1月17日(金)アメチャンが一杯ある後ろ盾のおかげで、幸せに眠りにつく。



本来は明るくておしゃべり好きでお調子もんのママ、そよ風さんという人が集う場で、水を得た魚のように真剣にはしゃいでいるのだろう。
クソ真面目で堅物で常識派の教育ママゴンは、パパゴンに合わせた仮りの姿だったようで、そういう意味ではママは認知症になってよかったように思う。
昔のままの健常者のママだったら、私とはケンカばかりして一緒には暮らせなかっただろう。
今日の夕食は冷蔵庫の大掃除で、野菜たっぷりの陶板で焼いた焼きそば、冷や奴のもずくのせ。
手抜き料理ではあるが、ママ大満足。
「なぁ、これからこっちで働くんやったら、ちゃんとチームを作らなあかんわ。役割分担せなあかんしぃ。全権はあんたに任せるけど、正夫さんは家も作るそうやわ。あ〜、今日は疲れたから寝かせてもらうわねぇ。あとはお頼み申し上げます」。
ママの頭の中では、どんなプランがあるのだろうか。
で、6時50分に寝てしまいました。
でも、トイレに立つたびに、アメチャンをくすねていきます。
「わぁ〜、たくさんあるわぁ。明日、子供らにもあげるから、ちょっともろとくわねぇ」。
今やアメチャンはうちの常備品。
これがないと、徘徊率がぐっとアップする。
布団の中から、「なぁ〜、私、寝てていいのぉ?」
「は〜い。もう寝てるやん。寝てください。寒くないですかぁ」
「はい。気持ちいいですぅぅ」
「そしたらおやすみなさ〜い」
「はい。おやすみなさ〜い」。
しかし、ちょっと私が音をたてると、「どしたん? 帰るのぉ」と目を覚ます。
絶対に一人ぼっちはイヤなママ、油断できない。
よって、私はお風呂に入れない。
本日の評価:


▲
by asayosan
| 2014-01-19 15:01
| 今日のママリン
1月16日(木)ママ統一性のないボケぶりで、私を追出そうとする本末転倒。
うちでも穏やかに過ごしているが、そよ風さんでも穏やかに過ごしているそうだ。
といっても3日間だけど。
日曜日に4時間歩いたので、お疲れなだけ、ということもあるが…。

5時半に帰ってきてすぐに夕食。
カレイ、ブロッコリー、しいたけ、カブに、塩胡椒に柚子とバターを乗せて、フタをして蒸し焼きにした陶板焼き。
簡単なくせにゴージャスな1品である。
ほか、厚揚げの卵とじ。
「こんな心豊かにご飯を食べたのははじめてやわぁ。あっこやかめの顔色ばかり見てても美味しいないねん。あんたのは何でも美味しいわぁ。真心がこもってるわぁ。あっこはお金とってるくせに、こんなんで我慢しときぃ、って言うんやでぇ。うちの母さんもあんたがよ〜してくれてること知ってるから、何か送ってきてくれるわぁ。明日もここに来ていい? いいの。先生にもここに連れて帰ってもらうように言うわなぁ。あそこはいい人ばっかりやねん。上品な人が多いから気持ちいいわぁ」。
1日の中で一番楽しみな夕食の時間。
ママがご機嫌なら、食事はさらに美味しくなる。
私も日本酒が進むぜ。
「とんでもない人に通帳を預けてるから、明日、取り返してくるわ。私がここにおるって言うと、みんながその方がいいわって…、銀行の人にも通帳を送ってもらうようにするから、適当に取ってなぁ。あっこはアカン。あの子はワルや」。
せっかくいい感じだったのに、あっこはワルやって、あっこって一体何者なのか?
で、7時には布団に入ったのに、大きな声でしゃべりかけてくる。
「私がここにおったら父さんとあっこの二人っきりやわぁ。ケンカばかりしてるよぉ。あっこは金食い虫やから…、私は父さんがくれる分でやりくりしてたぁ。あっこと仲悪いから…、あの子と仲いいひとなんかおらへんけど…」。
おいおい、またあっこ弾圧がはじまったぞ。
「なぁ、片付けせんでもいいのぉ。食い逃げでごめんなぁ。あっこが食べに来るかもしれんけど、入れたらあかんよっ。あんたの名義でお金、借りる気やよ。人のお金で、偉そうに言うねん」。
「ママ、布団に入ってるんなら寝たらぁ」
「いやです」
「そしたら、こっちでテレビ見よか」
「いやです」
「そしたら、黙ってください」
「いやです。あんたとしゃべってるのと違います。ここは私の家です。帰ってください。母さんが二人、来ます。あんたがおってもつまらん。悪いけど帰ってっ」
「はいはい、もうすぐ帰ります」。
で、電気を暗くして、テレビを見てると…。
「あんた、おるのぉ? テレビ見てるのぉ。テレビは人様のものやから勝手に観ないでくださいねっ。すみませんが、後片付けして帰ってくださいっ」。
「なぁ、ここで寝てていいのぉ。あんたの家やのん。よかった〜。おらしてなぁ。神様が助けてくれたんやなぁ。母さんとこに行くの、イヤやなぁって思っててん。あ〜、よかった」。
って、いったいどっちやねんで、私はいい子になったり、悪い子になったり…。
統一性のないボケである。
でも、徘徊もなく寝てくれました。
今日は妖怪電話の相手が留守だったようである。
よって私に当たり散らしたか…。
本日の評価:





といっても3日間だけど。
日曜日に4時間歩いたので、お疲れなだけ、ということもあるが…。


カレイ、ブロッコリー、しいたけ、カブに、塩胡椒に柚子とバターを乗せて、フタをして蒸し焼きにした陶板焼き。
簡単なくせにゴージャスな1品である。
ほか、厚揚げの卵とじ。
「こんな心豊かにご飯を食べたのははじめてやわぁ。あっこやかめの顔色ばかり見てても美味しいないねん。あんたのは何でも美味しいわぁ。真心がこもってるわぁ。あっこはお金とってるくせに、こんなんで我慢しときぃ、って言うんやでぇ。うちの母さんもあんたがよ〜してくれてること知ってるから、何か送ってきてくれるわぁ。明日もここに来ていい? いいの。先生にもここに連れて帰ってもらうように言うわなぁ。あそこはいい人ばっかりやねん。上品な人が多いから気持ちいいわぁ」。
1日の中で一番楽しみな夕食の時間。
ママがご機嫌なら、食事はさらに美味しくなる。
私も日本酒が進むぜ。
「とんでもない人に通帳を預けてるから、明日、取り返してくるわ。私がここにおるって言うと、みんながその方がいいわって…、銀行の人にも通帳を送ってもらうようにするから、適当に取ってなぁ。あっこはアカン。あの子はワルや」。
せっかくいい感じだったのに、あっこはワルやって、あっこって一体何者なのか?
で、7時には布団に入ったのに、大きな声でしゃべりかけてくる。
「私がここにおったら父さんとあっこの二人っきりやわぁ。ケンカばかりしてるよぉ。あっこは金食い虫やから…、私は父さんがくれる分でやりくりしてたぁ。あっこと仲悪いから…、あの子と仲いいひとなんかおらへんけど…」。
おいおい、またあっこ弾圧がはじまったぞ。
「なぁ、片付けせんでもいいのぉ。食い逃げでごめんなぁ。あっこが食べに来るかもしれんけど、入れたらあかんよっ。あんたの名義でお金、借りる気やよ。人のお金で、偉そうに言うねん」。
「ママ、布団に入ってるんなら寝たらぁ」
「いやです」
「そしたら、こっちでテレビ見よか」
「いやです」
「そしたら、黙ってください」
「いやです。あんたとしゃべってるのと違います。ここは私の家です。帰ってください。母さんが二人、来ます。あんたがおってもつまらん。悪いけど帰ってっ」
「はいはい、もうすぐ帰ります」。
で、電気を暗くして、テレビを見てると…。
「あんた、おるのぉ? テレビ見てるのぉ。テレビは人様のものやから勝手に観ないでくださいねっ。すみませんが、後片付けして帰ってくださいっ」。
「なぁ、ここで寝てていいのぉ。あんたの家やのん。よかった〜。おらしてなぁ。神様が助けてくれたんやなぁ。母さんとこに行くの、イヤやなぁって思っててん。あ〜、よかった」。
って、いったいどっちやねんで、私はいい子になったり、悪い子になったり…。
統一性のないボケである。
でも、徘徊もなく寝てくれました。
今日は妖怪電話の相手が留守だったようである。
よって私に当たり散らしたか…。
本日の評価:







▲
by asayosan
| 2014-01-19 14:24
| 今日のママリン
1月15日(水)カレーで大満足のママ、夜の徘徊を私がエスコート。良い徘徊もある。
「いい天気やわぁ。いい正月やわぁ。ジェフ〜、お参りに行こかぁ」。
成人式も終わった今頃になって、やっと正月気分になったようだ。
タイムラグ、どれだけあるねん。
で、正月気分で張り切ってそよ風さんに出発。

夕食はこないだのカレーの残りに、鶏肉、ズッキーニー、ニンジンをトッピング。
「私のお金、一杯あるのぉ。そしたら100円取ってぇ。ちょっと少ないか…200円とってくれていいわ。これでおらしてな。向こうでも食べてくるから、そんなにお腹はすいてないから…」。
200円でおらしてもらうのは、どケチすぎないか…。
「お金の問題だけでなく、あんたと話してたら楽しいんよ。あっこは、何やのっ、てわめくねん。そやから、置いといてなぁ。明日は学校に言うとくわ。ここから通いますって…」。
何やのっと、言う時も確かにある。
「こんなご飯でよかったぁ。残りもんって…、そんなこと言わんといて。ものすごく上等やわぁ」。
子供も大人もおばあちゃんもカレーは大好きなんだ。
で、6時には寝てくれました。
しかし、11時に起きてきました。
「子供がいなくなったわ」
「自分の家に帰ったよ」
「また、私に黙った帰ったん。礼儀知らずやなぁ」
「そんな子、ほっとこ」
「でも、ちょっと心配やから、探してみるわ」
「そしたら、軽く探しに行きましょか」。
「ママ、どのコースがいいのぉ」
「あんたにまかせるわ。あまり遠くにならんように、あんたが知ってるとこに行こぉ」
と、徘徊と言うよりは夜の散歩である。
で、中之島公園の東洋陶磁美術館を廻り、御堂筋を回って11時45分に帰って来る。
私が徘徊をご案内するという楽勝コース。
「あんたは、どんなとこでも知ってるんやなぁ。偉いなぁ」と、感心される。
こんな徘徊なら歓迎である。
本日の評価:





成人式も終わった今頃になって、やっと正月気分になったようだ。
タイムラグ、どれだけあるねん。
で、正月気分で張り切ってそよ風さんに出発。



「私のお金、一杯あるのぉ。そしたら100円取ってぇ。ちょっと少ないか…200円とってくれていいわ。これでおらしてな。向こうでも食べてくるから、そんなにお腹はすいてないから…」。
200円でおらしてもらうのは、どケチすぎないか…。
「お金の問題だけでなく、あんたと話してたら楽しいんよ。あっこは、何やのっ、てわめくねん。そやから、置いといてなぁ。明日は学校に言うとくわ。ここから通いますって…」。
何やのっと、言う時も確かにある。
「こんなご飯でよかったぁ。残りもんって…、そんなこと言わんといて。ものすごく上等やわぁ」。
子供も大人もおばあちゃんもカレーは大好きなんだ。
で、6時には寝てくれました。
しかし、11時に起きてきました。
「子供がいなくなったわ」
「自分の家に帰ったよ」
「また、私に黙った帰ったん。礼儀知らずやなぁ」
「そんな子、ほっとこ」
「でも、ちょっと心配やから、探してみるわ」
「そしたら、軽く探しに行きましょか」。
「ママ、どのコースがいいのぉ」
「あんたにまかせるわ。あまり遠くにならんように、あんたが知ってるとこに行こぉ」
と、徘徊と言うよりは夜の散歩である。
で、中之島公園の東洋陶磁美術館を廻り、御堂筋を回って11時45分に帰って来る。
私が徘徊をご案内するという楽勝コース。
「あんたは、どんなとこでも知ってるんやなぁ。偉いなぁ」と、感心される。
こんな徘徊なら歓迎である。
本日の評価:






▲
by asayosan
| 2014-01-19 13:37
| 今日のママリン
1月14日(火)ご飯食べてぇ、テレビ観たら、ゆっくり寝なさいよって言われるんやなぁ。結構なことやなぁ。


昨日の残りの混ぜごはんにロースハムを加えて焼き飯にして錦糸卵を乗せたもの、かす汁、マグロとアボガド和えの夕食。
汁ものを鍋ごと置くと、温かい食卓になり、おかわりも簡単にできるのが便利でる。
「ママ、食事中はベラベラしゃべらんと、ゆくり味わってください。マナーが悪いよ」
「はい、わかりました」。
と、素直にお返事して、「おいちぃぃ。おいちぃぃわぁ。あんたはちゃちゃと上手いなぁ」とまたしゃべりだす。
「ご飯食べてぇ、テレビ観たら、ゆっくり寝なさいよって言われるんやなぁ。結構なことやなぁ。ジェフ、寝るよぉぉ」。
で、6時半にお布団に入るが、「あんたも寝なさい」とうるさい。
「ママ、ママは寝たんやろぉ。こっちの世界はまだ起きてるのぉ。夜はそっちとこっちで、お互いほっとこ」
「はいはい、私は寝ます」。
で、8時まで妖怪電話でしゃべっていた。
この妖怪電話の時間は、誰も入れないママの第三世界である。
本日の評価:




▲
by asayosan
| 2014-01-19 13:03
| 今日のママリン
1月13日(月)ママ一人二役で妄想劇場を語るようになったぞ。
昨晩は2時半まで歩いていたのに、7時に起きて正夫さんを探している。
正夫さんが登場するのは珍しいことで、記憶のチャンネルが変わったか…。
ご飯を作らなあかん、お風呂をわかさなあかん、と家中をウロウロしていたが、「私が全部しましたよぉ」と言うと、「あっほんま。もう会社に行ったんやな」と安心して二度寝。
ウソも方便と言うが、その場その場でテキトーなウソをつくようになって、そんな対応に罪悪感も抱かないようになってしまった。
ママの妄想に対し、もっと壮大なホラを吹きたくなるし、ママとの共同作業で全くの別世界が動いていく。
これはこれで楽しめるようになったぞ。
そよ風さんでは、知能レクに積極的に参加していたようである。
そよ風さんの世界は、ママには学校であり会社であり、社会である。

5時に帰ってきて、すぐに夕食。
キノコと菜っ葉の玄米混ぜご飯、山芋のマグロ漬けのせ、野菜たっぷりのけんちん汁。
「なぁ、みんなどこに行ったん?」
「ママ、食べてる時は噛むことに集中しよぉ。ママ、食べるの早すぎるわ」
「そやけど、猫たちがおらへんやん」おっと、みんなとは猫か…。
「猫は寝てる。猫も自分の人生を楽しんでるんやから、ちょっかい出しなさんな」
「子供たちは?」
「みんな自分の力で生きてるのぉ。子供たちのことを信じてあげなさい」。
で、6時には布団に入ったが、また一人二役で誰かとしゃべっている。
どうも正夫さんのようだ。
「もう死ぬわ。生きててもしかたない」
「アホかおまえは。無実の罪で死ぬことはない」これは正夫さんの声色。
「かめがお金を盗ってん。7万5000円も毎月送っていたのに…」
「おまえのお金は銀行に入れた」
「ありがと。あの子はお金持ちのくせに、えがつないことするねん。金持ちのくせに悪いことするから、ずーと逃げてたんよ。世界中を逃げてたけど、じーとしてたから捕まらへんかってん」
「まっ、なるようになるわ。世の中、平和や」
「罪も人に押し付けて、だましてばかりや。婿さんも手こずってたわぁ。あっこも一杯お金持っててんけど、ぜ〜んぶ、取り上げられてん」
「でも、取り返したしたようやわ。警察の人の言うてたわ。あの人はしっかりしてるから大丈夫やて」
「そろそろ寝よかな。あとはあんたの好きにして…」。
ママの妄想の世界であるが、犯罪者ネタが多いのが不思議である。
ママのお金は全部私が預かっているし、ドロボーと言えば泥棒でもある。
わずかな記憶の片鱗で、様々なストーリーを創造していくママの頭。
私よりずっとクリエイティブである。
しかし、真実を語るより、ウソも方便を納得するようになったママリン。
確実に認知症は進んでいる。
本日の評価:
正夫さんが登場するのは珍しいことで、記憶のチャンネルが変わったか…。
ご飯を作らなあかん、お風呂をわかさなあかん、と家中をウロウロしていたが、「私が全部しましたよぉ」と言うと、「あっほんま。もう会社に行ったんやな」と安心して二度寝。
ウソも方便と言うが、その場その場でテキトーなウソをつくようになって、そんな対応に罪悪感も抱かないようになってしまった。
ママの妄想に対し、もっと壮大なホラを吹きたくなるし、ママとの共同作業で全くの別世界が動いていく。
これはこれで楽しめるようになったぞ。
そよ風さんでは、知能レクに積極的に参加していたようである。
そよ風さんの世界は、ママには学校であり会社であり、社会である。


キノコと菜っ葉の玄米混ぜご飯、山芋のマグロ漬けのせ、野菜たっぷりのけんちん汁。
「なぁ、みんなどこに行ったん?」
「ママ、食べてる時は噛むことに集中しよぉ。ママ、食べるの早すぎるわ」
「そやけど、猫たちがおらへんやん」おっと、みんなとは猫か…。
「猫は寝てる。猫も自分の人生を楽しんでるんやから、ちょっかい出しなさんな」
「子供たちは?」
「みんな自分の力で生きてるのぉ。子供たちのことを信じてあげなさい」。
で、6時には布団に入ったが、また一人二役で誰かとしゃべっている。
どうも正夫さんのようだ。
「もう死ぬわ。生きててもしかたない」
「アホかおまえは。無実の罪で死ぬことはない」これは正夫さんの声色。
「かめがお金を盗ってん。7万5000円も毎月送っていたのに…」
「おまえのお金は銀行に入れた」
「ありがと。あの子はお金持ちのくせに、えがつないことするねん。金持ちのくせに悪いことするから、ずーと逃げてたんよ。世界中を逃げてたけど、じーとしてたから捕まらへんかってん」
「まっ、なるようになるわ。世の中、平和や」
「罪も人に押し付けて、だましてばかりや。婿さんも手こずってたわぁ。あっこも一杯お金持っててんけど、ぜ〜んぶ、取り上げられてん」
「でも、取り返したしたようやわ。警察の人の言うてたわ。あの人はしっかりしてるから大丈夫やて」
「そろそろ寝よかな。あとはあんたの好きにして…」。
ママの妄想の世界であるが、犯罪者ネタが多いのが不思議である。
ママのお金は全部私が預かっているし、ドロボーと言えば泥棒でもある。
わずかな記憶の片鱗で、様々なストーリーを創造していくママの頭。
私よりずっとクリエイティブである。
しかし、真実を語るより、ウソも方便を納得するようになったママリン。
確実に認知症は進んでいる。
本日の評価:


▲
by asayosan
| 2014-01-19 12:46
| 今日のママリン
1月12日(日)深夜の4時間徘徊で、ママは森ノ宮のそよ風さんの前を通りすぎる。



夕食は最後のチキンスープに里芋やカブの葉など野菜たっぷりの玄米カレーで、トッピングは大根の葉とソーセージを醤油で炒めたもの。
典型的な始末料理だが、優しいお味となって、ママ大満足。
で、ママはお金の話である。
「ばーちゃん、お金送ったのに、そ知らん顔やねんでぇ。どんなけお金、盗られたかっ。あっこもトットコお金、盗っていくねん。あの子はお金のかかる子や。私が通帳を持ってるから、私から離れへんねん。あんた、あこからお金もらってるかぁ。えっ、印鑑も通帳もあんたが持ってるのぉ。あ〜、よかったぁ。あの子らには、印鑑なくしたってウソ言うんやでぇ。私のお金は全部使っていいから…」
お金に心配がなくなると、ずっとここにおらしてなぁ。ここは気持ちいいもん。ずっとおっていいんなら嬉しいわぁ。明日は会社の人が迎えに来るから、ちゃんと、仕事してくるわなぁ」。
で、ジェフと一緒に嬉しそうに6時に寝てくれたのに…。
しかし、10時30分に起きてきました。
「こんなとこに泊まりとうないっ。死ぬんやったらばーちゃんとこで死ぬぅぅ。ちゃんと電話したから、待っててくれるぅぅ」で、出て行きました。
寒いのですぐに帰ってくると予測して、案の定、近所をウロウロしただけで「寒いぃぃ。帰ろか」となったのだが、私が欲を出してライフで割引もの買い物。
半額になったマグロのざく、鶏肉、厚揚げを買って、さっ、帰ろかというところで気分が激変。
「あんたとこには行かへん。そのカバン、返してっ。車に乗って帰るぅぅ」
「これは私のカバンです。ママは手ぶらで出て来たやん」
「一家の主婦が手ぶらで出て来るわけがありません。あっ、財布もないわ」
「だから〜、ママは手ぶらやった。家にカバンがあるわ」
「あんたが私のを持ってるやないのっ。お金がないと車に乗られへんやないのぉ。返してぇドロボ〜、ドロボ〜、この女はドロボなんですっ」。
と、叫び出したので、「ママ、好きなように歩きぃ」と気分を変える。
しかし、歩きたくないママは、普通の一般車においでおいでするし、タクシーにはグルグル手をまわしているし、知らない人やポストや電信柱や植木にも「こんにちわ」と挨拶してるし、怪しいおばあちゃんオーラ全開。

私がこっちと言えばあっちに行き、あっちと言えばこっちに行く天の邪鬼で、「もうママの好きなように歩きぃ」で、谷町4丁目に来てしまいました。
さらに東へ進むので「そっちは大阪城やでぇ。暗くて誰も歩いてないでぇ」と脅したが、「あんた、怖いんやったら、ついてこんでいいっ。帰ってっ」。
馬場町の交差点で12時となり、このあたりでUターンしたい私であったが、天の邪鬼のママは私がおすすめするルートを完全無視して、さらに東へ進んで行く。
「ママ、歩け歩け、朝まで歩こう。今日は暖かいから散歩日和やわ。楽しい散歩やねぇ」と、ほんとはブルブルだけど、こっちも天の邪鬼なことを言ってみる。
最初は、つま先指先耳たぶがキンキンに冷えて氷のようになっていたが、2時間を歩いたところで体が温まってきたのか、つま先もがポカポカしてきたぞ。
たぶんママもそうなのか、大阪城公園の南側を下っていくコースでスピードがアップ。
迷うことなく前進している。
こういう時のママは何を考えているのかと認知プロファイルをしてみるが、怖さも寒さも感じない、ただ道があるから歩くだけ、という境地か…。

人っ子一人会わない行軍で、そよ風さんの前を通り、やっと遭遇したアベックに道を聞いている。
やっぱり心細かったようだ。で、出て行って事情を説明。
「あっ、あこちゃん。あんた、この辺どこか分かるの?」
「分かってるよ」
「あ〜、よかった。あんたが分かってるんなら大丈夫やわぁ。あんたは偉いなぁ。さすがやわぁ」。
で、やっと落ちたのが1時半である。
そよ風さんも、まさかママが夜中に前を2回も通ったとは…、お釈迦様でもご存知あるめぇ。

「あんたが道を分かっているんなら安心やわ。ついて行くわ」で、ママはタクシーはもったいないから歩くと言う。
あんなけ、車に乗って帰ると言いはっていたくせに、ここにきてケチ・モードかぃ…。
谷町2丁目のコンビにでトイレ&とコーヒー休憩して、私がめんどくさくなってタクシーに乗って、2時20分に帰ってきました。
本日は久々の4時間の深夜の徘徊。
でも、それほどイヤでもないのは、こうした深夜の徘徊がはじまると、朝まで歩いてもいいかも、というあきらめと、どこまで歩けるのかというへんなチャレンジ精神の相乗効果で、ゲームの世界にいるような感覚になるのだ。
映画『CUBE』のように、いろいろ脱出を試みた人たちは死んで行き、素数を暗記してる障害のある彼一人がヨタヨタとキューブから脱出する。
あの最後のシーンがママとだぶる
今までも朝まで歩かれたこともあり、悪いデータの蓄積もあるので、最近の傾向としてはMAX4時間という予測もある。
結局は、門司まで永遠に歩き続けることはなく、見知った街を歩くだけで、いつかは落ちるのである。
いつかは落ちる。いつかは落ちる。
松尾芭蕉にはならないので、よって、安心である。
本日の評価:













本日の家出:ロング1回
▲
by asayosan
| 2014-01-16 16:31
| 今日のママリン
1月11日(土)早朝6時からウロウロして、死ぬ死ぬ詐欺のママを管理人さんに預かってもいましたの巻。

7時20分ぐらいに連れ戻すが、また出て行ったぞ。
道に出てみたらママがいないが、近所を一周したら、オレンジ色のバックを下げてヒョコヒョコ歩くママ発見。
マンション前に連れて戻るが、「あんたの家はイヤやっ。ここで待つ。寒くない、何時間でも待ってますっ。モーニング? あんたと一緒に行くのはイヤやっ」。
お迎えまで1時間もあるので、管理人室に行って浅井さんに預かってもらうことに…。
「かまへんかまへん。話、聞いとくわぁ。朝から何遍も出たり入ったりしとったなぁ」
「はい。私の家はイヤなんだそうで…。ママ、浅井さんのお話をちゃんと聞いて説教してもらい」
「私は悪い事なんかなにもしておりませんっ」
「してへんけど、寒い中ウロウロしたら風邪ひくやろぉ」
「いいんです。私は死ぬんです。ちゃ〜んと死に方が分かってます」
「お母ちゃんは長生きするって…、死なへん死なへん」
「いいえ、ちゃ〜んと死ぬことになってるんです」
「ママって、死ぬ死ぬ詐欺するのやめなさい。ママは元気やから死なへんわ」
で、私は退散する。
浅井さんのお母さんも100歳を越え、安倍総理からの賞状と銀杯が送られてきたそうだ。
色川武大著の『百』では、100歳を超えると100万円がもらえる、そのことに執着する父親の話であったが、今や100歳超えは全国で28169名、大阪では1518名。
ママには日本最高齢、いやギネス最高齢も夢ではないような、悪夢のような…。
9時前になって迎えに行くと、写真好きのママがカメラから隠れる。
「この方は生きてる方、私は死んでる人。同じ写真に写ると縁起が悪いです」だそうだ。
おいおい、即身成仏かいっ。
「さっ、久しぶりに遊びに行っとこか。あそこはご飯、食べさせてくれるしな」で、奈奈さんの車に乗る。
死ぬ死ぬ言うてる人が、ご飯食べに行くって、えらい生々しい即身成仏である。

奈奈さんでも帰宅願望が激しく、ドライブに連れ出すなどなだめるのが大変だったそう。
すんませんでした。

「あんたは死体を担ぐ女や。ここに死体がありますよぉ。あんまり遅くまで電気点けないように…、そやないと死体があるように見えへん。生きてる人が4人いま〜す。余りが4人いま〜す。明日から死体がボソボソやって来るわ。あんたは、そんな人の世話、できるんかっ。あんたは帰っていいよ。門司の連中がみんな来てくれるぅ」。
私は死体のお世話はお断り。
ママが門司からやって来る幽霊さんたちとお話しいとけば…。
で、布団に入って、妖怪集会をずっとしてはりましたわ。
あの世の方の方が、話が弾むようだ。
というか、ママが一人二役をしている。
口寄せの腹話術師。なかなか高度な技である。
本日の評価:








本日の家出:早朝数回
▲
by asayosan
| 2014-01-16 15:26
| 今日のママリン
1月10日(金)大根ブラボーでいい夕食だったのに、1時に徘徊で日本酒に手を出す私。


昨日の残りの大根と手羽元の煮物、豚肉とマッシュルーム、いんげん、えのき、プチトマトなどの冷蔵庫総ざらえのバルサミコ炒め。
ママはまた大根ばかりに手を出す。
「なぁ、お金は大丈夫やのん。あんた、自分のお金使ってるんとちゃうのぉ」
「持ち出しはしてへんのぉ。お金のことは心配しなぁ」
「私の生活費はかあさんに送ってもらうわぁ。でもなぁ、つぎおが使ってるかもしれんなぁ」
「ママは年金があるから大丈夫ぅ」
「ほんまにぃ。あんた遠慮なく使ってなぁ。こんな贅沢させてもろて、お金足らんやろぉ」
「年末以来、買い物してないねん。冷蔵庫の残りもんばかりやから、たいしたことない」
「ほんま〜、あんた、私に気ぃ使って、そんなこと言うんてんのとちゃのぉ」
「ママって、ママが質問ばかりするから、私、噛まれへん。あとで聞くわ」
「それはそれは、申訳ありませんでしたね。私はもうお腹いっぱいやわぁ」
「食べるの早いなぁ。しゃべってばかりで、噛んでへんのと違うぅぅ」
「ちゃんと噛んでるぅ。私、歯は丈夫やねん。明日、どこに行くのぉ」
「そよ風さん」
「うっそ〜、明日も迎えに来てくれるのぉ。あそこの仕事はそれほど難しくないからいいねん」
「はいはい、しっかりお手伝いしてきてください」
「はい。私、あそこの仕事、大好きやねん。そしたら寝るわ」。
で、6時に寝てくれました。
明日の行くべきとこ、やるべきことが明確になると、安心して寝るママ。
明日に向かってジャンプ、である。
しかし、1時に起きて出て行きました。
それも寒そうな格好で…。
声をかけると、「あこちゃん、誰も歩いてないよぉ」。
「そらぁこんな夜中、みんな寝てるわぁ。大きな声出したらあかんよぉ。起こしたら怒られるよぉ。静かにして帰りましょう」。
またしゃべってくるママに「し〜ぃぃぃ」と唇に指を立てて、黙らせる。
で、1時半に戻って、すぐに寝てくれる。
わずか30分の散歩であったが、私は体が冷えてテレビを観ながら日本酒を飲んでしまう。
めったにしない夜更かしと深夜の飲酒。
私は健康被害である。
本日の評価:




本日の家出:プチ1回

▲
by asayosan
| 2014-01-14 15:38
| 今日のママリン
1月9日(木)あこちゃん、かめちゃん、ジェフ君と探す対象をチェンジする自由な脳みそ。
今日もそよ風さんの車から降りるのをちょっとごねたが、すぐに気分が変わる。
「寒いぃ、寒いぃ。早く部屋に入って、コタツであったかいご飯食べよ」というお誘いが魅力的な厳冬である。

昨日作った鶏のスープでコトコト炊いた大根がものすごく美味しい。
口の中でジュワーとしてハラハラと溶けていく。
大根1本を入れたが、ママは大根ばかり手を出し、「あんたは天才やなぁ」とまで言わしめる。
私の昼の残りのお好み焼きはママが食べて、カツオのタタキは私の酒のアテになるが、『アリスのおいしい革命』を観ていたら横でベラベラと質問攻め。
「ママって、今、料理番組見てるから、ちょっと黙っててぇ」
「ちょっと聞いてるだけやなないのぉ」
「後で聞くからぁ。こんな料理番組見てるから料理が上手くなってるのぉ。ママも見てたら料理が上手くなるよぉ」
「私はあんたみたいに食べたいもんなんかないもん。あんたが出したもんを食べるだけやわぁ」
「ママは食べる人やけど、私は作る人やのぉ。美味しいもん食べたいやろぉ」
「はい、分かりました。勉強なさってくださいませ」。
で、6時40分に寝てくれる。
しかし、7時に「あっこがおらへん」と起きてきた。
「あっこは飲み屋で飲んでるから、迎えに行こかぁ。ついでにちょっと飲んでもいいよ」
「また一人で飲みに行ったんかぁ。ワルやなぁ。私のお金で飲んでるんやわぁ」
「飲み代ぐらいはあるでしょう。さっ、探しに行こか」
「いいや。たしか明日行くとこがあったはずやわ。そよ風さん。そうそう、そこや。明日勉強に行くから、もう寝るわ」
「はいはい、明日の朝、起こしてあげるわ」
「でも向こうでお泊まりはイヤやねん。明日もここに帰ってきていい? いいの。そしたら向こうにおいてる布団を持って帰るわ。あっこに頼んどいて」。
で、寝てくれたが、7時10分には起きて、出て行きました。
あっこちゃんを探しに行くそうだ。
外に出てしまうと、「こんな寒いとこにあっこはおらへんわぁ」と徘徊テンションは急降下。
中之島公園を歩いていると、「ゴメン、私の勘違いやったわ。あっこは家で寝ていたわぁ。帰ろ」。
ここで帰ってまた、あっこはやっぱりいないと出て来られたらイヤなので、「家には絶対にあっこはおらへんから…、もうちょっと探そう。はい、一緒に声を出して、あっこちゃ〜ん。あっこちゃ〜ん、どこやの〜ん」と叫びながら歩く。
ママも律儀に「あっこちゃ〜ん」とハモってくれる。
「なぁ〜、こんなとこまで引っぱり出して申訳ないんやけど…、あっこは家にいるわぁ。もう帰ってるわぁ。家に帰ってみようなぁ」。
で、もっとあっこを探そうと主張する私と家に帰ろうと言うママ。
大逆転である。
8時に家に帰ってきて、「ほらっ、あっこはおらんやん」。
ママはそくさくと布団にもぐり込み、「呼んだら来てくれるぅ。かめちゃ〜ん。かめちゃ〜ん。横に来て寝なさいよぉ。明日、起きられへんよぉぉ」。
あっこからかめちゃんに変わってるやないの。
「ママ、かめちゃんは幽霊やから、呼んだら来てくれるわ。もっと呼んでみぃ」。
しかし次は「ジェフ〜。ジェフ君。寝るよぉ。こっちのおいでよぉ」と叫んでる。
またまた、メンバーチェンジかい。
で、最後の酉はジェフ君となり、ジェフ君はニャンと鳴いて、ママの布団に行きました。
そうそう、ママの現存するパートナーはジェフ君だけなんだよ。
ママとジェフ君のグースカグースカの寝息。
寝息まで息が合ってる、仲の良い二人。
バカボンのパパと暮らしているような、楽しい我が家。
本日の評価:








本日の家出:1回
「寒いぃ、寒いぃ。早く部屋に入って、コタツであったかいご飯食べよ」というお誘いが魅力的な厳冬である。


口の中でジュワーとしてハラハラと溶けていく。
大根1本を入れたが、ママは大根ばかり手を出し、「あんたは天才やなぁ」とまで言わしめる。
私の昼の残りのお好み焼きはママが食べて、カツオのタタキは私の酒のアテになるが、『アリスのおいしい革命』を観ていたら横でベラベラと質問攻め。
「ママって、今、料理番組見てるから、ちょっと黙っててぇ」
「ちょっと聞いてるだけやなないのぉ」
「後で聞くからぁ。こんな料理番組見てるから料理が上手くなってるのぉ。ママも見てたら料理が上手くなるよぉ」
「私はあんたみたいに食べたいもんなんかないもん。あんたが出したもんを食べるだけやわぁ」
「ママは食べる人やけど、私は作る人やのぉ。美味しいもん食べたいやろぉ」
「はい、分かりました。勉強なさってくださいませ」。
で、6時40分に寝てくれる。
しかし、7時に「あっこがおらへん」と起きてきた。
「あっこは飲み屋で飲んでるから、迎えに行こかぁ。ついでにちょっと飲んでもいいよ」
「また一人で飲みに行ったんかぁ。ワルやなぁ。私のお金で飲んでるんやわぁ」
「飲み代ぐらいはあるでしょう。さっ、探しに行こか」
「いいや。たしか明日行くとこがあったはずやわ。そよ風さん。そうそう、そこや。明日勉強に行くから、もう寝るわ」
「はいはい、明日の朝、起こしてあげるわ」
「でも向こうでお泊まりはイヤやねん。明日もここに帰ってきていい? いいの。そしたら向こうにおいてる布団を持って帰るわ。あっこに頼んどいて」。

あっこちゃんを探しに行くそうだ。
外に出てしまうと、「こんな寒いとこにあっこはおらへんわぁ」と徘徊テンションは急降下。
中之島公園を歩いていると、「ゴメン、私の勘違いやったわ。あっこは家で寝ていたわぁ。帰ろ」。
ここで帰ってまた、あっこはやっぱりいないと出て来られたらイヤなので、「家には絶対にあっこはおらへんから…、もうちょっと探そう。はい、一緒に声を出して、あっこちゃ〜ん。あっこちゃ〜ん、どこやの〜ん」と叫びながら歩く。
ママも律儀に「あっこちゃ〜ん」とハモってくれる。
「なぁ〜、こんなとこまで引っぱり出して申訳ないんやけど…、あっこは家にいるわぁ。もう帰ってるわぁ。家に帰ってみようなぁ」。
で、もっとあっこを探そうと主張する私と家に帰ろうと言うママ。
大逆転である。

8時に家に帰ってきて、「ほらっ、あっこはおらんやん」。
ママはそくさくと布団にもぐり込み、「呼んだら来てくれるぅ。かめちゃ〜ん。かめちゃ〜ん。横に来て寝なさいよぉ。明日、起きられへんよぉぉ」。
あっこからかめちゃんに変わってるやないの。
「ママ、かめちゃんは幽霊やから、呼んだら来てくれるわ。もっと呼んでみぃ」。
しかし次は「ジェフ〜。ジェフ君。寝るよぉ。こっちのおいでよぉ」と叫んでる。
またまた、メンバーチェンジかい。
で、最後の酉はジェフ君となり、ジェフ君はニャンと鳴いて、ママの布団に行きました。
そうそう、ママの現存するパートナーはジェフ君だけなんだよ。
ママとジェフ君のグースカグースカの寝息。
寝息まで息が合ってる、仲の良い二人。
バカボンのパパと暮らしているような、楽しい我が家。
本日の評価:









本日の家出:1回
▲
by asayosan
| 2014-01-14 15:07
| 今日のママリン
1月8日(水)いい歳をして、「子供は風の子」のように元気な私ら母娘。
今朝はご機嫌で目覚めて、そよ風さんに出発。
今年は厳冬と言われているが、朝の室内温度は7度ほどしかないのに、スパッと起きてくれるママには助かるぞ。
エアコン、ガスファンヒーターが部屋を暖めてくれる前に、起きて10分でママはいそいそと出かけて行く。
ママが出かけたら窓を開けて空気の入れ替えをして、コタツだけで過ごしている。
ママも靴下を履いて寝るが、寝ている間に裸足になってるし、お互い風邪をひいたこともないし、冷え性知らずで、どうも私ら母娘は寒さに強いようだ。
上のギャラリーと吹き抜けでオールワンルームの我が家は、間温めということができず、友達からは「コートが脱げない家」と評判が悪いが…。

スーパーで手羽元が特価だったので、3パック買ってチキンスープをたっぷり作っておく。
昨日ママがうどんを食べたいと言っていたので、手羽先半分、スープ半分を使い、香里園野菜たっぷりのうどん鍋の夕食。
うどん1玉でこのボリューム。
食べたらすぐに体が温まってくるので、お互い新陳代謝もいいようだ。
ママは温まって眠くなって6時に寝てくれる。
ママが寝てしまうとエアコンは消す。
温かい部屋より、ちょっと寒いぐらいが安眠できるそうで、さらに寒さを体感することで、徘徊防止になるかなという思惑もる。
なにもかも、ママの安眠優先である。
夜に3回ぐらいトイレに行くママだが、未だおねしょうだけはしたことがなく、温かいお布団から抜け出すのも苦ではないようで、まだ下の問題が本格化してないのは、ほんと子孝行のママである。
なんとなくうすら寒い家全体、トイレに起きて急激な温度差で脳卒中ということもない。
しかし、これは体を甘やかさないという昭和的な切磋琢磨とも言える。
ママと暮らしはじめて、私は昭和で鎖国をした。
昭和の価値観を基準に、ベクトルをプラスマイナスに動かすのが自分的には分かり易くなったのだ。
今も服のまま寝てしまう悪習慣が続いているが、温かい格好で寝ているから、夜のおしっこアクションもスムーズなのかもと…と、言い訳して、しばらく続く着たきり雀。
これは合理的かつ実質的な平成の価値観か…。
で、悪魔ちゃんモードの芽は、熱々のおうどんで撃退できたようで、ラッキー。
ママのご機嫌の動行は、夕飯のメニューでも変わる、というデータも、あるのだ。
食べたものが体内でいろんな喜怒哀楽を育んでいくのは、戦国時代から江戸時代にいたる歴史的なデータもある。
さらに、食事を簡単(インスタントやコンビニ食事)にすませた人が認知症になる確率が高いという医学的データもある。
食事は大事である。
パパの食事、子供の食事、姑の食事と、毎食3種類の料理を作っていたママ。
昭和の人には珍しく洋食でナイフとフォークのメニューも作れたし、父が突然連れて来る部下6人分ぐらいの料理もやたら皿の多い和食で対応していた。
そんな料理上手、家事完璧のママであったが、子供は勉強に専念すべきという父親の教育方針で、私は家事の手伝いは全くしていない。
よって私の料理の師匠は、香里園のまりちゃんで、まりちゃんの料理が私の味になっている
でも、手間ヒマかけたママやまりちゃんの料理に対し、私の料理はジェイミー・オリヴァーの15分クッキングを甘いと思うほどの手抜き料理であるが、専業主婦でない私はそこんところはしかたない。
思うに、海外の料理番組を見ていると、フードプロセッサーが大活躍で、包丁仕事というのをしていない。
日本料理というのは、メニューによって様々な切り方がある、包丁仕事が花形のような気がする。
この出来上がりを考えながら手作業するのが、創造的な認知症の予防になっているように思う。
この手仕事を手抜きしだすと、認知症度がアップするような…、ママは姑が亡くなり、子供たちが家出し、パパが亡くなると料理の手抜きはすさまじかった。
結論を言えば、ママに「おいちぃぃ」と言わせるのが、人生プラスマイナスゼロにする私のルールでもある。
私が健康なのも、子供時代、手間ひまかけたママの食事のおかげだろう。
なんたって、私はお祭りの綿菓子やアイスクリンなどの駄菓子を食べたことがなく、ママの手作りのアイスクリームやケーキやクッキーを食していた。
それは子供の頃はイヤでイヤでしかたがないことだった。
が、私は自分の食べたいものを料理するという基本があるので、ママが亡くなった後も、私は自分の食べたいものを作り続けるのである。
料理を作るのがめんどくさくなったら、認知症がはじまるような気がする。
食いしん坊、万歳。
アンチ認知症の暮らしは、昭和の生活にあるという仮定のもと、いろいろ試してみよう。
さてさて、私の老後はどんな脳になっているのか…。
本日の評価:
今年は厳冬と言われているが、朝の室内温度は7度ほどしかないのに、スパッと起きてくれるママには助かるぞ。
エアコン、ガスファンヒーターが部屋を暖めてくれる前に、起きて10分でママはいそいそと出かけて行く。
ママが出かけたら窓を開けて空気の入れ替えをして、コタツだけで過ごしている。
ママも靴下を履いて寝るが、寝ている間に裸足になってるし、お互い風邪をひいたこともないし、冷え性知らずで、どうも私ら母娘は寒さに強いようだ。
上のギャラリーと吹き抜けでオールワンルームの我が家は、間温めということができず、友達からは「コートが脱げない家」と評判が悪いが…。


昨日ママがうどんを食べたいと言っていたので、手羽先半分、スープ半分を使い、香里園野菜たっぷりのうどん鍋の夕食。
うどん1玉でこのボリューム。
食べたらすぐに体が温まってくるので、お互い新陳代謝もいいようだ。
ママは温まって眠くなって6時に寝てくれる。
ママが寝てしまうとエアコンは消す。
温かい部屋より、ちょっと寒いぐらいが安眠できるそうで、さらに寒さを体感することで、徘徊防止になるかなという思惑もる。
なにもかも、ママの安眠優先である。
夜に3回ぐらいトイレに行くママだが、未だおねしょうだけはしたことがなく、温かいお布団から抜け出すのも苦ではないようで、まだ下の問題が本格化してないのは、ほんと子孝行のママである。
なんとなくうすら寒い家全体、トイレに起きて急激な温度差で脳卒中ということもない。
しかし、これは体を甘やかさないという昭和的な切磋琢磨とも言える。
ママと暮らしはじめて、私は昭和で鎖国をした。
昭和の価値観を基準に、ベクトルをプラスマイナスに動かすのが自分的には分かり易くなったのだ。
今も服のまま寝てしまう悪習慣が続いているが、温かい格好で寝ているから、夜のおしっこアクションもスムーズなのかもと…と、言い訳して、しばらく続く着たきり雀。
これは合理的かつ実質的な平成の価値観か…。
で、悪魔ちゃんモードの芽は、熱々のおうどんで撃退できたようで、ラッキー。
ママのご機嫌の動行は、夕飯のメニューでも変わる、というデータも、あるのだ。
食べたものが体内でいろんな喜怒哀楽を育んでいくのは、戦国時代から江戸時代にいたる歴史的なデータもある。
さらに、食事を簡単(インスタントやコンビニ食事)にすませた人が認知症になる確率が高いという医学的データもある。
食事は大事である。
パパの食事、子供の食事、姑の食事と、毎食3種類の料理を作っていたママ。
昭和の人には珍しく洋食でナイフとフォークのメニューも作れたし、父が突然連れて来る部下6人分ぐらいの料理もやたら皿の多い和食で対応していた。
そんな料理上手、家事完璧のママであったが、子供は勉強に専念すべきという父親の教育方針で、私は家事の手伝いは全くしていない。
よって私の料理の師匠は、香里園のまりちゃんで、まりちゃんの料理が私の味になっている
でも、手間ヒマかけたママやまりちゃんの料理に対し、私の料理はジェイミー・オリヴァーの15分クッキングを甘いと思うほどの手抜き料理であるが、専業主婦でない私はそこんところはしかたない。
思うに、海外の料理番組を見ていると、フードプロセッサーが大活躍で、包丁仕事というのをしていない。
日本料理というのは、メニューによって様々な切り方がある、包丁仕事が花形のような気がする。
この出来上がりを考えながら手作業するのが、創造的な認知症の予防になっているように思う。
この手仕事を手抜きしだすと、認知症度がアップするような…、ママは姑が亡くなり、子供たちが家出し、パパが亡くなると料理の手抜きはすさまじかった。
結論を言えば、ママに「おいちぃぃ」と言わせるのが、人生プラスマイナスゼロにする私のルールでもある。
私が健康なのも、子供時代、手間ひまかけたママの食事のおかげだろう。
なんたって、私はお祭りの綿菓子やアイスクリンなどの駄菓子を食べたことがなく、ママの手作りのアイスクリームやケーキやクッキーを食していた。
それは子供の頃はイヤでイヤでしかたがないことだった。
が、私は自分の食べたいものを料理するという基本があるので、ママが亡くなった後も、私は自分の食べたいものを作り続けるのである。
料理を作るのがめんどくさくなったら、認知症がはじまるような気がする。
食いしん坊、万歳。
アンチ認知症の暮らしは、昭和の生活にあるという仮定のもと、いろいろ試してみよう。
さてさて、私の老後はどんな脳になっているのか…。
本日の評価:


▲
by asayosan
| 2014-01-12 16:22
| 今日のママリン
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