ」。
で、7時40分に寝はるが、お布団の中から、最後の叫び。
「なぁ〜、明日、行くとこあったやろぉ。何時に起きたらよかったっけ。起こしてくれるのぉ。お願いぃぃしまぁぁぁぁすぅ。あ〜、あこちゃんとこで、よかったぁ。お布団もフカフカでぇぇ〜すぅ」。
で、ご機嫌で寝てくれる。
しっかし、油断はできない、たぶん悪魔ちゃんモードが入り口で待機してる気配。
本日の評価:


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by asayosan
| 2013-02-24 19:17
| 今日のママリン
2月22日(金)やっぱり徘徊モード突入だったが、あっさり止める賢明なママリン。賢くなったなぁ。
昨日、ママのシーツを洗ったことについての追記。
マットレスの下、布団とシーツの間から、アメチャンの包み紙が多量に出てきた。
全く、子供の浅知恵に等しい隠蔽工作。
しっかし、これがウンコだったら大変である。
何を隠蔽してるか…、これは認知症介護ではとても重要。
アメチャンの包み紙ぐらいなら、大歓迎である。

で、元気にそよ風さんに出発して、5時過ぎに元気に帰って来る。
今日もあこちゃん好き好きパターンのようで、カバンも私に預けるし、手をつないでくる。
親子で手をつなぐ。
世間ではあたりまえのことかもしれないが、私ら親子にとっては、画期的なことである。
私の子供の頃、うちの親は当時流行していたスパルタ教育というのにかぶれていたのだ。
もちろん私は反抗。よって家庭内では冷戦またはドンパチであった。
夕飯は、ひつこく大根ぞうすい、豚肉のすき焼き風。
一度冷して、味を染み込ませたので、あっさりと仕上がった。
「あ〜、美味しかったわぁ。それでは、そろそろ失礼しましょうかね。そろそろ帰らな、あこちゃんが心配してるわぁ。あかん、あかん、今日は帰らな…、ほんま世話になったなぁ。道って、分かる、分かるぅ。電車道、真っすぐ行ったらいいから歩くわ。たいしたことないって…、迷ったら、、お巡りさんとこに行ったらいいしぃ」。
で、5時50分に出て行くが、すぐに平野町交番から電話。
えらく早く、迷ったようだ。
平野町交番に迎えに行くと、他の人の対応をしていて、ママは出て行ったそうだ。
で、平野橋の上で、男前のお巡りさんが付き添っていてくれていて、ランデブー成功。
「あっ、あっこが来ましたから二人で帰りますわ」で、お巡りさんと別れるが、こんなとこまで、追いかけてくれて説得してくれて感謝。
で、帰る気満々のママは、私の家はいやだそうで、「なぁ、どっちに行ったらよかったっけ」。
「私は道、知らんから、ママの好きなように歩いたらいいわ」で、徘徊スタート。
最初は一緒に歩いていたが、また追い返されるので隠れて尾行。
南東に進路を取り、久々に谷四の南大江交番にたどり着いた。
しかし、お巡りさんは不在で、途方に暮れているママリン。
「あれ〜、お巡りさん、いないなぁ。今日はうっとこの家に帰ろうかぁ」と、さりげなく声をかける。
「あ〜、あこちゃん。こんなとこで見つけてくれて…、ずっと着いて来てくれてんなぁ。世話かけるなぁ。さすが、あっこやなぁ。やっぱりあんたとこが一番いいわぁ。連れて帰ってぇ」で、1時間弱で落ちてくれる。
谷町筋から内平野町を下って帰る間、ずっと感謝の言葉を述べるママ。
「あんた、こんな遠いとこまでついてきてくれてんなぁ。ごめんやでぇ」
「ママ、こんなん遠いって言わへんのぉ。このへんは私の庭。ちょこっと歩いただけやん」
「そうかなぁ〜、あっちこっち、だいぶ歩いたでぇ。あんたとこは、近いのぉ」。
途中、雑貨屋さんやパン屋さんに寄って買い物もしたりして、7時10分に家に着き、すぐに寝てくれる。
やっぱり、徘徊モードに入ったようであるが、わずか1時間でテンションが落ちてくれて、丁度よい食後の散歩となりラッキー。
それにしても、ママは昭和一桁の割には足が長いし、姿勢も良い。
若い頃は太っちょさんで、正夫さんからブタ&ブス&バカ扱いされていたが、ママは老年期に入った今の方が、ルックスも良いし、性格もチャーミングで、気の効いたことを言う。
歳をとるごとに、見た目がよくなるパターンもあるようだ。
今読んでる『後期のスタイルという思想』(大江健三郎著)の中に、“一般に人間は年齢を加えることによって賢明になり、認識と形式の独自の性格を、その生涯の仕事の成果ととして手に入れることができるものなのか?”という一文があったが、どうも成熟の域に達するというのは、面白さに欠けるような気がする。
私ら凡人は、日々に生活を楽しむことに専念したらいいのだ。
いくつになっても、「まだまだ大人になれないわぁ」と思いながら、失敗したら「エヘッ」と笑ってごまかせる老人になりたいものである。
これって、まさに今のママやん。
本日の評価:



本日の家出:1回(平野町交番)

マットレスの下、布団とシーツの間から、アメチャンの包み紙が多量に出てきた。
全く、子供の浅知恵に等しい隠蔽工作。
しっかし、これがウンコだったら大変である。
何を隠蔽してるか…、これは認知症介護ではとても重要。
アメチャンの包み紙ぐらいなら、大歓迎である。


今日もあこちゃん好き好きパターンのようで、カバンも私に預けるし、手をつないでくる。
親子で手をつなぐ。
世間ではあたりまえのことかもしれないが、私ら親子にとっては、画期的なことである。
私の子供の頃、うちの親は当時流行していたスパルタ教育というのにかぶれていたのだ。
もちろん私は反抗。よって家庭内では冷戦またはドンパチであった。
夕飯は、ひつこく大根ぞうすい、豚肉のすき焼き風。
一度冷して、味を染み込ませたので、あっさりと仕上がった。
「あ〜、美味しかったわぁ。それでは、そろそろ失礼しましょうかね。そろそろ帰らな、あこちゃんが心配してるわぁ。あかん、あかん、今日は帰らな…、ほんま世話になったなぁ。道って、分かる、分かるぅ。電車道、真っすぐ行ったらいいから歩くわ。たいしたことないって…、迷ったら、、お巡りさんとこに行ったらいいしぃ」。
で、5時50分に出て行くが、すぐに平野町交番から電話。
えらく早く、迷ったようだ。
平野町交番に迎えに行くと、他の人の対応をしていて、ママは出て行ったそうだ。
で、平野橋の上で、男前のお巡りさんが付き添っていてくれていて、ランデブー成功。
「あっ、あっこが来ましたから二人で帰りますわ」で、お巡りさんと別れるが、こんなとこまで、追いかけてくれて説得してくれて感謝。
で、帰る気満々のママは、私の家はいやだそうで、「なぁ、どっちに行ったらよかったっけ」。
「私は道、知らんから、ママの好きなように歩いたらいいわ」で、徘徊スタート。
最初は一緒に歩いていたが、また追い返されるので隠れて尾行。
南東に進路を取り、久々に谷四の南大江交番にたどり着いた。
しかし、お巡りさんは不在で、途方に暮れているママリン。
「あれ〜、お巡りさん、いないなぁ。今日はうっとこの家に帰ろうかぁ」と、さりげなく声をかける。
「あ〜、あこちゃん。こんなとこで見つけてくれて…、ずっと着いて来てくれてんなぁ。世話かけるなぁ。さすが、あっこやなぁ。やっぱりあんたとこが一番いいわぁ。連れて帰ってぇ」で、1時間弱で落ちてくれる。
谷町筋から内平野町を下って帰る間、ずっと感謝の言葉を述べるママ。
「あんた、こんな遠いとこまでついてきてくれてんなぁ。ごめんやでぇ」
「ママ、こんなん遠いって言わへんのぉ。このへんは私の庭。ちょこっと歩いただけやん」
「そうかなぁ〜、あっちこっち、だいぶ歩いたでぇ。あんたとこは、近いのぉ」。
途中、雑貨屋さんやパン屋さんに寄って買い物もしたりして、7時10分に家に着き、すぐに寝てくれる。
やっぱり、徘徊モードに入ったようであるが、わずか1時間でテンションが落ちてくれて、丁度よい食後の散歩となりラッキー。
それにしても、ママは昭和一桁の割には足が長いし、姿勢も良い。
若い頃は太っちょさんで、正夫さんからブタ&ブス&バカ扱いされていたが、ママは老年期に入った今の方が、ルックスも良いし、性格もチャーミングで、気の効いたことを言う。
歳をとるごとに、見た目がよくなるパターンもあるようだ。
今読んでる『後期のスタイルという思想』(大江健三郎著)の中に、“一般に人間は年齢を加えることによって賢明になり、認識と形式の独自の性格を、その生涯の仕事の成果ととして手に入れることができるものなのか?”という一文があったが、どうも成熟の域に達するというのは、面白さに欠けるような気がする。
私ら凡人は、日々に生活を楽しむことに専念したらいいのだ。
いくつになっても、「まだまだ大人になれないわぁ」と思いながら、失敗したら「エヘッ」と笑ってごまかせる老人になりたいものである。
これって、まさに今のママやん。
本日の評価:




本日の家出:1回(平野町交番)

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by asayosan
| 2013-02-24 15:49
| 今日のママリン
2月21日(木)寝小便布団を外に干せない私の中国への怒りに関係なく、ママは中村さんと穏やかに談笑。
昨晩、寝小便したことなんか、すっかり忘れているママは、今朝も元気に出発。
ただ、そよ風さんで食後に吐くことが多いらしく、食も細くなってきたので、今泉内科に行って相談。
血液をサラサラにする薬が、胃に負担をかける副作用があるらしく、これと総合ビタミン剤と鉄剤を止めることにする。
去年と今年では、ママの体調は明らかに変化してる。
たぶん、歳のせいで、一段階老齢のステージに上がったのだろうと思う。
で、お布団を干して、シーツやパジャマを洗濯してベランダに干したらオーケーな話なのだが、中国の大気汚染のおかげで、ネットで汚染状況を確認してから外干ししなければならないのが腹が立つ。
乾燥した風と太陽の殺菌効果で、寝小便の後始末ぐらい簡単なはずなのに…。
中国のせいで、子供の寝小便に頭を悩ませる母親が激増するであろう日本。
天の恵みであるはずの、太陽と風を楽しめないなんて、ほんと本末転倒である。
今日は警告が出ていなかったので外干しにするが、小雨が降ってきたりするので、部屋干しに変更。
今日はケアマネージャの中村さんの訪問日で、そよ風さんから帰って来たママを一緒にお迎えする。
しかし、車から降りようとしないママ。
やっぱり悪魔ちゃん周期の到来のようである。
「ママ、中村さんが来てくれたよぉ。ママに会いに来てくれたんよぉ。お客さんやねんから、家に帰ろ」で、中村さんに気を使って、車から降りたママだが、顔が恐いぞ。
しかし、甘いコーヒーとチョコレートを食べると、顔がほころぶ。
チョコレートは、ママの気分を変える飛び道具である。
で、いつものようにしゃべりはじめるが、いつもマシンガントークではなく、ゆっくりおっとりとお話する上品なおばあちゃん風である。
「はい、もう年寄はでしゃばらないようにしてるんですぅ。みんながお話してるのをニヤリと見てるだけですぅ。人間関係はややこしいでしょ、言葉を慎んでいるんですぅ。向こうより、こっちはこの子と1対1なんで楽なんですぅ。この子は姉妹の中で一番やから、黙って聞いて、はいはい、って言っとけばいいんですぅ。年寄がペラペラしゃべてるのは、カッコ悪いですわぁ」。
って、ウソつけ、である。
「先生もよくお勉強されてるんか、私らみたいなもんを遊ばせるのがお上手なんですぅ。おいっ、コラっ、なんて怒る人なんか誰もいません。若くて可愛い子ばっかりなんですぅ。ちゃんと話を聞いてくれてぇ、ケンカしてる人もうまいこと仲良しこよしにするんですぅ。今は和気あいあいで、とても楽しいですよぉ。そうですねぇ。悪いとこなんかないですねぇ。あそこでは、もめごとは起こりようがないですねぇ。みんな良い人ばっかりやから、和気あいあいなんですぅ。朋輩同士、仲良くやってますぅ。おやつも頂けるんですぅ」。
と、そよ風さんを絶賛のママ。
「人生、いろんなことがあって面白いですぅ。ここは面白いんですぅ。でも、うちの母さんが、長生きしたらあっこが可哀想やから、早く死んだりやぁって言うんですぅ。はい、分かりました、もうすぐ死にますからぁ、なんちゃんて、言ってるんですけどねぇ。あこちゃん、ごめんやでぇ」。
と、でしゃばらないと言いながらも、約1時間しゃべりっぱなしのママリン。
いつものことで、中村さんは席をなかなか立てない。
じっくりママの話を聞いてくれたおかげで、ママの機嫌も良くなり、悪魔ちゃんモードの沈静化にも成功。感謝。

で、夕飯は、ちゃちゃと作れる鶏肉とあまり野菜のミルク・スパゲティ、ワカメの酢の物。
少食だったママなのに、パスタならペロリと食べる。
やっぱり、口の好みはラテン系であるようだ。
洗いもんをしてくれて、パジャマに着替えたママ。
「なぁ、私に電話があったら、もう寝たって言っといてなぁ。もう、誰ともしゃべりとうないわぁ。ほんなら寝かせてもらいます」で、7時20分に寝はる。
ママがしぇべりたくないって、珍しいことである。
中村さんとも話していたのだが、やはり老いによる体調の変化が出てきたようだ。
でも7時に寝て8時半に起きて13時間は寝ているし、そよ風さんの加藤さんもママをお風呂に入れる時、足の筋肉が発達しているのに驚くそうで、まっ85歳にしたら元気な方だろう。
認知症ではなく、誰もが通過する老いというものが、本格的にやってきたような予感。
本日の評価:

ただ、そよ風さんで食後に吐くことが多いらしく、食も細くなってきたので、今泉内科に行って相談。
血液をサラサラにする薬が、胃に負担をかける副作用があるらしく、これと総合ビタミン剤と鉄剤を止めることにする。
去年と今年では、ママの体調は明らかに変化してる。
たぶん、歳のせいで、一段階老齢のステージに上がったのだろうと思う。

乾燥した風と太陽の殺菌効果で、寝小便の後始末ぐらい簡単なはずなのに…。
中国のせいで、子供の寝小便に頭を悩ませる母親が激増するであろう日本。
天の恵みであるはずの、太陽と風を楽しめないなんて、ほんと本末転倒である。
今日は警告が出ていなかったので外干しにするが、小雨が降ってきたりするので、部屋干しに変更。
今日はケアマネージャの中村さんの訪問日で、そよ風さんから帰って来たママを一緒にお迎えする。
しかし、車から降りようとしないママ。
やっぱり悪魔ちゃん周期の到来のようである。
「ママ、中村さんが来てくれたよぉ。ママに会いに来てくれたんよぉ。お客さんやねんから、家に帰ろ」で、中村さんに気を使って、車から降りたママだが、顔が恐いぞ。
しかし、甘いコーヒーとチョコレートを食べると、顔がほころぶ。
チョコレートは、ママの気分を変える飛び道具である。
で、いつものようにしゃべりはじめるが、いつもマシンガントークではなく、ゆっくりおっとりとお話する上品なおばあちゃん風である。
「はい、もう年寄はでしゃばらないようにしてるんですぅ。みんながお話してるのをニヤリと見てるだけですぅ。人間関係はややこしいでしょ、言葉を慎んでいるんですぅ。向こうより、こっちはこの子と1対1なんで楽なんですぅ。この子は姉妹の中で一番やから、黙って聞いて、はいはい、って言っとけばいいんですぅ。年寄がペラペラしゃべてるのは、カッコ悪いですわぁ」。
って、ウソつけ、である。
「先生もよくお勉強されてるんか、私らみたいなもんを遊ばせるのがお上手なんですぅ。おいっ、コラっ、なんて怒る人なんか誰もいません。若くて可愛い子ばっかりなんですぅ。ちゃんと話を聞いてくれてぇ、ケンカしてる人もうまいこと仲良しこよしにするんですぅ。今は和気あいあいで、とても楽しいですよぉ。そうですねぇ。悪いとこなんかないですねぇ。あそこでは、もめごとは起こりようがないですねぇ。みんな良い人ばっかりやから、和気あいあいなんですぅ。朋輩同士、仲良くやってますぅ。おやつも頂けるんですぅ」。
と、そよ風さんを絶賛のママ。
「人生、いろんなことがあって面白いですぅ。ここは面白いんですぅ。でも、うちの母さんが、長生きしたらあっこが可哀想やから、早く死んだりやぁって言うんですぅ。はい、分かりました、もうすぐ死にますからぁ、なんちゃんて、言ってるんですけどねぇ。あこちゃん、ごめんやでぇ」。
と、でしゃばらないと言いながらも、約1時間しゃべりっぱなしのママリン。
いつものことで、中村さんは席をなかなか立てない。
じっくりママの話を聞いてくれたおかげで、ママの機嫌も良くなり、悪魔ちゃんモードの沈静化にも成功。感謝。


少食だったママなのに、パスタならペロリと食べる。
やっぱり、口の好みはラテン系であるようだ。
洗いもんをしてくれて、パジャマに着替えたママ。
「なぁ、私に電話があったら、もう寝たって言っといてなぁ。もう、誰ともしゃべりとうないわぁ。ほんなら寝かせてもらいます」で、7時20分に寝はる。
ママがしぇべりたくないって、珍しいことである。
中村さんとも話していたのだが、やはり老いによる体調の変化が出てきたようだ。
でも7時に寝て8時半に起きて13時間は寝ているし、そよ風さんの加藤さんもママをお風呂に入れる時、足の筋肉が発達しているのに驚くそうで、まっ85歳にしたら元気な方だろう。
認知症ではなく、誰もが通過する老いというものが、本格的にやってきたような予感。
本日の評価:



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by asayosan
| 2013-02-22 16:13
| 今日のママリン
2月20日(水)久々にとく兵衛でご機嫌さんで、夜中に寝小便しちゃったママリン。
朝も早くから、布団の中でブツブツ言っているママ。
「あ〜、早く死にたいぃぃ。生きててもなんもいいことなんかないぃぃ。母さん、早く迎えに来てぇぇぇ。父さん、早く迎えに来てぇぇぇ。兄さん、姉さん、早く迎えに来てぇぇぇ。この世にいても、生き地獄やぁぁ。なんで迎えに来てくれへんのぉぉ」。
って、まるで歌舞伎のセリフのようで、なんか自分に酔っている感じの、女優アサヨ劇場。
無視する。
「あ〜、早く死にたいけどぉぉ、その前にチョコレートが食べたいなぁ。チョコレートをお口に入れたいなぁ。神様、お願いですから、チョコレートを食べさせてくださぁいぃ」。
って、死ぬ気より食い気か…。
今、お口にチョコレートを入れてあげたら、大喜びで死ぬ気も失せるだろうが、アホらしいので、無視する。
で、もう一度寝たら気分も変わったようで、元気にそよ風さんに出発。
しかし、ずっと良い子すぎるママ、そろそろ悪魔ちゃん周期がやってくる頃合いか…。
というか、若干の躁鬱傾向が出て来たのかもしれない。要注意。
その、そろそろ悪魔ちゃん周期を打破するために、夕飯は外食にして、劇的な気分転換をはかる。
5時30分頃に帰って来たママに、「今日は、外でご飯食べようかぁ」と誘うと、「そうしよぉ。そうしよぉ。せっかく大阪におるんやから、美味しいもん、食べたいわぁ」と大はしゃぎなので、久々にとく兵衛に行く。
久々に行ってみると、大きなテレビが設置されていて、私はテレビを見ながらママのおしゃべりに生返事できるので、とってもラッキー。
ママは自分もテレビが見たいと、こっちの席に座りたがるが、ママはテレビは見ないくせに…で、私の正面に座らせる。
ママには鉄火巻きとトビウオの団子汁、私はアジの刺身、白子のポン酢、クジラの肝で、ビールの次はコップ酒を2杯。
隣の席の同級生らしいおっちゃん4人が、お互いをチャン呼びしながら、楽しそうに息子の悪口を言っているのが面白いぞ。
どんどんサラリーマン客が増えてきたが、おっちゃんたちのスーツもリクルート君たちのような黒一色であるが、みんな楽しそうである。
やはり、外の楽しい空気を吸うのは、こっちも楽しくなる。
で、ママのゴチャゴチャした質問に適当に答えていたのがめんどくさくなり、「ママ、ママって。人生で一番大切なものは何か、教えてあげよか」と言うと、一瞬店が静かになる。
みんなが聞き耳をたてているようだ。
で、私が、「自由やん」と言うと、またガヤガヤとみんながしゃべり出した。
チエッ、しょうもなっ、と思われたようで、意気消沈。
で、もう一軒、行こかの誘いは断わられるが、途中の平野町交番でお巡りさんに挨拶したいそうなので寄る。
「あのぉ、酒井アサヨですぅ。いつもお世話になっていますぅ。これからもよろしくお願いしますぅ」に、お巡りさんもニコッで、平和な寄り道である。
で、7時に家に帰って、アメチャンを口に入れて、ママはすぐに寝はる。
しかし、深夜にママが「あれ〜、お風呂はどこやのぉ。寒いわぁ」と言いながら、ウロウロしていて、目が覚める。
「ママ、お風呂はいいから、お布団に入りよぉ。こっちやでぇ。こっちにお布団あるからぁ」で、お布団に入ってくれるが、「ここのお風呂、蛇口がないわぁ。お湯が出ぇへん。寒いわぁ。水風呂やないのぉ」と、また布団から出て行ったぞ。
こりゃ、ひょっとして、寝小便したかと、布団を見たら、寝小便だった。
パンツとパジャマを着替えてもらうと、自分からちゃちゃと着替えてくれる。気持ち悪かったのだろう。
シーツをはがしてタオルを敷いて、寝てもらう。
冬用のモコモコ・シーツはベットパット付きなので、布団の被害が少ないのがラッキーだ。
1月30日の玄関でおしっこ事件以来、今年に入って2回目の下の失敗。
しかし今回も、子供がよくやる、寝ぼけてやってしまうパターンのような気がする。
私は子供がいないから分からないが、母親というものはさんざん子供のおしめやお粗相の世話をしているわけで、なんか疑似子育てしてるような気分。
どんどん子供返りしていくママなので、これは今後も頻繁になっていくだろう。
この件に関しては必然ということで、シーツの下にタオルを仕込んでおくとかの対応や、今は大人用のおしめも充実しているし、おしめにする時期を考慮すれば解決することなので、まっ、しかたないかの、自然の流れである。
本日の評価:





「あ〜、早く死にたいぃぃ。生きててもなんもいいことなんかないぃぃ。母さん、早く迎えに来てぇぇぇ。父さん、早く迎えに来てぇぇぇ。兄さん、姉さん、早く迎えに来てぇぇぇ。この世にいても、生き地獄やぁぁ。なんで迎えに来てくれへんのぉぉ」。
って、まるで歌舞伎のセリフのようで、なんか自分に酔っている感じの、女優アサヨ劇場。
無視する。
「あ〜、早く死にたいけどぉぉ、その前にチョコレートが食べたいなぁ。チョコレートをお口に入れたいなぁ。神様、お願いですから、チョコレートを食べさせてくださぁいぃ」。
って、死ぬ気より食い気か…。
今、お口にチョコレートを入れてあげたら、大喜びで死ぬ気も失せるだろうが、アホらしいので、無視する。
で、もう一度寝たら気分も変わったようで、元気にそよ風さんに出発。
しかし、ずっと良い子すぎるママ、そろそろ悪魔ちゃん周期がやってくる頃合いか…。
というか、若干の躁鬱傾向が出て来たのかもしれない。要注意。
その、そろそろ悪魔ちゃん周期を打破するために、夕飯は外食にして、劇的な気分転換をはかる。
5時30分頃に帰って来たママに、「今日は、外でご飯食べようかぁ」と誘うと、「そうしよぉ。そうしよぉ。せっかく大阪におるんやから、美味しいもん、食べたいわぁ」と大はしゃぎなので、久々にとく兵衛に行く。

ママは自分もテレビが見たいと、こっちの席に座りたがるが、ママはテレビは見ないくせに…で、私の正面に座らせる。
ママには鉄火巻きとトビウオの団子汁、私はアジの刺身、白子のポン酢、クジラの肝で、ビールの次はコップ酒を2杯。
隣の席の同級生らしいおっちゃん4人が、お互いをチャン呼びしながら、楽しそうに息子の悪口を言っているのが面白いぞ。
どんどんサラリーマン客が増えてきたが、おっちゃんたちのスーツもリクルート君たちのような黒一色であるが、みんな楽しそうである。
やはり、外の楽しい空気を吸うのは、こっちも楽しくなる。
で、ママのゴチャゴチャした質問に適当に答えていたのがめんどくさくなり、「ママ、ママって。人生で一番大切なものは何か、教えてあげよか」と言うと、一瞬店が静かになる。
みんなが聞き耳をたてているようだ。
で、私が、「自由やん」と言うと、またガヤガヤとみんながしゃべり出した。
チエッ、しょうもなっ、と思われたようで、意気消沈。
で、もう一軒、行こかの誘いは断わられるが、途中の平野町交番でお巡りさんに挨拶したいそうなので寄る。
「あのぉ、酒井アサヨですぅ。いつもお世話になっていますぅ。これからもよろしくお願いしますぅ」に、お巡りさんもニコッで、平和な寄り道である。
で、7時に家に帰って、アメチャンを口に入れて、ママはすぐに寝はる。
しかし、深夜にママが「あれ〜、お風呂はどこやのぉ。寒いわぁ」と言いながら、ウロウロしていて、目が覚める。
「ママ、お風呂はいいから、お布団に入りよぉ。こっちやでぇ。こっちにお布団あるからぁ」で、お布団に入ってくれるが、「ここのお風呂、蛇口がないわぁ。お湯が出ぇへん。寒いわぁ。水風呂やないのぉ」と、また布団から出て行ったぞ。
こりゃ、ひょっとして、寝小便したかと、布団を見たら、寝小便だった。
パンツとパジャマを着替えてもらうと、自分からちゃちゃと着替えてくれる。気持ち悪かったのだろう。
シーツをはがしてタオルを敷いて、寝てもらう。
冬用のモコモコ・シーツはベットパット付きなので、布団の被害が少ないのがラッキーだ。
1月30日の玄関でおしっこ事件以来、今年に入って2回目の下の失敗。
しかし今回も、子供がよくやる、寝ぼけてやってしまうパターンのような気がする。
私は子供がいないから分からないが、母親というものはさんざん子供のおしめやお粗相の世話をしているわけで、なんか疑似子育てしてるような気分。
どんどん子供返りしていくママなので、これは今後も頻繁になっていくだろう。
この件に関しては必然ということで、シーツの下にタオルを仕込んでおくとかの対応や、今は大人用のおしめも充実しているし、おしめにする時期を考慮すれば解決することなので、まっ、しかたないかの、自然の流れである。
本日の評価:






■
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by asayosan
| 2013-02-22 15:12
| 今日のママリン
2月19日(火)あっこちゃん好き好きモードが続き、平穏な日が6日間も続いているぞ。
今朝も元気に出発して、上機嫌で帰って来る。
ママはいつも助手席に乗っているのだが、私を見つけるとパ〜っと笑顔になり、車が止まってもいないのに、シートベルトをはぎ取ろうとしているぞ。
降りたらカバンを私に預けるし、手をつないでくるし、あこちゃん大好き、って感じのママ。
こういうママの時は、私もアホなことを言っては笑っているので、さらに空気が和む。

今日は早めの5時のお帰りだったが、昼を抜いてた私はお腹ペコペコなので、ジェフにママの相手を頼んで、すぐに夕食にする。
昨日の残りの雑炊、茶碗1杯のご飯でまだまだたっぷりあるぞ。
タラとワカメの煮付けと合わせても、相当なダイエットメニューでもある。
「あ〜、美味しいわぁ。こんな美味しいもの食べたんは久しぶりやわぁ。あっこの奴は適当なもんしか食べさせてくれへんねん。やっと、正式なもんを食べられたわぁ」。
って、全面的にあっこちゃんが好きなわけではなく、嫌いなあっこちゃんもママの中にちゃんといるようだ。要注意。
悪もんあっこはパチもんで、良いあっこは正式ってことか…。
「なぁ〜、あんたはお酒とウイスキーのどっちが好きやのん。お礼に贈るわなぁ。さ〜ぁ、そろそろ帰りましょうかね」
「なぁ、私はまだ食べてるから、それまでは待っててよぉ」
「そんなん言うても、遅なるやん。えっ、洗いもん、するのぉ。はいはい、分かりました」。
で、ヒッグス粒子のドキュメント番組を一緒に見るが、コタツでヌクヌクしていたおかげで、帰る腰が重くなってきたようだ。
私が解説するので、しぶしぶテレビを見ているが、退屈そうである。
「遅いなぁ。あっこが迎えに来るって言ってたんやけどなぁ。あの子はなんもせんから、ご飯を食べに来るはずやねんけどなぁ」
「もう、こんな時間やし、風呂でも入って、酒飲んでるんと違うぅ」
「そやなぁ。私がおらんから、大きな顔してるんやわっ。自分の家でもないのに、ほんまにっ」。
と、もうひとりのあっこちゃんに怒っている。
「あかんなっ。今日はムリやなっ。こんな遅くなったら来〜へんわぁ。なぁ、もう誰も迎えに来〜へんみたいやから、今晩、泊めてもろていいかなぁ。ごめんやでぇ」。
で、自分で帰るのをあきらめてくれたぞ。ラッキー。
で、洗いもんをしてくれて、パジャマに着替えて寝る準備。
で、その前に、丸箱からアメチャンをちょろまかすママリン。
「あっ、またたくさんあるやないのぉ。これ、食べていいぃ。あ〜、よかった」で、7時に布団に入って寝はる。
しかし、10時頃、布団の中でブツブツ言っている。
「あ〜ぁ、なんでこんなとこに来てもたんやろぉ。母さんも連れて来るだけ連れてきて、ほったらかしやぁ。コンチクしょう。糞婆っ」。
お〜怖っ。で、そ〜っと無視。
夜中に何回かトイレに起きているが、アメチャンをちょろまかして、包み紙は窓を開けて外に投げている。
証拠隠滅か…。
それにしても、今日で6日連続で家出なしである。
ママが、あっこちゃん好き好きモードになってるおかげだが、やはり外が寒そうなのも、ママが外出を控える大きな原因のようだ。
ママが帰ろうかなと言い出したら、「外は寒いよぉ。雪ふるみたいやよぉ。誰も歩いてないよぉ」と、怖じ気づくようなことを言い、「フカフカのお布団で寝たらぁ。気持ちいいよぉ。暖かいよぉ。ジェフはもう寝てるやん」と魅力的な布団をアピール。
こういうイメージ戦略に弱いママは、快適そうな布団をとるのだ。
そうそう、歳をとったら、楽な道を選びなはれ。
これが自然の流れなのだ。
本日の評価:
ママはいつも助手席に乗っているのだが、私を見つけるとパ〜っと笑顔になり、車が止まってもいないのに、シートベルトをはぎ取ろうとしているぞ。
降りたらカバンを私に預けるし、手をつないでくるし、あこちゃん大好き、って感じのママ。
こういうママの時は、私もアホなことを言っては笑っているので、さらに空気が和む。


昨日の残りの雑炊、茶碗1杯のご飯でまだまだたっぷりあるぞ。
タラとワカメの煮付けと合わせても、相当なダイエットメニューでもある。
「あ〜、美味しいわぁ。こんな美味しいもの食べたんは久しぶりやわぁ。あっこの奴は適当なもんしか食べさせてくれへんねん。やっと、正式なもんを食べられたわぁ」。
って、全面的にあっこちゃんが好きなわけではなく、嫌いなあっこちゃんもママの中にちゃんといるようだ。要注意。
悪もんあっこはパチもんで、良いあっこは正式ってことか…。
「なぁ〜、あんたはお酒とウイスキーのどっちが好きやのん。お礼に贈るわなぁ。さ〜ぁ、そろそろ帰りましょうかね」
「なぁ、私はまだ食べてるから、それまでは待っててよぉ」
「そんなん言うても、遅なるやん。えっ、洗いもん、するのぉ。はいはい、分かりました」。
で、ヒッグス粒子のドキュメント番組を一緒に見るが、コタツでヌクヌクしていたおかげで、帰る腰が重くなってきたようだ。
私が解説するので、しぶしぶテレビを見ているが、退屈そうである。
「遅いなぁ。あっこが迎えに来るって言ってたんやけどなぁ。あの子はなんもせんから、ご飯を食べに来るはずやねんけどなぁ」
「もう、こんな時間やし、風呂でも入って、酒飲んでるんと違うぅ」
「そやなぁ。私がおらんから、大きな顔してるんやわっ。自分の家でもないのに、ほんまにっ」。
と、もうひとりのあっこちゃんに怒っている。
「あかんなっ。今日はムリやなっ。こんな遅くなったら来〜へんわぁ。なぁ、もう誰も迎えに来〜へんみたいやから、今晩、泊めてもろていいかなぁ。ごめんやでぇ」。
で、自分で帰るのをあきらめてくれたぞ。ラッキー。

で、その前に、丸箱からアメチャンをちょろまかすママリン。
「あっ、またたくさんあるやないのぉ。これ、食べていいぃ。あ〜、よかった」で、7時に布団に入って寝はる。
しかし、10時頃、布団の中でブツブツ言っている。
「あ〜ぁ、なんでこんなとこに来てもたんやろぉ。母さんも連れて来るだけ連れてきて、ほったらかしやぁ。コンチクしょう。糞婆っ」。
お〜怖っ。で、そ〜っと無視。
夜中に何回かトイレに起きているが、アメチャンをちょろまかして、包み紙は窓を開けて外に投げている。
証拠隠滅か…。
それにしても、今日で6日連続で家出なしである。
ママが、あっこちゃん好き好きモードになってるおかげだが、やはり外が寒そうなのも、ママが外出を控える大きな原因のようだ。
ママが帰ろうかなと言い出したら、「外は寒いよぉ。雪ふるみたいやよぉ。誰も歩いてないよぉ」と、怖じ気づくようなことを言い、「フカフカのお布団で寝たらぁ。気持ちいいよぉ。暖かいよぉ。ジェフはもう寝てるやん」と魅力的な布団をアピール。
こういうイメージ戦略に弱いママは、快適そうな布団をとるのだ。
そうそう、歳をとったら、楽な道を選びなはれ。
これが自然の流れなのだ。
本日の評価:


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by asayosan
| 2013-02-20 15:13
| 今日のママリン
2月18日(月)アメチャン3つで、「これで、もう少し、生き長らえるわぁ」そうだの『幸せのちから』。
8時20分に起きてきたママ。
「ママ、まだ早いから、もうちょっと寝とき」で、トイレに行って、また寝てもらう。
あとわずか10分じゃないかと言われても、これが黄金の眠り。
そして、わずか10分であっても、寝て頂けると、とっても助かるのだ。
で、今朝も雨だけど、元気に出発。
今日は遅めの6時前に帰った来たママ。
私のお迎えが遅れたのだが、「あこちゃんが来てないぃぃ。迎えに来てくれへんぅぅ」とすごく心配していたそうで、私の顔を見ると大喜びである。
この、ふってわいたような、♩あっこちゃ〜ん あっこちゃ〜ん 好き好き♩ブームは、なぜだろう。
大キライ・ブームが来ないことを祈るばかりだ。

夕食は、ぞうすいがえらく気に入ってしまい、おしんへのオマージュとして、米粒大に切った大根とつぶしたハンペンと人参と水菜のぞうすい、牡蠣とブロッコリーの中華風炒め。
今日はニュースで、ロシアの隕石衝突、南アフリカの義足のメダリストの殺人事件、グアムの通り魔事件と、海外ものが続き、怖がるママに、これは外国の事件だと説明。
とはいっても、日本も普通の人が凶悪犯罪をする国になってしまったが…。
で、ママが、「この人は日本人やわぁ。日本語がうますぎるわぁ」。
なんのこっちゃと思っていたら、ニュースのアナウンサーだった。
ママのテレビの見方とは、こんなもんだったのか…。
6時50分に寝るというので、着替えてもらう。
アメチャンが入った丸箱を開けて、「あれっ、あんなけあったのに、こんなけしかないのぉ。いややわぁ。もうないやん」。
「うっそっ」と見てみれば、包み紙にまみれて、3個のアメチャンが出て来た。
「3つ、あるやん」
「あ〜、よかった。これで、もう少し、生き長らえるわぁ」。
アメチャン3つで、長生きできるなら、安いものである。
明日は必ず、補充しておこう。
「あんたは寝ぇへんのぉ」
「9時から、映画見るねん」
「面白いのぉ。私も見ようかなぁ」
「字幕やから、やめときぃ。寝た方がたぶん楽しいわ」
「あっ、そう。私も寝たかってん。寝るわ」。
で、『幸せのちから』を見る。
ママをうちに引き取った当時、毎日がエクソシストの悪魔払いのようで、未だ経験したことがない精神的、物理的、経済的…その他、想像外の大ピンチの連続の先が見えない暗澹たる時に、たまたまテレビで見て感銘した。
主人公も、最悪の状態を猛烈な勢いで解決していくが、私も短い期間に猛烈な勢いで、様々な問題をクリアにした。
その時は、私はギリギリでツイていると他力本願な感覚だったが、やっぱりそれまでには、なりふり構わずいろんなアクションをして頭を打って絶体絶命を紙一重で切り抜けたように思う。
まっ、すんでしまったことなので、もう一度同じことはできないのだが…。
で、この映画が実話というのに説得力があり、特にモーテルを追い出され宿無しになり、駅のトイレでタイムマシンごっこを演出して一夜を過ごすが、子供がまた洞窟(トイレ)に行こうと言った時に、「面白いのは最初だけだ。2回目はイヤだ」という心理に、ものすごくものすごく共感した。
途方に暮れて、火事場のバカ力的想像力による解決方法は1回きりなのである。
まっ、経験してしまうと色あせてしまうことが多いので、日々起こる出来事を、できるだけフレッシュな感覚で扱うのがミソなのである。
このブログも2年と半年になるが、今読み返してみても、同じような1日なんてなくて、毎日がフレッシュな出来事で満ちあふれている。
でも、もし観察日記を書いてなかったら、同じようなよく似た日の連続で、自分が印象に残った出来事だけを、都合よく記憶していただろう。
記憶ではなく、記録。
想い出より、実話。
認知症は同じようなことばかり繰り返し言い、もちろんそれが周辺症状なのではあるが、ママはちょっとした刺激をきっかけに全く新しい切り口での発言も多く、どんどん変化している。
それなのに、同じような対応をしていたのは、私の方であったとも思う。
これは、健常者が陥る、経験による“慣れ”という名の怠慢である。
面白いのは最初の1回きりなのである。
本日の評価:
「ママ、まだ早いから、もうちょっと寝とき」で、トイレに行って、また寝てもらう。
あとわずか10分じゃないかと言われても、これが黄金の眠り。
そして、わずか10分であっても、寝て頂けると、とっても助かるのだ。
で、今朝も雨だけど、元気に出発。
今日は遅めの6時前に帰った来たママ。
私のお迎えが遅れたのだが、「あこちゃんが来てないぃぃ。迎えに来てくれへんぅぅ」とすごく心配していたそうで、私の顔を見ると大喜びである。
この、ふってわいたような、♩あっこちゃ〜ん あっこちゃ〜ん 好き好き♩ブームは、なぜだろう。
大キライ・ブームが来ないことを祈るばかりだ。


今日はニュースで、ロシアの隕石衝突、南アフリカの義足のメダリストの殺人事件、グアムの通り魔事件と、海外ものが続き、怖がるママに、これは外国の事件だと説明。
とはいっても、日本も普通の人が凶悪犯罪をする国になってしまったが…。
で、ママが、「この人は日本人やわぁ。日本語がうますぎるわぁ」。
なんのこっちゃと思っていたら、ニュースのアナウンサーだった。
ママのテレビの見方とは、こんなもんだったのか…。
6時50分に寝るというので、着替えてもらう。
アメチャンが入った丸箱を開けて、「あれっ、あんなけあったのに、こんなけしかないのぉ。いややわぁ。もうないやん」。
「うっそっ」と見てみれば、包み紙にまみれて、3個のアメチャンが出て来た。
「3つ、あるやん」
「あ〜、よかった。これで、もう少し、生き長らえるわぁ」。
アメチャン3つで、長生きできるなら、安いものである。
明日は必ず、補充しておこう。
「あんたは寝ぇへんのぉ」
「9時から、映画見るねん」
「面白いのぉ。私も見ようかなぁ」
「字幕やから、やめときぃ。寝た方がたぶん楽しいわ」
「あっ、そう。私も寝たかってん。寝るわ」。
で、『幸せのちから』を見る。
ママをうちに引き取った当時、毎日がエクソシストの悪魔払いのようで、未だ経験したことがない精神的、物理的、経済的…その他、想像外の大ピンチの連続の先が見えない暗澹たる時に、たまたまテレビで見て感銘した。
主人公も、最悪の状態を猛烈な勢いで解決していくが、私も短い期間に猛烈な勢いで、様々な問題をクリアにした。
その時は、私はギリギリでツイていると他力本願な感覚だったが、やっぱりそれまでには、なりふり構わずいろんなアクションをして頭を打って絶体絶命を紙一重で切り抜けたように思う。
まっ、すんでしまったことなので、もう一度同じことはできないのだが…。
で、この映画が実話というのに説得力があり、特にモーテルを追い出され宿無しになり、駅のトイレでタイムマシンごっこを演出して一夜を過ごすが、子供がまた洞窟(トイレ)に行こうと言った時に、「面白いのは最初だけだ。2回目はイヤだ」という心理に、ものすごくものすごく共感した。
途方に暮れて、火事場のバカ力的想像力による解決方法は1回きりなのである。
まっ、経験してしまうと色あせてしまうことが多いので、日々起こる出来事を、できるだけフレッシュな感覚で扱うのがミソなのである。
このブログも2年と半年になるが、今読み返してみても、同じような1日なんてなくて、毎日がフレッシュな出来事で満ちあふれている。
でも、もし観察日記を書いてなかったら、同じようなよく似た日の連続で、自分が印象に残った出来事だけを、都合よく記憶していただろう。
記憶ではなく、記録。
想い出より、実話。
認知症は同じようなことばかり繰り返し言い、もちろんそれが周辺症状なのではあるが、ママはちょっとした刺激をきっかけに全く新しい切り口での発言も多く、どんどん変化している。
それなのに、同じような対応をしていたのは、私の方であったとも思う。
これは、健常者が陥る、経験による“慣れ”という名の怠慢である。
面白いのは最初の1回きりなのである。
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by asayosan
| 2013-02-18 23:41
| 今日のママリン
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